Tag Archive : 病院

Round 4 Start

ここ数回のブログは、映画『いきもののきろく』を観に行った話で実に楽しい内容だったのですが……

浮かれている時間は終わりだ!

ここからは、抗がん剤治療に関する内容です。抗がん剤治療に関心のある方、私自身になんらかの関心がある方、以外の方が読んでも面白い話ではございません。ここでUターン推奨。

その前に、今週は病院週間でした。

3/11(火)
かかりつけ医にて、心臓系の定期健診。(心筋梗塞~冠攣縮性狭心症持ちです)
ここでは、心臓のみならず、体調全般を相談させてもらっていて、大腸がんの発見もここからのスタートでした。まあ、もう少し早く大事(おおごと)にして欲しかったという面もあるにはあるけど、感謝しています。
今回の診察は、特に血液検査やら心電図などもなく、ふつうにサクっと問診でしたが、一昨年から花粉症の薬も処方してもらっているので、先生から
「花粉症はどうですか?」と
実は、最近全然くしゃみも出ないし、花粉症の症状が出ていない私。そこで
「がんを取ったせいか、抗がん剤のせいか分からないのだけど、なぜか花粉症治ったみたいです。」
と、言ったところで先生、看護師さん、私の3人で大爆笑。
「じゃ、花粉症のお薬はなしって事でいいですね。(笑)」
と診察終了。

そしていよいよ
3/14(金)

抗がん剤治療第4ラウンドStart

前回、家を出てから帰宅するまで12時間コースだったので、それなりの覚悟をして家を出る。
朝7時25分。

8時数分前に病院着。

再診受付機による受付を済ませ、抗がん剤治療者専用のF棟へ移動。
ここで、体温、体重、血圧、血中酸素濃度などを自分で測り、問診票に書き込み、まずは採血待ち。

思ったよりも早く、採血室へ呼ばれる。

次は、院内薬剤師さんの問診待ち。

これも予定時間より早く呼ばれた。
いつもは男の薬剤師さんだけど、今回ははじめての女性の方。
どの方に当たったとしても、毎回しっかりとこちらの状況を把握している事に感心するし、安心もする。

副作用の発現状況を一通り話した後
「(状況によって調節しつつ使用する)下剤と保湿剤の一部は使いきってないので、今回はなくても大丈夫。吐き気止めはこれまで通り出してください。」
と進言。

今回、病院で写真をまったく撮らなかったので、お世話になっている保湿剤3兄弟と、室温の上昇からか手袋なしでも触れるようになったTVのリモコンの写真を。

薬剤師さんからは、保湿剤しっかり使うようにと。
そして、これからの季節、紫外線が強くなるから、そちらのケアもするようにとの事。
抗がん剤の蓄積により皮膚の表面が弱くなっていくようです。(すでに多少感じている)

しかし、これまで、保湿剤も、紫外線のケアもまったく関係なく生きてきた意識低い系。
最近、どうにか毎日、保湿剤を使えるようになってきたけど、日焼け止めとかも、考えなくてはいけないわけですね。意識高い系への転身!
というか「系」ではなくて、意識高く行動します。がんばります。

という感じで薬剤師さんとの面談(問診)は終わり。


次は、担当医による診断なのだけれど。
これは、血液検査の結果が出てからなので、1時間程度の待ち時間がある。
前回は、ここで2時間以上の待ち時間が発生した。理由は不明。急患でもあったのかな。


いつも、この時間は、陽の当たるサロンでブランチ。
ちょっと優雅なひと時。
院内にあるローソンで、ホットコーヒーを購入し、持ち込みの菓子パンを。

実は院内にはスタバもあって、多くの方はスタバで購入したあれこれをこのサロンで食しているのだけれど、私は、もっぱらローソンのコーヒー。
スタバの注文(というかすべて)が苦手というのもあるけど、もっぱらコスト面が理由。
でもまあ、それなりの幸せ感は味わえています。
特に卑下もしていませんのでご安心を。

