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2025年3月前半に観た映画

今日から3月!という事で、半月に一度の恒例「観た映画」2月後半編を。この期間ちょっと色々あって観た映画はかなり少なめ。観ているドラマとアニメの本数が多めなのも一因か。

2025年3月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


3日『マダム・ウェブ』(Amazon)☆☆

『マダム・ウェブ』
『マダム・ウェブ』

あまり評判良くないようなのだけど、割と楽しめた。原作を知らないので楽しめたのかも。3人の少女の事とか、あまり語り切れていない点はいなめないけど、この3人の少女の今後など見てみたいので、つづきがあれば良いのだけれど、難しそうですね。ヴェノムやこの子たちは、MCUにも登場して欲しいのだけど、無理かしら?


5日『駒田蒸留所へようこそ』(Amazon)☆☆

『駒田蒸留所へようこそ』

これはシネマネコでやっていた時に観に行きたかったのだけど、行けなかったやつ。思った通り面白かった。ネットメディアの新人ライターが、前半、最低の奴だったのだけど、蒸留所の取材を続けるうちに徐々に育っていく。私が上司だったら初日でくびにしていると思う。育てる事の大切さも学びました。って、もうこの先の人生、そういう機会もないだろうけど。


9日『いきもののきろく』(映画館)☆☆

『いきもののきろく』
『いきもののきろく』

この映画に関しては、色々とブログに書きましたので、そちらを参照してください。しかし、映画に関係ない事もたくさん出てくるので要注意。

映画『いきもののきろく』関連ブログ


12日『ザ・フラッシュ』Amazon)☆☆

『ザ・フラッシュ』
『ザ・フラッシュ』

これは、『マダム・ウェブ』とは逆に評価高めの作品なんだけど、全然楽しめませんでした。まあ、元々DC作品との相性が良くないのもあるけど、エズラ・ミラー演じるフラッシュというキャラクターが全く好きになれない事もある。バットマン、ワンダーウーマン、スーパーガールなど色々と出てくるけれど、あまり必然性も感じないし、タイム・リープによる過去の改変からの展開も今ひとつ。


13日『私にふさわしいホテル』(Amazon)☆☆

『私にふさわしいホテル』
『私にふさわしいホテル』

山の上ホテルを舞台にした作品という事で、楽しみにしていたのだけれど、ホテル自体は最初と最後ぐらいしか出てきませんでした。ホテルを舞台にした文豪あこがれ新人女流作家のちょっと良い話的なものを想像していたら、まったく違って破天荒なドタバタ劇でした。だがそれもまた良し。こういう役はのんじゃなければ出来ないなと感心。橋本愛の登場に高まる。高石あかりもまた良き。楽しめました。


14日『アルプススタンドのはしの方』(Amazon)☆☆

『アルプススタンドのはしの方』
『アルプススタンドのはしの方』

甲子園を舞台にしたものかと、思ったら、映し出されたのは、どう見ても地方球場。まずは、地区予選から描くのかと思えば、途中のセリフから、ここが甲子園のアルプススタンドだと見立てている事を理解する。そのセリフのやりとりが舞台劇のようだな、と思って後で調べたら、実際に元は舞台劇だったらしい。舞台劇ならば「アルプススタンドの見立て」は、問題ないのだけど、映画となると話が違う。どう見ても甲子園のアルプススタンドには見えないので、今一つ、話に入り込めずに終わる。甲子園球場の使用許可がおりずにこういう形になったようだけど、残念過ぎる。


15日『ジョン・レノン、ニューヨーク』(Amazon)☆☆

『ジョン・レノン、ニューヨーク』
『ジョン・レノン、ニューヨーク』

オープニングが「I’m Steping Out」のセッションテイクからはじまり、そこにかぶさるヨーコをはじめとした人たちの言葉がまた良い。そこからタイトルバックに「New York City」と、この始まり方だけ観て、このドキュメンタリー映画が、信頼に足るものだと確信した。
この後も数々の貴重な曲が流れるのだけれど、それは決して時系列にそったものではなく、ここでこの曲が流れるという必然性に、何度も涙した。特に「Mind Games」、そしてJohn がニューヨークを離れた「失われた週末」時代のポールとの写真にも涙。もちろん、ジョンとニューヨークの最期の瞬間を知っているので、その時をたまらない気持ちで観る事になる。ジョンとヨーコがニューヨークを愛していたのはよく分かるのだけど、この最期が来ると分かっていたのならば、日本で、東京と軽井沢の二拠点生活でもしていてくれたら良かった、などとつい考えてしまった。とにかく何度も涙しました。ふだん心の奥にしまってある感情が呼び覚まされてたまらない気持ちになった。最後、タイトルバックに流れるのが、大好きな曲「Watching The Wheels」の弾き語りヴァージョンだったのもたまらん。とにかく選曲、構成、最高。


