Tag Archive : 埼玉医大国際医療センター

Final Round(8) Start

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX


もう一週間経ってしまいましたが、6月6日から、抗がん剤治療(CapeOX療法)のRound8が始まりました。
これが最後!
前回から点滴は中止したので、内服薬を2週間飲んで終わり。

いつものように朝7時半に家を出て、埼玉医大国際医療センターへ。
8時10分頃病院着。
表玄関ではなく、F棟入口からIN。

受付を済ませ、問診票記入。

9時少し過ぎに、採血。
9時半に院内薬剤師さんによる問診。

ここまでは前回と全く同じ流れ。

薬剤師さんに、副作用がひどくなっている事。
便秘気味の事。
など、現在の状況を一通り話す。


その後は、採血の結果が出てから担当医の診察になるので、その間いつものように、ローソンでコーヒーを買い、喫茶スペースへ。持ち込みのパンとコーヒーでブランチ。
大きな窓から、外の景色を見ながらのこの時間は、憩いのひと時。
(この一節、毎回、全く同じなのでコピペ)

外の景色は、前回よりもさらに緑が濃くなり、樹々たちが生き生きしている感じが伝わってくるよう。夏感強め。

しばし、落ち着いた時間を過ごせると思ったら、いつもよりかなり早いタイミングで、担当医からの呼び出しコールが鳴る。
コーヒーまだほとんど残っているので、コーヒーのカップを片手に診察室へと急ぐ。
(この一節も前回と全く同じ)

入室して、副作用の状況を話す。
痺れが続いている事、指先を使う細かい作業が出来ない事など話す。
「これまでよく頑張りました。なんなら内服薬もやめてもかまいません。」
みたいな感じでねぎらい(?)の言葉をかけていただく。

そしてこの後のスケジュール決め。

約1か月後の、7月頭にCTなどによる検査。
その約10日後に、執刀した先生との面談というか検査結果の診断。
そこで、今後どうなるか、どうするか、って話になるわけですね。

まあ、良い結果が出ると信じてはいますが、予断を許さない状況ではある。


ところで、気になる副作用ですが、とにかく痺れがひどい。
手足の指先、舌及び口の周辺が、常に激しく痺れていて痛みを伴う状況。

これ、点滴の薬の蓄積によるものらしいけど、はっきり言って舐めてました。

点滴を続けていた頃(Round6まで)は、点滴後1週間~2週間で痺れは抜けて、ふつうにギターを弾けるぐらいの感じだったのですが、前回から点滴してないのに、痺れがまったく抜けない、どころかひどくなっている。

ギターは弾けるには弾けるんだけど、両手の指にかなりの痛みがある。
前回LIVE時(5/31)は、アドレナリンで乗り切れるだろうと思ったけど、ダメでした。
途中で予定外の休憩を入れ、手袋を装着しての演奏になってしまうという為体(ていたらく)。

その前回よりも、今はさらに痺れがひどくなっている。

足の指は、点滴中はさほど痺れは感じなかったのに、今は、四六時中ジンジンと痺れていて、指の付け根の肉球の付け根的部分は、なんだか腫れて膨らんでいるような感覚で歩きづらい事この上ない。
実際に触ると、若干腫れているような気がしなくもない。

先生の話によると、点滴をやめてから、一時症状がひどくなり、その後数カ月で痺れがひくというパターンもあるそう。
しかし、一生痺れがひかないケースもある、との事。

どっちにしろ、しばらくはこのひどい痺れはつづくという事ですね。

6月22日のLIVE「どるたん大復活祭」が迫っているというのに、全然復活していなかった!!

