Tag Archive : 柔道

パリオリンピック観戦記 8/3

昨日は、柔道混合団体、女子バレー、サッカー女子など。
なでしこ-アメリカ戦が22時キックオフなので、試合終了は24時ぐらい、早寝が出来ると思っていたのだが・・・


女子バレーボール 予選リーグ 日本-ケニア

予選リーグ最終戦。この試合にストレート勝ちすれば、決勝トーナメント進出の可能性がわずかながら残る。
危なげなくストレート勝ち。ずっと気になっていた石川選手の調子もこれまでよりも良いように見える。安心しきって、3セット目の途中から柔道混合団体を観てしまった。


サッカー女子 準々決勝 日本-アメリカ

ベンチ入りメンバーに谷川選手が入っていない。この時点で悪い予感しかなかった。
超守備的に戦った前半、守備はしっかり機能していたけど、本当にこういうサッカーでいいの?という思いもある。後半も守備的かつワンチャンスを生かすような形。だったら決める時に絶対に決めきらねば、勝てないわけで。対するアメリカは、チャンスを決めきるロドマン(デニス・ロッドマンの娘!)がいたという、個人の力の大きさ。決定力!
延長後半、北川選手、長谷川選手を下げてパワープレイに出た時点で勝利への道は全く見えなくなった。閃きや展開力が感じられなくゴール前でも雑。
谷川選手の不在が本当に大きかった。何があったのか…心配。そして北川選手また膝を痛めたのでは?こちらも心配です。

日本のサッカーは男女とも準々決勝敗退。
夜更かしの要因が一つ(二つか?)少なくなった事だけは喜ばしい。


柔道混合団体 決勝 日本-フランス

ここに至るまでの試合も断片的にオンタイムで観ていました。決勝はサッカー女子と被ると思っていたのでオンタイム観戦を諦めていたのですが、サッカー終了後「柔道はどうなったかな?」と結果を見るつもりでチャンネルを合わせたら、村尾三四郎選手が畳にあがったところ。「何試合目かな?」と思ったら、なんと1試合目。「これはオンタイムでちゃんと観ろということか?」と。
迷いつつ観戦決定。夜更かし決定。
せっかく早寝できると思ったのに……


で、もう試合の事、審判の事、進行の事などあれこれ言いたくないので、それ以外の事を。
結局、(ずっと言われている事だけど)日本は柔道という武道を、フランス(及び他の多くの国)はJUDOという競技をやっている、という話に尽きるのかと。
試合そのものもだけど、畳の上での相手に対する礼を欠く態度など目に余る。
相対した時の佇まいからして武道家対MMA選手という感じ。スっと立たずに、ぐにゃぐにゃピョンピョンとそれ柔道か?
引き分け後、代表戦の前に畳を挟んで5人ずつが並んで向かい合った場面でも、日本は心静かに立っているのに、フランスはこれからケンカを始める輩(やから)みたいな佇まい。色々と不快。

でも、日本の選手たちには、良い試合と心を見せていただきました。おつかれさまです。ありがとう。


パリオリンピック観戦記 8/2

昨夜は、男子サッカーの準々決勝。試合開始は深夜24時。
先日のなでしこで「深夜の観戦は無理」と思い知ったばかりなのだが、負ければ終わりのトーナメント。しかも相手はスペイン。これは絶対にオンタイムで観たいやつ。
と熟考の末がんばってオンタイム観戦しました。寝落ちしないように横にならずに。しっかりと観戦。


サッカー男子 準々決勝 日本-スペイン 

これすでに色々な意見が出ていると思うので、あえて触れないけど、疑問の残る判定が多い試合でした。

それはさておき、0-3という結果は、実力差がしっかりと出た試合だと思っています。
GK小久保があの反射神経と身体能力で反応しても止められない2本のミドルシュート。
これには文句のつけようもありません。

対して日本が放ったシュートは次々とゴールポストやバーにはじかれてしまう。これを不運というのは簡単だし、実際不運とも思うのだけど、数ミリ、数センチで結果が分かれるのが、サッカーに限らずスポーツや勝負の常。そのために精度を研ぎ澄ますわけで。
非情な事を言えば精度が(ほんの少し)足りなかった。

もちろんどれも良いシュートだったし、そこに至るパスやクロスの精度の高さも感じたし、取り消された細谷のゴールは素晴らしかった。充分スペインとも戦えていた。
今まで観たきた代表チームの中で、一番可能性を感じた。