すると、コーヒーを飲み終わらないうちに、お呼び出し器が鳴り、なんと予約時間前に、診察室へと移動する事に、ローソンのコーヒーを持ったまま、院内の長い廊下を移動して、そのまま診察室へとIN。

血液検査の結果は、まあそれなりに、基準値に収まっていないものもいくつかあるけれど、問題ないレベル。(ちゃんと結果表をもらえます)

で、副作用の状況などを話し、抗がん剤点滴のなんらかの成分は前回同様30%OFFでいく事になりました。

ここまで予想外の早さで事が進んでいる。


E棟診察室を出て、F棟点滴室へと移動。
その前に、点滴室近くの休憩スペースで少し冷めたローソンコーヒーを飲み干す。

さて、抗がん剤点滴の受付へ。
ここ以外は、予約時間順で、呼び出し器で呼び出されるのだけれど、ここだけは、それぞれの診察が終わった順番で受け付ける。

受付が終わると、そこから抗がん剤点滴のブレンドが始まるので、ここでまた待ち時間が発生。
前回は、処方箋の間違えがあったからか何なのか、ここでも2時間ぐらいかかった記憶。

今回は、割とスムーズ。
一旦、私のための点滴スペースへ向かって、点滴担当の看護師さんと簡単な確認を終え、点滴薬の調合を待つ間に、点滴中に食べられる簡単な昼食を調達するため、またしてもローソンへ。
と言っても買ったのは、おにぎりひとつだけ。
あとは、持ち込みの菓子パンの残りがあるので、それでOK。

点滴室へ戻り、自分の席のテーブルに、お茶のポットと、おにぎり、おやつを並べ点滴を待つ。
この並びは、前回のブログに書いた、レッドアローでのテーブルセットとほぼ同じ!

(前回ブログより)

なのに、気分は正反対。
この後、抗がん剤点滴が体に入ると、しばらくは色々な事が満足に出来ない人になってしまうのでね。
気分は重め。

とは言え、色々と考え、抗がん剤治療と自然療法など経験者からの発信や助言、先人たちの辿った道なども調べ、比較検討、熟考したうえで、覚悟を決めてはじめた事。
考え方は人それぞれでしょうが、これが私の生きる道~♪
将来的に良い結果を招くと信じています。



点滴中の腕の痺れは、これまでに感じた事のないレベルで、針の刺さった辺りを中心に周辺かなり広い範囲にビリビリとした感覚。

それ以外は、軽食、おやつ、そして読書と少しの微睡を楽しむ。

点滴にかかる予定時間は、2時間半だったけど、3時間かかって、14時半に終了。

順調に会計を終え、病院を出て帰り道にある調剤薬局へ。
ここも実にスムーズ、病院との情報共有も行き届いていて、安心感高め。

すべてを終え、自宅に着いたのは、15時を少し回った辺り。
全部、順調に(というよりもやや早めに)進んでもやっぱりこれぐらいの時間になるのですね。

帰宅時間は、早ければ15時、最悪で20時過ぎというのが、これまでの経験則。
毎回、付き添ってくれて、車の運転もしてくれる、公私すべてにわたるマネージャーには感謝しかありません。



さて点滴後の副作用ですが、これまでよりひどくなっているものと、軽くなっているものがあります。

まず、冷たい物に触れない現象。
これは若干楽になっているのですが、副作用が軽くなったわけではなく、気候が暖かくなってきたという話だと思います。
これまで触れなかった、車のドアノブ、トイレのドアノブ、iPhoneやTVのリモコンには、ほぼふつうに触れたので、「ちょっと楽」を実感したけれど、玄関のドアノブ(北風が当たる場所にあるのでけっこう冷たい)は痛かったし、トイレの手洗い水でも痛かった。

痛みを感じる温度の分岐点があって、身の回りの物のいくつかが許容範囲の暖かさになったので、「ちょっと楽」にはなったけど、副作用が軽くなったわけではない。という結論。

