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アコースティック音楽嗜好 ‐88‐

アコースティックギターがかっこいいロック その12

ハードロック系で最高にかっこいいアコースティックギターが入っている曲を忘れていました。
こういうのが大好きなんです!

GRAND FUNK – Closer To Home (I’m Your Captain)

ハードロックにはあまり深入りしなかった私ですが、GRAND FUNKはけっこう好き。
これは1970年発売の3rdアルバム『Closer To Home』のタイトル曲にしてラストを飾る曲。

GRAND FUNKはギター1人(ギター&Voのマーク・ファーナー)のハードロック・バンドなので、アコースティック・ギターはほとんど使われていなくて、他に何かアコースティック・ギターのかっこいい曲あったかな?と考えてもまったく浮かんでこないレベル。それどころかアコースティック・ギターが入っている曲自体浮かんでこないかも。(少しだけどある)

しかし、この曲にはアコースティック・ギターがとても印象深く効果的に使われています。
それもあってすごく好きな曲。

アコースティック・ギターの演奏は、非常に単純なローコードDを基調にしたカッティング中心なのだけど、シンプルなロック曲によくフィットしていて、これがいいのだ!

この曲は、若干組曲的な形になっています。と言ってもプログレ的な凝った展開はなく、ひじょうにシンプルな流れで、後半は「I’m Getting Closer To My Home♪」と繰り返すだけ。そういう所にも好感が持てます。まあ、飽きる人は飽きるかも知れないけど、私は好き。

GRAND FUNK(RAILROAD)、なんとなく好感を持ち続けていて、ごくごくたまに聴きたくなるバンドです。マーク・ファーナーの声も好き。



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またオリンピックが始まってしまった

またオリンピックが始まってしまった。

正確には、明日の深夜に開会式があるのだけど、既に昨夜というか今朝というか、そんな時間に男子サッカーの試合が行われた。
日本時間的には、今日の午前2時キックオフ。

オリンピックという拝金イベントには、ある時期から嫌悪感を抱いているのだけど、スポーツ競技自体は好きで好きでたまらない。
その嫌悪感にしても、東京が誘致時からとにかく酷かったと思うのだけど、他国開催については(事情をよく知らないせいか)東京ほどの酷さは感じていない。
東京に関するあれこれは、今思い返しても次々と言いたい事が出てくるほどに、嫌な記憶として残っていて、競技自体の記憶が薄いぐらい。

まあ、それはそれとして、とにかく(一部)始まってしまった。

昨日深夜、時間的には本日、午前2時にキックオフされた、男子サッカー、日本-パラグアイ戦を私、早速オンタイムでTV観戦いたしました。

若い頃は、睡眠障害気味で昼も夜も関係なく眠れるまで起きている生活をしていたので、深夜の中継でも全く問題なく、出来る限り多くの競技をTV観戦していたものですが、この10年で生活(及び健康状態)が劇的に改善され、夜は遅くとも23時には布団に入る生活、深夜2時に開始される競技を観戦するなど拷問にも近い所業。(観なければいいだけなのだけど)

昨夜は、いつも通り23時頃に布団にIN、目覚ましはセットせず、起きられたら観るというスタンス。
結果しっかり目が醒めて、キックオフから試合終了までTV観戦出来ました。

とはいえ、前半は半分寝ているような状態で記憶も若干ぼやけ気味。
後半はしっかり観ました。

いや、しかし、このスポーツ観戦好き、どうにかならないものなのか。
昨日は、夕方からNPBオールスター戦と、ブライトンvs鹿島アントラーズ戦を同時観戦している(しかも昼間は映画を観に行った)というのに。

ただ、やはり、深夜のTV観戦はなるべくひかえたい、と思うのでした。

睡眠不足、睡眠のリズムが崩れると、自律神経が乱れ、免疫力も落ちるので。
若い頃は、そのメカニズムを分かっていなかったから、メチャクチャな生活をして、結果しょっちゅうぶっ倒れては入院するという日々でした。
せっかく改善された生活リズム、健康状態はなるべく乱したくない。

