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坂本龍一の音楽と私

昨日、坂本龍一の訃報を知ってから、なんとなく坂本龍一の事ばかり考えている。

悲しいほどに訃報慣れしてしまった2023年の私には、正直悲しいという気持ちはあまりわかず、今に至るまで涙のひとつもこぼしていない。
これは、坂本龍一が以前から癌での闘病を公にしていて、ある程度覚悟が出来ていたというのもあるかも知れない。

そして、昨日からずっと不思議に思っている事がある。
それは、私には「坂本龍一の音楽が好きだ。」という感覚があまりない事。

何が不思議かというと、これまでYMOはもちろん、ソロワークやプロデュース作など、ほとんど手に入れてはけっこう真剣に聴き込んで来ているのに、「坂本龍一の音楽が好きだ。」という感覚があまりないのだ。
2000年代ぐらいまでは、ソロアルバムが出れば必ず購入していた。
映画のサントラなど全ては追いきれてなかったけれど、それでもかなりの枚数を買い、聴き込んできた。その後、あまりCDを買わない生活になってしまってからも、Spotifyなどにあれば必ず聴いてきた。
なのに、なんで、私には「坂本龍一の音楽が好きだ。」という感覚があまりないのでしょうか?

昨日は、こんなツイートをした。

そして今日も、こんなツイートをした。

このブログでも「坂本龍一」と検索すると過去に4回も坂本龍一に関する投稿をしているのだ。

https://dorushar.com/?s=%E5%9D%82%E6%9C%AC%E9%BE%8D%E4%B8%80

なのに、なんで、私には「坂本龍一の音楽が好きだ。」という感覚があまりないのでしょうか?

高橋幸宏の音楽は「大好き!」という感覚がある。
同じようにアルバムが出れば必ず買う、そして聴くというスタンスで付き合ってきたアーティストなのに、なんでなのか。

歌を歌っているかいないか、って事?

ちなみに高橋幸宏の歌の中でトップレベルで好きな曲が「FLASHBACK」(回想)という曲。
この曲は、作詞が高橋幸宏、作曲が坂本龍一なのです。

やっぱり歌を歌っているかいないか、って事なのか?

そんなふうに「坂本龍一の音楽が好きだ。」という感覚があまりないまま、聴き続けてきた事は不思議で仕方ないのだけど、まあとにかく、こうして考えてみて、改めて分かった事は、「私は、坂本龍一の音楽が大好き。」なのだろうという事。


アコースティック音楽嗜好 ‐66‐

珠玉の小品、隠れた名曲 その35

David Sylvian The Devil’s Own

David Sylvianは、全キャリアを通して聴き続けているアーティストの1人。
エレクトロニックな音作りや、インプロ的表現のアルバムも多いのですが、1987年に発売されたソロアルバム『Secrets Of The Beehive』は、全編アコースティックな音作りで、とても好きなアルバム。
なんとなく、毎年今頃の時期には何度か聴いているような気がします。

David Sylvian – Secrets Of The Beehive
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アコースティック音楽嗜好 ‐37‐

心に残る名演奏 その1

同じ曲を演奏しても、その時々によって表現は変わってくるし、心に伝わる物も変わるかも知れません。

TVや映画を通してその演奏に触れ、私の心に、忘れらない記憶として残っている演奏がいくつかあります。
そんな中から1曲

Ryuichi Sakamoto – The Other Side of Love

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アコースティック音楽嗜好 ‐18‐

古楽への扉を開いてくれた1枚のレコード

今回は、『珠玉の小品、隠れた名曲』ではなく、古楽を好きになるきっかけとなった音楽を。

古楽への扉を開いた決定的な出来事。
それは1982年、『坂本龍一+ダンスリー/エンド・オブ・エイシア』と帯に書かれた一枚のLPレコードを買った事。

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映画音楽二題 -その2-

『Ryuichi Sakamoto: CODA 』
最近観た映像作品について語りつつ最終的には自分語りをいたします。

『Ryuichi Sakamoto: CODA 』
http://ryuichisakamoto-coda.com/
坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画。
少し前にEテレで放送されたものを録画し、昨日やっと見ました。

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