RCサクセション 「ステップ!」
私を形成しているもの
今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。
1979
RCサクセション 「ステップ!」(1979年発売)
※この文章は、2020年に他SNSに投稿したものを若干修正して掲載しています
夜中、テレビを見ていたら(たぶん11PM)突然、RCサクセションが出てきた。
しかし、それは、私が知っているRCサクセションとは全く違うロックバンドだった。
小学生の頃、友達のお兄さん(頭脳警察3を持っていた人)に聴かせてもらったRCは、ちょっと素っ頓狂な声で、どこかすっとぼけたフォークソングを歌っていたのだが・・・
その夜見たRCは、ド派手な服を着て、濃い化粧をして、激しいアクションで歌いまくるヴォーカル、その隣にはキース・リチャーズのようなアクションでギターを弾く男。
曲は「ステップ!」
一発でやられた。
それ以来、頭の中から「ステップ!」のフレーズが消えなかった。
ほどなくレコード店で「ステップ!」のシングルを購入。
テレビで観た印象とは、随分違う音だと感じたけど(後にスタジオミュージシャンの演奏だと知る)、とにかくレコードで聴くことが出来る喜びは大きく、何度も聴いた。
B面の「上を向いて歩こう」も、泣きたくなるほど好きだった。
当時、RCのレコードは、全て廃盤状態だったので、RCの音に対する飢餓状態がしばらく続く。
そんな時、1980年のお正月。
NHK FMで放送されたスタジオライヴ、これが素晴らしかった!
エアチャックしたテープは、その後何年もの間、擦り切れる程、テープが伸びてしまう程聴いた。
さらに
シングル「雨上がりの夜空に」
ライヴアルバム『Rhapsody』
と順調に音源をリリース、あれよあれよと人気大爆発状態。
もちろん出るレコードはすべて買い、都内近郊でのLIVEへも何度か足を運んだ。
しかし、忘れらないのは、あの夜、偶然観た「ステップ!」
TVの画面越しにも伝わってくるものすごい熱気!
あれを観る事が出来たのは、本当にラッキーでした。