これまでの「観た映画リスト」です

ただ家に帰るだけの話

または
「映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第五章)」

ちなみにこれは、3月9日(日)の話。
家を出てから、テアトル新宿で映画『いきもののきろく』を観て、菊池琢己ミニライブと、井上淳一監督、永瀬正敏さんとのトークセッションを堪能し、お三方のサインをいただくまでの長~い話が第一章から第四章まで。
各章へのリンクは文末にあります。

さて

映画のパンフにこの日、壇上に上られたお三方のサインをいただき、映画館を後にした私。

まずは西武新宿駅を目指す。
サブナードへの入口はすでに閉まっていたので、地上の雑踏を人を避けるように歩く。
しかし、ほんの数百メートルの間なのに、スマホの画面に目を落としたまま、まっすぐこちらに向かって歩いてくる人の多いことに辟易。

区役所通りとの交差点辺りのサブナード入口は開いていたので、地下へと避難。
階段の昇り降り(じゃなくて降り昇り)はあるけど、地上での信号待ちはなく、西武新宿駅まで地下を移動。

駅の改札をくぐり、発車案内を見上げると、パッとみたところ本川越行きの急行電車はしばらくない。
ホームを見ると、特急小江戸が停車中。
発車時刻を見ると、21時30分。あと3分で発車。
さすがに特急チケットは売り切れているだろうと、売り場を見ると、ふつうに売っている様子。
マジか!?買うしかないよね?確かPASMOに残額あったよね?(第一章参照)と私自身と数秒対話したのち、チケット購入!PASMO大活躍!!速足で特急へ乗車!

流れるようにスムーズな急展開。

あれこれ考える間もなく、特急に乗車、自分の席に着く。
周りは空席だらけ。あれ、西武新宿線の特急ってこんな感じでしたか?
と、主に西武池袋線ユーザーの私は、ちょっと拍子抜け。
いくら日曜日の夜でも、池袋線の特急は、いつも満席だったような思い出。
それとも、今は池袋線もこんな感じなのかな?

すぐに発車。車窓から見たのは隣のホームにいる電車。
「急行 新所沢行き」

ここで、ハッ!と気づく。
所沢で、飯能行き(もしくは西武秩父行き)に、乗り換える私。
「本川越行きじゃなくても、新所沢行きでもよかったじゃん!」と。
しかも、その急行電車も座っている人はまばら、充分座れたのだけど、特に後悔はありません。

「あ、新所沢行きでもよかったのか」と、気づきがあっただけの話。

なんせ、疲れた病人ですから、ゆったりと座って特急 小江戸で所沢まで行けるのは、大幸運。

参考画像「特急 小江戸」(西武鉄道WEBサイトから無断拝借)

そして、発車後、思い出したのが、おにぎりの事(第一章参照
節約のために、持ってきたのはいいけど、食べるタイミングも場所もなく、このまま食べずに持ち帰る事になるのか、と映画館では、そう考えていた、残念なおにぎり。

出番です!出番がやってきました。

リュックから取り出しテーブルへ。
左の小さなポーチには、おにぎり2つとおやつ。
右の水筒には暖かいほうじ茶。

なにこれ、最高じゃん!
おやつも色々入っているのよミニ羊羹とかソフトサラダとか。
お茶もしっかり熱くて、これまた、ここで初めての活躍。大活躍。

こんなに幸せな時間を味わえるとは、映画館を出た時には、まったく考えていなかった私。
ほんの30分程度ではありますが、ものすごい幸福感に包まれた特急乗車となりました。

また、西武池袋線では、特急ラビューへの切り替えにより(ほとんど)乗る事が出来なくなってしまった、レッドアロー号(小江戸)に、ものすご~く久しぶりに乗ることが出来たのも、幸せ度アップポイント。

本当に良い時間でした。

そうこうしているうちに所沢駅到着。

飯能行きの電車は既にホームに来ていたけど、歩いても余裕で間に合うタイミング。
しかも、けっこう空いていて、座れました。

ここからも楽チンで、地元駅到着。
PASMO残額ちょうどゼロって感じで、そのまま改札を出る事が出来ました。

そして10分程度の徒歩で無事帰宅!
帰宅時には、ほんのり汗ばんでいました。
前日は、雪降ってたのに!

