投稿者: Dorutan

手術から1年経過しました

昨年の今頃、11月7日に大腸癌(S状結腸付近の)切除手術をいたしまして、無事成功。
あれから1年ちょっと経ちました。

癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

下の写真は、昨年の11月7日、歩いて手術室へと向かう私の後ろ姿。

S状結腸の事なんて、これまでまったく考えた事なかったのだけど、無くなってみると、その役割がよくわかるようになりました。

S状結腸って簡単に言っちゃうと、ウンコが外に出るまでの間の待合室的なもの?あってる?
少し仲間が集まったら「そろそろみんなで外に出ましょうか?」みたいな?あってるかな?
その待合室が無くなっちゃったから、「仲間が集まるまでちょっと待つ」って事が難しくなったわけ。
これ以上書くと、下世話な話になっちゃうし、イメージ的によろしくないと事務所的にストップがかかりそうなので、まあ、ちょっと、それなりに不便を感じています、って事で。ね。

オムツしたり、ウンコ漏らしたり、という状況ではありません。
あっ、事務所ストップですね、すみません。

で、手術は成功したけれど、既にかなり深くリンパ節への転移があり、他臓器への転移も懸念される状況だったので、今年の1月から抗がん剤治療もしました。

3週間1クールで、8クールの予定で。

各クール初日に抗がん剤の点滴
その後、2週間は抗がん剤の飲み薬
1週間は抗がん剤お休み

しかし、副作用がひどくなってきたので、(お医者さんの判断で)6クールまでで点滴終了し、最後の1クールは、飲み薬も中止。

抗がん剤治療をはじめるにあたっては、病院側は、けっして抗がん剤治療を強くすすめるような事もなく、いくつかの選択肢を提示してくれたのだけど、自分で治療を決断しました。
出来る事なら他臓器への転移を抑えたかったから。

抗がん剤に関しては否定的な意見も色々聞くけど、既にリンパ節転移がある状況なので、しっかりと抑えたかったわけ。
あまり悠長に民間療法的なものに頼っているような状況ではないな、と自分なりに判断しました。

結果、治療を最後まで(8クール)完走する事は出来ず、未だに副作用にも悩まされているような状況ではあるけれど、その判断に間違いはなかったと思っています。

抗がん剤の副作用は、人それぞれ色々な形で出るようですが、私の場合顕著なのは、手、足の指の痺れや、その周辺の違和感、痛み。
抗がん剤をやめてから5カ月ぐらい経つけど、未だにつらい。
ただ、ゆっくりではあるけど、徐々に軽くなっているような感覚はあります。
ギターを弾くのがあまりつらくなくなってきているので。
指弾きは無理だけど、元々アルペジオ的な奏法は苦手でほとんど出来ないから問題なし。

ただ最近、寒いと痛みが増して夜寝る時に足先が痛すぎてキティちゃんの靴下を履いて寝ています。
あと手袋も。

これからの季節、厚手の手袋と靴下は必須か。

何はともあれ、今のところ他臓器への転移はなく、今後3カ月に一度、病院へ経過観察に通うという状況です。
とりあえず良かった!

って事で。

『アトリエよぎ音楽CAFE day』報告

もう1週間以上経ってしまいましたが、11月2日(日)、青梅 アトリエよぎでの『アトリエよぎ音楽CAFE day Vol.1』の報告です。

午後のひと時、飲食しながら音楽が楽しめる日というコンセプトで、新しくはじまった『音楽CAFE day』
その第1回目に、お呼びいただき参加してきました。
演者は、気心の知れたつかさとエイジ、2人の四人いる。
長野から演奏旅行のお二人、黄昏ブラザーズ。
そして、私、どるたん。
という3組。

3組での話し合い、そしてジャンケンによって、各組2曲ずつ、1.黄昏ブラザーズ、2.四人いる、3.どるたんという順番で回してゆくことに。

1番手の黄昏ブラザーズ。
この日は、ステージにドラムセットが組まれていたので、見た目、ちょっと窮屈な感じ。

演奏はとにかく上手い、歌にも味があり、楽しませ方も心得ている。
手練れという表現がぴったりくるようなお二人。

2番手は四人いる。

この日のつかさは、エレクトリックギターでガツンと決めてきました。
なんかズルい。(笑)

