アコースティック音楽嗜好 ‐44‐

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珠玉の小品、隠れた名曲 その22

今回取り上げるのは、Pink Floydのアルバム『Obscured by Clouds』(雲の影)から「Wot’s… Uh the Deal」
これは、ちょっと「取り上げるべきか、否か」と迷っていました。

「雲の影」

というのは、この曲「小品」という感じではないので「隠れた名曲」の分野で扱う事になるのですが、正直な所、「名曲」ってほどではないのかな、という気持ちが若干。
ただ、とても好きな曲ではあるし「隠れた」という部分にスポットを当てれば、これほど紹介しておきたい曲もない。
そして、改めて聴き直してみると、やっぱり名曲かも!
いや、これこそ「隠れた名曲」!

「という事で、お聴きください。ピンク・フロイドでウォッツ」

では、どうしてこの曲が「隠れた名曲」なのかというと、収録されているアルバム『雲の影』自体が、ちょっと地味な存在だから。
Pink Floydといえば『狂気』『炎』『ザ・ウォール』『原子心母』『おせっかい』等々、数々の名盤と言われるアルバムがあるわけで、この『雲の影』あたりは「ピンク・フロイドのアルバム全部揃える!」という人以外にはなかなか届きづらい。

『狂気』世代(?)の私の場合も、はじめてオンタイム購入したのが中学3年の時に発売された『炎』、で、後に遡ってアルバムを揃えていくのですが、この『雲の影』に辿り着くまでにはかなり時間がかかりました。

そして、この曲「 Wot’s… Uh the Deal」にしても、ベスト盤に収められるようなタイプの曲ではないので、Pink Floydのアルバムを何枚か持っている、という人の中にも知らない人は多いのではないでしょうか?
「そういう人にこそ聴いて欲しい」という思いもあって、この曲を取り上げてみました。
気に入っていただければ幸いです。


ここから先は余談ですが、この『雲の影』が名盤達の影に隠れがちなのは、はっきり言ってしまえば、アルバムの出来が名盤の域には達していないという事なのでしょう。
聴いてみると雰囲気としては悪くはないのですが、曲がどれも、ちょっと作りこみが足りないんじゃないの?というレベルで、あっけなくフェードアウトしてしまったり、盛り上がりそうで盛り上がらないまま、すっと終わってしまったり、そんな印象を受けるのです。

ただ、これ、映画のサントラとして作られたという事を知ると「なるほど」と感じます。
その映画『ラ・ヴァレ』は、長い事、日本では公開されていなかったのですが、2007年に初公開。
映像がとても美しく、後にまた観たくなりDVDも購入してしまいました。



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