しかも、7月~9月まで、毎月、1、2本のLIVE予定入れちゃったよ。
まさか、点滴やめてから、副作用がひどくなるとは思っていなかったので。

まあ、でも、なんとかなるでしょう。
がんばります。

その痺れですが、温かくしていると多少はましなので、家にいる時は、温かめの手袋と、キティちゃんの靴下(過去ブログ「キティちゃんの靴下」参照)を必ず装着して過ごしています。



あ、そうそう、この日は、すべてが早め早めに進行し、家に着いたのはお昼前!
点滴がなくなったので、早く帰れるとは思っていたけど、お昼前に家に着くとは、想定外の早さでした。

ピリピリはつらいよ

抗がん剤治療に関する内容です。
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内容的にはネガティブなブログと捉えられてしまうかも知れませんが、本人いたってポジティブ(というよりも平常心と言った方が近いか)な気持ちで、現状を受け止め、ありのままを記しているだけなので、ご安心を。


先日のブログ「Round 7 Start」の中で、点滴による抗がん剤投与を中止した件を書きました。

これ、先生が「止めましょう!」と言ってくれて本当に良かった。
(もし「どうしますか?」と言われたら、「あと2回だから最後まで続けます。」って答えて、7回目と8回目の点滴を受けていたと思います。)

というのも、今回、点滴を受けずにすでに1週間経過するのですが、一向にピリピリが改善されません。
というか、ひどくなっているような気さえします。
これまで、6回の点滴によって体に蓄積された抗がん剤成分が、指先や舌先に集まってきているような感覚。

指先のピリピリ感

今までは、点滴をして1週間もすると、ふつうにギターを触れていたのですが、今は、左手に手袋をしないと無理。

すべての指先が常にピリピリしているので、小さい物を「つまむ」ような事が出来ません。
手のひらや指の根元部分を活用して「つかむ」という動作なら問題なく出来ますが、「つまむ」は痛みを伴うので、かなり難しい。

例えば指先を使って鼻毛を抜くなんて事は絶対無理!

今は、そんな状態です。

舌先のピリピリ感

舌先のピリピリ感は、1回目の点滴直後から感じ始めて、それから今日にいたるまで、一時も消えた事がありません。

はじめのうちは、舌先だけがピリピリする感じだったのだけど、だんだんと舌の根元の方までピリピリ。
さらには、4回目ぐらいから、徐々に、唇とその周辺もピリピリしはじめて、今は、かなりつらい状態。

副作用で、「冷たいものに触れると痛い」というのは、これまでも感じてきたことですが、最近では、唇や舌先がピリピリしているので、熱い物に触れても痛い!

要するに、今の私は、ぬるいものしか口に出来ません。

これまでの人生、熱い物は熱く、冷たい物は冷たくで、ぬるいものが出てきたら、拒絶するような人だったのに、なんと、ぬるい物しか受け付けなるとは。とほほ。


担当医の判断

このピリピリ感は、点滴をやめてもすぐに消えるわけではない。
数か月続く場合もあるし、人によっては一生消えない人もいる。
これ以上点滴を続けると、ピリピリが消えなくなる可能性も高い。
そうなると、日常生活にも大きな影響が出るので、点滴は中止しましょう。

と、担当医からの進言がありました。

本当にありがたい進言だったと、ピリピリが消えない今、つくづくと思っています。

まあ、もしかしたら、点滴をやめた事によって、癌の転移の可能性が若干は高くなるのかも知れないけど、まあ、それはそれ、その時考えます。

今は、ピリピリのない日常生活を取り戻す事。
心、平穏に過ごす事。
そして、やりたいことをしっかりやる事。(まずは5月31日のどるしゃあワンマン公演)

そういう事を念頭に日々を送っています。

もちろん、早寝早起きとか、食事のバランスとか、その辺はふつうに出来ているので、今後の人生、健康な日々を送れる事でしょう。


なぜか全く衰えない食欲

それにしても、どういうわけか食欲だけは全く衰えずに、しっかりと食べ続けることが出来ています。

舌や口の周りのピリピリだけではなく、顎の関節や、歯も痛むのに(←これも副作用)、さらには胃のむかつきも、ずーっと続いているのに、それを我慢してでもしっかりと食べ続けています。

