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20151203 埼玉 秩父夜祭

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2015年12月3日 埼玉 秩父市 秩父夜祭

子供の頃から憧れていた秩父夜祭。
行く機会のないままに、大人になり、そのうち段々と人混みが苦手になった事もあり、憧れていた気持ちもどこへやら。

しかし、2015年、突然思い立ち、車で秩父夜祭へ行ってみました。

行き帰りの渋滞をある程度覚悟していたのだけど、特に混んでいるという事もなく、駐車場も秩父駅近くの特設駐車場にスムーズに止める事が出来ました。

まずは秩父神社へお参りに。
さすがにすごい人出。

神社前で出陣を待つ山車。

山車も神輿もとても美しい。

写真を見ると、人が大勢いるけど、人混みを避けて裏道で移動したり、少し離れたところからゆっくり見物したりしていたので、特に人混みで嫌な気持ちになる事もなく、しっかりと楽しむ事が出来ました。

花火も良いタイミングで良く見える場所で見る事が出来ました。
冬の花火、風情があるし、山車との競演に気持ちが高まる。

行く前は、渋滞、駐車場、人混み、寒さ、など色々と気にする事だらけでしたが、行ってみたらどれも全く問題なし。
たまたまタイミングが良かっただけかも知れないけど、実にスムーズに煩わしい事など何もなく祭りを楽しむ事が出来ました。

秩父にはいつも歓迎されているイメージ。


「お出かけの記録」

Jackson Browne『The Pretender』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1976

Jackson Browne『The Pretender』(1976年発売)

高校1年の時の同級生UT君が、発売されたばかりのこのアルバムを買って、スグに貸してくれました。
その頃の私は、主に、ハードロックやプログレの有名どころを買っていた時期。
ウエストコースト系のアーティストにはまだ興味が向いていなくて、ジャクソン・ブラウンという名前を聞いた時に、はじめ黒人と勘違いするほどに何も知らなかった。
(その勘違いはたぶんジャクソン5、ジェームス・ブラウンからの連想)

とはいえ、なんでも聴いてみたいお年頃。
ありがたく借りて録音した所、これが私の心に大ヒット、大フィット。
それからは録音したテープを、毎日のように繰り返し聴き込みました。

優しく包み込むような声、歌い方。
時に力強く何かを肯定してくれるような声、歌い方。
アコースティック基調の耳馴染みの良い音、印象に残るメロディー。
そして歌詞。
すっかりジャクソン・ブラウンの描き出す世界の虜になりました。

歌詞を読みながら聴きたくて、ほどなく自分でも日本盤のレコードを購入。
それから、今日に至るまで、50年近くの間、年に数回は、必ずターンテーブルに乗るレコード。

音色面では、特に「Linda Paloma」のハープ(?)やギター類の、美しいアコースティック楽器の音色が堪らなく好きで、新しいオーディオ装置導入時には、必ず、この曲でアコースティック系の音色をチェックするようになりました。

とはいえ、それはあくまでも音色チェックのためだけで、このアルバムは、1曲目の「The Fuse」からラストの「The Pretender」までの流れがとにかく完璧!
全曲通して聴きたくなります。

今日、この文章を書くために久しぶりにレコードを聴いたのですが、やはり全曲通して、3回も聴いてしまいました。
このレコードの帯には
「深い悲しみと絶望の淵に立たされたジャクソンが、心から歌いあげる亡き妻への鎮魂歌!」
と書いてあります。
アルバム制作中に妻が自殺するという事件があり、その悲劇を乗り越えて完成させたアルバム。
どうしても、その事を頭に置いて聴いてしまうのだけど、それを抜きにしても色々な感情(やメロディーや音色や演奏、そして言葉)が心に触れ涙が出てくるような曲が詰まっています。

このアルバムについては、曲ごとに、もう少ししっかりと触れてみたくなりました。
とりあえず「私を形成しているもの」としては、私にとって特別なアルバムです、という紹介にとどめますが、また改めて、このアルバム『The Pretender』の事、そしてJackson Browneの事を、書いてみたいと思っています。


