Aeroporto -空への憧れと挑戦-
11日(日)大岡山Goodstock Tokyoでのどるたん+しゃあみんライヴは久し振りにイタリア曲全曲をゆったりと演奏させていただきました。

わりとイタリア曲の中でも演奏が少ない曲の「Aeroporto」はアドリア海を越えて旅客機が空港に着陸し、その見事な操縦に歓声が沸くと言う歌。
私達には飛行機が着陸するのは当然だと思うし、そうでなければ困るのですが(笑)イタリアでは特別な意味があるのだと思います。
100年前の1920年、ローマから東京まで飛行機で飛んできたアルトゥーロ・フェラリンというパイロットがいます。
宮崎駿の「紅の豚」の主人公ポルコ・ロッソの戦友、フェラリン少佐のモデルになったイタリアの英雄です。
大正9年、三ヶ月の困難な旅の末、日本にたどり着いた時は首相の表敬訪問や天皇陛下から刀を賜ったりして大歓迎を受けたそうです。
多くの苦難を乗り越えて偉業を成し遂げたこの男こそ、イタリアの憧れであり誇りでもあると思いました。
ずっと昔から空への憧れと挑戦は、イタリア人の夢であり、飛行機に対する特別な感情とパイロットへの尊敬が今でもイタリアの人達にはあるのかと思います。