入院中に、10Kg以上瘦せたのに、もう既に入院前の体重に近づいています。
抗がん剤の点滴室でも、こんなに肌つやが良く、肉づきも良い人、私のほかには見かけません。

副作用で食欲がなくなる人、多いみたいなので、まったく食欲が衰えない自分自身に驚いています。
薬剤師さんも、お医者さんも驚いていました。(笑)

元気な事は元気だけど

とまあ、そんな感じで、とても抗がん剤治療中にはみえない、元気っぷり。

最近では、青梅のアトリエよぎで、頻繁に色々な形で演奏しているので「もう演奏活動出来てるじゃん!」と思う方もいるようですが、これ、青梅という絶妙な場所というのも大きな要因なんです。

もちろんアトリエよぎという場所とそこに集う人たちが好きだから、出来ているという面もあるけど、場所がね、とにかく私にとって絶妙。

家から車で30分弱で行けるのよ。

これ、1人で片道1時間運転となったら、なかなかつらい。
元気にみえても、抗がん剤治療で色々な機能が弱っているので、疲れやすかったり、なんだりはあるのです。

ちなみに、うちからだと福生や川越で、1時間前後って感じ。

今度やるGoodstock Tokyoは2時間ぐらいかかるけど、運転手兼付き人がいるので、OK!
吉祥寺MANDA-LA2に出た時も運転手兼付き人がいたから大丈夫でしたが、ひとりでぶらりと行って演奏するのは、青梅ぐらいの近さじゃないと難しいかな。

1時間以上かかる場所での演奏やら、遠征やら、まだちょっと出来ない状況ではありますが、もう少しお待ちください。しっかり体力つけて回復を図っておりますので。

幸い、食欲だけはあるので、あとは、抗がん剤投与期間(飲み薬は続けています)が終われば、徐々に動けるようになると思います。

よろしくお願いします。

Round 7 Start

抗がん剤治療に関する内容です。
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一昨日、5月16日から、抗がん剤治療(CapeOX療法)のRound7が始まりました。
いや、始まったのかな・・・その辺は、追って書くとして。

いつものように朝7時半に家を出て、埼玉医大国際医療センターへ。
8時10分頃病院着。
表玄関ではなく、F棟入口からIN。


受付を済ませ、問診票記入。

9時少し過ぎに、採血。
9時半に院内薬剤師さんによる問診。

予約時間どおり順調です。
ここで一通り副作用の話をして、副作用を抑える薬の増減などの相談をするわけだけど、手や舌(及び口周辺)のピリピリ感がかなり増している事、ピリピリの範囲が広がっている事、指のささくれがひどくなっている事などを伝えたところ「先生に伝えて今後の治療を話しあった方がいいかも知れませんね」というお言葉。

(右手、指のささくれ、剥くと痛くて、剥かないと痛い)

そして「点滴をやめるという選択もある」との事。

この辺は、5サイクル目辺りから、先生にも「つらいようなら、いつ止めても良い」と、何度も言われていました。

私としては、この時点では「とりあえず今回は点滴をやって、その後の副作用の進行具合をみて、次回やるかどうか考えよう」という気持ち。


その後は、採血の結果が出てから担当医の診察になるので、その間いつものように、ローソンでコーヒーを買い、喫茶スペースへ。持ち込みのパンとコーヒーでブランチ。
大きな窓から、外の景色を見ながらのこの時間は、憩いのひと時。
(この一節、毎回、全く同じなのでコピペ)

外の景色は、緑一色。新緑から濃いめの緑へと変わっていく時期。
前回は野生の藤の花がたくさん咲いていたのだけど、3週間で随分と景色も季節感も変わります。

しばし、落ち着いた時間を過ごせると思ったら、いつもよりかなり早いタイミングで、担当医からの呼び出しコールが鳴る。
コーヒーまだほとんど残っているので、コーヒーのカップを片手に診察室へと急ぐ。

入室するとすぐに「点滴はやめましょう!」と、先生からの先制攻撃。
薬剤師さんから一通り話を聞いての、提言。

なんとドクターストップ!

