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Blondie『Apollo Theatre, Glasgow Live(Dec. 31 1979)』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1981

Debbie Harry

ブロンディ(Blondie)は、デビュー・アルバムから最近の物(最新アルバムは2017『Pollinator』)まで全キャリアを通して聴き続けている大好きなバンドなのだけど、これは大好き度をMAXレベルまで引き上げてくれたLIVE映像の話。

「擦り切れる程、何度も観た」というビデオテープがいくつかあります。
その中でも、断トツに観まくったのが、BlondieのLIVE映像。

時は、1980年暮れ。

第1回 MSGタッグリーグ戦を録画するために購入したVHSビデオデッキ。
当時本体価格30数万円、ビデオテープ1本5,000円程度、そんな時代。

家に届くやいなや、John Lennonが殺されてしまい、それにともなう特番のあれこれなどを録画するハメになるのだが・・・

そんな時期(1980年暮れか1981年はじめの方か?)に、突如テレビ東京で放送された、BlondieのLIVE映像(1979/12/31 Apollo Theatre, Glasgow)。
これが好きで好きでたまらなかった。

毎日のように観ては巻き戻し、また観るという繰り返し。
それは、ある意味、John Lennonの死によって深く傷ついた心を一時癒してくれる、そんな時間だったのかも知れない。

選曲は、3rdアルバム『恋の平行線』4thアルバム『恋のハートビート』から。
初期の曲も聴きたかったけど、この2枚のアルバムは、どちらも「ベストアルバムか!?」というほど良曲ぞろいなので、文句はありません。

何がそんなに私を魅了したのかと言えば、それは、(音楽や演奏はもちろん好きでしたが)デボラ・ハリーの魅力に尽きるでしょう。

一挙手一投足全てを見逃したくない、そんな気持ちで見ていました。

「Dreaming」で自分の頭を、ポンと軽く叩くような仕草が好きです。

※たぶん「夢見る事は自由よ」というアクション

「Shayla」を歌う時の憂いある表情が好きです。

「Union City Blue」で虚空を見上げ歌う凜とした姿が好きです。

「Pretty Baby」でステージのふちに座り客席に語りかけるように歌う姿が好きです。

なんと言っても一番好きなのは「Picture This」で、少し首をかしげるようにして宙を指差す姿。

デボラ・ハリーの姿を見ていると一瞬一瞬に胸がときめきました。

そうやってテープが擦り切れるほど何度も繰り返し見ました、という、今回はちょっと変態ヲタク的な話でごめんなさい。

この映像、現在は『Blondie at the BBC』(Amazon在庫切れでした、中古を探してください)という、超超超お得なCDとDVD2枚組で全編観る事が出来ます。
(他の映像やこのLIVE映像に収録されていないLIVE音源も)

たぶん、これを入手してDVDを観ても「どるたんがなぜこれほどまでにときめいていたのか?」は、分からないと思います。

きっとあの時、1980年暮れから1981年の私の心にJust Fitしただけの話。

この少し後にNHKで、BlondieとThe StranglersのPVを交互に流すという番組(たぶんヤング・ミュージック・ショー枠)も放送されて、それも録画して繰り返し見ました。主にBlondieを。

この頃の姿とは随分変わってしまった現在のデビーですが、私は今も変わらずに大好き。