4.21 川越 大黒屋食堂LIVE報告(詳報版)

昨日は、川越 大黒屋食堂でのloach、どるたん弾き語りLIVEでした。



まずは、天気の話から。
夕方、川越に着くころにポツポツと雨が降ってきました。
そういえばloachは「雨男」。以前、群馬でLIVE(&城攻め)した時に様々な雨に降られたエピソードを聞いた憶えがある。詳しい事は忘れたけど。

対する私は晴れ男とまでは言わないけど、ほとんど降られない。たとえ雨が降ったとしても外に出る時には小降りになっていて濡れるほどではない。人呼んで「カサ要らず」。実際、10年以上カサをさした事がない。というかカサを持っていない。

loachと岩櫃城に行った時に、車の中~道の駅で激しい雨に降られて「オレ、雨男なんで」というエピソードを聞いたのだけど、降られたのはほぼその時だけで、外を歩く時には止んでました。「雨男」と「カサ要らず」両方の力が発揮された感じ。

そして、今回の川越でも、時折りしっかりとした雨降り模様になったようですが、私の会場入り時、帰り共に、小降り程度でカサの必要はありませんでした。今回も「雨男」の力は発揮されましたが、私は「カサ要らず」でした。というお話。

はい、前置き長すぎですね。



では、私のセットリストを。

  1. 明るい未来
  2. あやつり人形(PANTA cover)
  3. スケッチ
  4. さようなら世界夫人よ(頭脳警察 cover)
  5. Just Like a Boy(遠藤ミチロウ cover)
  6. 電気のダンス
  7. アジアの片隅で(吉田拓郎 cover)

やりたい曲はあらかじめ多めに考えていて、選曲、曲順は出たところ勝負、流れを見ながらという感じで本番に臨みました。
あらためて昨日撮ったビデオを見てやった曲を確かめてみると、偶然、オリジナルとカヴァーを交互にやっていて調度4曲ずつ。オリジナルをあと4曲、カヴァーを1曲用意していたのだけど、出番はなし。でも、まあ、こう見るとバランス良く出来たかも。

自分としては所々うまくいかなかったような感覚もあってすべてに納得しているわけではないのだけど、しっかりと思いを込めて、全力を出し切ったという、「やりきった感」は持っています。

色々と思うところあってのカヴァー曲の選曲。
何か少しでも伝わっていたら、嬉しい。


出番が終わってからは、すっかりお客さんモードでloachの演奏を楽しませてもらいました。

お馴染みの曲、新しめの曲、そしてこの日ならではのカヴァー曲、バランス良く、流れも良く、しっかりとloachの世界を作りあげていたように感じました。流石。

アンコールは2人で、ロックのスタンダード的名曲を2曲。
そのあと、リクエストがあり、さらにもう1曲。

特に細かい打ち合わせなどはなく、その場合わせでやったので、色々アレな場面もありましたが、お客様にとっても、演者にとっても、リラックスした楽しいセッションだったのではないでしょうか?



ものすごく久しぶりの完全生音でのライヴでしたが、たまにはこういうライヴも面白いですね。
良い夜でした。
またいつか、機会があれば。


4.21 川越 大黒屋食堂LIVE報告(速報版)