「ええと、今日もやらないって感じですか?」と私。

「しびれも広がっているようだし、痛みもあるという事なので、これ以上は医者として勧められない。」と先生。
「ここでやめても、しびれはしばらく残るし、人によっては、一生続く場合もある」
「6回でやめても、8回目までやっても、それで人生が変わるのかというと、それほど大きな違いは無い」
「今まで多くの患者さんの症状を診てきたので、止めた方が良いとはっきり言える」

と、かなり固い意志を持ってのドクターストップ宣言。
とはいえ

「あくまでも、決めるのは患者さん自身なので、8回やらないと納得出来ないとか、スッキリしないという事なら続けますが、私の立場からはやめた方が良いと思っています」
との事。

そこまで言われたら、無理して続けるつもりもなく、先生の言葉に従う事にしました。
実際、かなり副作用はつらいので。

実は少し前に「ピリピリはつらいよ」というタイトルで、ブログ記事を書きかけていたのだけど、なんとなく途中で筆を置いてしまいました。
つづきを書いて、公開しようかな。

「ここまで充分がんばりましたよ。」
と先生の言葉に見送られるように、診察室を後にする私。

その足で、会計に向かい、支払いを終える。
当たり前だけど、金額がかなり少なくて、ちょっと気持ちも楽になる。

その後、もう一度、F棟に向かい、コンシェルジュに点滴が中止になった事を伝え、記入した問診票を渡して、病院を出る。

まだ午前中どころか、11時前。
処方箋薬局で薬をもらって、11時頃。

点滴は今回で中止になったけど、飲み薬の抗がん剤は続けて服用。
実は、これがけっこう辛くて、毎回大きめの錠剤を6錠、朝夕ご飯後に飲まねばならず、そのたびに、「ウゲェ~」となっております。

(抗がん剤6錠、右のリモコンは大きさの目安として)

正直、副作用抜きにすれば、点滴よりも、この飲み薬を朝夕服用する事の方がつらかったりするのです。

まあ、とりあえず、そんなこんなで、なんと今回は午前11時にすべて終了。
「何時に帰れる事やら」と、遅くなることも覚悟で家を出たので、大きく拍子抜け。

せっかく早く終わったので、「早く家に帰ってのんびり過ごしたい」という私と「どこか自然の中で英気を養いたい」という私。
2人の私が心の中でせめぎ合う。
結局「なかなかこういう機会もないだろう」と、自然の中へと車を走らせる。

しばらく目的地を考えずに山方面へと走りながら、「久しぶりに堂平山にでも行ってみるかな」と目的地決定。

まあ、これはまた別の話で、ブログに書くかも、書かないかも、という事で。

今回は、抗がん剤点滴ドクターストップで終了~
という話でした。

Round 6 Start

抗がん剤治療に関する内容です。
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もう3日ほど前の話になりますが、4月25日から、抗がん剤治療(CapeOX療法)のRound6が始まりました。

いつものように
初日は、点滴。
その後、2週間の内服薬。
1週間のお休み。
3週間で1サイクルです。


朝7時半に家を出て、埼玉医大国際医療センターへ。
8時10分頃病院着。
受付を済ませ、問診票記入。

9時少し過ぎに、採血。
9時半に院内薬剤師さんによる問診。
ここで一通り副作用の話をして、副作用を抑える薬の増減などの相談をする。
それが、医師、院外の処方箋薬局へと、正確に伝達されるので、何度も同じ話をする必要もなく、安心感も大きい。

その後は、採血の結果が出てから担当医の診察になるので、その間いつものように、ローソンでコーヒーを買い、喫茶スペースへ。持ち込みのパンとコーヒーでブランチ。
大きな窓から、外の景色を見ながらのこの時間は、憩いのひと時。
(この一節、前回と全く同じなのでコピペ)