そして、私、どるたん

はじめの2曲は、AKB48の「夕陽を見ているか?」「BINGO!」をチョイス。
改めて、良い曲だなぁ、と思いつつの歌唱。

そして、ステージ上でマイクを使って演奏したのは、この2曲だけ。
その後は、自席で生音で演奏しました。

2曲ずつ縛りも、いつの間にかうやむやになり、ゆるめのセッション的な感じになりつつ、リラックスした時間は過ぎてゆく。

私は、T.REX「地下世界のダンディー」やら何やら、適当に洋楽カヴァーを色々と。

ニール・ヤング「After The Gold Rush」を演奏した時には、黄昏ブラザーズの方が心地良いギターを奏でてくれて、とても良い感じに。

自分の事だけ書いていますが、もちろん、各組それぞれに素敵な演奏を繰り広げ、楽しませていただきました。

ワンマンの時のような「全集中」型のライヴと違って、臨機応変リラックス型の楽しい時間。
こんな企画も良いね。

終演後、打ち上げの席でも、楽しいセッションはつづき、秋の夜は更けてゆくのでした。

2025年9月、10月に観た映画

全盛期(?)は半月に1回、必ず更新していた「観た映画」ですが、ここに来て、かなり更新頻度が鈍っています。今回は、なんと2カ月分で、どうにかこうにか。
ここ最近、9月は作曲仕事やら何やらで、すっかり音楽モード。10月も音楽モード継続中さらには野球観戦モードも、という感じでちょっと映画鑑賞モードは控えめになっています。

2025年9月、10月に観た映画
2025年9月、10月に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


2025年9月


10日『サンダーボルツ*』(Disney+)☆☆☆☆

『サンダーボルツ*』
『サンダーボルツ*』

映画館で観て以来、Disney+にて二度目の鑑賞。
この人たち夫々の来し方に思いを募らせ、そして、この集団の行く末に思いを馳せるのでした。
良い映画です。


12日『ラストエンペラー[オリジナル全長版]』(Amazon)☆☆☆

『ラストエンペラー[オリジナル全長版]』
『ラストエンペラー[オリジナル全長版]』

公開時に映画館で観て、DVDで観て、何度目かの鑑賞。大好きな映画。この映画、溥儀をはじめ出てくる中国人全員英語で会話しているので、その点リアル感薄いのだけど、もし今、同じ題材で作られたならば、中国人、英国人、日本人など、それぞれの言語で会話する事でしょう。
ラストシーンでまた泣いた。


17日『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(Amazon)☆☆

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

『ヴェノム』前2作は、それほどピンとこなかったんだけど、この3作目は面白かった。話自体も面白かったけど、なにしろ音楽が素晴らしい。エディが砂漠で拾ってもらった家族と車の中で歌う「Space Oddity」、その車を降りる時に流れる「Wild World」など、最高。それと冒頭のバーテンダーとエディの会話の中でサノス(MCU)らしき話題が出てきてMCUとヴェノムの今後を一瞬思わせるのだけど、『ノーウェイ・ホーム』のポスクレで出てきたシンビオートがこの映画内で(物理的にも話の伏線的にも)しっかりと回収されたので、MCUとヴェノムのクロスオーバーは、なさそうですね。


23日『きさらぎ駅 Re:』(Amazon)☆☆☆☆

『きさらぎ駅 Re:』
『きさらぎ駅 Re:』

しっかりと前作を踏襲し、きさらぎ駅からの脱出方法など、良い匙加減でひねりを加えた、質の高い続編。前作の主役、恒松祐里も、本作の主役、本田望結も、実に良い。


24日『ローマ法王の休日』Amazon)☆☆☆☆

『ローマ法王の休日』
『ローマ法王の休日』

たぶん何度か観ているのだけど、良い感じで忘れているので、そこそこ楽しめた。ローマ法王(今はローマ教皇という)に選出された男がプレッシャーに耐え切れずバチカンを抜け出し・・・という話。最終的にその男が選ぶのは。こういう終わり方もありかな。正直な生き方悪くない。
そういえば『教皇選挙』まだ観てないのだよな。観なくちゃ。