今も手袋なしでPCのキーボードを打っています。点滴直後としては初の快挙。
だけど、冷蔵庫の卵や野菜には痛くて触れません。

てな感じ。

あとは、点滴中に感じた手の痺れ。
これがかなりキツイ。

右手(右、左交互に打っていて、今回は右手)の、指先から、肩のあたりまで、満遍なく痺れていて、若干動きにも支障がある。

顎の痛みも継続中。

喉も冷たい物を飲むとキュッと締まるような感覚。常温の水もアウト。
食べるものも多少は暖かくないとダメ。アイスなど論外。

まあ、これまでだと、この辺は1週間程度で軽くなるのだけれど、抗がん剤の蓄積により、今後長引く可能性もあるとの事。

あと、これまで点滴1週間後ぐらいに、ひどく怠くなる事があったのだけど、これはたまたまではなく、この時期一番白血球が減少する(あれ増加だったか?)という看護師さんの説明があり、なるほどと。

あとは、手の指のささくれが増えてます。
しっかり保湿してるんだけど、これも今後悪化してゆく可能性高そう。

点滴直後から私の体の中で「はたらく細胞」たちが、忙しく働きまくり、中には戦い破れ、または疲れ果てて、朽ちていくものもいるのかと思うと悲しいやら愛おしいやら、全身で応援してます。

まあ、今後ひどくなってゆく症状もあるのでしょうが、タイミングを見計らってそれなりに活動も出来るという事も、実感しているので、しっかりLIVEの予定入れてます!

とはいえ、この土日は行きたいところ色々あったのだけど、全部、断念でござる。残念でござる。

まあ、出来る限り、やりたい事をやっていきますので、これまで同様、皆様、それぞれに、適当な感じで見守っていただくと大変嬉しく思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

Round 3 中間報告

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

抗がん剤治療第3ラウンド中間報告

中間報告と書いたけど、昨日の朝の内服薬までで、抗がん剤服用期間が終わり!
今日から1週間は、待望の抗がん剤お休み期間。
と言っても、きっと、あっという間に、第4ラウンドの抗がん剤点滴日(3/14)がやってくるのでしょう。

今回の点滴は、副作用をちょっと抑えるために、薬を30%減らした事もあり、明らかに前回、前々回よりは、楽に過ごすことが出来ました。

とはいえ、やはり点滴直後数日間は、ガッツリ副作用出ますね。いつもの、冷たい物に触れないとか。喉がキュッと細くなって詰まるような感じとか。

そんな中、今回、点滴を金曜日に打って、2日後の日曜日に、なんと人前で弾き語りしてしまいました。
こちらのブログに詳しい事が書いてあります。(アトリエよぎ『究極の一曲day6』参加報告

割と体調良さげだったから参加してみたのだけれど、まだ体内の抗がん剤濃度は高め。
なので抗がん剤入り飛沫をまき散らさないようにマスクをしたまま、ギターの弦に素手で触れるとすごく痛いので手袋も着用、という超怪しいいで立ちでの弾き語りでした。
また声も張れないので、割とおとなしく歌う歌をチョイス。

そんな感じではありましたが、抗がん剤点滴後2日で、人前で歌うというか、点滴後2日で出かける気になった事が、我ながら驚き。

それだけ、この企画には参加したかったのです。

さてその後、これまでは10日ぐらいしてから徐々に楽になっていったのだけど、今回は、1週間後にはかなりふつうに過ごすことが出来ました。

抗がん剤点滴後2日目の私が上の動画、そして8日目の私は、なんと!
下の動画をご覧あれ

『坂本カツミを想う会』2days-day1

同じ人とは思えない。
というか、点滴後約1週間でこれが出来た事が驚き。

この翌日も、歌いまくってきたし。
『坂本カツミを想う会』2days-day2

正直なところ、1日目の帰宅後、ぶっ倒れるんじゃないかな、と思っていたのだけど、ふつうに眠りについて、翌朝も元気に目覚めたので、2日目も無事参加出来た次第。

この2日間を終えて、考えた事は

1. 抗がん剤点滴は30%OFFのままが良かろう

抗がん剤を30%OFFにすると、当然癌に対する効き目も30%落ちるのだろうけど、本体(私)が過ごしやすい方が良いでしょう。その分、音楽活動出来れば、それに越したことはありません。免疫力もアップしそうじゃありませんか?