喫茶スペースから見る、病院正面入り口。
紅葉がきれいな頃に、入院~手術、前回は桜が咲き誇り、今回は、分かりづらいかも知れないけど、後ろの森に、野生の藤が見事に咲いています。

病院に至る道筋、宮沢湖横の道路を走っている時にも、藤の花が目に着き、藤棚ではなく、野生に咲く藤は、横に広がらずに周りの樹木に頼って縦に伸び、花を咲かせるのだな、と思いつつ眺めていたのだけれど、病院の窓からもしっかりとその様子が見て取れました。

と同時に藤棚を考えた人、すごいな、とも。
この病院に通う事は、ある意味楽しみでもあるのです。自然と季節感。

さて、この日は、担当医からの呼び出しも、普段より早く、ほぼ予約時間通り。というか、多少前倒し!

抗がん剤の治療も後半に入り、薬の蓄積で、若干副作用もきつくなってきている事もあり、「残りの2サイクル、あまりつらいようだったら無理しないで、止めるという選択もある」という担当医からの提言をありがたく聞きつつも、せっかくここまで続けてきたのだから、最後までやるつもり。
痺れるとか、痛いとか、喉がつまるとか、色々あるけれど、そこまで重篤な症状も出ていないので。

8サイクル終わった後に、他臓器への転移がなく、すでに転移が確認されているリンパ節もきれいになっていれば、めでたしめでたし、って事になるみたい。

その後は、点滴の受付。ここまで超順調で、時間前倒しで進んでいます。
予約票では10時45分受付分だったのですが、10時30分には受付を終え、点滴の処方を待つ間、またローソンへ行き、点滴中に食べる軽食の買い出し。

前回、おにぎり2個を点滴開始前に食べてしまい、点滴中にお腹すいちゃったので、今回は、3個に増量。
万全です!

点滴は11時半ころから始まり、約3時間。
おにぎりを食べたり、読書をしたり、ウトウトしたりで、14時半ころ終了。

こんなに順調なのは、ラウンド2以来。
他は8時間越え、12時間コースなんて時もあったので、久しぶりの快挙。

会計も、処方箋薬局も順調に終え、家に着いたのは、15時半!

点滴を打った右腕は、これまで以上に手先から肘まで、痺れと、痛みがあったけれど、翌日にはかなり軽くなりました。

舌先の痺れは口周辺にまで広がってきて、違和感たっぷりなんだけど、まあ、がまんの範疇かな。
あとは、しゃっくりが、けっこうつらいけど、不思議とライヴの時などは収まるので、まあなんとか。
喉がキュッとしまるような感じは、歌を歌う人としては、かなりきついけど、点滴後1週間もすると、ふつうに歌える事が分かってきました。

てな感じで、順調に進んでいます。
(今回を含めて)あと3ラウンド、がんばります。



Round 5 Start

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一昨日、4月4日から、抗がん剤治療(CapeOX療法)のRound5が始まりました。

いつものように
初日は、点滴。
その後、2週間の内服薬。
1週間のお休み。


朝7時半に家を出て、埼玉医大国際医療センターへ。
道路が若干、混んでいて8時10分頃病院着。
受付を済ませ、問診票記入。

9時少し過ぎに、採血。
その後、いつもは院内薬剤師による問診があるのだけど、予約票にその記入がなかったので、コンシェルジュにその旨、質問したところ、すぐ連絡を取ってくれて、いつも通り問診をしていただく事になり、ほどなく呼ばれる。
胃のむかつきが続いている事、多少重めの夕食を摂ったときは、深夜に胃液があがってくるような感覚がある事などを伝えたところ、胃酸を抑える薬を追加で処方してもらうことに。

ここまで時間的には順調。

その後は、採血の結果が出てから担当医の診察になるので、その間いつものように、ローソンでコーヒーを買い、喫茶スペースへ。持ち込みのパンとコーヒーでブランチ。
大きな窓から、外の景色を見ながらのこの時間は、憩いのひと時。