2025年10月


2日『岸辺露伴は動かない 懺悔室』Amazon)☆☆

『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
『岸辺露伴は動かない 懺悔室』

原作も知らず、TVシリーズも観た事ないのだけど、舞台がヴェネツィアというだけで観たくなってしまい鑑賞。設定など色々分からないなりに楽しめた。


3日『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(Amazon)

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

原作も知らず、TVシリーズも観た事ないのだけど、舞台がルーブルというだけで観たくなってしまい鑑賞。設定など色々分からないなりに楽しめた。TVシリーズも観てみようかな。


4日『グランドフィナーレ』(Amazon)☆☆

『グランドフィナーレ』
『グランドフィナーレ』

舞台、ロケーションの美しさ、崇高ともいえるようなベテラン俳優たちの演技、音楽他、すべてが素晴らしかった。ジェーン・フォンダのセレブおばあちゃんっぷりが見事だった。スイスのセレブ御用達ホテルでの日々。ラスト前に訪ねるヴェネツィア。どちらも、すごく馴染のある土地なので、そういう面でも嬉しい。映画館で観たい、素敵な映画でした。


5日『見える子ちゃん』(Amazon)

『見える子ちゃん』
『見える子ちゃん』

改めて原菜乃華(みこ役)は良い役者だと思った。久間田琳加もすごく良い。映画も面白かった。結末への展開がうまかった。みこの家庭の秘密。みこ達の学校の秘密。なるほど。


15日『バーレスク』(Amazon)

『バーレスク』
『バーレスク』

2019年チェコ映画。体形にコンプレックスを持つ、太めの小学校女性教師がバーレスクのレッスンに誘われ、その魅力に目覚め、自信をつけてゆくという、まあ、ありがちなストーリーで、まあ、ふつうに面白かったけど、特にこれといって……


23日『事故物件 恐い間取り』(Amazon)

『事故物件 恐い間取り』
『事故物件 恐い間取り』

亀梨くんが「事故物件住みます芸人」の役。それを支える女性役に奈緒。他にもけっこうしっかりとしたキャストで、ある程度、力の入った映画だという事は分かる。実際にこういう事をしている芸人がいて、その人の原作らしい。まあ、面白かったけど、こういう事は興味本位で取り上げない方が良いと思う。


24日『あのコはだぁれ?』(Amazon)

『あのコはだぁれ?』
『あのコはだぁれ?』

なかなか凝ったストーリーづくりで後半なるほどと思わせる伏線回収が色々と出てくるので、楽しめるけど、若干疲れたかも。常に考えてないと、展開や関係性がつかめなくなるような感覚。先生役の渋谷凪咲はなかなか良い。


27日『スパイダーマン:ホームカミング』(Amazon)☆☆

『スパイダーマン:ホームカミング』

何度も観ているけど、ついつい、また観てしまった。やっぱり面白い。


30日『シークレット・チルドレン~禁じられた力~』(Amazon)☆☆

『シークレット・チルドレン~禁じられた力~』
『シークレット・チルドレン~禁じられた力~』

何も知らずに観たらティモシー・シャラメが出ていてびっくり。瞬間移動の能力を持つ兄妹が、両親によって世間と完全に遮断された生活をしている。まあ、色々面白いのだけど、最後まで謎だらけで終わるのだよな。それで良いのかも知れないけど、消化不良ではある。



これまでの「観た映画リスト」です

アナスタシア・コベキナ(Anastasia Kobekina)

今日の午後、お茶をしながら、NHK FM『クラシックの庭』をぼんやり聴いていたところ、1曲目に流れた曲に心を打たれた。

正直、冒頭の曲の説明をちゃんと聞いていなかったので、誰が演奏する何という曲かは分からない。
しかし、メロディーは聴き憶えのあるもの。

まず何が心にひっかかってきたのかというと、その音色。
どこか現代的な、ひとつひとつの音の粒立ちがくっきりとした音。
そして音の広がり、深さ、鮮やかさに「おっ!」という感じで心惹かれた。
ちょっとふつうのクラシック音楽の録音とは違うものを感じたのだ。

