『異郷の詩』ガイド
エミリアーニ(Emiliani)のこと
『異郷の詩』1曲目に収められた「Emiliani」の事を。
Emilianiというのは、ヴァイオリンの名前。
曲中に登場する、アンネ・ゾフィー・ムター(Anne-Sophie Mutter)の愛器。
アンネ=ゾフィー・ムター(Wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/アンネ=ゾフィー・ムター
北イタリアの都市、クレモナでストラディヴァリによって作られたもの(ストラディヴァリウス)で、ムターの物は1703年製(Wikiより)
ストラディヴァリウス(Wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ストラディバリウス
この曲が出来た事がきっかけとなり、今回収録された、北イタリアの街を題材にした曲があふれ出るように、次々と出来上がりました。
それまで、私の曲には、あまり具体的な固有名詞が登場する曲はなかったのですが、北イタリア・シリーズの曲は、固有名詞だらけです。
兼ねてから、ユーミン(松任谷由実)の「私のフランソワーズ」や「グレイス・スリックの肖像」のように、好きなミュージシャン、好きな音楽について、歌にしてみたいという漠然とした気持ちを持っていたのですが、この『Emiliani』をきっかけとして、そんな風に好きな物の固有名詞を無理なく詩に組み入れる事が出来るようになりました。