喫茶スペースから見る、病院正面入り口。
紅葉がきれいな頃に、入院~手術をしたのだけど、今は桜が咲き誇り、時の流れを感じる。
と、同時に、こうやって季節を感じることが出来るこの病院を選んだことに幸せも感じる。


ブランチを済ませ、軽く読書をしている所で、担当医診察の呼び出し。
ここまでかなり順調。

検査の結果などを見ながらの説明を聞き、こちらからは体調の報告。
胃のむかつきの件や、指先のささくれ、喉がつまるような感じなど、一通り気になる事は伝える。
抗がん剤の蓄積により、今後さらに悪くなるようなら、薬をやめる選択もあるとは言われたけど、正直それほどの辛さ、苦しさは感じていないので、続けるつもり。

抗がん剤蓄積の事は以前から聞いていて、蓄積によるマイナスな影響が出ている事は確かだけど、それ以上に、季節の変化で暖かくなった事がすごくプラスの影響になっているように感じて、これまで辛かった事が、色々ふつうに出来ているんですよね。

点滴の後もぐったりすることなく、意外と元気。
昨日も今日も、ふつうに朝早く起きられたし、冬の間とは全く違う自分がいます。
抗がん剤蓄積のマイナス面を上回る、プラス作用かも。

自称「太陽の子」なので。

これがもし、夏の終わり頃に抗がん剤治療をはじめて、冬に蓄積&寒さがやってきたらと考えると、身も凍るような気持ちになりました。耐えられなかったかも!

さて、そんなこんなで、診察を終えると、点滴の受付。
ここまでは、かなりスムーズ。
受付を終えると、ここから点滴薬の調合がはじまり、ここで、また待ち時間が発生するため、再度ローソンへ。
点滴を射ちながら食べるお昼ご飯を買いに。
お昼ご飯と言っても、簡単に食べられるおにぎりを2つ。

点滴開始までは、けっこう時間がかかり、なんと13時頃になりました。
おにぎりを買って点滴室に戻ったのが10時半頃だったので、2時間半待ち。
点滴が始まる前に、お昼ご飯を終えてしまいました。

まあ、のんびり読書をしていたので、つらい時間ではないのですが、今回は8時間超え確定ですね。

16時頃、点滴を終え、会計を終え、病院を出る。
まだ陽が高いのが、すごくありがたい。「太陽の子」なので。

冬の間は、病院を出ると真っ暗で、寒くて、痛くて、本当に辛かったのよ。

16時過ぎ、エスカレータを降りると、ロビーには西陽が差し影が長く伸びていた。

正面玄関を出ると、まだ陽はこの高さ。
冬の間とは全然違う。これが私の元気の源です。

院外の調剤薬局で薬を受け取り、家路につく。

途中、飯能の桜と菜の花景観ポイントの横を通るので、車の助手席から写真を一枚。
iPhoneのズームで撮っているのであまりきれいではありませんが、実物はとてもきれいでした。

家に着いたのは、17時過ぎ。
7時半に家を出たので、10時間近くかかっていますが、まだ明るい。
気持ちが軽くなります。

冬の間も、病院通いそのものは苦痛じゃなかったけど、この暖かさ、明るさは、本当にありがたい。

色々感謝です。


6月の後半には、とりあえず抗がん剤治療が終わります。
その後は、(転移がなければ)さらに元気に復活する予定!

こんなのも予定されております。
LIVE SCHEDULE 2025

どうぞお楽しみに!