という事で、深夜の観戦は(なるべく)やめるぞ!と。
どうしても観たい競技はビデオ録画して昼間時間がある時に観る。
しかし、なるべく結果を知らずに観たいので、SNSやTVのニュースは見ないように気をつけねばなりません。

これからオリンピックが終わるまでは、何かと、色々な事に気をつけて生活します。
特に「日本、〇〇のゴールで1-0!」「日本、3-1で快勝!」とか、いちいちツイートする(意味わからん)人がいるので、SNSは本当にキケン。
という事で、SNSへの出没頻度も落ちる事でしょう。

なんだか、こういう事がある度に同じような内容のブログを書いているような気もしますが、2年後、4年後にも同じような事を書くと思います。
お楽しみに~(?)

20240724 埼玉 入間市 ユナイテッド・シネマ 入間

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2024年7月24日 埼玉 入間市 ユナイテッド・シネマ 入間

家から一番近い映画館、ユナイテッド・シネマ 入間で今日公開の映画『デッドプール&ウルヴァリン』を観てきました。
※映画の内容、ネタバレ的な事は一切書きません。

実は、朝一番で行こうと思っていたのですが、朝から既に暑くて、家から出たくなくなり断念。
何日かしてから行けばいいかな……と甘えた考えも頭をよぎりました。

するとお昼過ぎに、映画監督で脚本家そして友人の井上淳一さんから「初日朝イチに観てしまいました」とメッセージが入る。

さらに「バカな人がネタバレ言う前に観た方がいいかも!」とのアドバイスが。
っていうか、一番危ないの井上さんですから!!(笑)
すでにデッドプールの最高に良いセリフひとつ書いてきたし(苦笑)

それはともかく、この暑さでは外に出たくないとそれまでは思っていたのに、このメッセージが届く前まで、すごく激しい雷雨があり、メッセージが届くと同時ぐらいに止んでいたのです。
結果、どうなったかというと、最高に涼しい!!

決めた!観に行く!少しして家を出ると何とも過ごしやすい温度感。
快適に車を走らせ、ユナイテッド・シネマ 入間へ。

ユナイテッド・シネマ 入間、観たい映画がかからない事も多いけど、こういう非日常空間へ誘うような内装は悪くないといつも思っています。

天気に恵まれて、思いがけずちゃんと初日に観る事が出来て良かった。
これでネタバレに怯える事なく、SNSを見る事が出来る!


「お出かけの記録」

20150723 東京 練馬区 日大芸術学部 江古田キャンパス(映画『ソ満国境 15歳の夏』試写会)

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2015年7月23日 日大芸術学部 江古田キャンパス(映画『ソ満国境 15歳の夏』試写会)

9年前の今日、7月23日、日本大学江古田校舎での映画『ソ満国境 15歳の夏』試写会へ行ってきました。

試写会終了後は、監督の松島哲也、満州に取り残された少年を演じた三村和敬、そしてこの映画には出演していないけど当時の満州で少年時代を過ごし、実際にソ連軍の侵攻も経験している宝田明が登壇してのトークイベントも開催された。(敬称略)

江古田はとても馴染みのある場所なのだけど、それはもう30年以上前のこと。
近年は、マーキー、フライングティーポットといったお店にライヴ関連で行く程度。

日芸(日本大学芸術学部 江古田キャンパス)の辺りを歩くのは30数年ぶり。

これが江古田駅側からの日芸へのアプローチ、私が知っている頃とは全く違っている。
街に対してとても開かれた明るいキャンパスという印象。

残念ながらこの日撮った写真はこの1枚だけ。
もう少し色々な写真撮れば良かった。

映画やトークの内容は、ちょっと簡単には語れるようなものではないのだけれど、戦争の記憶を語り継ぎ残していく事の重要性を感じるもの。

特に、終演後に真摯に体験を語ってくれた宝田明さんが、今は鬼籍に入られている事を思うと、なおさらの事。

一聴衆としてではあるけれど、宝田さんにお会いできた事、話をうかがえた事は、いつまでも心に残る貴重な体験。





「お出かけの記録」

アコースティック音楽嗜好 ‐87‐

お気に入りのアルバム 6

Jethro Tull – Aqualung(1971年発売)

