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パリオリンピック観戦記~8/10朝

昨日は、夕方からスポーツクライミング ボルダー&リード男子の決勝をメインに他はチラ見という観戦模様。そしてサッカー男子決勝をタイマー録画セットして健全に早寝。しかし、深夜目が醒める。トイレに行ってからテレビをつけると、400mリレーの決勝、調度走り終えた所。トイレに行く前にテレビつけたら見られたのにね。そのまま寝ればいいのに、我慢できずにサッカーにチャンネルを合わせると、これから延長戦に入る所……つづきは下記本文に。


スポーツクライミング ボルダー&リード男子 決勝

夕方からはじまった決勝。途中夕食の支度をしながらではあったけど、ほぼ全部真剣に観ました。見届けました。
まずはボルダー、やはり安楽宙斗選手、異次元の強さでトップ。残すは落ちたらお終い、どこまで登れるかを競うリード。ここでも異能っぷりを見せた安楽選手でしたが、あと少しで優勝という所で落下。惜しくも金メダルには届かず。優勝は、19歳のイギリス代表トビー・ロバーツ選手。
17歳の安楽選手と、10代の2人が金銀を分け合ったわけですが、3位に入ったオーストリアのヤコブ・シューベルトは大ベテランの33歳。ベテランならではの落ち着いた、力の入れどころを心得た、クライミング。若い力とベテランの熟練の味、魅了されました。


サッカー男子決勝 フランス-スペイン

録画で観るつもりだったのに、我慢できずに深夜テレビのチャンネルを合わせると、調度延長戦が始まる所。ここに至るまでの死闘を思わせる3-3というスコア。これは何も知らずに録画を観たかったと思っても既に遅い。とにかく延長をしっかりと見届けよう。

いや~すごかった。日本も強くなったのは認めるけど、このレベルには全然届いてないと感じてしまう。無駄なパスやチンタラした動きなど一切ない。スピーディーで、強度高く、イメージを共有し、常に相手のゴールを目指す。すごい試合を見せていただきました。

改めて録画した試合を観たいと思います。


パリオリンピック観戦記 8/5

今日、8月6日は広島に原爆が落とされた日。子供の頃、テレビでは朝から式典の様子を流し、原爆の事、戦争の事に関する番組が数多く放送されていたように記憶している。最近はとても扱いが小さいと感じる。そして世界に目を向けてみると、イスラエルとイラン(及び同調する中東の国々や組織)が一触即発、いつ戦争が起きてもおかしくない状況。ロシアとウクライナの戦闘も続いている。バングラデシュでは政権崩壊。そういった情報もテレビではあまり伝えられていない。伝えている番組があるのも知っていますが、あまりに少ない。テレビではオリンピックの事ばかり。日本の成績、日本人の活躍ばかりを取り上げている。

そんな事を言いながら、私のブログは今日もオリンピック観戦記。しかも日本中心。
いや、頭の中は、思う事色々あるんですよ。これでも。


昨日から卓球団体が始まった、女子の1回戦はポーランドと。早田、平野組の試合を見届け、張本のオリンピックデビュー戦を途中まで観たところで、チャンネルを変える。男子バレーボールの準々決勝が始まるから。

男子バレーボール 準々決勝 日本-イタリア

負ければそこでお終いの決勝トーナメント、初戦の相手は超強豪イタリア。予選リーグ中いまひとつ調子が出ない様子だった石川祐希選手が完全に復調!スイッチオン!サーブもスパイクも決まりまくる。

1セット目、2セット目を連取、3セット目も後半リードを広げる。一緒に観ていた仲間が「今日は早く終わりそうだ」なんて呑気な事を言い始める。しかし、私は「イタリアがこのまま終わるはずない。」と反論。頭の中には日本が負けてしまうイメージまで浮かんでいたのだけど、それは言わなかった。24-21で先にマッチポイントをつかむ。あと1点で勝利。

そこから、まあ、結局、最後の1点が取れず、3,4,5セットと連続で落とし負けてしまいました。

60年近くスポーツ観戦バカを続けていると、こういう場面は何度も観ているんです。色々なスポーツで。サッカー「ドーハの悲劇」も、最後まで「このままでは終わらない」と思っていました。あの時、あのチームがワールドカップに行くイメージは正直一度も湧かなかった。もちろん応援はしていたし、気持ちは盛り上がっていたけど、心の中はそんな感じ。

今の日本男子バレーチームを否定しているわけじゃなくて、それどころか今のチーム、ミュンヘン大会の時のチーム(森田、横田、大古、猫田ほか)と同じくらい好きです。いやそれ以上に好きかも。大好きです。本当にいいチームだと思います。出場した選手だけじゃなくてバックアップメンバーもスタッフも。
ただ最後の1点を取れる強さがイタリアにはあって日本にはなかった、という事。


これで、バレーボール男女、バスケットボール男女、サッカー男女という、大きめのボールを使う3つの競技がメダルに手が届かずにオリンピックを終えました。
この3競技6チームに共通するのは「メダル獲得」もしくは「金メダル獲得」を公言していた事。そして周りの空気もそれを「手に届く目標」だと信じ期待していた事。
私もそう思っていました。オリンピックが始まるまでは。

