アコースティック音楽嗜好 ‐17‐
珠玉の小品、隠れた名曲 その8
ロックやポップス系のアルバムの中にひっそりと収められたアコースティックな名曲を紹介していきます。
元ゾンビーズ、Colin Blunstoneの1972年2枚目のソロアルバム『Ennismore』から
Colin Blunstone – I’ve Always Had You
2分半ほどの、これぞ「小品」という曲で、ほぼアコースティックギター1本(ちょっとエレキギターが優しいトーンで絡む)で弾き語られた曲。
が、1分半ほどで終わったと思いきや、突如むせびなくブルージーな管とリバーブ成分多めのエレキギターなどで奏でられる間奏(?)そして、歌の最後の一節が歌われて終わる。
明らかに別のセッションで録られたテイクの繋ぎ合わせですよね。
弾き語り的に演奏してみました版と 楽器いっぱいで演奏してみました版。
個人的には、アコースティック好きの私としては、弾き語り版だけで1分半でサラっと終わりにしても良かったのでは?と思うのですが、どうしても入れたかったんでしょうね。
Colin Blunstoneは、ソロアルバムを何枚か出していて、全部は追い切れなかったのですが、この2枚目が1番好きかな。
切なくなるような哀感がたまりません。
ゾンビーズの魅力的な一面はこの人の持ち味だったのかな、とも感じています。
(つづく)
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