それでも、あと少し「何か」が足りなかった。
前言を全部否定するような発言だけど、もしかしたらそれは「運」だったのかも。

実力差も感じたけど、それぐらい可能性も感じた、そんな複雑な気持ちになる試合でした。


柔道 男子 100キロ超級~準決勝

斉藤立、夕方の準々決勝までは危なげのない勝ち方。まるで斉藤仁を見ているような不思議な感覚。
夜の準決勝は、サッカー開始前に運よくオンタイムで観る事が出来たのだが、あっけなく1本負け。
その後の事は知らないのだけど、あまり騒がれていない所を見るとメダル取れなかったのか?
なんにしろ次に期待ですね。



パリオリンピック観戦記 7/29

昨日、7月29日のパリオリンピックTV観戦感想の記録。
極めて個人的な、記憶を補完するためのメモです。


総合馬術団体

馬術に関してはあまり知識もなく選手の事も知らないので熱心に観ていたわけではなく、TVerでチラっと観ていた程度。ただベルサイユ宮殿に設けられたコースの美しさ、それに映える人馬の美しさに見惚れていたという程度でした。昨日までは。

昨日たまたま総合馬術団体のラストあたりから観たら、日本が3位入賞。
思いがけず涙が出た。

というのは「日本が馬術でメダルを獲得するのはバロン西以来92年ぶり」という話を聞いたから。バロン西は、1932年のロス五輪で金メダルを獲得。1945年硫黄島で戦死している。硫黄島では(ロス五輪で金メダルをとった時の)愛馬ウラヌス号のたてがみをお守りとして持っていたという。そんな逸話を殊更知っていたのは、元々子供の頃から本好きでそういうエピソードをよく知っていたというのもあるのだけど、祖父がバロン西と同じ硫黄島で戦死しているから。地獄のような戦場にバロン西がいたというのは、辛く悲しい話だけど、バロン西が同じ戦場にいてくれた事は、大きな救いだったのではないか、と思っていた。一兵卒の祖父と直接関りがあったのか、面識があったのか、そんな事は全く分からないけれど。
伝記や戦史物や戦争映画で語られるバロン西という人間の大きな人間性。そういう人間がそこにいてくれたこと、それは祖父にとってはありがたい事だったのではないかと、勝手にバロン西に感謝している。

そんな思いが、溢れて。日本の騎手たちがバロン西と重なって。思いがけず涙が出てしまったのだ。
表彰式で、日本選手団がアン王女からメダルを授与される場面でもまた少し涙が出た。


柔道 女子 57キロ級 

昨日はちょこちょことやるべき用事があって、男子の試合はあまりしっかりと観る事が出来なかった。
というか、正しくは女子の試合に焦点を合わせて用事をこなしていたというところ。

夕方の準々決勝で、舟久保選手は一瞬の一本負け、敗退。夜、3位を目指す戦いに回る事に。
しかし、出口クリスタ選手、フ・ミミ選手は、勝ち上がり、この2人が決勝であたればいいなと思っていた。世界選手権アブダビ2024と同じ顔合わせになるから。(その時はフ・ミミが勝っている)

舟久保選手は、3位決定戦でブラジルのラファエラ・シルバ選手と対戦。
ねばり強く長い戦いで相手の体力を奪い、最後は相手の反則負け、銅メダル獲得。

決勝は期待どおりに出口クリスタとフ・ミミの対戦。
これまでの戦いで出口の顔は擦り傷だらけ、膝も痛めたようで、何度も気にしていた。
結果は延長の末、フ・ミミに3度目の指導が入り、出口の勝利。世界選手権の雪辱を果たす。
表彰式は観てないのだけど、写真を見たらフ・ミミが笑顔で良かった。

全日本や世界選手権を追い続け、注目していた選手たちの活躍がとても嬉しい。


スケートボード男子ストリート

前日の女子は観られなかったのだけど、男子は予選、決勝ともにオンタイム観戦。
とはいえ、決勝はTVの前で寝たり起きたりのぼんやり状態、なれど、堀米選手の金メダル獲得の瞬間はしっかり(若干ぼんやり見てたけどパッキリ目が覚めて)観る事が出来ました!マジ、スゲー!

ラスト一本で高得点を出さない限りメダルすら無しという場面で、そのラスト一本を、この日、全員の中での最高得点で決めての金メダル。マジ奇跡ッスねー。

スケボーの選手って、(個人的な偏見ですが)どうも見た目的に苦手な人が多い中、見た目的にダントツ好きで応援していた堀米選手の優勝は最高に嬉しい。ヤバー。


男子体操団体

TVの前で観る気満々だったのだけど、完全に寝落ち。
たまに目が覚めるも、残念ながら、まったく状況を把握できぬままに朝を迎え、日本優勝を知りました。ちゃんと観ていたら興奮した事でしょう。まあ仕方ない。これがオリンピック!(?)



