アコースティックギターがかっこいいロック その16
「アコースティックギターがかっこいいロック」今回は、Suede
2002年に発売された5枚目のアルバム『New Morning』のボーナストラックとして収録されていた「You Belong to Me」
Suede – You Belong to Me
フィードバックさせたエレクトリックギターをバックに、アコースティックギターのカッティングが始まり曲の骨格を作り出してゆく。
そこにドラム、ベースが絡み、「チュルチュー」というスキャットが入ってくる。
例えれば、The Rolling Stonesの「Gimmie Shelter」辺りを思わせるような、70年代的古き良きロックサウンドの趣を感じる。
こういうロックチューンのバックで刻まれるアコースティックギターのサウンドが大好物なのです。
Suedeのこのアルバム自体、アコースティックギターがかなり活躍していて、個人的には、好感度高め。
しかし、このアルバム、初期からのSuedeファンにはあまり好かれていないようです。
メンバーチェンジを繰り返すたびに毒気が抜かれスキャンダラスなロックバンドから、ソフトでメロディアスなバンドへと変化していった所が、初期からのファンには納得がいかなかったのかも知れないのだけど、私は、この時期のSuedeがけっこう好き。
話はズレちゃうけど、Manic Street Preachersも、そういう所があって、Richey Edwardsがいなくなってからの毒気控えめのManic Street Preachersの方が好きな曲が多いのです。
この現象は、例えば60~70年代、Syd Barrettの抜けたPink Floyd、Peter Gabrielの抜けたGenesisなどと似ているような気がするのだけど、私は、Pink FloydもGenesisもSydやPeter在籍時の毒気がより好きだったりするので、90年代以後のSuedeやManic Street Preachersとは逆の現象。
ただ単に、私が歳をとったせいなのか、何か違う理由があるのか、そのうち、じっくりと考えてみたい気がする。
けど、どうでもいいような気もする。
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【どるたん】作詞、作曲、歌とギター担当