2. 抗がん剤お休み期間ならLIVEの予定入れられるんじゃね!?

3月1日、2日の2日間、(抗がん剤内服薬、服用期間にも関わらず)全力出し切ったのに、その後も、ぶっ倒れるような事はなく、ふつうに、いや、むしろ元気に過ごせています。
この調子なら、LIVEの予定入れられそう!

実は、すでに1本、入れてあるのだけど

(とりあえず的に作ったフライヤー画像ですが、フライング公開)

これは仲間たちに手伝ってもらって、ゆるりと楽しくやる感じのパブタイムなのですが、どるしゃあのワンマンも本格的に出来るんじゃないかしら?と、しゃあみんに相談の上、Goodstock Tokyoに連絡しちゃいました!!
で、ワンマン開催決定です!詳細は追って発表しますが、ワンマンのみならず、凄い企画も進行中!!

いや~、なんだか、驚きの展開、驚きのスピード感で、わくわくが止まりません。
カツミさんからパワーを授けていただき、道を指し示していただいたような、そんな感覚。
感謝!ありがとう!

アトリエよぎの樋詰司と薫にも、本当に感謝しています。
癌になってからも、体調に合わせて演奏出来る場所があり、自分自身の音楽との向き合い方や、その時その時のポテンシャルを測る事が出来たのは、本当にありがたい。そしてそこで過ごす時間のかけがえのなさ。感謝しかありません。ありがとう。

2023年、どるたんソロLIVE終了後の、左からつかさ、どるたん、薫


ただね、抗がん剤は体に蓄積するという事なので、安心は出来ないけど、きっと大丈夫!
油断せず、しっかりケアしていきますので。

という事で、みなさまお楽しみに!

Round 3 Start

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

抗がん剤治療第3ラウンド開始

過日、2月21日から、抗がん剤治療の第3ラウンドがはじまりました。

初日は点滴(オキサリプラチン)
からの、2週間の内服薬(カペシタビン 朝夕各6錠)

初回時は、色々な検査や説明、診察などからの点滴で、朝一、8時に受付して、通常の会計窓口が閉まる時間を過ぎ、薬局も閉店時間を過ぎていたのを待っていてもらい、そこから薬の説明などを受けて家に帰りついたのは夜8時という12時間越えのコース、でしたが、2回目は、割とスムーズに、午後3時過ぎ頃には家に帰れました。

まあ、通常はこんな感じなのかな、と若干軽い気持ちで臨んだ3回目。
しかし!大間違い。そう簡単にはいかず、またしてもほぼ12時間コース!!

朝、7時30分に家を出て、8時に受付して、家に着いたのは夜の7時。

特に、2回目と何が変わったというわけでもなく、ただただスムーズに流れなかった。

採血までは割とスムーズ、そこから院内薬剤師との問診もまあ時間通り、そこから担当医の診察までが2時間待ち、その前に血液検査の結果が出て、もう一度院内薬剤師からの呼び出しがあり「血中のマグネシウム濃度が上がっているので便秘薬を変えたい」との事、説明を受けてから、担当医への連絡事項を書いてもらう。

この辺、非常にしっかりとしていて、連携も行き届いていて、好感が持てる。

そのあと、担当医さんが忙しかったのか、とにかくしっかり待たされました。

とはいえ、待ち時間は陽当たり良く眺めも良い喫茶スペースで、コーヒー&スイーツを。
読書も捗り、まったくつらくはありません。


精神に異常!?

担当医の診察では、やはり院内薬剤師さんの指摘から、便秘薬変更の話になり「まあ、あまりマグネシウム濃度が上がると精神に異常をきたすこともあるので、変えましょうか」と何やらものすごく不穏な情報をさらりと告げられる。

初回も2回目も、点滴後3~4日間は便が出ず、その後も薬(酸化マグネシウム錠)のお世話になって、便通をコントロールしておりましたが、今回からはモビコールというお湯に溶かして飲むタイプの薬に変更。

精神に異常をきたさないように。(マジか?)

