アコースティック音楽嗜好 ‐43‐

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珠玉の小品、隠れた名曲 その21

この「珠玉の小品」シリーズを始めた頃「これは絶対取り上げねば」と思いつつ、後回しにしたままになっていた曲があります。
それが、この曲、Carmenの「Dancing on a Cold Wind」

これは、1974年に発売された2ndアルバム『DANCING ON A COLDWIND』のタイトルチューン。

ガットギターの音色も癖のあるヴォーカルもコーラスも、哀愁を帯びたメロディーも実に私好みで、アコースティック楽器だけで奏でられ2分強でさっと終わるところもまた好感度高いのですが、この曲を 「珠玉の小品」 に入れる事には若干の躊躇もありました。

というのは、アルバムで聴くと、この曲がパッと終わるとすぐにアコースティックギターのアルペジオと歌が始まり次の曲「The Horseman」へと(さらに次の曲へも)続いていくのです。要するに組曲的な感じにも聴こえて、その「The Horseman」は、途中からエレクトリックな楽器も加わり、盛り上がりをみせるわけで、そうすると、この 「Dancing on a cold wind」 を独立した小品と言ってよいものかどうか、そんな気持ちがありました。

ただ、これを掲載するにあたり、YouTubeを検索したところ、この曲 「Dancing on a cold wind」 だけを切り取った物がアップされていて、改めて単独で聴いてみたところ、独立した曲とカウントしても良い気がしてきました。という事で「珠玉の小品」認定!

Carmenの音楽は、当時、Flamenco-Rockと言われていました。
バンド名からしてカルメンだし、フラメンコギターを取り入れた曲が多く、ちょっと特殊な音楽性を持っています。

改めて聴いてみると、QUEENやSparksにも近い物を感じます。
そして、この曲から続くように始まる「The Horseman」の歌い方は、Peter Hammillを思わせるような部分もあったり、曲のフレーズはある部分、Pink Floydの「Fletcher Memorial Home」に若干似ていたりなんだり(こっちのほうが早いので逆だけど)、とにかく色々と私好み。

何か、こういう一筋縄ではいかない音楽性を持ったバンドには、昔から惹かれる物があり、Carmenの3枚のアルバムはどれも、私にとって「ふと思い出して聴きたくなるアルバム」ランキングの(割りと)上位に位置しています。


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