2024年4月期に観ていたTVドラマ
なんと今期観ていたTVドラマは1本だけ。
この10年ぐらいでは、最少。
観ていたのは、TBS日曜劇場「アンチヒーロー」
先日、最終回を迎えたので、ちょっと早いけど「4月期に観ていたTVドラマ」を投稿します。
さらに、大河ドラマ「光る君へ」を途中離脱。
大河ドラマは、ほぼ毎回観ているのですが、「花燃ゆ」はじめ、いくつか途中離脱したものもあります。今回はちょっと私の好みには合わなかった感じ。
その代わり(というわけではないけど)、Disney+で配信ドラマ「SHOGUN 将軍」を観ました。
ある程度戦国時代の人物や事件をモチーフにしてはいるものの、オリジナルストーリーなので大河ドラマとは違った楽しみ方ではありますが、今期、大河ドラマを離脱した良いタイミングで楽しむ事が出来ました。
朝ドラ「虎に翼」はしっかり観ています。
これまで観てきた朝ドラの中では一番好きかも。
という事で、今期観ていたTVドラマは「アンチヒーロー」だけ。
朝ドラは、1クール3か月枠じゃないので、いつも「〇月期に観ていたTVドラマ」枠から外しているのですが「虎に翼」は、「アンチヒーロー」と同じく法廷、裁判というものが描かれたドラマで、両者ともに、この国の法律、司法、ひいては政権、警察、検察などの権力構造について考える良い手引きとなりました。
しかし「虎に翼」で、判事になった花岡(岩田剛典)が、「アンチヒーロー」では、殺人犯で裁かれる役をやっているのは、ちょっといかがなものか?と思ったりなんだり。
(心の中で「あの花岡が殺人犯に!?」ってなっちゃうやつ)
では「アンチヒーロー」の簡単な感想を。
長谷川博己と野村萬斎の演技がとにかく濃い。胸やけがするぐらい濃い。
「こんな人いる!?」ってぐらい濃い演技なんだけど、ドラマなんだから、それでいいんだろうな、きっと。何も自然にふつうの人を演じる必要はないわけで、それが役の魅力にもなるのだから。
古畑任三郎だって半沢直樹だって、「こんな人いる?」って感じだけど、それで人気が高かったわけですからね。(2作とも観てないけど)
長谷川博己は元検事、現在弁護士。12年前、検事時代に無実の男を追いつめ半ば強引に自白させ殺人罪にしてしまった。後に冤罪だと知り、その男を救うために弁護士になる。
12年前のアリバイ証拠映像とか、その他証拠の改竄、隠滅とか、他の事件との関連とか、カギを握るあれこれが若干ストーリー的に無理矢理過ぎるように感じてしまった。
最後の法廷シーンでは、「そこ深堀りする必要あるの?そこ深堀りしたら墓穴掘るだけじゃん。」「一体なにについて裁判しているわけ。」みたいな気持ちで観ていました。やはり無理矢理感。
結果、長谷川博己の描いたストーリーが成り立つというわけで、全部がちょっと無理矢理過ぎる感じがしてしまう。
でも、ドラマとしては、面白かったし、実際に冤罪というのものは、こういう形で出来上がってしまうのだろうな、という想像も出来て、なかなか怖ろしい問題提起にもなっている。
色々な意味で楽しめました。