しかし、驚くほどの、ぴったり、バッチリ、ラッキー感。

そもそも、前日までの空模様だったら、出かけられなかったのです。病人だから。
それが前日の雪が嘘のような晴天。暖かさ。

適当な時間に家を出たのに、ハーマイオニーに巡り合えるラッキー感!(第一章参照
そして、映画館に着けば、井上監督の搬入シーンを目撃というバッチリタイミング。(第一章参照

久しぶりにあがた森魚さんにお会いでき、色々話すことが出来たのもラッキー。(第四章参照
もちろん映画もライブもトークも堪能(これが目的なので、これは当然の事ですが)。

帰りも、電車の時間などチェックせずに適当に西武新宿駅へ着いたら、すぐに特急に乗車!
出番なしかと思われたハイキング的あれこれも、突然の大活躍そして超幸福感!
PASMOの残額+チャージ額もぴったり!

なんだこれ!?

この日は、絶対に、テアトル新宿へ『いきもののきろく』を観に行く日、と定められた日だったのかも知れない。




映画『いきもののきろく』関連ブログ


映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第四章)

まだつづきます。

ちなみにこれは第四章

ここまでも、あまり映画の事について書いてきませんでしたが、この後は、もはや、私がどうやって家に帰ったか、みたいな、これまで以上にどうでもいい話になる予定です。

その前に

第三章でトークセッションが終わったと思いきや、最後に試練が待っていました。
トークセッションラストに、会場後方、お客さんとして来場していた、あがた森魚さんに話がふられる。
隣の隣(隣は空席)に座っていた私が、会場係の方からマイクを受け取り、あがたさんに渡す。

この時、嫌な予感がよぎりました。
井上監督は次に私を指名するのでは、ないだろうか……と。

これまでにも、何度かそういう経験があるのです。
それを考えると、あがたさんの話がまったく頭に入ってきません。
と、やはり嫌な予感は当たってしまい、私も何か話す事に。

以前、ブログに菊池琢己のギターの事だけを書いた私、ここでもまた琢己さんの生演奏に触れた感動を伝えて終わりました。
映画の事も、語りたい事は色々あるのですが、ブログには、ギター演奏やら、音響やら、そんな事ばかり書いてしまう。音楽者の性みたいなものだと思って許して下され。

さて、そんなこんなで、すべて終わってロビーに出ると、井上監督、永瀬さん、琢己さんのサイン会に長蛇の列が。

あがたさん、しっかりパンフを買っていて「サインしてもらおうかな。」と。
私もパンフにサインしてもらおうと思っていたので、列が全員終わる頃に最後尾に並んでサインをもらう事に。
ロビーに2人並んで立ち話をしていると、色々な方が、あがたさんに声をかけてゆく。
ついでというわけでもないでしょうが、私も何人かの方に挨拶されたり、一緒に写真を撮ったり。
そうこうしているうちに、長い長い列の最後尾が近づき、私とあがたさんも列に並ぶ。

しっかりとパンフにサインをいただきました。


永瀬さんに「井上さんに無茶ぶりされた時、音楽の事しか話せなくてごめんなさい」と、一言声をかける。
しかし、考えてみると、無茶振りされてない時も、ほとんど音楽や音の事しか語っていない。

さて全員にサインが終わったところで記念撮影。
と、ここでも、井上監督の無茶振り発動!
「せっかくだから、あがたさんも一緒に」と。あがたさん、(この映画には関係ないので)一瞬断るそぶりをみせるも、押し切られる。するとさらに井上監督から「どるたんさんも!」と。
いや、私が入っても「この人誰?」状態になるから、と、少し拒否ったのだけど、場の空気もあるし、と思っておとなしく参加しました。

左から、永瀬正敏さん、菊池琢己さん、あがた森魚さん、私、井上淳一監督

なんでここに私がいるのやら。
しいて理由を探しても、井上監督、琢己さん、あがたさんの知り合いというだけのような。


ところで、この章冒頭で「私がどうやって家に帰ったか」みたいな事を書くと言ったはずなのですが、まだ映画館の外にすら出ていません。

今夜は、ここまでにしたいと思います。

次は、本当に「家に帰る話」だけになる予定なので、さすがに
「映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第五章)」
ってタイトルはどうかとも思うのだけど、どうしましょう。

というか、それ以前に、そんな話書く必要あるのか!?と。






映画『いきもののきろく』関連ブログ


映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第三章)

