アコースティック音楽嗜好 ‐91‐

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アコースティックギターがかっこいいロック その14

今回、取り上げるのはQUEEN

QUEENには、アコースティックギターが効果的に使われている小粋な曲がけっこうたくさんあります。
例えば『QUEEN II』収録の「Someday Oneday」、『Sheer Heart Attack』収録の「Misfire」、『オペラ座の夜』収録の「’39」等々
この辺の曲はどれも大好き、大好物なのですが「アコースティックギターがかっこいいロック」か、と言われると、どれも全然ロックっぽくない曲達。

では、何か「アコースティックギターがかっこいいロック」曲があったかと、少し考えてみて思い当たったのが1stアルバム『戦慄の王女』収録の「Liar」

QUEEN – Liar

「この曲のヴォーカルバックに流れるアコースティックギターはとても印象的だったよな」と思い出したので、レコードを聴いてみました。
すると1分以上に渡る長いハードロック調のイントロ。
なかなかアコースティックギターは出てこない。
イントロが終わるとスッと自然にアコースティックギターのアルペジオが聴こえてきます。
それにのせて1番の歌い出し、ここ!「印象的だったよな」と思った所。
しかし、またスグに曲調はハードになり、色々と凝った展開もありで、とてもかっこいいロック曲なのですが、アコースティックギターは全然入っていませんでした。アコースティックギターが流れるのは時間にして15秒程度!

いや、もっとアコースティックギター使われているかと思ったけど、15秒とは!?
これを「アコースティックギターがかっこいいロック」認定していいものかと、若干迷ったけど、全体的にハードな展開の中、その15秒がしっかり印象に残っているのだから、見事なアコースティックギターの使い方ではありませんか。
という事で「アコースティックギターがかっこいいロック」認定!

ついでに、1stアルバムを久しぶりに通して聴いてみたのだけど、なんなら「Liar」の次の曲「The Night Comes Down」には、全編に渡ってアコースティックギターがフィーチャーされていて、大好きな曲。
ですが、これまた、ちょっとロック的ではありません。

私は、こういうクセのある、普通のロックバンドが作らないような曲達が大好きでQUEENというバンドを好きになったのだけど、今回はあくまでも「アコースティックギターがかっこいいロック」という事で「Liar」を取り上げました。冒頭にも同じような事書いてあるけど、大事な事なので再度言いました。


ところで、最近の再発CDでは、このアルバムのジャケット妙に紫がかっているのだけど、1stアルバムリアルタイムの私の認識では、レコードジャケットは、もっと赤味がかったピンクに近い色でした。
(下の画像が私のイメージに近い色味)




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