あとは、顎の痛みを告げたところ、「点滴の抗がん剤配合を30%ほど落としましょう」という事に。
しかし、顎の痛みは我慢できないレベルではないため、30%落とした分だけ癌を抑える力も30%落ちるのであれば、下げなくても良いのでは、とも思ったけど、とりあえず今回30%減で。

次回までの様子を見て、また最初の値に戻してもらう事も考えます。

そして、これからまた、点滴薬の配合に時間がかかり、点滴が始まったのは、午後3時過ぎ。

その前に、担当医の出した処方箋に記入漏れ(しかも一番大事な抗がん剤が出てなかった)があり、バタバタと追加の処方箋は先生自ら点滴室にもってきたようで、そこから点滴室受付の方が私を探して、私の手に。

しかし、その追加処方箋は、病院の規定に外れたもの。追加分もひとつにまとめなくてはならないという事にどこかで、誰かが気づいて、またバタバタと伝言ゲームが行われ、ひとつにまとめた処方箋は会計窓口に預けられることになったらしい。

今回は、これに限らず担当医のうっかりミスが多発。
電子カルテを打ち込む時も「あ、間違えた」を連発してたし、院内電話も間違った場所にかけてたし、まあ、命に係わる事ではないし、ダブルチェック、トリプルチェックと、その辺しっかりしているので、大きな問題はないんだけど、時間がかかったのは、そのせいもあるかも。

怒りやイライラ感は全くなく、信頼する気持ちも薄れてないけど、今回はこんな感じでした。
というメモ。

満床、満座(?)だった点滴室からは、一人去り、二人去り……

結局、点滴が終わるころには、大事な処方箋を預けてある、通常の会計窓口が閉まる時間になりそう。
という事で、点滴がすべて終わる前の、抗がん剤点滴後に最後の水を流す点滴に変えたタイミングで、おつきの者に来てもらい、一通りの書類と診察券を持って先に会計を終えてもらうという綱渡り。(なぜかこの癌治療いつも綱渡りの連続)

まさかの12時間コース

外に出たらすっかり夕方。
初回よりは、陽が落ちる時間も随分遅くなったので、真っ暗ってほどではないけど、こんな感じでした。

薬局へは閉店時間ギリギリに滑り込み、無事、すべてを終えて帰宅。

夜7時過ぎ。

まあ、病院内ではある程度リラックスして過ごせるのだけれど、さすがに疲れました。
おつかれさま!

Round 2 を終えて

抗がん剤治療に関する内容です。
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抗がん剤治療の第2ラウンド、14日、朝の薬で一段落。
2週目後半からは、副作用も落ち着いてきたので、13日には、地元警察署へ、運転免許の更新に行ってきました。

久しぶりのゴールド!更新も楽チン!

そして翌14日は、映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の封切り日という事で、しっかりと映画館へ赴きました。

抗がん剤治療、第2ラウンドが始まってから、ほぼ家から出ていなかったので、若干不安もあったけど、免許の更新と、映画鑑賞、実に良いタイミングで、両方ともまったく問題なし。

あっ、お出かけ疲れはあったかも。
両日とも21時過ぎにはぐったりと布団に入って寝てしまったので。

副作用は、1回目より若干重かったかも知れないけど、まあ、2週目後半に落ち着くのは同じ。

ただ点滴の薬は、体に蓄積するらしく、段々症状が重くなるかも、と言われています。
実際、爪の付け根あたりが黒ずんできたような気もする。

まあ、その分しっかりと癌を抑え込んでくれると信じて、とりあえずは、あと6ラウンドやりとげるつもり。


Round 2 Start

抗がん剤治療に関する内容です。
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1月31日から、抗がん剤治療の第2ラウンドがはじまりました。

初日の点滴(オキサリプラチン)
からの、2週間の内服薬(カペシタビン 朝夕各6錠)

点滴後の副作用は初回時とほぼ同じなのだけど、若干辛さが増したような気がします。
初めての時は、「点滴好き」というアホなポジティブ感があったせいか(「初日……のつづき」参照)、点滴後、割と元気に立ち上がれたのだけれど、今回は、ちょっと立ち上がる時からして、足のふくらはぎに軽い痙攣のような感覚がありました。
これは車から降りるときや、帰宅後も何度か感じたけれど、その日だけでおさまりました。