次に曲。
哀愁に満ちたメロディー。展開。
大好きなタイプの曲。

終わってから色々調べてみた。

WEBサイトによると今日の1曲目に流れたのは

どうすることができようか?
アナスタシア・コベキナ(チェロ) 、バーゼル室内管弦楽団(管弦楽) 、ユリア・シュレーダー(指揮)
作曲: ストロッツィ
(3分27秒)
<ソニー SICC30840>

なるほど「どうすることができようか?(Che si può fare?)」なら知っています。
本来は歌曲なので、メロディーに聴き憶えがあったのは、そういう事。

YouTubeにもあがっていたのでぜひ気になる方は聴いてみて下さい。


次に、この曲の収められたCDについて調べてみた。

タワレコのWEBサイトに(ソニー・ミュージックによる)分かりやすい文章が載っていた
https://tower.jp/article/feature_item/2023/12/22/1112
1994年エカテリンブルクの音楽一家に生まれたというチェロ奏者、アナスタシア・コベキナの事はこれまで存じ上げませんでした。申し訳ない。

しかし、これを読むと、アルバムのタイトル『ヴェニス』、モンテヴェルディやダウランド、ブライアン・イーノなどなど、個人的に気になるワードが次々に目に飛び込んでくる。

これはしっかりとCDを手に入れて聴かなくてはいけないやつ。

とはいえ、とりあえずイーノの曲なども聴いてみたいという事で、Spotifyでアルバムを通して聴いてみました。

いやぁ、全編、素晴らしかった。
ニーノ・ロータやらヴィヴァルディの『チェロ協奏曲』やら、取り上げられている曲もヴァラエティ豊か、かつ、個人的にツボにジャスト・ヒット。

そしてやはり音、レコーディングが素晴らしい。
スピーカーで聴くと、左右の広がりだけじゃなくて、高さも奥行きもしっかりと感じられて、ゾクっとするような感覚。

それはヘッドフォンで聴いても同じ、というかさらにゾクっとする。
チェロは近くで鳴っているのだけど、それ以外の音が部屋の色々な所から聴こえてくるような不思議な感覚を味わえる。
チェンバロなど、頭の後ろの方、ちょっと距離を置いて鳴っている。

Spotify(の無料プラン)でこれほどの音が味わえるなんて。
しかし、これは本当にちゃんとCDで、身を据えて聴かないといけませんね。

それにしても、こういう音環境でレコーディングしたいものだ、と切に思う。
(最近、仕事で作曲した曲とか)

どるたん 今後の予定

10月19日(日)どるたん+しゃあみん Goodstock Tokyo 34回目のワンマン公演を終え、どるたん+しゃあみんの2025年の活動はすべて終了いたしました(早っ!)

しゃあみんは、相変わらず色々な予定が入っていますので、しゃあみんのXなどでご確認を。
どるたんは、こちらはこちらで相変わらずマイペースで、少しだけ予定が入っています。

まずは

2025年11月2日(日)
青梅 アトリエよぎ

どるたん
黄昏ブラザーズ
四人いる

13時~16時
投げ銭制(チャージは無料、飲み物、食べ物を注文してください)
アトリエよぎ
青梅市住江町53
yogimogi252@gmail.com


アトリエよぎの『音楽CAFE day』というイベントにお招きいただきました。
長野から参加するという、はじめましての黄昏ブラザーズ、お馴染みの四人いる、とご一緒いたします。
どんな感じになるのか想像つきませんが、楽しく過ごせる事は間違いないのでは?

ぶらりと遊びに来て下さい。

そして年内にもうひとつ。

2025年12月7日(日)
青梅 アトリエよぎ

詳細発表はもう少しお待ちください。
場所は同じくアトリエよぎ、時間も大体同じくらいかな。
DJどるたん2度目の登場なるか!?