本日、川越 大黒屋食堂でのloach、どるたん弾き語りLIVE
無事終了、そして無事帰宅しました。

正直、大盛況とはいきませんでしたが、熱心なお客様方に観てもらえて、楽しんでもらえたようで、気持ち良い充実感に包まれています。

先攻は、私、どるたん。
どるしゃあ曲の、イタリア組曲も街シリーズも全部封印して、その他のオリジナル曲とカヴァー曲、半々という感じのセットリストでした。

セットリスト詳細は明日。

後攻のloachは、いつもながらにしっかり聴かせるステージで、お客様方のハートを鷲掴み。

アンコールは、2人で3曲ほど一緒に演奏。

終演後は、最高に美味しい豆腐ハンバーグがメインの大黒屋食堂のお食事を味わいつつ、楽しい語らいのひと時。

そして、先ほど帰宅という流れ。
とりあえず速報版でした、明日、もう少し詳しい内容のブログをアップ予定。

それでは、皆様、おつかれさまでした。
おやすみなさい。

明日です!川越 大黒屋食堂 弾き語りLIVE

さて、もう何度も告知をしていますが、いよいよ明日開催となりました。
川越 大黒屋食堂での、どるたん、loach 弾き語りLIVE

大黒屋食堂
埼玉県川越市仲町5-2
049-227-3290

OPEN 17:00/START 18:00
チャージ 3000円+オーダー
【出演】
loach、どるたん

※PAなしの生音でのLIVEです


どるしゃあではなく、ソロで大黒屋食堂でやるのは、超久しぶり。
私にとって、しゃあみんは、制御機能とターボ機能を兼ね備えた存在。
そのしゃあみん抜きでのLIVEは、制御機能のない、プロレス風に言えば「ブレーキの壊れたダンプカー」状態。しかし、ターボ機能もないので、回転MAX状態でブン回すことになります。
って、なんの話しているのか、まったく分からないと思いますが、簡単に言うと、たとえブレーキが壊れていてもフルスロットルでレッドゾーンにぶち込みますよ。というお話です。(簡単に言ってない)

明日はきっとそういうLIVEになると思います。

最近、弾き語りカヴァー曲ばかり紹介してきたので、オリジナルをひとつ(2つだけど)

でも、たぶん、この2曲とも、明日はやらないと思います。

loachの動画も観てください。

この曲は、たぶん、いや、絶対、明日やります。
loachがセットリストから外したとしても、店主が無理矢理リクエストでやらせるでしょう。(笑)
「ジェットメリーとロンサムトムトム」「トムトム」?


PAは使わずに生音、生声で勝負します。
こういうライヴ、よそではなかなか見られないので、川越まで足を運ぶ価値ありますよ。
と、自分で言うスタイル。

まだ席には余裕があると思います。
ブラリと来ても入れるんじゃないかな?
心配な方は、来る前に一応、大黒屋食堂さんに確かめてみてください。
電話は049-227-3290

それでは、明日。
よろしくお願いします!



20240419 三鷹 ぎゃらりー由芽 含真治展

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2024年4月19日 三鷹 ぎゃらりー由芽 含真治展

三鷹のぎゃらりー由芽で開催中の含真治展へ行ってきました。
1時間半ほどの快適なドライブで、現着。

エントランスにも作品が。

陽光、新緑に映えてました。

以前、見た含さんの作品は、ガツンとした重厚な印象の、固まり感が強い作品が多かったように記憶しているのですが、今回の展示は、枝を使った、羽のようなやじろべえのような動きのある軽やかな作品が多く、随分と印象が変わりました。

風や、水の流れにも通じるような躍動感や動きがあり、見ていて飽きません。

見る角度によって模様(年輪?)の見え方も、影の出方も違い、これまた飽きずに見ていられる面白さ。

この辺のゴツとした作品には、以前見た作品群と似た印象を感じます。

見る角度によって印象が違うので、何度も色々な位置から色々な高さで見て楽しみました。

この壁に掛かった2点と、その上の大きな作品は、これまで見たものとも、今回展示の他の作品とも、かなり雰囲気が違って、さらに軽やかさが増しているように感じましたが、この3点だけは、桐の板木から作った物だそうです。材料が(重量的に)軽いと作品の質も軽やかになるんですね。

壁に掛かった四角い方の作品は含さんの話を聞いてから見ると全く違って見えました。
なるほど、とても面白い。

以前とは違った軽やかな印象、水の流れや風を感じた個展でしたが、変わらずに感じるのは、やはり「命」。
ずっと見ているとドキドキしてくる感じ。

それは、含さんの作品だけではなく、ふだんSNSで接する、含さんの写真や文章から感じるものと同じ。
川や空、花や鳥、色々な自然の表情を撮った含さんの写真が私は大好きです。

