長い事、朝食はパンとコーヒーだった私。しかし、最近、朝はお粥を食べる事が多くなっています。
30年ぐらい前に、上海郊外の中国人向けのホテルに2週間ほど数回逗留した事があるのですが、その時、朝食は必ずお粥で、これがけっこう気に入って、帰国後にもたまには朝粥を作って食べていました。
最近は、どうも胃腸の調子があまりよくないと感じる事があり、ほぼ毎日お粥を食べています。
定期的に色々検査しているので、大きな病気ではないと思うけど、まあ、胃腸も老朽化で若干機能が落ちているという所でしょうか?
今朝は、昨夜炊いた芋ご飯を、芋粥にアレンジ。
そこにいただきものの、キノコを少し入れてみました。

いただいたキノコは、その辺のスーパーに売っているようなものではなく、専門の知識がある方が山で採って来たものを3種類。
その中で、一番大きいやつの切れ端を少々。
あと、一番小さいやつを2つばかり、小さくちぎって。
これが素晴らしく美味しかった。
思わず(ふだん食べ物の事はあまり書かないこの)ブログに書きたくなるほどに。
まず香りが素晴らしい、湯気が鼻をつく瞬間にふわっと幸せな感覚に包まれます。
口に運ぶと食感がまた心地良く楽しませてくれます。もちろん味わいも格別。
質素な食事なのに、朝から大満足の幸福感。
そういえばサツマイモもお米もいただきものでした。
なんか、生かされているというか、生かしてもらっているというか、本当に有り難い事です。
特に信心とは縁のない私ですが、毎食前後に手を合わせてしまうのは、そういったすべてに(人にも食物にも)感謝しているから、自然に出てくる行為。
朝食後には、いただいたキノコの中の一番大きいやつをさいて天日干しに。
エアコンの室外機の上に新聞紙を広げ、その上にキノコを並べて干す。
鳥よけにザルをがぶせて、数時間。
今日は、陽射しが強く、湿度は低く、とても良い具合に乾燥キノコの出来上がり。
この乾燥キノコの匂いをかいだ瞬間、驚きと共にまた大きな感動が湧き上がってきました。
ブログに書きたくなるほどに。

写真を見ても何も伝わらないと思いますが。
それどころか、むしろゴミ?と思われてしまいそうな写真ですが。
これが本当にすごくて、ドライポルチーニによく似た、なんとも言えない幸せの香りがするのです。
生の時も、その香りに気付いてはいたけど、乾燥させたら何倍にも香りが強くなって、近寄ると周りに香りが漂っているのが分かるほど。
乾燥させたものを保存用に紙袋に入れたところ、思わず、シン〇ー遊びでもするように、袋に鼻をあて何度もその香りを楽しんでしまいました。
これリゾットにしても、パスタにしても絶対においしいよね。
生クリームとか、パルミジャーノレッジャーノとか、このポルチーニ似のキノコの潜在能力をさらに高める贅沢食材が欲しくなってしまいました。
まあ贅沢食材は買わない(買えない)とは思いますが、それなりに工夫しておいしくいただきます。
明日からの食生活が楽しみでたまりません。
感謝。

【どるたん】作詞、作曲、歌とギター担当