さて、つづきを

ちなみにこれは第三章

第二章でやっと映画を観終わりました。
この後は、菊池琢己ミニライブからの、井上監督、永瀬正敏さんのトークセッション。

まずは、琢己さんのミニライブから。

アコースティックギターを持って登場。
リハどころか、サウンドチェックもなし。壇上にはヴォーカル用、ギター用のワイヤレスマイクが置かれている。
若干、音は大丈夫なのかな、と心配していましたが、まったく問題なし。
バランスもよく、出音も実にきれいでした。
第二章でテアトル新宿の音響について触れたけど、アコースティック楽器の生演奏でも、その音響の良さが生きています。

軽い挨拶の後、この映画の主題曲「時代はサーカスの象にのって」の生演奏。
映画の中で流れたギターと同じフレーズが紡ぎ出される。
そして歌も琢己さんが、あの丁寧なフレーズを奏でながら見事に歌いあげた。

PANTAの心が琢己さんを通して伝わってくるような感動を覚えました。
誰もPANTAにはなれないし、PANTAのように歌う事も出来ないけど、こうして色々な人がそれぞれの思いを込めて歌いついでいく事で、PANTAの思いもつないでいく事が出来る。PANTAも絶対に喜んでくれるはず。

「絶対に」って強く言い切ったのには理由があって、私たちもPANTAの曲をカヴァーする事があり、それを報告すると、いつも「どんどんやって!」って言ってくれたし、私たちのカヴァーをYouTubeで観た時には「あれ、良かったよ!」と声をかけてくれていたから。カヴァーされる事を喜ぶタイプの方でした。

「時代はサーカスの象にのって」につづいてもう1曲、これも井上監督と関わりの深い曲。
映画『誰がために憲法はある』の中でインストとして使われ、『いきもののきろく』のチラシには、歌詞の一節「世界はガラクタの中によこたわり」を「よこたわる」とアレンジして使っている。あの曲。
「さようなら世界夫人よ」を菊池琢己弾き語りヴァージョンで披露してくれた。

これまた感動しました。
みんな言ってたけど、PANTAも劇場に来ていた、聴いていた、と思う。

琢己さんは、その後のトークセッションにも参加。
井上監督、永瀬正敏さんと3人で、実に面白く、興味深い話を聞かせてくれた。

第二章で少し触れたのだけど、映像を観ながらそれに合わせての一発録りを提案したのは永瀬さん。
そして、印象深いラストシーンからエンドロールに切り替わった直後に、PANTAの声だけでサビのフレーズ「せめてその象に~」と入ってくる、ドキっとするような、このアイディアも永瀬さんの提案だとの事。

すごいセンスじゃない?

永瀬正敏。
役者としても、写真にしても、そして音楽に対する感覚にしても、そのセンスに感服。

映画からミニライブ、トークセッションまで堪能させていただきました!


さらに第四章へとつづく
って、トークセッションも終わったのにまだ何を語ろうとしているのだろうか、私は。


映画『いきもののきろく』関連ブログ


映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第二章)

さて、つづきを

ちなみにこれは第二章
第一章はこちら「映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第一章)

前回は、テアトル新宿に到着、そこで物販Tシャツの入った段ボールを搬入する井上淳一監督に遭遇!
って所まででした。

井上監督と一緒にいた方は、PANTAさんの古くからのお仲間、S氏。
私より一足先に、井上監督に遭遇したそうな。

3人で映画館に入り、控室でしばらく談笑。
相変わらず、次々と面白い話が出てくる。こういう時間はかけがえのない時間ですね。
特にひきこもりがちの私にとっては、とても大切なひと時。

そして、あがた森魚さんが今日来場するという話に。
ほどなく映画館に着くとの事で、私がチケットを渡しに行く役目を仰せつかる。
席は、私の隣の隣。

あがたさんは、最近、菊池琢己さんと一緒に演っているので、その縁もあるし、井上監督や永瀬正敏さんとも繋がりのある方。

ロビーであがたさんを発見、チケットを渡す。
私は、10数年前のある時期、あがたさんとけっこう色々な所でご一緒していたので、その頃の話を少ししてみたけど、ほぼ憶えていないご様子。
毎日のように大勢の方に会い交流している方なので、これは仕方ない。
私もはっきりした情報(場所や日時など)を提示できない程度におぼろげな記憶でごめんなさい。

※帰ってからおぼろげな記憶を辿りつつ写真フォルダーを漁ったら色々と貴重な写真が出てきたので、あがたさんに何枚か送りました。この辺の話はあとで外伝的に書くかも。

そんなこんなの時間を過ごしているうちに開演時間。
一度、オンライン試写で観てはいるものの、やはり映画館のスクリーンで観ると別物!
モノクロ画面の美しさ深さにも魅せられたけど、この映画館、音が素晴らしい。実にリアルに迫ってくる。
もちろん迫力はあるのだけれど、それ以上に感じたのは、自然な美しい音。

思わず終演後に館内を見周してスピーカーのありかを探してしまいました。
さらに帰宅後に「テアトル新宿 音響」で検索。
やはりしっかりとしたこだわりを持って音響システムを選択、導入しているご様子。
その心意気、伝わりましたよ!!