作品を見ながら、含さんと少し話もさせていただき、楽しく充実した時間を過ごす事が出来ました。
ありがとうございました。



「お出かけの記録」

20191020 群馬 沼田城

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2019年10月20日 群馬 沼田市 沼田城

今日も、まずはLIVE告知から
今度の日曜日、4月21日、川越大黒屋食堂でどるたんの弾き語りLIVEがあります。
共演はloach

という事で、loachとどるたんの城攻めシリーズ。
昨日の岩櫃城につづいて、今日は沼田城。
岩櫃城へは、loachとどるたん、2人で行きましたが、沼田城攻略にはしゃあみんも参戦。
3人での城攻めです。

沼田城ジオラマ&天守閣の模型。
関東の城としては、江戸城に並ぶ規模の五層の大天守閣があったのだ。
模型の色味が正しければ松本城に似た色味。

大河ドラマ「真田丸」では、この城は、大泉洋と吉田羊(の真田信之夫妻)が治めていた。

沼田城鐘楼

城から沼田城下(沼田駅)を見下ろす。
右上方面には、名胡桃城があったはず。

この日、我々3人は赤城「虫の音」でのライヴがあったため、慌ただしく沼田城から撤退。
そんなわけで写真も少しだけ。人物写真は1枚もなし。

そして、夜は、虫の音にて、どるしゃあ&loachのライヴでした。


沼田城へは、2016年12月にも行っていて、その時は写真多めに撮っているので、そのうち気が向いたら「お出かけの記録」にアップします。


「お出かけの記録」

20191019 群馬 岩櫃城

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2019年10月19日 群馬 吾妻郡東吾妻町 岩櫃城

ここでもまずはLIVE告知
今度の日曜日、4月21日、川越大黒屋食堂でどるたんの弾き語りLIVEがあります。
共演はloach

という事で、今回の「お出かけの記録」は2019年にloachと行った岩櫃城。

二人とも、城好きなので、私の提案で突発的に行くことになったのだけど、loachはサンダル履き。
岩櫃城は山城なので、サンダル履きで行くにはちょっと大変。

本丸近くまで登ったところで下界を見下ろすloach(サンダル履き)

城から見下ろす下界はこんな景色。

苔むした石や祠。
こういう色味がたまらなく好き。

これは下山してから立ち寄った白絹の滝。

そのうちしっかり支度して岩櫃山に登ってみたいのだが、そのうちなんて言っていると、あっという間に年老いて登山どころじゃなくなってしまうのだろうな・・・


「お出かけの記録」

2024年4月前半に観た映画

4月も半分終わりました。最近少し映画を観るペースが戻ってきたようで、今回はここ数回の中では多めの11本。しかも☆5つが5本という豊作。
どれも面白かったのだけど、特に心に残ったのは『星の旅人たち』と『大河への道』でした。


☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2024年4月前半に観た映画
2024年4月前半に観た映画

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アル・スチュワート(Al Stewart)のこと

アル・スチュワートのことを書く前に、今日も「(少しだけ)歌ってみた」シリーズから、1曲取り上げて紹介しようと思うのですが、さらに、その前に、まずは、一応枕詞的に宣伝を・・・

4月21日(日)川越 大黒屋食堂でのLIVEは、どるたんがソロ弾き語りで出演します。


今日、とりあげる「(少しだけ)歌ってみた」動画は、こちら

この曲は、イギリス(スコットランド)のシンガーソングライター、アル・スチュワートの曲。
1975年発売のアルバム『Modern Times』(邦題『追憶の館』)、1曲目に収録されています。

私はこのアルバムを、SONYの「ミュージックライフ選定 不滅のロック名盤」シリーズ、1500円の廉価盤で購入。
高校生の時です。
当時、新譜LPレコードは2500円前後だったので、廉価盤シリーズは本当にありがたくて、このシリーズや他社の廉価盤シリーズを何枚も買っていました。


ちょっと調べると、このSONY廉価盤シリーズ、1974年頃からリリースされていたようなので、1975年発売の『追憶の館』は、ほぼ発売と同時にシリーズ入りしたのではないでしょうか?
「不滅のロック名盤」という評価は定まっていない。しかも「ロック」という雰囲気でもないのでは?