パリオリンピック観戦記 7/28

昨日、7月28日のパリオリンピックTV観戦感想の記録。
極めて個人的な記憶を補完するためのメモです。

当初は、「柔道だけはオンタイムで観る」ぐらいに考えていたのですが、うまい事、女子バレー、女子サッカーもほぼオンタイムで観る事が出来ました。


柔道 男子66キロ級 女子52キロ級(1回戦~準々決勝)

この階級は、男子・阿部一二三選手、女子・阿部詩選手の、兄妹二大会連続金メダルがかかっているのだけど、それはともかく、純粋に阿部兄妹の柔道が見たかった。

結果、詩は2回戦敗退。大号泣。という結末。
色々と思うことはあるのだけど、まあ、いいか。

一二三選手は危なげなく次のステージに進出。一瞬の対応力、スピード感が他の選手よりワンランク以上、優れているという印象。


女子バレーボール ポーランド戦

丁度試合開始の少し前から外出する必要があり録画セット、帰宅後若干のタイムシフト観戦。

1セット目は取ったものの、その後連続でセットを落としての敗戦。
石川選手に冴えがなく、思い切りの悪いプレーが目立ったのが若干心配。顔つきもちょっと自信なさげ。まあ、これまでも、そういう試合あったし、気持ちが切り替われば大丈夫でしょう。

その分、古賀選手や、途中投入された和田選手の好調っぷりが頼もしい。
これからです。


女子サッカー ブラジル戦

なでしこジャパンの2戦目。
1戦目を落としているだけに、結果の求められる試合。
清水選手を欠き、北川選手はまだベンチ外。

前半、田中選手がPKを止められる。
0-1で負けている状態で、後半アディショナルタイム。
しかし、負ける気は全然しなかった。
というのも、後半35分頃に谷川選手が投入されたから。
この選手は、アンダー年代の頃から知っている、本当にすごい選手。
A代表に召集されてからなかなか出場機会がなかったのだけど、ずっと使ってほしいと思っていた。
入ってからの数プレーで、体の準備も、頭の準備も、心の準備を出来ていたのがわかる。

「ジョホールバルの歓喜」の時、カズが外された瞬間、チームが中田選手中心に生まれ変わり劇的に機能するようになったのだけど、その時私は、TVの前で「これで本当にヒデのチームになった!」と叫んでいました。その時と同じような興奮。時代が切り替わる瞬間を目撃した、という気持ちです。

結果、谷川選手の大活躍で2-1の勝利!
次も楽しみ。

なでしこジャパン(というよりも女子サッカー)に関しては色々な思いがあるので、オリンピック観戦記以外に、いつか、何か、書き残しておきたいと思っています。


柔道 男子66キロ級 決勝

女子サッカーが始まってしまったので、柔道はとりあえず明日、何かの形で観ようと思っていたのだけど、なんと!サッカーのハーフタイム時にチャンネルを変えたら、ちょうど決勝戦がはじまるところ。

阿部一二三選手の素晴らしい試合を観る事が出来ました。
前述のように、一瞬の対応力、スピード感の差が出たと感じます。
力量の差というよりも、センスの差か

お兄ちゃんすごかった!

(まだ結果を知らないのだけど、女子の準決勝、決勝も何かの形で観たい)


結局、深夜2時過ぎ、なでしこの勝利を見届けてから寝た。この時間までが限界ですね。
これより深い時間帯の競技は、オンタイム観戦完全に諦めます。
ただ4時開始とかなら、(前夜の寝る時間にもよるけど)逆に早起きして観られるかも。

とりあえず、この土日ほどの観戦は出来ないと思うけど、これからも出来る限り試合を追っていくつもりです。


そして、今朝、なんと6時30分に、暑くて目が覚めた!
6時30分に暑くて目が覚める!?って人生初体験。
6時30分に暑いって!
(3回言いました)

まだ、あまりあれこれ情報を入れてないのだけど、水泳やら体操やらスケボーやら卓球やら色々あったようですね。

これからも楽しみ(だけど若干体力的に不安)です。


パリオリンピック観戦記 7/27

昨日、7月27日から本格的にオリンピックの競技が開催された。
(一部先行して開催している競技あり)