Jethro Tull – Aqualung

1971年発売のJethro Tull、4作目のスタジオアルバム。

このアルバムには、1分台の短いアコースティック曲が3曲収められていて、どれも抒情味溢れる佳曲なので、この『アコースティック音楽嗜好』のカテゴリー「珠玉の小品、隠れた名曲」で取り上げるつもりでしたが、久しぶりにアルバムを通して聴いてみたら、これは「お気に入りのアルバム」で取り上げた方が良いかな、と思い直しました。

ただ、正直なところ、これまで、このアルバムを特に「お気に入り」とは意識していなくて、アコースティック系の良い曲も収められているアルバム、という捉え方をしていました。

というのも、Jethro Tullのアコースティック系の曲は、かなり好きなのですが、ヘヴィーなナンバー、ブルージーな曲に若干苦手意識があるのです。

アコースティック系の優しい曲を歌うと、深みがあり、滋味あふれるイアン・アンダーソンの大好きな歌声が、ヘヴィーな曲、ブルージーな曲になると、途端に暑苦しく苦手な声に感じてしまうのです。

なので、数十年前にはカセットテープにアコースティック系の曲ばかりを集めた『Jethro Tull Acoustic Best』を作って聴いていたほど。

ただ、前述のように、久しぶりにアルバムを通して聴いてみたところ、以前ほどには苦手意識を感じず、調度良い具合に、エレクトリック曲とアコースティック曲が配分されている完成度の高いアルバムだな、と改めて感じ入ったので「お気に入りのアルバム」として取り上げる事にしました。

その中でも、特に「私はJethro Tullのこういう側面が大好き」という、とても短いアコースティック小品を、このアルバムから2曲紹介して終わります。



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ヴァルトビューネ 1993~ロシアン・ナイト 小澤征爾&ベルリン・フィル

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1993

ヴァルトビューネ 1993~ロシアン・ナイト 小澤征爾&ベルリン・フィル

昨日、ブログで小澤征爾関連の本(『小澤征爾、兄弟と語る~音楽、人間、ほんとうのこと』読了)を取り上げたばかりですが、今日は、小澤征爾指揮、ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラのライヴ映像のことを。

上に掲載した写真はDVDのジャケット画像(DVDは持っていません)
私が観たのは(たしか)NHK-BSで放送されたもの。
録画して、何度も観ました。

1993年ヴァルトビューネ野外音楽堂での演奏。
この演奏会は毎年ベルリン・フィルが開催している野外公演で、別名ピクニック・コンサート。

昨日のブログでも少し書いたけど、1993年頃は、イタリアと日本を行き来していた頃、イタリアにいる時は何度となくクラシックの演奏会へ行っていて、クラシック音楽への興味が高まっていた。
そんな頃に放送された、このコンサートにものすごく感銘を受けました。

コンサートホールで体験するクラシックの演奏会とは全く違って、聴衆がとにかく楽しそう、TVで観ていても楽しくてたまらない。
そんなコンサート。
ピクニック・コンサートと呼ばれているように、家族連れ、カップル、友人グループらが、みな思い思いに、リラックスしてクラシック音楽を楽しんでいる。
音楽そのものにも感動したのだけど、その様子にも感銘を受けた。

また選曲が分かりやすく、誰もが耳にした事があるような名曲ばかりで、これなら本格的クラシック音楽ファンじゃなくても思い切り楽しめる。
ハチャトゥリアンの「剣の舞」あたりは、この夜の一大盛り上がりポイント。
音楽にも、聴衆の様子にも興奮した。

