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2025年1月前半に観た映画

2025年、初の「観た映画」という事は、2025年の1月が半分終わったという事。今年もあっという間に終わってしまうのか、と思わずにいられない。いやはや。この期間に観た映画は5本だけでした。が、付け足し、準映画枠で連続ドラマ『贖罪』を取り上げました。

2025年1月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


1日『デッドプール&ウルヴァリン』(Disney+)☆☆☆☆

『デッドプール&ウルヴァリン』
『デッドプール&ウルヴァリン』

元日早々に観る映画がこれでいいのか?と自問自答しつつ、しっかり楽しみました。これでいいのだ!劇場公開初日に観て以来2度目の鑑賞。マルチバース問題をうまく処理していたと思うし、マルチバースならではの夢の競演を観る事も出来たけど、やはりマルチバースにはちょっと懐疑的な気持ちがあるのも事実。


3日『すずめの戸締り』(Amazon)☆☆

『すずめの戸締り』
『すずめの戸締り』

ふつうに良い映画だな、というスタンスで観ていたところ、油断したのかラスト直前で号泣。この監督の作品、古い習わしや祭り行事と、自然現象、そして超自然現象を物語に組み込むのが本当にうまいと感心。そのどれもが大好きなものなので、毎回、惹きこまれます。


6日『白頭山大噴火』Amazon)☆☆

『白頭山大噴火』
『白頭山大噴火』

まあ、面白いんだけど、都合が良すぎるというか、なんというか、う~ん、エンタメだからこれで良いのか?深く考えなくて良いのか?考えずに楽しめば良いのか?と、色々考えがちな私はついつい考えてしまうのでした。


7日『ブラック・ウィドウ』(Disney+)☆☆

『ブラック・ウィドウ』
『ブラック・ウィドウ』

久しぶりに観返してみて、これまで以上に面白く観る事が出来たので、単独でブログに書いてみました。「久しぶりに『ブラック・ウィドウ』を観直した


8日『シャザム!〜神々の怒り〜』(Amazon)☆☆☆

『シャザム!〜神々の怒り〜』
『シャザム!〜神々の怒り〜』

DC映画には苦手なものが多いのだけど、これはまあまあ楽しめた。けど、特に記すべき感想は何も湧いてこない。というかあまり思い出せない。観たばかりなのに。あれ?


「観た映画」は、以上5本でした、が、プラス準映画的扱いで連続ドラマ『贖罪』を

1月11日~13日 『贖罪』(Amazon)☆☆☆

湊かなえ原作、黒沢清監督作品で、約1時間×5話で完結の連続ドラマ。3日間かけて観ました。
小学生の娘を殺された母親を小泉今日子。その事件を目撃した4人の同級生の15年後を、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴が演じる。4人それぞれに罪の意識を抱えて生きてきた目撃者たち。それぞれの人生に消えない大きな影を落とす事件。小泉含め5人の女優達の表現力に惹きこまれたし、作者の物語を紡ぐ力にも感嘆した。心の闇を描く力。重く見応えのあるドラマでした。


これまでの「観た映画リスト」です

久しぶりに『ブラック・ウィドウ』を観直した

今日は、なんとなく『ブラック・ウィドウ』を観直していた。
公開時に映画館で一回、Disney+で観られるようになってから一回観ている。

今回は、じっくり時間をかけて、気になる所は巻き戻したりしながら観てみた。

公開時には、まあ、ふつうに楽しめたのだけど、「いま、ナターシャの過去を掘り下げる意味って?」みたいな感情で観てしまった。

タイトルが『ブラック・ウィドウ』だし、ポスターなどのヴィジュアルもほとんどナターシャだけがクローズアップされていたし、そういう映画なのだろう、との先入観が強かった。

そして、強く印象に残ったのは、冒頭の子供時代のナターシャ。
そして後半の空中からの落下アクションシーン。

もちろん、ドラマとしても楽しめたし、小ネタの数々にニヤリともした。
ただ、全体的にあまり印象深い映画ではなかったのです。その時は。

「ああ、ナターシャの生い立ち~少女時代って、そういう感じだったのね。」
「シビルウォーの後、ナターシャにはそんな事があったのか!?」

見終わった後の感情はそんな部分が強かった。
まんまとナターシャ中心に観ていたから。

今回、ナターシャ以外の人たちの事を色々考えながら観たせいか、よりドラマとして面白いと感じて、初回映画館で観た時よりも、二回目にDisney+で観た時よりも、何倍も楽しむ事が出来た。

この映画は、ナターシャの過去を描いてはいるものの、エレーナのオリジンを描く映画としての役割が大きい事に今更ながら思い至る。
むしろ、制作陣はそれが目的で作ったのでは?とさえ勘ぐってしまう。

「なんで今更ナターシャの過去を描くのか?」と思わせておいて、実は、今後のMCUのために、重要なエレーナのオリジンストーリーを描くというのが、本当の目的だったのかも知れない。

同時に、レッド・ガーディアン誕生について語られ、タスクマスターの悲しき誕生秘話についても描かれているので、『サンダーボルツ*』を観るうえでも重要な映画。

やっぱりMCUは、しっかりとした未来の設計図を持って描いているのだな。
もちろんそれは分かっていたし、そういう未来につながる部分もしっかりと観ていたつもりだったのだけど、『サンダーボルツ*』の事を頭の片隅に置きながら観たら、より面白さがアップしたし、この映画の重要度が自分の中でグンとあがったという話。

観直して良かった。MCUあるあるだけど。