アコースティック音楽嗜好 ‐13‐
珠玉の小品、隠れた名曲 その4
ロックやポップス系等のアルバムの中にひっそりと収められたアコースティックな名曲を紹介していきます。
前回までのPaul McCartneyからぐっと趣を変えて、オランダのロックバンド、EARTH AND FIRE、1970年発表の1stアルバムから1曲
Earth And Fire – What’s Your Name
正直な所、「珠玉」というほどの曲でもなく、名曲というほどの曲でもないとは思うのですが、ロック系の曲の中、アコースティック楽器だけで奏でられた、ホッと一息つける心地の良い小品、という事で選曲してみました。
この曲は、アルバムのラストに収められているのですが、これ以外の曲はどれも、エレキギターやオルガンが活躍する所謂ロック的なサウンドで、この曲だけがアコースティック楽器のみで演奏されています。
フルートがフィーチャーされている事もあり、どことなくプログレッシブロック的なムードも漂います。
アコースティックギターとフルートのイントロが実に心地良いのですが、歌が始まるとちょっとムードが変わります。まあ、そこも魅力といえば魅力です。
ほんわりとしたムードに溢れた心が温まる、優しい良曲。
私にとって、ロック系のアルバムの中にこういうアコースティックな良曲が1曲でも入っていれば「当り!」なのです。
こんな曲にめぐり合うために数々のロック系のレコードを買い漁りまくっていたと言っても過言ではありません。
(つづく)
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