そして、アンコールラストの「ベルリンの風」(ヴァルトビューネ恒例締めの1曲らしい)では、聴衆は立ち上がり手拍子や口笛、指笛で演奏を盛り上げる。その様子を見て、クラシックをこんな風に楽しむ事が出来るのだという驚き、クラシック音楽を楽しむ事が出来る土壌、文化的背景への憧憬とともに、ゾクゾクするほどの感動を覚えた。


いつか、この場で一緒に音楽を楽しみたい、と強く思いつつも、機会のないまま、早30年以上。
人生いつ終わるか分からないので、どこかで思い切って出かけなければ、と思っています。
まあ、いくつになってもやりたい事が残っているというのは、良い事ではある。かな?

『小澤征爾、兄弟と語る~音楽、人間、ほんとうのこと』読了

『小澤征爾、兄弟と語る~音楽、人間、ほんとうのこと』

『小澤征爾、兄弟と語る~音楽、人間、ほんとうのこと』
岩波書店 2022年刊

小澤征爾が、昔ばなし研究者の兄・小澤俊夫、エッセイストでタレントの弟・小澤幹雄の3人で語り合った、家族のこと音楽の事、そのほか様々な興味深い話が収載されている。

小澤征爾に関しては、このブログのコンテンツ「私を形成しているもの」の中で小澤征爾『ボクの音楽武者修行』を取り上げています。
その本を読んで以後、人間・小澤征爾のファンになり、もちろん音楽家・小澤征爾も大好きになりました。

とはいえどっぷりと深みにはまっていたわけではないので、小澤征爾関連の本は10冊前後、レコードとCDも合わせて20枚程度しか持っていません。
その程度のゆるいファンではありますが、それなりに深く心を寄せています。


この本は、地元の図書館で借りたもの。

内容的には、主に小澤征爾の活動を追って話をするような形になっている。
これまで、色々な本で読んだ事や、インタビュー、雑誌記事、などで断片的に知っていた事が、実際にはどういう事だったのか、どんな気持ちだったのか、本人や事情を知る兄弟の口から語られる内容は、何か点と点がつながって線になるような面白さで、あっという間に読み終えてしまった。

エピソードとして面白かったのは、山本直純の事(あれほどの才能を持っているのに、その才能をちゃんと使わなかったやつはいない的な話)や、アルゲリッチとのほのぼのエピソード、ロストロポービッチのぶっ飛んだエピソード、カラヤンに師事しながら、バーンスタインのアシスタントになった時の裏話。などなど。

そして、『ボクの音楽武者修行』で重要な役割を果たしたスクーターのその後。
この話はちょっと切なかった。征爾が今(この対談当時)でも、あのスクーターを愛していて、手元に置いておきたかったという事が分かり、胸がキューとなった。

父親の話もものすごく興味深かった。

そして、この本は、今後も何かと読み返したくなる本だと感じた。
(ので、そのうち購入します)


ちなみに今、手元にある小澤征爾関連本は、どれも何度となくページを繰っている本ばかり。
『ボクの音楽武者修行』については、既に書いたので、それ以外で傾向別に3冊ほど紹介いたします。


ガイド本としてとても役にたった一冊

ONTOMO MOOK『小澤征爾NOW』
音楽之友社 1994年刊

NOWと言っても、1994年当時のNOWなので、30年前。
この頃、仕事でイタリアと日本を行き来している時期で、イタリアにいる時は何度となくクラシックの音楽会に足を運び、CDも色々と買い集めていたので、ガイド本として本当に役に立った。
実相寺昭雄が寄稿していたりと読み物としても面白い物が多く、何度も読み返している。


上質なドキュメンタリー映画のような一冊

『小澤征爾 サイトウ・キネン・オーケストラ欧州を行く』
一志治夫・著/ND SHOW・写真
小学館 2004年刊

この本も『ボクの音楽武者修行』同様に、随分持ち歩いて、色々な所で読んでいたので、表装はけっこうくたびれている。
2004年5月、2週間にわたって行われた、小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラのヨーロッパ・ツアーを美しい写真と文章で追った、フォト・ドキュメンタリー本。
所々胸が熱くなる瞬間があり、ときめきに近い何かを感じる。ヨーロッパへの思いも掻き立てられる。
私にとってちょっと特別な一冊。