その本格開催初日にどんな競技をTVや配信で観戦して何を思ったか、という極めて個人的な記憶を補完するためのメモです。
なので、人に見せてどうこうというものではありません。興味のある方だけ読んでみて下さい。

昨日は、急ぎの案件などなかったので、かなり多くの時間を観戦に使う事が出来ました。
今後は、こういう事もなかなか出来ないと思うので、観戦記はこれ1回限りになるかも知れないし、気が向いたらまた書くかも知れない、そんなスタンス。


男子バレーボール ドイツ戦

フルセットの大接戦の末、敗戦。
しかし、選手の調子はとても良さそうなので今後に期待できる。
この敗戦は決して大きなマイナスではなく、今後プラスに働く敗戦、そんな気がする。


男子バスケットボール ドイツ戦

結果だけ見ると20点差の完敗なんだけど、随所に良いプレーが見られた。
特に河村選手の周りを見る目、一瞬の判断力、物おじせずに力を出し切る精神力には、目を見張るものがあった。
八村選手は「自分がやらねば」という思いが強いのか、後半になるにしたがって無理して攻めて外す場面が多くなったように思う。


しかしバレー、バスケットと2つの敗戦はかなり精神的にこたえました。
どちらも「行ける!」と思う瞬間があっただけに、余計。
とても力の入った戦いで、観ているだけでも疲れるほど。

とはいえ、今年は西武ライオンズのおかげで、負けに対する耐性がかなり強くなっているので、大丈夫。
それにどちらも、予選リーグでの1敗ですから、まだまだ先があるし、上に行ける可能性も残っているので、これからの戦いに注目していきます。


柔道 男子60キロ級 女子48キロ級(1回戦~準々決勝)

男子60キロ級の永山竜樹選手は準々決勝で審判の「誤審」により敗戦。
審判の「待て」の後にも締め続けた相手選手に締め落とされる形になったのだけど、永山選手は締めに対して気力で耐えていたものが「待て」がかかった瞬間に安心して「気」を抜いてしまったように思う。で、落ちた。
「待て」の合図で「気」が絶えてしまったのだから、その後も締め続けられたら「気絶」しますわな。

女子48キロ級の角田夏実選手は巴投げと腕挫十字固のコンビネーションで危なげなく勝ち進む。
1回戦だけちょっと緊張している感じだったけど、その後はリラックスした良い集中力で戦えていたように感じた。
腕挫への入り方が多少力づくで強引に見えたけど、ヴォルク・ハンやアンドレイ・コピロフィのビデオなど見て研究すると面白いのでは?相手のロックした手をパンと叩く(というか払う)とか、足を取りに行きつつ腕もとるとか、面白い入り方色々あるのできっと楽しめると思う。角田選手はサンボや柔術もやっているみたいなのでもう知ってるかな?


柔道 女子48キロ級(準決勝~決勝)

角田夏実選手金メダル獲得!
準決勝は、相手の反則負けになったけど、反則を取るタイミングが悪すぎて、モヤっとした形での勝利。ちょっと相手選手(スウェーデンのバブルファス選手)がかわいそう。審判大丈夫か?
決勝は巴投げでの技あり勝利となったが、あれを巴投げと言っていいのだろうか?
巴投げって前に出てきた相手の力を利用して後ろに倒れ込みながら投げる一連の動作の技だと思うのだけど、角田選手のは、倒れてから両足で持ち上げて投げる、そういう新しい技なのでは?
「仰向け両足持ち上げ投げ」的な。
(角田選手に文句を言っているわけではありません)


柔道 男子60キロ級 (敗者復活戦~3位決定戦)

永山竜樹選手銅メダル。
あの納得いかない負けからの気持ちの立て直しは見事。
2試合とも見応えのある試合、攻める気持ちが前面に出ていて気持ちの良い柔道。


深夜、どうにかこの2人の試合を見届けて、就寝。
(表彰式までは無理でした)

男子サッカー、卓球混合ダブルスなど、気になる試合は多々あれど、これで限界。


そして、今朝起きてから、何も情報を入れない状態で、男子サッカー 日本-マリをビデオ観戦。
いや~、このチーム、いいサッカーするようになった。オーバーエイジ入れなかったのは絶対に正解!

その後、卓球混合ダブルスで張本、早田ペアの1回戦敗退、女子テニス、大坂なおみ選手の1回戦敗退を知る。
なんと!両方ともメダルを狙えると思っていたので衝撃です。

しかし、「これがオリンピック」とも思うのでした。


今日は、柔道の阿部詩選手、阿部一二三選手は、絶対オンタイムで観るつもりですが、他はちょっと難しいかな・・・