作家でご近所友達の柘いつか先生から、下仁田納豆を数種類いただきました。
下仁田と言えば、葱!蒟蒻!と単純にイメージしていましたが、こんなにも素敵な納豆があったとは、知りませんでした。驚きました。
納豆というと、やはり水戸納豆が有名で、水戸出身の友人の実家に泊めてもらった時(2002World Cup イタリアvsクロアチア戦を鹿島で観戦した時)に「うちではいつもこれ!」と言って出された「舟納豆」がとてもおいしくて、それ以来水戸に行くと必ず買って帰るのが舟納豆。
しかし、もう10年以上水戸に行く機会もなく、舟納豆を食べる事もなく、最近では、スーパーで3個70円程度のプラスチック容器に入った納豆を味気なく食べる日々でした。
そんな時にいただいた「下仁田納豆」
驚きのおいしさでした。
この包みが既に最高です。経木にくるまれているのです。
うちの実家はお寿司屋さんで、当時、飯能の映画館の並びにあった包装用品の専門店で、寿司折や経木を買っていました。もちろんプラスチック製などではなく、原材料は木。
その頃の懐かしい記憶が下仁田納豆の経木の香によって呼び起こされました。
話が(水戸やら飯能やら)あちこちの横道にそれまくっていますが、大事なのは味です。
これが本当に素晴らしかった。
まず、経木にのったままの状態で豆をいくつかつまみ食い。
口に入れた瞬間「うまい!」と思わず煉獄さんになってしまうほどのおいしさ。力強い豆の味。
そのまま、パクパクと食べ進んでしまいそうになりましたが、グッとがまん。
器に移して、これまた柘いつか先生に以前いただいた「煎酒」をお醤油代わりに使い、しっかり丁寧にまぜまぜ、炊き立てご飯にのせて「いただきます。」
ふだんは、からしを多めに入れる私ですが、この下仁田納豆、本来の味を味わいたくて、まずはからし抜きで。
比べるのは(どちらに対しても)申し訳ありませんが、スーパーで3個70円程度で買うプラ容器入り納豆とは、まったく違う世界が口の中に広がりました。もしかしたら、これを幸せというのかも知れません。
ほんわりとした気持ちでニコニコしながら食べ進み後半、からしを入れてみました。
するとどうでしょう!
納豆本来の味を味わいたくて、ここまでは、からし抜きで食べていたはずなのに、からしを入れたことによって、納豆の味がキリっと際立ったのです。
なんということでしょうか。
「これだったら、はじめからからしを入れて食べれば良かった。」とも思いましたが、それが分かっただけでも収穫です。
納豆にからしを入れる、という事を思いついた先人の知恵や思いがよく分かったのですから。
感動のあまり、勢い余って、変な事を色々書いてしまいましたが、とにかく「おいしかった~!!」
いつか先生おすそわけありがとうございました。
一応、下に関連リンクを入れておきますが、これ別にステマでもアフィリエイトでもないので、クリックしたら私が儲かるとか、そういう類の物ではありません。
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