冷たいものに触れると痛いのは、前回同様。


「手袋がないと何も出来ね~」って事で用途別に色々買ってもらったのだけど、なかなかめんどくさいっす。

何か食べる時に、食べ初めだけ顎関節が痛くなるのも、同様だけど、食事に関係なく口を大きく開けたり、動かしたりしても、痛くもなんともない。
どうしてだろう?と、観察したところ、顎の両側から唾液が分泌される時に痛いように感じる。
これは、次回医師に話してみよう。

あとは、前回よりも吐き気が強いかな。
薬で抑えているので、あまり強い吐き気ではないけど、ムカムカ感あり。

前回、感じなかった症状としては、点滴後から今日もまだ、舌先がピリピリするような痺れ感。味覚には問題ないけど、舌先がずっとピリピリしている。

あと、病院からの帰宅時、車の中でマスクを外して、そのまま外に出たら、鼻の穴がツンと痛かった。その後、鼻をかんだら少し血がにじんでいた。
これも初体験だけど、もしかしたら前回はマスクをしていたから感じなかったのかも。

まあ、なんだかんだと気を付ける事はあるけれど、今のところ、なんとか(あまり)生活に支障なく出来ているので、OKって感じ。

それにしても、この薬の量よ。


がん関連だけでこれですよ。
と言っても、抗がん剤は、朝夕6錠ずつで、他は、副作用を抑えるためのものばかりなので、具合が悪い時、悪くなりそうな時に呑むものが多く、全部呑むわけではない。

しかし、私、これ以外にも、心臓関連の薬も呑み続けているし、花粉症もひどくなりつつあるので、今年もそろそろ薬に頼るようかも、という薬漬け人間。

本音を言うと、薬まみれの生活から脱却したいんだけど。
今のところ、薬と仲良くやっていくしかないかな。


癌関連 INDEX

2024年10月にS状結腸付近に癌を発見、11月に手術により切除しました。
これまでの癌関連のブログを時系列順でINDEX化しました

異常を感じ始めた頃~入院に至るまで

入院の報告~手術~退院まで

(直接癌治療と関係ない入院中の出来事や思い出した事なども)

退院後の活動~抗がん剤治療へ

(退院後の音楽活動についてや今後の事)

癌レポート 1 発覚まで

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

異常を自覚したのは、この頃

文中には書かれていないけど、この前年から便秘気味になり2023年9月から、かかりつけ医で便秘薬を処方してもらっていました。
しかし、あまり効かず「これは明らかに溜まりすぎ」という時は、市販薬のコーラックを寝る前に飲むと、朝どうにか出る、という感じで、かかりつけ医にもそれは説明していました。
今思えばこのころから既にS状結腸付近は癌に蝕まれていたのかも知れません。

で、上の投稿に書かれている西武ライオンズの試合観戦を諦めた日(2024年8月22日)は、数日便秘が続いていたので、前夜コーラックを飲んで寝ました。

しかし翌朝、便は出ず、激しい腹痛でうめきながら床をのたうち回るような状況に。
便意はあるので、トイレに籠るも全く出る気配なし、出したいのに、出せない、全く出ない。

そのうち吐き気がしてきて、激しく何度も、「グゥエーーー」「ゴワーー」と近所中に響き渡るほどの大きな音を立ててからえずきを繰り返す。
この時はトイレの便座に向かってうずくまるような状態。
胃の中はすでに空っぽで腸がパンパンになっている模様。

その間も腹痛は続き、トイレにおとなしく座っていることも、便座に向かってかがみ続けている事も難しく、何度もトイレから転がり出ては、のたうち回り、また這うようにして、トイレに戻るという繰り返し。
下半身はすっぽんぽん(死語?)です。

野球を観に行くどころの話じゃない!