って、また映画の内容を全然語ってないけど、その辺は色々な方が語っているので、私の雑文は、こんなスタンスでご勘弁。ほんとすまん。

映画が進むに従って、この劇場は『いきもののきろく』を上映するには、最適の劇場なのでは?との思いが募る。

この音で、PANTAと菊池琢己が演奏する「時代はサーカスの象にのって」が再生されるのだ。
この音響システムなら、アコースティックギターの繊細な音色を自然に表現してくれるだろう。

そして、その時がやってくる。
思った通りの音色、空気の中に立ち上がり、膨らみ、消えてゆく、美しく自然な表現。
そして、心に響く演奏。
感動しました。

本編での音楽は、映像と見事にシンクロして、最高のタイミングで一度、終わり、エンドロールでもう一度、今度はサビの部分から、PANTAの歌だけではじまる。
ここで、すごくドキっとするのだけど、終演後のトークセッションで、この辺の裏話を聞けた事、とても興味深く、そして嬉しかった。

その辺の話は、第三章で書くことにして。

この映画を映画館で観る事が出来て本当に良かった!


映画『いきもののきろく』関連ブログ


映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第一章)

3月9日(日)
テアトル新宿へ、映画『いきもののきろく』を観に行きました。
(その日の事を書きますが、映画の事よりも日記的内容メインです、ごめんなさい)

この日は、井上淳一監督と、永瀬正敏さんの舞台挨拶のみならず、菊池琢己さんのミニライブまであるという事で、どうしても観に行きたい!とは思っていたのですが、まあ体調面やら何やら、色々あって75%ぐらい諦めていました。

※「どうしても観に行きたい!」の理由はこちらの過去ブログを読んでみてください。
寄り添う力(映画『いきもののきろく』を観て)

さて、当日、朝。
昨日までの雪模様の天気が嘘のように強い日差し。
目覚めもよく、体調も良い。
「これなら出かけられそう!」とは思いつつも、昨年末の手術以後、ひとりで遠出するのははじめて。
しかも大都会新宿。(うちは埼玉県の山間部寄り)
交通手段をどうするか?車か電車か?マジでひとりで大丈夫か?などなど、迷いもありつつ、全部振り切って、井上監督に「今日、行きます!」と連絡。

交通手段は、電車に決定!
色々節約のため、おにぎり、おやつ、暖かいお茶、常温のスポーツドリンクなどをリュックに詰め込む。
帰りは絶対に寒くなるのでマフラーやセーター、手袋も詰め込む。
ハイキングか!と

電車に乗るのは数年ぶり。最寄り駅までは、徒歩で10分ちょっと。
駅に着くと軽く汗ばんでいました。なんと良い天気。

切符を買う時に「あれ、もしかして、私、Suicaを持っているかも!?」と、天の啓示。
なんせ10年以上、ほぼ電車に乗っていないもので。

財布と免許証入れをチェックすると、Suicaはありませんでした。
が、しかし、PASMO発見!
しかも券売機に入れると、なんと500円弱の残額あり!!

西武新宿まで往復で1,000円弱なのだけど、とりあえず1,000円をチャージ。

ほどなく、やってきた電車はハリー・ポッターのラッピング車。
最近、映画『ハリー・ポッター』シリーズを配信で全話観たばかりなので、高まる。
しかも、私が乗ろうとした車両ドアにはハーマイオニーが!
乗り込む寸前に慌てて写真を1枚。


ここまで書いて思ったのだけど、いつ映画館にたどり着くのか!
こんなに書いたのに、まだ地元駅を出ていないじゃん!?
しかし、どうでもいいことを書いているようでいて、最終的に伏線回収できるような小ネタが無意識に散りばめてられています。いや、その伏線回収自体がどうでもいいかも。

