映画『上海特急』

映画『上海特急』

映画『上海特急』

『上海特急』(1932年 アメリカ)

この映画を初めて観たのは、テレビの深夜放送。
20代後半ぐらいだったか・・・はっきりは憶えていない。
ウトウトしながら観ていたようで、物語の機微などはあまり記憶になく、ただただマレーネ・ディートリッヒの美しさ、気高さ、それだけが強く印象に残っていた。

後日、マレーネ・ディートリッヒのCDを買ってしまったほど。

それから数十年、ネット配信で改めて観た。

中国が内戦をしていた時代。
北京から上海に向かう特急内での出来事。

正直、中国の歴史にあまり詳しくないのだけど、興味深い時代。

話は全くそれるけど、歴史の教育って、石器時代とか、弥生時代とか、四大河文明とか、そんな事から始まるけど、現代(というか今現在)から遡っていく方が、面白く興味深く全てが繋がって憶えられるんじゃないのかな・・・
安倍総理、麻生副総理の家系から辿っていくとかね。
(まあ、色々不都合だから現代史、近代史はちゃんとやらないのでしょうが・・・)
そのうち、上野に西郷さんがいる理由。靖国神社に大村益次郎がいる理由。三菱の創業者。あたりにもスグ繋がるわけで。
さらに、ずーっとずーっとずーっと遡って行くとビッグバンまで行っちゃったりして、もはや歴史の分野では無くなっている。

すみません、中国の歴史も、もう少し知りたいな、という所で脱線しました。
『ラスト・エンペラー』を観た時にも同じ事思って、溥儀関連の本何冊か読んだのだけど、ってまた脱線しそう。
(鉄道の映画だけに脱線はいけません)

えー、上海特急。
その車内で、かつて恋人だった二人が偶然の再会。
お互いの心の中を確かめ合う。
女(マレーネ・ディートリッヒ)は、上海リリーと呼ばれる(高級娼婦的な?)女になっていた。
途中、革命軍(?)による列車ジャックがあり、さあ、二人の運命は?乗り合わせた乗客たちの運命は?

という感じのお話。

私、恋愛面での感受性が極めて薄めの人間なので、二人の恋愛感情には、あまり心を寄せる事が出来ないのだけど、人間模様などの面で、とても面白く観る事が出来ました。

音楽がほとんど流れないのだけど、たまに流れる音楽(リリーが車内に持ち込んだ蓄音機!?から流れたり)が、効果的で素敵。

そして、やっぱりマレーネ・ディートリッヒが素敵。

あと、謎の中国人女性も負けず劣らず素敵でした。

※画像はネット上から拝借

Dorutan


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