これもう間違いなく救急車案件でした。
しかし、そんな状態で朝から夕方までのたうち回った後に平穏が訪れてしまいます。
上からも下からも何も出ることはなく、痛みが何となく治まってしまいました。

この時、救急車を呼んで適切な病院でしっかり調べてもらっていたら、もしかしたら、もう少し早い段階で、S状結腸付近で便を堰き止めていた癌を発見する事が出来たのかも知れません。

リンパ節への転移もなく、その周辺だけを切除し、手術成功!って事になったかもと、今更思っても仕方ない。

その後、だましだまし生活していました。
のたうち回った件も、かかりつけ医に話しましたが、あまり深刻に受け止めてくれなかったようで、処置は便秘薬を変えてみただけ。

その後、同じようにのたうち回った事、3回。
半日ほど苦しんで我慢すれば、どうにか治まるという成功体験(!?)を身に着けてしまった。
しかし、やはり、うめき声を出しながらのたうち回るというのは、我慢できないほどの痛みなので、明らかに異常。少しばかり真剣にかかりつけ医に話をしたところ、便の検査をする事に。

1週間の間に2回、便をツンツンして採取したものを、持ってくるように。

と言われたものの、1週間に2回も、便を出せたら苦労しないのよ。
そんなわけで、すぐには病院に持っていく事が出来ず、どうにか苦労して持って行ったのが10月23日、検査結果は少しだけ潜血反応があったという事で、すぐに所沢肛門病院を紹介され、翌24日に受診。

とても丁寧に時間をかけて調べてくれて、その日のうちに、S状結腸付近に癌らしきものを発見。詳しい事は病理検査の結果が出ないとわからないけど、すぐにでも大きな病院で診てもらうようにという事で、防衛医大他、いくつかの選択肢の中で、家から一番通いやすいという理由で、埼玉医大国際医療センターを選択。

他と比べたわけではないので、何とも言えないけど、感触的に、この選択は大正解だったと思っている。
所沢肛門病院にもすごく感謝している。

紹介状を書いてもらって、すぐに診てもらうように言われてはいたものの、予約電話で指定されたのは、それから約1週間後。

10月30日でした。
その間にも癌は進行していたかも知れないわけですが……

10月30日、朝から夜まで、みっちりと、あちこち回され検査されて、結果、「出来たらこのまま入院、なるべく早く手術」という話に。

とはいえ、準備もあるし、それよりなにより、私には、どうしても10月31日までにやりたいこと、やらねばならぬとても大事な使命があったのです。

-つづくー

明日からラウンド2 その前に

抗がん剤治療に関する内容です。

1週間のお休み期間を終えて、明日からまた、2週間の投薬期間。
初日は点滴。

ちなみに私がやっているのはCapeOX療法というやつ。

初日の点滴が、オキサリプラチン
その後、2週間の内服薬が、カペシタビン


これが始まると、また、冷たい空気に触れるだけでも痛い!という状態になってしまいます。
(「初日……のつづき」参照)

前回、しっかりと痛い思いをしたので、明日は、点滴を終えて外に出る時には、マフラーで顔を覆い、手袋も忘れず装着。
常温の水も飲めないので、ポットにお湯を入れて持って行く予定。

1週間のお休み期間中、何も出来なかったなぁ
明日からは、あまり歩き回れなくなりそうだし、という事で、今朝は、ゆっくりと1時間ぐらいかけて近所を散歩してきました。

しっかりと防寒して外に出たのだけど、歩いていたら汗ばむほどの良い天気で、途中で、マフラーを外し、手袋を外し、上着を脱ぎ、と装備品を外しまくる。
それでも、帰宅時にはしっかりと汗をかいていました。
いや~、しかし、本当に暑かった。

お寺や神社を巡って、川沿いを少し歩いて、ぶらぶらと適当に。

雲ひとつない青空。
空気も澄んでいて、気持ちの良い散歩でした。
抗がん剤治療が始まってから、ほとんど外出していなかったのだけれど、歩き回れるぐらいの体力はまだ残っているようでひと安心。