さて、どうしよう。

せめて映画館までは、たどり着いて第1章を閉じるか。
って、そんなに長編ブログを書くつもりでは、なかったのだが。

とりあえずつづけます。

西武新宿駅に到着!
人ごみを避けるように、というか避けるために、そそくさと、サブナードへ。
ここはほとんど変わっていない。
サブナード終着点まで進み、地上へ。

早めに家を出たので、まだ時間にはたっぷり余裕がある、って事でテアトル新宿の手前にある、新宿ピカデリーをちょいと覗く。

入り口には、草笛光子さん。
この映画、ちょっと観たい。

こちらは、すごく観たいと思っていた映画。
ピカデリーで上映されている事に軽く驚く。

そんなこんなで時間をつぶしながらも、かなり早い時間にテアトル新宿に到着。
ここで映画を観るのはいつ以来でしょう。
記憶を辿ると、もしかしたらアニメ版の『時をかける少女』(2006)以来かも!?
約20年ぶり!

と感慨にひたっていると、大きな段ボールを持ったおじさんが、そそくさと映画館へ入って行く。
ん、もしかして井上監督!?
なんと、物販のTシャツを、自ら運び込む井上淳一監督に遭遇。
声をかけると、自宅から、ここまで自転車に積んで運んで来たとの事。
そういう事を自らやっているとFacebookなどに書いていたので知ってはいましたが、貴重なシーンを目撃!
おつかれさまです。


と、やっと映画館に辿りついたところで、今日はこれから心臓の方のお医者さんへの定期通院日。
帰宅後、つづきを書けるかどうか、ってな感じですが、必ずつづきを書きます。
この後からが本題ですから


映画『いきもののきろく』関連ブログ


2025年2月後半に観た映画

今日から3月!という事で、半月に一度の恒例「観た映画」2月後半編を。この期間ちょっと色々あって観た映画はかなり少なめ。観ているドラマとアニメの本数が多めなのも一因か。

2025年2月後半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


21日『トールキン 旅のはじまり』(Amazon)☆☆

『トールキン 旅のはじまり』
『トールキン 旅のはじまり』

「指輪物語」の作者、トールキンの伝記映画。アメリカ制作の映画だけど、舞台はイギリスで、風景の瑞々しさ、美しさから、人物のセンスなどすべてがイギリス的。友人たちとの実り多き学生時代~戦争への従軍、友人たちの死を経て、トールキンが紡ぎ出した物語の芯の部分に触れるような感覚がある。とても面白く良い映画でした。


22日『美女と野獣』(NHK総合)☆

『美女と野獣』
『美女と野獣』

たまたまTVでやっていたので、吹き替えで数10年ぶりに観た。観ている時にはさほど気にならなかったのだけど、終わった後に、TVで英語版の音楽を流していて、それを聴いてしまうとレベルの差に愕然。まったくの別物と考えた方がいいかも。歌のうまさとか、表現力とかじゃなくて、もっと別の何かが根本的に違う。


23日『呪呪呪/死者をあやつるもの』Amazon)☆☆

『呪呪呪/死者をあやつるもの』
『呪呪呪/死者をあやつるもの』

ホラー的な題材なのだけど、エンタメ要素満載で楽しめた。韓国はこういう映画を作らせると本当にうまいと思う。そして主演のジャーナリスト役と呪術師役の女優がとても良い。特に呪術師役のチョン・ジソは、『パラサイト 半地下の家族』以後、注目しているので、活躍が見られて嬉しかった。『パラサイト』と雰囲気が全然違って、はじめ気づかなかったのだけど。


26日『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(Amazon)☆☆

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』

この手の映画って、だんだん大掛かりになって、戦闘シーンが多くなっていきがちなのだけど、これもまた、その轍を踏んでいる。戦闘系アクションシーンが長すぎて疲れるし、周りを巻き込み過ぎ、そして長過ぎ。90分ぐらいでサクっと楽しみたい。無駄なエピソードが多過ぎ。大阪のシーンなんか全部いらないと思う。のだけど、ポスクレを見ると「そこ、つづくの?」となる。つづきがあっても、別に観なくてもいいかな。


27日『グリーンランド 』(Amazon)☆☆

『グリーンランド 』
『グリーンランド 』

いかにもディザスター映画的な、よくありがちなディザスター映画。ふつうに楽しめたけど、終末を前にした人間の醜さを見ると気持ちが滅入る。しっかりとほぼほぼ地球全体が滅亡状態になる点は嫌いじゃない。この映画でのモリーナ・バッカリン(の役)は嫌い、というか苦手なタイプ。