どこから読んでも楽しめる一冊


『小澤征爾さんと、音楽について話をする』小澤征爾、村上春樹
新潮社 2011年刊

これはもうタイトルどおりの内容。
割と最近(と言っても12年前)の対談本。
内容としても面白いし、引き出される言葉も面白い。
そして、読んでいてすごく納得感を得られる。
パラパラと適当にページを繰り、その時の気分で読み進める、そんな付き合い方をしている本。



小澤征爾関連の書物は、どれも、何度も読み返したくなるものばかり、という結論。

『小澤征爾、兄弟と語る~音楽、人間、ほんとうのこと』読了
2024年7月20日、読了

どるしゃあ9年

調度9年前、2015年の前橋~渋川ツアーから、私たちは、どるたん+しゃあみんという2人組の形態で演奏を開始しました。

2015年7月18日 前橋 水星

2015年7月19日 渋川 渋川市総合公園 野外ステージ

この時点では、どるたん+しゃあみんとしてのオリジナル曲はなく、どるたんの不思議軍時代の曲や、カヴァー曲を演奏していました。
特に「今後2人で活動していこう」というような話もしないままに、なんとなく手応えを感じたので、その後も共演を重ねていったという感じ。

そうやっているうちに、どるたん+しゃあみんのオリジナル曲も増え、イタリアの街をテーマにした曲群も多数生まれ、それがCD『異郷の詩』として発売され。

異郷の詩

とまあ、順調に活動を続けてはいますが、CD発売前の2018年、2019年あたりは、年間20本以上のペースでLIVEを重ねていたものが、「さあCDを持ってツアーに出よう!」というタイミングでコロナ。
一気にペースダウン。

その後は、主に2~3か月に1回のGoodstock Tokyoでのワンマン公演だけというペース。

Goodstock Tokyo ワンマン公演より

最近は、コロナもある程度落ち着いて、街は賑わいを取り戻し、あちこちでふつうにLIVEイベントが開催されてはいるものの、私たちは、まあ、このペースでも悪くないのかな、と思っています。

とはいえ、呼ばれれば、駆けつけますので、興味のある方は声をかけてください。
先日もはじめての場所、新丸子ARIANA COFFEEという所で、氏家悠路さんの企画イベントに出演いたしました。

新丸子ARIANA COFFEEにて

ただ、どるたんは完全禁煙の場所でしか演奏できないので、昔ながらのタバコの煙が充満しているようなライヴハウスには出演出来ません。
その点、ご承知おきください。

そんな具合に、きわめてわがままなマイペースではありますが、今後も活動を続けていくつもりです。

とりあえず、次の予定は
10月26日(土)Goodstock Tokyoワンマン公演

随分と間が空きますが、その間も何かあれば当WEBサイトのCONTACTやSNSのDMなどから声をかけてください。

それでは、どるたん+しゃあみん、今後ともよろしくお願いいたします。


映画『バングラデシュのコンサート』

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1975

何度観たか分からないほど観たDVD、Blu-ray化してほしい……

映画『バングラデシュのコンサート』(1972年日本公開)

1971年8月1日、ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンで行われた、バングラデシュ救済コンサートのドキュメンタリー映画。日本では1972年に映画館で公開された(らしい)。

私が観たのは1975年。
中学3年生の時、同級生でビートルズ先輩のA君と2人で行った『ビートルズ映画祭』で上映されたもの。

当時のチケット半券

この映画は、映画としてだけでなく、音楽的な意味でも、間違いなく「私を形成しているもの」。

当時まだ、ボブ・ディランもエリック・クラプトンもレオン・ラッセルも、レコードを持っていない、それぞれの音楽をちゃんと聴いた事のない中学生でしたが、とにかくその姿に、音に、大興奮しました。

大体、ロックスターが動く姿を見る機会がほとんどない時代だったので、興奮度合いもものすごかった。

ジョージ・ハリスンの颯爽としたかっこいい姿!
エリック・クラプトンの渋い立ち姿!
レオン・ラッセルのド迫力の歌と演奏!
ビリー・プレストンのはじけっぷり!
リンゴ・スターがまたかっこいい!