DJどるたん

2025年12月7日(日)
青梅 アトリエよぎ

ROCK DJ PARTY Vol.1』 年忘れ 英米ロック対決

AMERICAN ROCK / DJ MiYaKo
BRITISH ROCK / DJ どるたん

ROCKの名曲LIVE演奏コーナーも予定しています!

14:00 START
No Charge 投げ銭+Order



とにかく楽しい年末のイベントにします。
ぜひ、予定を開けておいてください。


来年の予定も、1月11日(日)アトリエよぎ『どるたんパブタイム Vol.8』、1月18日(日)Goodstock Tokyo『どるたん+しゃあみんワンマン公演 Vol.35』他、いくつか入っていますので、また良きタイミングで詳細を発表いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

10/19 Goodstock Tokyo どるしゃあワンマン公演報告

昨日、どるたん+しゃあみん Goodstock Tokyo 34回目のワンマン公演無事終了いたしました。

まずセットリストは

2025/10/19 SetList

  1. 悪魔を憐れむ歌(The Rolling Stones 日本語cover)
  2. 三文役者(PANTA cover)
  3. ロックもどき(PANTA cover)
  4. さようなら世界夫人よ(頭脳警察cover)
  5. 七月のムスターファ(PANTA cover)

    (休憩)
  6. Universal Soldier(DONOVAN 日本語カヴァー)
  7. Emiliani
  8. Vivaldi
  9. Caffè Florian
  10. Museo
  11. Brescia
  12. 紫陽花アナベル
  13. ハレルヤ(Leonard Cohen 日本語カヴァー)

    (アンコール)
  14. boy
  15. 東京

前日になって、しゃあみんに大体のセットリストを伝える。
その中には、はじめてやる曲やら、超久しぶりにやる曲やら。

セットリスト案を見たしゃあみんから、「はじめの4曲はベースを弾こうかしら」との提案。
もちろん異論はありません。(しゃあみんは、色々と大変だと思うけど)

しゃあみんは、ハードル高い方が良い結果を出すのを知っています。
無理目の課題があった方がやる気出るのよね。
私と同じ体質。

そんな、しゃあみんがベースを弾いた曲を、YouTubeにあげておきました。

この曲は、2000年代不思議なバレッツ活動時に作った曲
ものすごく久しぶりにやりました。
10分以上の長尺インプロ多めの曲なんだけど、こういうの好きな人いるかしら?

そして、ここGoodstock Tokyoでは、毎回必ずやるPANTAカヴァー
それはこういう縁があったから
PANTAさんとGoodstock Tokyo

今回は、PANTAの1stソロアルバム『PANTAX’S WORLD』から2曲
2曲とも、はじめてやる曲、だけど私の心には沁みついている曲。

しゃあみんも「三文役者」は、三文役者でやっている曲。
って事情を知らない方には、なんのことやらですね。各自調べるように。

そんな第1部が終わり、休憩を挟んでの第2部

CD『異郷の詩』からのイタリア曲を中心にすえ、最初と最後は、洋楽の日本語カヴァーを。

そして、アンコールは2曲。

どの曲も、その時その時の気持ちと情景を描いた曲なので、歌っている時になんどか感情が爆発しそうになる瞬間がありました。
不思議と(不思議じゃないけど)そういう時に、しゃあみんの演奏も共鳴して心に響いてくるんですよね。

うん、不思議ではない。

終わった後に、お客様や関係者からかけられた言葉や、その上気した表情を見ると、会場にも届いていたというか、会場も一緒に共鳴していたんじゃないかな?

私だけの感覚かも知れないけど、そんな特別な何かが宿ったコンサートになりました。


そして8年前の10/18は、Goodstock Tokyoでの初ワンマン公演の日でした!
ほぼほぼ8年で34回目(「どるたん大復活祭」を入れると35回目)のワンマンという事になりました。

