2024年6月前半に観た映画
6月も半分終了。この数年読書量が激減して代わりに配信で観る映画の量が激増したのだけど、最近、また少しずつ読書の時間が増えてきた。とはいえ映画もわりと観ているし、スポーツ観戦にもかなり時間を割いている。よく生活が成り立っているな、と我が事ながら不思議。
☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。

1日『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(Disney+)☆☆☆☆

たぶん3度目の鑑賞、今観ると人間(?)関係や前後の関係、登場人物(?)それぞれの役割がよりよく分かる。そしてユニヴァース全体がよく考えられて設計されている事に驚く。MCUの作品は何度観ても楽しめるのはそういう所。そして今のMCUにはそれが足りない、という事もよく分かる。全体の流れの中での、それぞれの役割、繋がり。
3日『隣人13号』(Amazon)☆☆☆

2005年の映画、当たり前だが出ている役者が皆若い。小学生時代壮絶なイジメを受けていた男が、復讐する話なのだけど、ふだんの人格(小栗旬)と復讐者(中村獅童)の二重人格なのか、見た目も違うので生霊的な何かなのか。復讐ものってスカッとする側面も否定できないけど、不毛な気がしてしまう。
4日『FALL/フォール』(Amazon)☆☆☆☆

はじめのうち高所に対する恐怖感で股間がムズムズしていたのだけど、600mの鉄塔に取り残されて少ししたら慣れてきて恐怖感が消えた。高所に取り残されて、さあどうしましょう、ってだけの映画なんだけど、見せ方もうまいし、しっかりとそれぞれの事情的な話も面白かったし、すごく楽しめた。
6日『決戦は日曜日』(Amazon)☆☆☆☆

病気の父親(民自党議員)の代わりに選挙に出る事になった娘。地盤も何もかも父親が築いたもの。事務所も秘書も父親のもの。ひどいエピソードのひとつひとつがどこかの党の実話として見た事があるような話ばかりで、いや、本当にひどい。こうやって選挙をやっているから裏金が必要なわけですね。分かります。
6日『DUNE/デューン 砂の惑星』(Amazon)☆☆☆☆☆

劇場公開時から観たかったのに、なぜか観ないまま今日に至る。画面の美しさとティモシー・シャラメの存在感に惹かれる。ティモシーの父母も良い。いや、登場人物みんな良い。建築物や乗り物などのデザインも良い。続きも早く見放題になってください。
7日『禁じられた遊び』(Amazon)☆☆

う~ん・・・まず、なんで「禁じられた遊び」というタイトルなのかと。「遊び」を禁じるような内容ではないし、あまり何かを禁じるようなシーンはなかったように思うのだけど。別にホラー的な怖さは感じなかったけどファーストサマーウイカが気味悪かった。
7日『Winny』(Amazon)☆☆☆☆☆

デジタル技術に無知な者たちが、よってたかって技術者を犯罪者に仕立てあげる、怖ろしい社会。そしてデジタル技術に無知な者たちが、ITに莫大な金をつぎ込む。そのうち『マイナンバー』という怖ろしい映画が出来るでしょう。ところで『青春ジャック』で完全に木全さんだった東出昌大が完全に金子さんでビビる。
11日『最後の空襲 くまがや』(劇場)☆☆☆☆☆

埼玉ピースミュージアムで観た30分の短編アニメ映画。終戦の日、8月15日になったばかりの深夜0時過ぎに空襲にあった熊谷の街。そこで亡くなった市民たち。これは実際に起きた出来事。悲しくやるせない。東京の空襲で母を亡くし熊谷へやってきたサチコが悲しく愛おしく心に残る。
13日『サクラメント 死の楽園』(Amazon)☆☆☆☆

実際にあったカルト教団人民寺院の集団自殺事件をモチーフにしてドキュメンタリー風に撮られた映画。ホラーよりよっぽど怖い。「神」とか「正義」の名のもとに行動する集団って本当にたちが悪いし怖ろしい。それはカルトじゃなくても同じ。例は戦時中の婦人会や、関東大震災後の自警団などなどなどなど
14日『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(Amazon)☆☆☆☆

一度観た映画だけど、Amazonの見放題配信が終わるというので再見。これ実話ベースなんですよね?死霊館のシリーズはスピンオフも含めて全部観ていると思うのだけど、改めて全部見直したい。
15日『破戒』(Amazon)☆☆☆☆

原作は、高校生の頃に読んだ小説、島崎藤村の『破戒』。原作の大事な部分、伝えたい事はしっかりと伝え、映画的な表現にうまく落とし込んでいる。例えば冒頭の事件ひとつで主人公の立場や時代の空気を一瞬で理解出来る構造、うまい。原作を読んだ時には、重い複雑な読後感があったような気がするが、この作品では重い物は胸の中に残りつつも、大きな希望がそれ以上に残る。それが良い。「破戒」戒めを破るという題の意味を改めて深く感じ、原作を読み直したくなった。
これまでの「観た映画リスト」です
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【どるたん】作詞、作曲、歌とギター担当