これまでの「観た映画リスト」です

2025年2月前半に観た映画

2月も前半が終わり。この期間で『ハリー・ポッターシ』リーズをやっと全部観終えました。久しぶりに映画館にも行きました。今回は娯楽系の作品ばかり。

2025年2月前半に観た映画
2025年2月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2日『ドリーム・ホース』(Amazon)☆☆☆☆

『ドリーム・ホース』
『ドリーム・ホース』

ウェールズの小さな村で単調な日々を送る主婦が、その日々からの脱却を夢見て競走馬を育てる実話を元にした映画。村人たちから共同馬主を募り、レースへ出場。とても面白かった。目先のお金を求める共同馬主たちとの対立や、馬のケガなどを乗り越えて・・・良い話。ただ厩舎に預けてからの調教などの様子はほぼ描かれていなくて、そういう面も観たかった気はする、けれど、主婦と村人たちの心と暮らしの変化に焦点を当てた映画なので、これで良いのだ。


3日『ゴジラ-1.0』(Amazon)☆☆

『ゴジラ-1.0』
『ゴジラ-1.0』

モノクロ版を含めて、3度目の鑑賞。しっかり憶えているのだけれど、また観たくなってしまい、改めて感動した。「生きる」という事を大事にしている所が特に好き。


4日『ロード・オブ・モンスターズ 地上最大の決戦』Amazon)☆☆

『ロード・オブ・モンスターズ 地上最大の決戦』
『ロード・オブ・モンスターズ 地上最大の決戦』

上の迫力ある画像は大いに偽りありだし、評価も低めのパチモン怪獣映画で、目を背けたくなるほどおそまつな特撮シーンもあるけれど、低予算でがんばって作った感は評価したい。それと、話としてけっこう面白かった。冷戦時代に米ソが極秘で打ち上げた宇宙船に乗せられたチンパンジーの帰還からの…というアイディアも悪くない。


7日『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(Amazon)☆☆

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

ハリー・ポッター4作目、ここまで映画館で観ていたつもりだったけど、知らないシーンや展開が多過ぎて観ていない可能性高め。1,2作目あたりは子供が楽しめるような映画だったけど、前作あたりから、恐ろしい表現や重要人物の死などダーク色強めになってきた。そこが好き。だけど、子供はトラウマになりそうな気もする。


8日『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 』(Amazon)☆☆☆

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 』
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 』

ハリー・ポッターを全部観る!と決めてからなかなか捗らなかったのだけど、前作から一気にスイッチON状態に。ダーク系になってからの展開や、画面の色調などすごく好き。「不死鳥の騎士団」の成り立ち~継承も良き。


9日『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(Amazon)☆☆☆

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

ヴォルデモートとの戦いもいよいよ最終局面へと進んでいく今作。一作一作の独立性はなく、すべて前作からの続きという感じなので、劇場公開時に(一作ずつ時間を置いて)観るよりも、配信でまとめて観る事が出来て良かった。


11日『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1(Amazon)☆☆☆

『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』
『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1』

いよいよ最終章その1、それにしても、大事なものを守るためには、結局戦い、殺し合いになるしかないのかな。ここに至るまでに、どれだけ大切な人たちが死んだのか…子供が無邪気に楽しめる映画ではなくなってしまった。私は好きだけど。


12日『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2(Amazon)☆☆☆

『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』
『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』

ついに最後まで観た!シリーズはじめのうちは今一つ馴染めなかったのだけど、後半は、ぐいぐい引き込まれるように見終えました。「不死鳥の騎士団」あたりで、ネビルは重要な働きをするのでは?と思っていたけど、やはり!面白かった。でも殺し合いはつらい。


14日『ヴァチカンのエクソシスト』(Amazon)☆☆☆

『ヴァチカンのエクソシスト』
『ヴァチカンのエクソシスト』

2度目の鑑賞。ちょうどよい感じで忘れていたので、初回鑑賞時と同じように楽しめた。そして、2度目でかなり記憶に定着したと思う。そうそう、アメリカからスペインの修道院を修復に来た家族の子供が取り憑かれるのだ、とか、スペインの神父が頼りなさそうだったのだけど、とか。今後、続編が作られるなら、バディものとしても楽しめそう。


14日『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(映画館)☆☆

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』

公開初日に観に行って来ました!しかし、まだ観ていない人のために感想を書くのはやめておきます。


これまでの「観た映画リスト」です

対人ストレスご勘弁

いつもは、「観た映画」の事をあれこれ書いている私ですが(観た映画リスト INDEX参照)、今回は、「観なかった映画」というか、最後まで観る事が出来なかった映画の事を。