これからも、つづけられる限りつづけたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

次のGoodstock Tokyoワンマン公演は来年の1月18日(日)みなさん、今から予定に入れておきましょう。

いよいよ本日!Goodstock Tokyo

どるたん+しゃあみん Goodstock Tokyo 34回目のワンマン公演
いよいよ本日!(10/19)13時開催です。

どるたん+しゃあみんワンマン公演&有料配信ライブ
12:30開場 13:00開演(配信スタート)
前売り・予約 3,500円/当日 4,000円(税込み・ドリンク別)
配信視聴チケット 3,500円
有料配信詳細・チケット購入URL
https://www.staglee.com/events/10459

〒145-0062
東京都 大田区北千束3−20−8
スターバレーII B1F
03-6451-7396
Goodstock Tokyo


先日蓄電池すっからかん問題を引き起こし、心配された翼くん(どるたん愛用の機材車)の容体もJetのおかげで見事快復、体調万全!

昨日、燃料もたっぷり補給。

先ほど機材も積み込み、あとは出かけるのみ!
(まだちょっと早いけど)

朝からごちゃごちゃと何が言いたいのかというと

「準備万端!気合入ってます!!観に来てください!!!」

って事。

そうそう、Goodstock Tokyoでは、毎回恒例PANTAカヴァー。
今回は、これまで全くやった事のない曲をチョイス、正真正銘の初披露です。
セットリストも大体の流れは考えました。
あとは、突発的にステージ上で変更できるような臨機応変スタイルで。

お楽しみに!

ネットからの予約がめんどくさい方、急に観たくなってしまった方は、何らかの手段でどるたんに連絡するとか、お店に電話するとか、そんなアナログな手段でも予約OKです。

ぜひとも会場でお会いしましょう!

よろしくお願いします。

ダイアン・キートンの思い出

昨日、和久井光司さんの投稿で、ダイアン・キートンが亡くなったことを知る。
この歳になると訃報慣れしてしまい、それほどショックを受けることもなく、大きな悲しみに襲われる事もない。
特にそれなりに高齢の方の場合は、なおさら。
個人的なおつきあいがあったわけでもないので、ことさら。

でも、ダイアン・キートンはちょっと違うかも。

タイトルには「ダイアン・キートンの思い出」って書いたけど、上記のように個人的なおつきあいがあったわけではないので「ダイアン・キートンへの思い」の方が近いかな。
ちょっと特別な思いがあるのです。

というのも、私のダイアン・キートンとの出会いはこの映画だったから。

ウッディ・アレン監督、脚本、主演の映画『スリーパー』
まだウッディ・アレンもダイアン・キートンも知らなかった小学6年生か中学1年生ぐらいの頃、1人で銀座をぶらつき、ただ単に「面白そう」というだけの理由で映画館に入り、観たのがこの映画。

当時の私は、そういう事をよくやっていて、特に、ガキにでも分かりやすい、おバカ映画が好きで『クレイジー・ボーイ 突撃大作戦』『クレイジー・ボーイ オリンピック大作戦』なんておバカ映画も1人で観ていました。

この『スリーパー』も、そういった流れで観たのだけど、その辺のおバカ映画とは一線を画す知性、風刺性がある事は、すぐに分かり、この映画の世界にすっかり引き込まれていました。

そして、この映画のルナを演じているダイアン・キートンが、なんとなく、(今でも仲の良い)幼馴染女子Mちゃんに似ているような気がして、このパンフレットを開くといつも、Mちゃんの事を考えてしまうのです。

さらに、10代前半男子が年上女性に抱く、ホワンとした恋心、憧れのお姉さん的な感情。

そんな甘酸っぱい思いを、この時のダイアン・キートンに抱いていました。

そんな出会いなので『ミスター・グッドバーを探して』や『アニー・ホール』で、ダイアン・キートンと出会った方とは、ちょっと違う感覚かも知れません。

なんせ私の中のダイアン・キートンはこれですから。

ちなみに、『ゴッド・ファーザー』のケイは、はじめのうち、『スリーパー』のルナと同じ人が演じていると気づきませんでした。

何年もしてから、パンフを読み直したら『ゴッド・ファーザー』に出演している事が書いてあり、驚いた次第。
今でも、(同一人物であると)結びつかないかも。

なので、『ゴッド・ファーザー』や『アニー・ホール』など他の映画に出ているダイアン・キートンを見ても、幼馴染女子Mちゃんを思い浮かべる事はありません。

特に恋心を抱いたりもしません。

あれ、なんだか、今、胸がキューっとするような変な喪失感があるのだけど、マーゴ・ガーヤン(Margo Guryan)が死んだ時の感覚とちょっと似てるかも。

今の方が、喪失感は大きいけど。

マーゴの時にブログに書いた事(Margo Guryanの死
「84歳の女性の死を知ったわけではなく、かわいい歌声の素敵な女性の死を知った、私にとっては、そういう訃報だったのです。」

