Category Archive : DESIGN

HOT KUMA フライヤーデザイン

LIVE情報解禁になっているようなので、こちらからもお知らせ。

友人の、Bookieこと森下寿一がヴォーカル&キーボードをつとめるバンド、HOT KUMA。
5月10日(金)青山「月見ル君想フ」にてワンマンライヴがあります。

その公演のフライヤーデザインを担当いたしました。

これは、フライヤーで使った画像の(ちょっと遊びで作ってみた)アウトテイク。
スマホの画面だと分かりづらいけど、PCの大きな画面で見ると、アウトテイクの意味がよく分かると思います。

元ネタは、分かる人はスグに分かる、超有名ユニットのライヴアルバム。
Bookieのアイディアで、愛とリスペクトをいっぱい込めたオマージュ(パロディ?)です。

実際のフライヤー画像はこちら

とても楽しいデザイン作業でした。


LIVEの詳細はこちらへMOONROMANTIC | 青山月見ル君想フ

ロゴデザインの話

私、子供の頃から、ロゴやトレードマークのデザイン、図案が大好きでした。
幼稚園から小学生低学年の頃には、PAN AMやJALやALITALIA、ナショナルや日立など気に入ったロゴマークを真似して新聞広告の裏や自由画帳に描いたりしていました。

その頃、JISマークがとても気になっていて、これもよく描いていたのですが、はじめのうちはJISマークの意味も何も分からずに、形だけが気になって描いていました。

旧JISマーク


その頃は、漠然と、子供の顔(首をかしげた斜めの感じでJISが前髪、左側が頭、右側が顔)なのかな?なんて感じていました。ある日、JISマークの意味を知り、それまで前髪だと思っていた部分がJISと描いてあるのだと、気づいた瞬間の小さな喜びは今でも忘れられません。


なんで突然、こんな話をはじめたのかというと、これ!
このロゴにちょっと衝撃を受けたから。

NHK 大河ドラマ「どうする家康」ロゴマーク

私が受けたロゴマーク2ndインパクトかも知れません。
(ちなみに、1stインパクトは中学生時代、映画「未来惑星ザルドス」のロゴ)

実際のデザイン上のインパクトもありますが、それ以上に大きな意味があるのが、これが「NHK 大河ドラマ」のロゴであるという事。
「これは、完全に時代が変わったのだな。」という感慨。
完全にと太文字で書いたのは、実は、前作の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のロゴを見た時にも、少し時代が変わったと思ったからです。

NHK 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ロゴマーク

明朝系の字体に、数字で「13」ですよ。
これだけでも、時代の移り変わりを感じていたのです、私は。

これまでの大河ドラマのロゴといえば、お決まりのように筆文字、筆文字でなくても和のテイストがあるものでした。

いくつか載せてみました。それぞれに個性はありますが、全部和テイストと言って間違いないと思います。
それがここに来て、筆文字でもなければ和も感じない「13人」。
からのこれ。

このモダーンなデザイン。
大河ドラマのロゴとして、これをデザインした人もすごいし、これを採用した人もすごいと思います。
時代の変革者と言っても間違いないでしょう。真に新しい物。これまでとは全く違うもの。
デザイン的にも線の太さ、カーブ、全てのバランス、非の打ち所がないと思います。
本当に感服いたしました。


少し話は戻りますが、ロゴデザイン1stインパクトの映画「未来惑星ザルドス」
中学生時代に購読していた映画雑誌で、はじめて見た瞬間から、文句なしにかっこいいと思っていました。方眼紙に定規を使って真似して描いていました。

これデザイン的にかっこいいのはもちろんですが、オリジナル英語版からの日本語版への置き換えが素晴らしいと思っていました。

英語(アルファベット)と日本語(カタカナ)では、文字の形も文字数も違うので、かなり苦労したのではないかと思うのですが、見事にオリジナルのテイストを損なわずにデザイン化されている事に中学生の私は感動すら憶えていました。真ん中上下を飛び出させるデザインにこだわらずに、下を平らにしカタカナの特性を活かしている点もすごいなと感心しました。


好きなロゴの話をはじめるとキリがなくて、例えば、私たちのようなロック系音楽人種にはおなじみの「Gibson」「Fender」や「JBL」「BOSE」、リンゴのドラムヘッドに描かれたThe Beatlesなどなど、あちらにもこちらにも、素敵なロゴが溢れています。

私、自然の景色をずーっと見ているのも大好きですが、例えば電車に乗れば、中吊り広告や駅の看板のロゴ、のみならず目に入る全てを観察し、時には感動しています。
なので、生まれてから今日まで一度も「退屈」を感じた事がありません。


そんな具合に生きてきた私なので、実際に自分でもいくつかロゴをデザインした事があります。
中には、プロジェクトが終了したり、会社自体がなくなってしまったりと現在見られる物は少ないし、著作権ごと売ってしまう事が多いのですが、公表しても問題ないと思われる企業ロゴをひとつ。

もう20年ぐらい前にコンペで優勝したもので、自分でも気に入っている作品。現在でも使ってもらえている事にとても感謝しています。
でも、もし将来的にリニューアルなどで違うロゴになったとしても、それは新しい時代の始まりでもあるので、喜ばしい事かと思います。


あ、そうそう、最近デザインしたものだと、こんなロゴもありますね(笑)


※ここに載せたロゴは、ネット上で拾ったものです。各ロゴには著作権などあると思いますがデザインの話なので、こういう形で使わせていただきました。問題ありましたら削除いたしますのでご一報ください。

制作活動あれこれ-2021年3月編-

何かと引き篭もりがちのコロナ禍の日々。
テレビからは「ストレスが~」とか「がまんの限界!」などという声が聞こえてきますが、私は、特にストレスを感じる事もなく、いくつかの制作作業を(在宅で)楽しく淡々とこなす、そんな日々を過ごしています。

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制作活動あれこれ

谷英美さんの朗読公演『顔』-沖縄戦を生き抜いた女の半生- のフライヤーデザインを担当しました。

2月21日(日)岩槻本丸公民館ホール

この日は、どるしゃあGoodstock Tokyo公演とバッティングしているので、私は観る事は出来ませんが、お薦めの公演です。

そして、調度このデザイン制作が終わったタイミングで、ラジオ番組のジングル作成の相談がありました。

早速、自宅録音で数曲試し録りをしてクライアントに提出。
気に入って、使ってもらえたらいいのですが。

この手の音楽制作は、本当に大好き。
ファミコンやMSXの時代にはゲーム音楽も作っていたので、得意分野です。

今は、音楽活動中心の生活をしていますが、デザインなども含めて、物を作る作業がとにかく好きです。
コロナ禍にあって思うような演奏活動が出来ない状況なので、こうやって何かと声をかけてもらえるのは、嬉しい限り。
特にこの手の制作作業は、部屋に閉じ篭ったままで出来るので、ありがたい。

また映画音楽の仕事もやりたいな。
まあ、映画音楽の場合は、レコーディングやMAなど、全部自宅作業というわけにはいかないけど。