癌関連 INDEX

2024年10月にS状結腸付近に癌を発見、11月に手術により切除しました。
これまでの癌関連のブログを時系列順でINDEX化しました

異常を感じ始めた頃~入院に至るまで

入院の報告~手術~退院まで

(直接癌治療と関係ない入院中の出来事や思い出した事なども)

退院後の活動~抗がん剤治療へ

(退院後の音楽活動についてや今後の事)

癌レポート 1 発覚まで

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

異常を自覚したのは、この頃

文中には書かれていないけど、この前年から便秘気味になり2023年9月から、かかりつけ医で便秘薬を処方してもらっていました。
しかし、あまり効かず「これは明らかに溜まりすぎ」という時は、市販薬のコーラックを寝る前に飲むと、朝どうにか出る、という感じで、かかりつけ医にもそれは説明していました。
今思えばこのころから既にS状結腸付近は癌に蝕まれていたのかも知れません。

で、上の投稿に書かれている西武ライオンズの試合観戦を諦めた日(2024年8月22日)は、数日便秘が続いていたので、前夜コーラックを飲んで寝ました。

しかし翌朝、便は出ず、激しい腹痛でうめきながら床をのたうち回るような状況に。
便意はあるので、トイレに籠るも全く出る気配なし、出したいのに、出せない、全く出ない。

そのうち吐き気がしてきて、激しく何度も、「グゥエーーー」「ゴワーー」と近所中に響き渡るほどの大きな音を立ててからえずきを繰り返す。
この時はトイレの便座に向かってうずくまるような状態。
胃の中はすでに空っぽで腸がパンパンになっている模様。

その間も腹痛は続き、トイレにおとなしく座っていることも、便座に向かってかがみ続けている事も難しく、何度もトイレから転がり出ては、のたうち回り、また這うようにして、トイレに戻るという繰り返し。
下半身はすっぽんぽん(死語?)です。

野球を観に行くどころの話じゃない!

これもう間違いなく救急車案件でした。
しかし、そんな状態で朝から夕方までのたうち回った後に平穏が訪れてしまいます。
上からも下からも何も出ることはなく、痛みが何となく治まってしまいました。

この時、救急車を呼んで適切な病院でしっかり調べてもらっていたら、もしかしたら、もう少し早い段階で、S状結腸付近で便を堰き止めていた癌を発見する事が出来たのかも知れません。

リンパ節への転移もなく、その周辺だけを切除し、手術成功!って事になったかもと、今更思っても仕方ない。

その後、だましだまし生活していました。
のたうち回った件も、かかりつけ医に話しましたが、あまり深刻に受け止めてくれなかったようで、処置は便秘薬を変えてみただけ。

その後、同じようにのたうち回った事、3回。
半日ほど苦しんで我慢すれば、どうにか治まるという成功体験(!?)を身に着けてしまった。
しかし、やはり、うめき声を出しながらのたうち回るというのは、我慢できないほどの痛みなので、明らかに異常。少しばかり真剣にかかりつけ医に話をしたところ、便の検査をする事に。

1週間の間に2回、便をツンツンして採取したものを、持ってくるように。

と言われたものの、1週間に2回も、便を出せたら苦労しないのよ。
そんなわけで、すぐには病院に持っていく事が出来ず、どうにか苦労して持って行ったのが10月23日、検査結果は少しだけ潜血反応があったという事で、すぐに所沢肛門病院を紹介され、翌24日に受診。

とても丁寧に時間をかけて調べてくれて、その日のうちに、S状結腸付近に癌らしきものを発見。詳しい事は病理検査の結果が出ないとわからないけど、すぐにでも大きな病院で診てもらうようにという事で、防衛医大他、いくつかの選択肢の中で、家から一番通いやすいという理由で、埼玉医大国際医療センターを選択。

他と比べたわけではないので、何とも言えないけど、感触的に、この選択は大正解だったと思っている。
所沢肛門病院にもすごく感謝している。

紹介状を書いてもらって、すぐに診てもらうように言われてはいたものの、予約電話で指定されたのは、それから約1週間後。

10月30日でした。
その間にも癌は進行していたかも知れないわけですが……

10月30日、朝から夜まで、みっちりと、あちこち回され検査されて、結果、「出来たらこのまま入院、なるべく早く手術」という話に。

とはいえ、準備もあるし、それよりなにより、私には、どうしても10月31日までにやりたいこと、やらねばならぬとても大事な使命があったのです。

-つづくー