Round 7 Start
抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX
一昨日、5月16日から、抗がん剤治療(CapeOX療法)のRound7が始まりました。
いや、始まったのかな・・・その辺は、追って書くとして。
いつものように朝7時半に家を出て、埼玉医大国際医療センターへ。
8時10分頃病院着。
表玄関ではなく、F棟入口からIN。

受付を済ませ、問診票記入。
9時少し過ぎに、採血。
9時半に院内薬剤師さんによる問診。
予約時間どおり順調です。
ここで一通り副作用の話をして、副作用を抑える薬の増減などの相談をするわけだけど、手や舌(及び口周辺)のピリピリ感がかなり増している事、ピリピリの範囲が広がっている事、指のささくれがひどくなっている事などを伝えたところ「先生に伝えて今後の治療を話しあった方がいいかも知れませんね」というお言葉。

(右手、指のささくれ、剥くと痛くて、剥かないと痛い)
そして「点滴をやめるという選択もある」との事。
この辺は、5サイクル目辺りから、先生にも「つらいようなら、いつ止めても良い」と、何度も言われていました。
私としては、この時点では「とりあえず今回は点滴をやって、その後の副作用の進行具合をみて、次回やるかどうか考えよう」という気持ち。
その後は、採血の結果が出てから担当医の診察になるので、その間いつものように、ローソンでコーヒーを買い、喫茶スペースへ。持ち込みのパンとコーヒーでブランチ。
大きな窓から、外の景色を見ながらのこの時間は、憩いのひと時。
(この一節、毎回、全く同じなのでコピペ)

外の景色は、緑一色。新緑から濃いめの緑へと変わっていく時期。
前回は野生の藤の花がたくさん咲いていたのだけど、3週間で随分と景色も季節感も変わります。
しばし、落ち着いた時間を過ごせると思ったら、いつもよりかなり早いタイミングで、担当医からの呼び出しコールが鳴る。
コーヒーまだほとんど残っているので、コーヒーのカップを片手に診察室へと急ぐ。
入室するとすぐに「点滴はやめましょう!」と、先生からの先制攻撃。
薬剤師さんから一通り話を聞いての、提言。
なんとドクターストップ!
「ええと、今日もやらないって感じですか?」と私。
「しびれも広がっているようだし、痛みもあるという事なので、これ以上は医者として勧められない。」と先生。
「ここでやめても、しびれはしばらく残るし、人によっては、一生続く場合もある」
「6回でやめても、8回目までやっても、それで人生が変わるのかというと、それほど大きな違いは無い」
「今まで多くの患者さんの症状を診てきたので、止めた方が良いとはっきり言える」
と、かなり固い意志を持ってのドクターストップ宣言。
とはいえ
「あくまでも、決めるのは患者さん自身なので、8回やらないと納得出来ないとか、スッキリしないという事なら続けますが、私の立場からはやめた方が良いと思っています」
との事。
そこまで言われたら、無理して続けるつもりもなく、先生の言葉に従う事にしました。
実際、かなり副作用はつらいので。
実は少し前に「ピリピリはつらいよ」というタイトルで、ブログ記事を書きかけていたのだけど、なんとなく途中で筆を置いてしまいました。
つづきを書いて、公開しようかな。
「ここまで充分がんばりましたよ。」
と先生の言葉に見送られるように、診察室を後にする私。
その足で、会計に向かい、支払いを終える。
当たり前だけど、金額がかなり少なくて、ちょっと気持ちも楽になる。
その後、もう一度、F棟に向かい、コンシェルジュに点滴が中止になった事を伝え、記入した問診票を渡して、病院を出る。
まだ午前中どころか、11時前。
処方箋薬局で薬をもらって、11時頃。
点滴は今回で中止になったけど、飲み薬の抗がん剤は続けて服用。
実は、これがけっこう辛くて、毎回大きめの錠剤を6錠、朝夕ご飯後に飲まねばならず、そのたびに、「ウゲェ~」となっております。

(抗がん剤6錠、右のリモコンは大きさの目安として)
正直、副作用抜きにすれば、点滴よりも、この飲み薬を朝夕服用する事の方がつらかったりするのです。
まあ、とりあえず、そんなこんなで、なんと今回は午前11時にすべて終了。
「何時に帰れる事やら」と、遅くなることも覚悟で家を出たので、大きく拍子抜け。
せっかく早く終わったので、「早く家に帰ってのんびり過ごしたい」という私と「どこか自然の中で英気を養いたい」という私。
2人の私が心の中でせめぎ合う。
結局「なかなかこういう機会もないだろう」と、自然の中へと車を走らせる。
しばらく目的地を考えずに山方面へと走りながら、「久しぶりに堂平山にでも行ってみるかな」と目的地決定。

まあ、これはまた別の話で、ブログに書くかも、書かないかも、という事で。
今回は、抗がん剤点滴ドクターストップで終了~
という話でした。

【どるたん】
作詞、作曲、歌とギター担当