ずっと言われてきたことだけど、やっぱりオリンピックって他の国際大会と違うんですよね。

ただ、そういう昔ながらの空気(オリンピックになると力を出し切れずに終わる有力選手やチーム)がある中で、オリンピックを楽しめる、そして結果を出せる、そういう若い選手(体操の岡選手やスケボーの選手他)たちが出てきているのは、とても頼もしい。

と、なんだか早くも総括みたいな話をしてしまいましたが、これからもオリンピックはつづきます。
まあ、いつ突然終わるか分からないような世界情勢ではありますが、続く限りは、観戦もつづけます。


ゴルフ男子 最終ラウンド

一昨日は、青梅のアトリエよぎ「究極の一曲day」に参加し、夜帰宅。おみやげにいただいた(絶品!)チキンカレーを食べながら、なんとなくゴルフを見始めてしまった。

調度、半分ぐらい終わった所で、スペインのジョン・ラーム選手がトップ。
ただこれも、このままいくはずないな、とは思っていました。そして思った通り、なかなかの面白い展開がつづき、思わず最後まで観戦。早寝するつもりだったのに。(って毎日言ってる)

後出しじゃんけんみたいになるので、信じてもらえなくても仕方ないんだけど、感じていた事がほぼその通りになりました。単純な事ばかりなんだけど。

1.ジョン・ラーム選手は途中で崩れる。と断言した途端にボギーを叩き。思わず「ボーギーボーギー」と「カサブランカ・ダンディー」を歌ったら、その後連続ボギー。変な呪術かけてごめんなさい。

2.イギリスのフリートウッド選手は、崩れずに最後まで安定したプレーが出来そう。と予測したら、その通り、2位でホールアウト、銀メダル獲得。強いメンタル、冷静なプレー。

3.松山選手は金には届かないけどメダルは獲れる、と断言したら(誰に?)、その通り銅メダル獲得。

金メダルのアメリカ、シェフラー選手の事はあまり考えていなかった。


昨日の男子バレーの結果もだけど、なんとなく「スポーツ観戦(に限らず)近未来予知能力」みたいなものが私にはあって、予知というよりも予測かも知れないけど、ふと思った事、イメージした事がその通りになるという経験を何度もしています。

この話、あまり信じてもらえないとは思うけど、今度、ちゃんと書いてみようかな。


パリオリンピック観戦記 8/3

昨日は、柔道混合団体、女子バレー、サッカー女子など。
なでしこ-アメリカ戦が22時キックオフなので、試合終了は24時ぐらい、早寝が出来ると思っていたのだが・・・


女子バレーボール 予選リーグ 日本-ケニア

予選リーグ最終戦。この試合にストレート勝ちすれば、決勝トーナメント進出の可能性がわずかながら残る。
危なげなくストレート勝ち。ずっと気になっていた石川選手の調子もこれまでよりも良いように見える。安心しきって、3セット目の途中から柔道混合団体を観てしまった。


サッカー女子 準々決勝 日本-アメリカ

ベンチ入りメンバーに谷川選手が入っていない。この時点で悪い予感しかなかった。
超守備的に戦った前半、守備はしっかり機能していたけど、本当にこういうサッカーでいいの?という思いもある。後半も守備的かつワンチャンスを生かすような形。だったら決める時に絶対に決めきらねば、勝てないわけで。対するアメリカは、チャンスを決めきるロドマン(デニス・ロッドマンの娘!)がいたという、個人の力の大きさ。決定力!
延長後半、北川選手、長谷川選手を下げてパワープレイに出た時点で勝利への道は全く見えなくなった。閃きや展開力が感じられなくゴール前でも雑。
谷川選手の不在が本当に大きかった。何があったのか…心配。そして北川選手また膝を痛めたのでは?こちらも心配です。

日本のサッカーは男女とも準々決勝敗退。
夜更かしの要因が一つ(二つか?)少なくなった事だけは喜ばしい。


柔道混合団体 決勝 日本-フランス

ここに至るまでの試合も断片的にオンタイムで観ていました。決勝はサッカー女子と被ると思っていたのでオンタイム観戦を諦めていたのですが、サッカー終了後「柔道はどうなったかな?」と結果を見るつもりでチャンネルを合わせたら、村尾三四郎選手が畳にあがったところ。「何試合目かな?」と思ったら、なんと1試合目。「これはオンタイムでちゃんと観ろということか?」と。
迷いつつ観戦決定。夜更かし決定。
せっかく早寝できると思ったのに……