これからも、あまり体力が落ちないように、暖かい日は外に出ようと思います。

1st ラウンド終了

抗がん剤治療に関する内容です。
関心のない人が読んでも楽しいものではないし、抗がん剤治療に関して否定的な考えを持つ人がいるのも承知しています。
そんな人たちは無理に読む必要ないので、ここでさようなら。

これまでの抗がん剤治療関連ブログ投稿はこちら
初日
初日……のつづき

さて、昨日の朝で、とりあえず第1回目の抗がん剤投与期間、2週間を終えました。

一度も忘れることなく、しっかり飲み終えました。
副作用チェックシートもしっかり毎日記入。

色々なチェック項目がある中、あまり当てはまるものもなく、ひどい状態にならずに乗り切れたように思います。
以前書いた(初日……のつづき)冷たいものに触れると痛い!というのは、ほぼ投薬期間最後まで続いたけど、後半、徐々に痛みは小さくなっていきました。

初日の点滴を終えてから、頭痛、吐き気、など、あまり感じなくて、割と楽にすむかも!と思っていたけど、4日目ぐらいからけっこうきつい倦怠感がきて、2日間ぐらいはほぼ寝てました。その後も数日、よれよれ状態。
その頃、抗がん剤ががん細胞だけじゃなく、正常な細胞や免疫にも、激しく攻撃していたのかな?知らんけど。

そして、やはり、この期間中は、ギターを弾いて歌う、という事はかなり難しいと実感。
指の感覚だけじゃなくて、のどの違和感やら息が続かないやら、1週目はほぼ無理。2週目後半に入ると多少どうにか、って感じ。
でも1時間以上のLIVEとなると難しそうだし、車で1時間以上運転して出かけるというのがけっこうきつそう。体力落ちているのでね。
チャンスは、1週間の薬休み期間なのだけど、寒い時期は無理かな~
免疫機能も落ちているから、風邪などもらうと大事(おおごと)になりそうだし、暖かくなるまで様子見って感じでしょうか。

いつなら予定入れられるか一目で分かるように投薬スケジュールをエクセルで作って(といってもカレンダーはテンプレでただ色を塗っただけ)壁に貼りました。
赤が点滴、オレンジが飲み薬

毎年、1年がすぐ終わるように感じるのですが、今年は特に速そうです。

フィフティー・フィフティー

昨年中よく聞いたフレーズ「フィフティー・フィフティー」
言うまでもなく大谷翔平選手の50本塁打/50盗塁という大記録を表す、おめでたい言葉として聞いたフレーズでした。

しかし、私が先日(1月10日)聞いた「フィフティー・フィフティー」は、あまりおめでたくないフレーズ。
フィフティー・フィフティー=50% / 50%=5分5分(ごぶごぶ)
という意味として聞いた「フィフティー・フィフティー」

それは癌の転移再発可能性。

「再発可能性は、フィフティー・フィフティーなので抗がん剤治療で少しでもリスクを減らしていきます」という趣旨の話でした。

まあ、以前から聞いていた事なので、特に大きなショックはないのだけど「若干%あがってないか?」という気がして、過去ブログを調べてみました。

と、昨年12月のブログ「検査結果及び今後の治療からのLIVE告知」に、再発リスク40%~50%と書かれていました。
まあ、その時とは医師も違うし、言い方が変わっただけで、ほぼ同じ。
見立ては変わらず、しっかりと医師間、医療機関内の見解は統一されているようで、逆に安心しました。

ちなみに転移する場所は、肺とか肝臓とか、色々考えられるみたい。

そうなるとまた手術だなんだと大変だし、行動の制限も大きくなりそうなので、しっかり注意して生活していきます。

とはいえ、あまり神経質になる事なく、いつもどおり楽しく、やりたいことをやっていく所存。

無理はしないつもりなので、どこかで私に合う事があれば、それは無理せずに外出しているという事。
音楽活動をしていたら、無理せずに活動しているという事なので、過剰な心配はせずに接していただければありがたいです。
(行動できない時は迷惑かけてしまいますが、その時はごめんなさい)

幸い私の周りにはそうやって自然に接してくれる方々が多くいるので、これからも安心して行動、活動していけそうです。

新年早々病気の話ばかりですみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。