最近観たイタリア映画2題
先日、ネット配信(Amazonプライムビデオ)で観たイタリア映画『歓びのトスカーナ』
例によって何の前知識も無く、あらすじなども読まずに見始めた。
その段階では、なんとなく風光明媚なトスカーナの自然をバックに「ああ人生って素晴らしい」的な映画を想像していた。
まあ『ライフ・イズ・ビューティフル』的な?みたいな?
そんな映画を。
だって『歓びのトスカーナ』ですよ。
こんな画像ですよ。
(タブレット版のAmazonプライムビデオだと添付画像の上半分が使われていてキャッチコピーなどは無かった)
見たら全然違っていて唖然!
精神に問題を抱える女性が生活する施設、そこから脱走した女性2人が巻き起こす事件。
と、かなりヤバイ内容のお話でした。
トスカーナの自然は、ほとんど出てきません。
どこに「歓び」があったのかもよく分かりません。
タイトル&画像と内容を考えると詐欺と言っても良いレベルです。
が!
映画自体はとても良く出来た映画だと思いました。
話の内容も、役者の演技も、高いレベルで楽しめました。
ああ、人間って・・・哀しくも面白いものね、とか、さらには精神医学とそのあり方みたいな物も考え込んでしまうような。
そんな素晴らしい映画。
しかし『歓びのトスカーナ』はないよなぁ・・・
うっかり見ちゃう人を取り込もうとしているのか?
それによって(逆に)本気で見たい人を遠ざけていないのか?
そんな事も考えてしまいました。
ところで、イタリア映画といえば、少し前に(ネットで)観た『インビジブル・スクワッド』という映画も、ちょっとばかり詐欺的なタイトルだったかも。
『スーサイド・スクワッド』にあやかって「スクワッド」ってつけたくなっちゃった感じ?
(映画はとても面白かった!)
と、ここまで書いて、気になったので原題を調べてみました。
『歓びのトスカーナ』は’La pazza gioia’
直訳すると「狂った喜び」みたいな感じかな?「狂った(女性の)喜び」かな?(pazzaは女性名詞)
ちゃんと内容を表現しています。
ちなみに『インビジブル・スクワッド』の方は’Il ragazzo invisibile’
直訳すると「見えない少年」
こちらはもう内容そのまま。
透明になる能力を持った少年のお話なので。
う~む・・・