アコースティックギター1本(とハーモニカ)だけで1人弾き語るボブ・ディランの存在感!
淡々とした歌いっぷりなのに、妙に心に刺さる、一度聴いたら忘れられない歌。

「女の如く」では両サイドに、ジョージ・ハリスンとレオン・ラッセルを従え、1本のマイクで「♪Just Like a Woman」と歌う場面に、思わず「おお!」と声が出るほどに興奮。

そこからラストにかけての怒涛のたたみかけがまたすごく「Something」で涙が出るほど感動し、そしてついにラスト、アンコールの「Bangla-desh」、ジョージの歌の迫力、演奏の迫力と一体感、すべてのアーティストの魂がひとつになって音を叩きだしているような迫力にぞくぞくするような興奮と感動を覚えた。
ジョージは歌い終わるとギターを置きひとり先にステージを降りる、そこから画面にはエンドロールがかぶり、演奏がさらに高まる。映画が終わったあとも実際にコンサートを観終えたかのような興奮状態が続いていた。

ロック免疫ゼロの中学生にとっては、それほど大きな衝撃だったのだ。

その後しばらく興奮状態はつづき、ほどなく中学生にとっては大変高価な3枚組LPレコード『バングラデシュのコンサート』を購入。

そして、そこから徐々に、ボブ・ディラン、レオン・ラッセル、エリック・クラプトンらのレコードを買い集めるようになり、さらにジェシ・エド・デイヴィスやビリー・プレストン、さらにさらにそこから派生してデラニー&ボニー、ジョー・コッカーなども聴くようになる。
ただ、そちら(スワンプロック)方面だけにズブズブと深くはまり込むわけではなく、同時にプログレやグラムロックも好きになっていったので、広く少しだけ深く様々なロック系音楽を聴くようになっていくのでした。

そういうわけで、ロック音楽への道標にもなった映画、私にとって特別な意味を持つ映画と言えるのです。



20170717 埼玉 さいたま市 埼玉スタジアム2002(鈴木啓太引退試合)

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2017年7月17日 埼玉スタジアム2002(鈴木啓太引退試合)

7年前の今日、7月17日、埼玉スタジアム2002で開催された鈴木啓太選手の引退試合へ行ってきました。

鈴木啓太は、とても思い入れのある選手。
今でも、アテネオリンピックには、オーバーエイジの小野伸二ではなく、予選からチームを鼓舞しつづけていた鈴木啓太を選出して欲しかったと思い続けているほどに。
(あれでチームのムードが一気にゆるくなったと思っている)

気持ちがはやってものすごく早く入場。
練習の様子を少しでも長く観ていたかったのだ。

試合中は、集中していたので写真は一枚も撮らず。
試合後のセレモニーを何枚か撮ったけど、当時使っていたiPhoneのズームでは、画質が荒れてしまってどうしようもない。

まあ、そんな画質の写真を何枚か掲載いたします。

啓太ありがとう!

この写真のお目当ては岡野選手!
もう引退していたけど、ユニフォームを着てフィールドにいるから選手って事で。

これはもうギド!(ブッフバルト)、リティーやクリンスマン、ブレーメ、フェラーたちとドイツ代表で出場した1990年イタリアワールドカップの頃から好きだったので、思いもひとしお。

福田、伸二、坪井らレッズOB

レッズって活躍した選手を大事にしない、あまりOBを大事にしない、そんな印象があるのだけど、鈴木啓太の引退試合、引退セレモニーは、啓太の人柄がしのばれるとても良いイベントでした。




「お出かけの記録」