アコースティック音楽嗜好 ‐5‐

アコースティック音楽嗜好 ‐5‐

『 クラシックへの入口(1) 』

私のクラシック音楽への入口のひとつは、確実に子供の頃に馴染んだ、映画やTVドラマに流れる音楽。
特に『ゴジラ』シリーズの伊福部昭と、『ウルトラセブン』の冬木透の音楽は、今でも聴く度に色々な感情が刺激される。
心の深いところに、映像、ドラマと一体となって完全に染み込んでいるのだ。

もうひとつ、(10代の頃夢中になって聴いていた)ロックからクラシックへの入口がある。

そのひとつとなったのが、中学3年生の時にテレビで見たリック・ウェイクマン。


NHKヤング・ミュージック・ショーで放送された1975年ウェンブリー・エンパイア・プールでのライヴ映像だ。

アルバム『アーサー王と円卓の騎士たち』を再現するように、ロックバンドとオーケストラさらには、フィギュアスケート(アイス・ショー)との壮大なコラボが展開された。
ロックの事もクラシックの事もさほど知らない頃に聴いた(見た)から衝撃も大きかったのだけど、これはロックというよりも、クラシックの交響曲やオペラと比べても全く遜色のない優れた音楽だと今でも思う。

オーケストラの中にあって、リック・ウェイクマンのシンセサイザーも違和感なくソロを奏でている。
この時代のシンセの音(ARPやmoogなどのアナログシンセ)は、嫌いではない。
後にDX7に代表されるデジタル系のシンセが席巻するようになり、その頃から「音色が苦手」という音楽が増えてきた。
そんな事もあり、アコースティックな音がさらに好きになっていったのだろう。 (これは、またどこかで何か書くかも知れません)

オーケストラとロックバンドの競演は、他にもあるけど、これほど完成度の高い物はそうあるものではないでしょう。
楽曲としても、歌としても、魅力いっぱいの実に完成された音楽。

アルバム『アーサー王と円卓の騎士たち』は、今でも愛聴している。
私にとって大切な音楽のひとつ。

(つづく)

>>アコースティック音楽嗜好6


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