で、もう試合の事、審判の事、進行の事などあれこれ言いたくないので、それ以外の事を。
結局、(ずっと言われている事だけど)日本は柔道という武道を、フランス(及び他の多くの国)はJUDOという競技をやっている、という話に尽きるのかと。
試合そのものもだけど、畳の上での相手に対する礼を欠く態度など目に余る。
相対した時の佇まいからして武道家対MMA選手という感じ。スっと立たずに、ぐにゃぐにゃピョンピョンとそれ柔道か?
引き分け後、代表戦の前に畳を挟んで5人ずつが並んで向かい合った場面でも、日本は心静かに立っているのに、フランスはこれからケンカを始める輩(やから)みたいな佇まい。色々と不快。

でも、日本の選手たちには、良い試合と心を見せていただきました。おつかれさまです。ありがとう。


パリオリンピック観戦記 8/2

昨夜は、男子サッカーの準々決勝。試合開始は深夜24時。
先日のなでしこで「深夜の観戦は無理」と思い知ったばかりなのだが、負ければ終わりのトーナメント。しかも相手はスペイン。これは絶対にオンタイムで観たいやつ。
と熟考の末がんばってオンタイム観戦しました。寝落ちしないように横にならずに。しっかりと観戦。


サッカー男子 準々決勝 日本-スペイン 

これすでに色々な意見が出ていると思うので、あえて触れないけど、疑問の残る判定が多い試合でした。

それはさておき、0-3という結果は、実力差がしっかりと出た試合だと思っています。
GK小久保があの反射神経と身体能力で反応しても止められない2本のミドルシュート。
これには文句のつけようもありません。

対して日本が放ったシュートは次々とゴールポストやバーにはじかれてしまう。これを不運というのは簡単だし、実際不運とも思うのだけど、数ミリ、数センチで結果が分かれるのが、サッカーに限らずスポーツや勝負の常。そのために精度を研ぎ澄ますわけで。
非情な事を言えば精度が(ほんの少し)足りなかった。

もちろんどれも良いシュートだったし、そこに至るパスやクロスの精度の高さも感じたし、取り消された細谷のゴールは素晴らしかった。充分スペインとも戦えていた。
今まで観たきた代表チームの中で、一番可能性を感じた。

それでも、あと少し「何か」が足りなかった。
前言を全部否定するような発言だけど、もしかしたらそれは「運」だったのかも。

実力差も感じたけど、それぐらい可能性も感じた、そんな複雑な気持ちになる試合でした。


柔道 男子 100キロ超級~準決勝

斉藤立、夕方の準々決勝までは危なげのない勝ち方。まるで斉藤仁を見ているような不思議な感覚。
夜の準決勝は、サッカー開始前に運よくオンタイムで観る事が出来たのだが、あっけなく1本負け。
その後の事は知らないのだけど、あまり騒がれていない所を見るとメダル取れなかったのか?
なんにしろ次に期待ですね。



なでしこジャパン初戦を観終えて思う

パリオリンピックがいよいよ始まりました。
その開会式の前日に行われた女子サッカー、なでしこジャパンとスペインの対戦をオンタイムでTV観戦。

結果は1-2での敗戦。
負けはもちろん痛いのだけど、それ以上に痛いのが清水理沙選手の戦線離脱。

試合中に膝を痛めて担架で運ばれていってから、怪我の具合が気になっていた。
そして、今日、正式にチームから離脱することが発表された。

本人が一番ショックで一番残念に感じているのだろうけど、ずっと応援していた私もかなりショック。


実は、この試合を前にして、もうひとつショックな事があった。それは北川ひかる選手が18人の登録メンバーから外れた事。

北川選手は、オリンピック前、最後の強化試合でガーナと対戦した際に、試合終了寸前にやはり膝を痛めて途中交代している。

それ以後「オリンピックに間に合うのだろうか?」と、ずっと北川選手の怪我の事が気にかかっていた。
オリンピックの対戦相手へ秘密にしておきたいのか、怪我の状態に関するアナウンスはほとんどないので、毎日のようにYouTubeのTEAM CAMをチェックしていたのだけど、北川選手の練習する姿はほとんど見られない。
ただチームに帯同している事は間違いなく、オリンピックまでには間に合うのかも知れない、と前向きにとらえていたのだけど、前述のとおり、初戦のスペイン戦には間に合わず登録選手から外れてしまったのだ。


右サイドの清水選手、左サイドの北川選手、ともに司令塔の長谷川唯選手とのコンビネーションが抜群に良く、特に攻撃時の流れるような連動は、格別の質の高さを持っている。

なでしこにとっても、長谷川選手にとっても、まさに両翼をもがれたような大きな損失。
(北川選手は今後の試合で復帰できる可能性は残っている)

この3人には、10代の頃から注目していたので、出来る事なら万全の状態で3人一緒にオリンピックのピッチに立つところが見たかった。



と嘆いていても仕方ないので、残りの試合も全力応援します。
残ったメンバーが怪我で抜けた選手の穴を埋めてあまりある力を出してくれる事でしょう。

そして北川選手がオリンピック期間中に復帰できますように。
清水選手の怪我が大事なく、マンチェスター・シティでの新しいシーズンに間に合いますように。

そんな事を願いつつ、これからのなでしこジャパンの、パリオリンピックでの戦いを見守りたいと思っています。