まあ、そのおかげで聴く事が出来たのだから、それは良いとして。

この発売年を調べていてもうひとつ驚いた事があります。

アル・スチュワートは、『イヤー・オブ・ザ・キャット』『タイム・パッセージ』が日本でも多少売れたので、その辺のイメージが強い人も多いと思います。音的にはちょっとAOR寄りの感じ。

その辺も悪くないのですが、私は、ここで取り上げた『追憶の館』をはじめ、それ以前の物が、いかにもスコットランド出身のシンガー・ソング・ライターの作品といった趣があって好き。

なので、印象としては、あくまでも印象としては(2回言いました)『追憶の館』以前の作品は70年代中盤頃まで、『イヤー・オブ・ザ・キャット』以後の作品は80年代というイメージ。
しかし、なんと『追憶の館』が1975年、『イヤー・オブ・ザ・キャット』が1976年(『タイム・パッセージ』は1978年)の発売でした。

『追憶の館』は、出てすぐに「不滅のロック名盤」入りしてしまったので、もっと古いイメージがあったし、それ以後の作品はテレビの洋楽番組でも流れていたようなイメージがあるので、その間にはもっと大きな隔たりがあるような気がしていたのですが、わずか1年。隔たり的にはゼロ。

これには驚きました。

アル・スチュワートのアルバムは、その後も、「出れば買う」というスタンスでいたので『24 Carrots』(1980)、『Live Indian Summer』(1981)、『Russians & Americans』(1984)と持ってはいたのですが、正直言って、あまり熱心に聴き込んではいませんでした。
平行して、初期の作品も中古盤屋さんで「見つければ買う」というスタンスだったので、ほぼ買いそろえていて、どちらかといえば初期の作品に針を落とす事が多く、そのうちに新譜リリース情報も途絶えてしまいました。

そんなアル・スチュワートの音楽との再会を果たすのが1990年代になってから。
イタリアで仕事をしていた頃、毎日のように仕事帰りに寄っていたCDショップで見つけたCDがこれ

Al Stewart Live Featuring Peter White – Rhymes In Rooms

ジャケット写真にあるように、アコースティックギター、デュオでのLIVEアルバム。
これがなかなかの好盤で、当時かなり聴き込んでいました。

ほどなく、またそのCD店で見つけたのがこれ

Al Stewart – Famous Last Words

このアルバムは、ジャケット写真からして、好感しかありません。
内容も、初期の香りと、それ以後の完成度が、ちょうどよい具合にブレンドされているような印象で、かなり好き。

調べたところ『Rhymes In Rooms』が1992年、『Famous Last Words』が1993年発売なので、2枚とも発売時に買っていたようです。
そして、前述の『Russians & Americans』(1984)以後、この『Rhymes In Rooms』(1992)まで、アルバムは1枚も出ていませんでした。私があまり聴かなくなった時期に、アル・スチュワートも表舞台から消えていた事になりますが、復帰と同時に私の目にも止まったわけです。

そんな具合で高校生の頃から、長いつきあいのアル・スチュワートの音楽。
その中でも、一番思い入れがあり、聴き馴染みがあるのが一番初めに買った『追憶の館』
そしてそのアルバムの1曲目に収められた「Carol」を弾き語りカヴァーした次第。

この弾き語り動画をYouTubeにあげた当時、動画を観て、音楽評論家の小尾隆さんが反応してくれた事が、とても嬉しく心に残っています。
小尾さんは、残念ながら昨年亡くなられたのですが、私の動画やブログをよく見てくれていたようで、時折り素敵な反応をしてくれました。

もう少し心の整理がついたら、小尾さんの事もブログに書き残したいと思っています。


【追記】
このブログを書くにあたり、YouTubeでアル・スチュワートの動画を観ていたのですが、なんと近年のLIVEでけっこう、この「Carol」を演奏しているようです。
早く気づいていれば、もっと簡単に(動画の指を見ながら)コピー出来たのに!