はじめに断っておくと、映画自体がつまらなくて、途中で観るのをやめたとか、そういう話ではなくて、映画自体は面白そうなのだけど、最近の私の体調を鑑みて、あまり心にストレスを与えたくなくて、途中で観る事を断念した、というお話。

その映画は「愛にイナズマ」


Amazon Prime Videoのあらすじ説明文を読むと

26歳の折村花⼦は夢だった映画監督デビューが、⽬前に控え気合に満ちていた。だが物事はそううまくはいかない。家賃を滞納し強制退去⼨前。助監督からは露⾻なセクハラを受け、怒り⼼頭。そんな時ふと⽴ち寄ったバーで、空気は読めないが魅⼒的な舘正夫と運命的な出会いを果たし・・・

と書いてある、この後の展開も書いてある、いささか書き過ぎなぐらいに書いてある。

私が観るのをやめてしまったのは、冒頭15分程度。
まだバーにも立ち寄ってないので運命的な出会いも果たさない、後半出てくるであろう折村花⼦(松岡茉優)の家族も父(佐藤浩市)以外はまったく見ることないまま、観るのをやめてしまったのだ。

窪田正孝も、池松壮亮も、若葉竜也も、一瞬たりとも観ることなく。
仲野太賀や、趣里や、高良健吾がどんな役かも知らぬままに。

というか、めちゃくちゃ良い役者さん、好きな役者さんが出てるんですよ!最後までちゃんと観たいじゃないですか!?
改めて、体調良い時に観よう、と今強く思った。

では、なぜ観るのをやめたのかというと、ひとえに助監督役の三浦貴大の力。

この助監督の言動すべてが嫌い。見ているだけで対人ストレスK点越え。

年下の女性監督に対して、セクハラ、パワハラ、だけならともかく(←ってダメだけど)、劣等感からの逆に上から目線で、監督の提案をことごとく否定してくる。映画界長いアピール、映画界の常識アピール、すべてがうざく、自分の小さな常識の範囲内でしか物事を判断出来ず、監督を否定する事でかろうじて、自分の立場を守ろうとする。そして返す刀(?)でプロデューサーにはゴマをする。

元々、三浦貴大って好きなタイプの役者さんではなかったのだけど、これだけ嫌な人間を演じられる役者としての力量って、もしかしてすごいのでは?って逆に評価があがっちゃう程に、本気でストレスを感じてしまったのです。

とは言え、最後まで観れば、きっと面白い展開があり、劇的にストレス解消できるカタルシスがあるのだろうとも、思うのだけど、とにかく助監督に対するストレスが大きく、また、過去に実生活で受けた助監督的人間に対するストレスまでもが、心の内側に湧き上がってきてしまうような感覚を覚え、観る事を断念しました。こういうタイプの人間、心の底から苦手。

恐るべし三浦貴大

という話でした。

実は最近、途中で観るのをやめてしまった映画がもう1本あります。

それは「スタートアップ・ガールズ」

なんとなく、題材的に面白そうかなと思ったのだけど、ダメでした。
冒頭15分程度で断念です。

これまた映画の内容云々の話じゃなくて、上白石萌音が苦手すぎて観ていられなかった。

ファンの方には申し訳ないのだけど、私、上白石萌音が苦手です。
単純に好みのタイプではないという意味なので、それは仕方ない事ですよね?勘弁してください。

ただ嫌いというほど、特別に意識しているわけではないので、これまでは、まあまあ、ふつうに観る事が出来ていたのだけど、この映画での役が苦手で、どうにも見ている事にストレスを感じてしまったのです。

服装や髪などの見た目とか、しゃべり方とか、態度とか、全部苦手。
これを見ていたら、上白石萌音に対する印象さえも、苦手なタイプから嫌いなタイプにランクアップ(ダウン?)してしまいました。

映画をちゃんと見れば、途中で印象が変わったり、案外好きになったり、という可能性もあったかも知れないのだけれど、やはり今現在の心の平穏を優先させました。

映画を否定しているわけではないのです。
その点はご理解ください。

そして、この上白石萌音スタートアップガールズ後遺症で、観たいのに観る事が出来ないでいるTVドラマが1本。

それはテレ東の「法廷のドラゴン」

大好きなテレ東ドラマだし、題材も面白そうなのだけど、このメイン画像を見ただけで、ドラマを見る気分が失せてしまうのです。

上白石は見たくないけど、ふつうの白石(麻衣)は、すごく見たいのに!

観た映画リスト INDEX

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