いつもは、「観た映画」の事をあれこれ書いている私ですが(観た映画リスト INDEX参照)、今回は、「観なかった映画」というか、最後まで観る事が出来なかった映画の事を。
はじめに断っておくと、映画自体がつまらなくて、途中で観るのをやめたとか、そういう話ではなくて、映画自体は面白そうなのだけど、最近の私の体調を鑑みて、あまり心にストレスを与えたくなくて、途中で観る事を断念した、というお話。
その映画は「愛にイナズマ」

Amazon Prime Videoのあらすじ説明文を読むと
26歳の折村花⼦は夢だった映画監督デビューが、⽬前に控え気合に満ちていた。だが物事はそううまくはいかない。家賃を滞納し強制退去⼨前。助監督からは露⾻なセクハラを受け、怒り⼼頭。そんな時ふと⽴ち寄ったバーで、空気は読めないが魅⼒的な舘正夫と運命的な出会いを果たし・・・
と書いてある、この後の展開も書いてある、いささか書き過ぎなぐらいに書いてある。
私が観るのをやめてしまったのは、冒頭15分程度。
まだバーにも立ち寄ってないので運命的な出会いも果たさない、後半出てくるであろう折村花⼦(松岡茉優)の家族も父(佐藤浩市)以外はまったく見ることないまま、観るのをやめてしまったのだ。

窪田正孝も、池松壮亮も、若葉竜也も、一瞬たりとも観ることなく。
仲野太賀や、趣里や、高良健吾がどんな役かも知らぬままに。
というか、めちゃくちゃ良い役者さん、好きな役者さんが出てるんですよ!最後までちゃんと観たいじゃないですか!?
改めて、体調良い時に観よう、と今強く思った。
では、なぜ観るのをやめたのかというと、ひとえに助監督役の三浦貴大の力。
この助監督の言動すべてが嫌い。見ているだけで対人ストレスK点越え。
年下の女性監督に対して、セクハラ、パワハラ、だけならともかく(←ってダメだけど)、劣等感からの逆に上から目線で、監督の提案をことごとく否定してくる。映画界長いアピール、映画界の常識アピール、すべてがうざく、自分の小さな常識の範囲内でしか物事を判断出来ず、監督を否定する事でかろうじて、自分の立場を守ろうとする。そして返す刀(?)でプロデューサーにはゴマをする。
元々、三浦貴大って好きなタイプの役者さんではなかったのだけど、これだけ嫌な人間を演じられる役者としての力量って、もしかしてすごいのでは?って逆に評価があがっちゃう程に、本気でストレスを感じてしまったのです。
とは言え、最後まで観れば、きっと面白い展開があり、劇的にストレス解消できるカタルシスがあるのだろうとも、思うのだけど、とにかく助監督に対するストレスが大きく、また、過去に実生活で受けた助監督的人間に対するストレスまでもが、心の内側に湧き上がってきてしまうような感覚を覚え、観る事を断念しました。こういうタイプの人間、心の底から苦手。
恐るべし三浦貴大。
という話でした。
実は最近、途中で観るのをやめてしまった映画がもう1本あります。
それは「スタートアップ・ガールズ」

なんとなく、題材的に面白そうかなと思ったのだけど、ダメでした。
冒頭15分程度で断念です。
これまた映画の内容云々の話じゃなくて、上白石萌音が苦手すぎて観ていられなかった。
ファンの方には申し訳ないのだけど、私、上白石萌音が苦手です。
単純に好みのタイプではないという意味なので、それは仕方ない事ですよね?勘弁してください。
ただ嫌いというほど、特別に意識しているわけではないので、これまでは、まあまあ、ふつうに観る事が出来ていたのだけど、この映画での役が苦手で、どうにも見ている事にストレスを感じてしまったのです。
服装や髪などの見た目とか、しゃべり方とか、態度とか、全部苦手。
これを見ていたら、上白石萌音に対する印象さえも、苦手なタイプから嫌いなタイプにランクアップ(ダウン?)してしまいました。
映画をちゃんと見れば、途中で印象が変わったり、案外好きになったり、という可能性もあったかも知れないのだけれど、やはり今現在の心の平穏を優先させました。
映画を否定しているわけではないのです。
その点はご理解ください。
そして、この上白石萌音スタートアップガールズ後遺症で、観たいのに観る事が出来ないでいるTVドラマが1本。
それはテレ東の「法廷のドラゴン」

大好きなテレ東ドラマだし、題材も面白そうなのだけど、このメイン画像を見ただけで、ドラマを見る気分が失せてしまうのです。
上白石は見たくないけど、ふつうの白石(麻衣)は、すごく見たいのに!

【どるたん】作詞、作曲、歌とギター担当