2023年2月前半に観た映画

2023年2月前半に観た映画

2023年、2月が半分終わりました。ここのところ気持ちが落ちていてSNSから若干距離をおいていましたが、映画は日々淡々と観ていました。

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2023年2月前半に観た映画
『2023年2月前半に観た映画』

1日『High Flash 引火点』(Amazon)☆☆☆☆

『High Flash 引火点』
『High Flash 引火点』

台湾の社会派サスペンス映画。漁村に隣接する巨大な工場からの廃棄物に苦しんできた住民。デモ中に焼身自殺した男。司法解剖医と女性検察官。金と権力。そこまでやるかという恐ろしい展開。面白かった。主演の2人(司法解剖医と女性検察官)の感情に訴える演技力。


2日『箪笥』(Amazon)☆☆☆☆

『箪笥』
『箪笥』

韓国のホラー映画。このヴィジュアルと「箪笥」というタイトルだけで、既にヤバい。「箪笥」と聞くと半村良の短編を思い起こしてしまうので、ヤバさ倍増。もちろんその「箪笥」は関係ない。正直怖さはそれほどでもなかったけど、暗く美しい雰囲気がとにかく好き。どこまでが実際に起きている事で、どこまでが妄想、そしてどこまでが怪異現象。よく分からず混乱したままラスト近く、色々と合点がいく(ようないかないような)。子役が2人とも素晴らしい。そんな映画でした。


3日『ローマの奇跡』(Amazon)☆☆☆☆

『ローマの奇跡』
『ローマの奇跡』

イタリア映画。終戦後1946年、ローマの病院、大部屋に入院している妊婦達。戦争の傷跡も色濃い中、それぞれの事情を抱えて出産を待つ。大部屋のベッドで妊婦が寝タバコとか、大挙して面会にやってきてそれぞれに騒ぐとか、マナーとか秩序とかそういうものがここには無いのか?と。そんな中で、心が通ったり通わなかったりの人間模様。しかし、様々な立場で色々な事情を抱えた妊婦を何人も大部屋に入れるって残酷。邦題の「奇跡」とは??


4日『カーム・ビヨンド/漂流者』(Amazon)☆☆☆

『カーム・ビヨンド/漂流者』
『カーム・ビヨンド/漂流者』

香港映画。水害で没してしまった都市で、略奪者から逃れるため廃墟のビルに1人身を隠して生きてきた女性、そこに現れた1人の少女。「バイオレンスジャック」の洪水版的な話。しかし、嵐による洪水で大きなビルまで飲み込まれたって事?じゃないと生存者少な過ぎると思うのだが。まあでも、それなりにスリルのあるサバイバル映画として面白かった。


4日『映画大好きポンポさん』(NHK Eテレ)☆☆☆☆

『映画大好きポンポさん』
『映画大好きポンポさん』

映画プロデューサーポンポの元で大作を任された新人監督ジーンの奮闘がメインのお話。資金繰り、撮影現場、編集などなど映画作りの裏側が描かれていて興味深く観る事が出来た。映画公開(前の試写)に向けて1人編集に苦戦するジーン。ここが盛り上がりポイントなんだけど、音楽や効果音など音入れの作業が一切描かれていないんだよなぁ、と音楽畑の人間は思うのでした。


5日『アントマン』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アントマン』
『アントマン』

新作公開を前に1作目を復習。3~4回目の鑑賞。やっぱり最高に面白い。ひとつひとつのエピソードが全部つながっていく快感。それはこの映画のみならずMCU全体の今後の展開、過去からの展開全て密接につながっている。それでいて単独作として観てもしっかりと成り立っている。そこがMCUに惹かれるようになった大きなポイントの1つ。描き方もうまい。コミカルな脇役連中もいい。そしてエヴァンジェリン・リリー大好き。


6日『ザ・マミー』(Amazon)☆☆☆☆

『ザ・マミー』
『ザ・マミー』

メキシコ映画。麻薬組織によって親を連れ去られたり殺されたりした孤児たちの話。はじめのうちは、ちょっとよくわからない描写や場面があったのだけど、途中で、なるほど、これは残酷でリアル(?)な御伽噺なのだなと得心、それであの冒頭シーンなのかと。なかなかに辛く恐ろしい映画ではあるけど、後味は悪くない。


7日『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(Disney+)☆☆☆☆

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

観るの5回目ぐらいなんだけど、どうしてもトニーに心を寄せてしまうから、何度観ても辛い気持ちになる。そしてこの映画のキャップは好きになれない。あと他人の所有物、車とか建物とか果ては命まで軽視しすぎる。色々な物を壊しまくることに痛みや躊躇いを感じないのだろうか?救いはブラックパンサーが復讐の連鎖を断ち切る事。


8日『大怪獣のあとしまつ』(Amazon)☆☆☆

『大怪獣のあとしまつ』
『大怪獣のあとしまつ』

悪評だらけの映画なので、ある程度覚悟して観たせいか、多少は楽しめた。ただ終始悪ふざけをしているような下品で寒い台詞のやりとりには辟易。これを我慢するなり、やり過ごすなりしないと映画自体を楽しむ気持ちにはなれない。せっかくの面白い題材で、名のある役者を贅沢に使い、潤沢に金を使って出来上がったのがこれか。


10日『Arc アーク』(Amazon)☆☆☆☆

『Arc アーク』
『Arc アーク』

生まれたばかりの息子を捨て家を出た17歳の娘(芳根京子)。色々あって不老不死の体を手に入れる。その前半の色々がそれほど生きていないような気もする。後半登場する風吹ジュンと小林薫の夫婦。そこからのエピソードが充分に濃いので。モノクロームの世界、色を取り戻した世界、その意味、古いカメラで撮られた写真、その辺の演出がとても好き。


11日『クーリエ:最高機密の運び屋』(Amazon)☆☆☆☆☆

『クーリエ:最高機密の運び屋』
『クーリエ:最高機密の運び屋』

米ソ冷戦時代、キューバ危機、核戦争へと発展しかねない状況を回避するために動いたソ連の要人と、その情報を運んだイギリス人セールスマン。命がけの危険な任務。画面から伝わる緊迫感。序盤から後半へと驚くほどのカンバーバッジの変貌。恐ろしくも素晴らしい実話ベースの映画でした。


12日『アントマン&ワスプ』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アントマン&ワスプ』
『アントマン&ワスプ』

アントマンに登場する役者は全員好き。アントマンとワスプはもちろん好きだし、ワスプの両親も大好き。アントマンの娘も友達も好き。ゴーストも好き。新作公開まであと1週間弱。楽しみでたまらない。


13日『アベンジャーズ/エンドゲーム』(Disney+)☆☆☆☆☆

『アベンジャーズ/エンドゲーム』
『アベンジャーズ/エンドゲーム』

もうかれこれ10回近く観ていると思うのだけど、また泣いてしまった。本当にすごい映画。


14日『予告犯』(Amazon)☆☆☆☆☆

『予告犯』
『予告犯』

生田斗真以外の出演者は知らずに観たのだけど、そうそうたる出演者達に驚いた。無差別殺人などとは違い、なんとなく犯人たちに思いを寄せたくなってしまう。なかなかに辛く哀しい話でもありつつ、展開は面白くテンポも良い。終わり方も悪くない。満足感あり。


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