この感覚ですね。
『スリーパー』のルナが死んだような感覚、だから喪失感が大きいんだな。

1週間後(10/19)は Goodstock Tokyo

どるたん+しゃあみん Goodstock Tokyo 34回目のワンマン公演
いよいよ来週、10月19日(日)開催です。

どるたん+しゃあみんワンマン公演&有料配信ライブ
12:30開場 13:00開演(配信スタート)
前売り・予約 3,500円/当日 4,000円(税込み・ドリンク別)
配信視聴チケット 3,500円
有料配信詳細・チケット購入URL
https://www.staglee.com/events/10459

〒145-0062
東京都 大田区北千束3−20−8
スターバレーII B1F
03-6451-7396
Goodstock Tokyo


休憩をはさんで約2時間がっつりと。

毎回、セットリストには、その時その時の思いを反映させています。
今回は、どんなセットリストになるか、これからじっくり考える予定。

Goodstock Tokyoでは、毎回恒例となっているPANTAさんのカヴァーは、今回も最低1曲は披露します。


(過去ブログ「PANTAさんとGoodstock Tokyo」参照)

CD『異郷の詩』からの楽曲も、何曲か選びたいし、「月影のダンス」なんかもやりたいし・・・

※今回は、どるしゃあ2人だけでのワンマン公演です

洋楽日本語歌詞カヴァーものも何曲かやりたい。
Goodstock Tokyoでは、久しくやってない「悪魔を憐れむ歌」など、いかが?

こんな感じで選曲していると、2時間では全然収まらなくなっちゃうんだけど、がんばって取捨選択して、良き具合にまとめたいと思います。

2時間決して退屈はさせません。
ぜひとも、どるしゃあの世界を体験してください。

どうぞよろしくお願いいたします。

9/28 高円寺 MOONSTOMP 報告

昨日、9月28日(日)、高円寺 MOONSTOMPにて、鳥井賀句企画『SONG SPIRITS Vol.75』に河西堅ちゃんとのデュオで出演いたしました。

いつもチェロを弾いてくれる相方しゃあみんは、東南アジアツアー中という事で、今回は、マンドリンの河西堅ちゃんと2人での出演。

この日の出演は(出演順)

  1. どるたんけんちゃん(どるたん/河西堅)
  2. 鳥井賀句&YOZI
  3. TETSU-KAZU (佐藤てつじ/西和哉)
  4. 有近真澄+山崎怠雅

はじめてのMOONSTOMP。
賀句さんと山崎怠雅くん以外は、全員はじめましての方々。
人見知りの私ですが、みなさん人当たりが柔らかく、腰が低く、接しやすい。
でも、分かります、こういう方こそ芯が強く、自分に自信のある方。
それは、すぐに実証されます。
演奏を観れば一目瞭然(一聴瞭然?)ガツンと伝わってきました。

さて、1番手は私たち
どるたんけんちゃん
15分押しで19時15分にスタート。

セットリストは

  1. 電気のダンス
  2. Universal Soldier(日本語cover)
  3. ハレルヤ(日本語cover)
  4. Caffè Florian
  5. Brescia
  6. 七月のムスターファ(PANTA cover)

30分という限られた時間なので、色々な引き出しから、少しずつ出してみました的セットリスト。
でも、すべての曲にしっかりと心を込めて、気持ちをのせて演奏したつもり。当たり前の事だけど。

いつもは、チェロのしゃあみんが、中低音をしっかり支えてくれるので、すっかりサボり癖がついて、5弦、6弦の低音弦をほとんど弾かない、押さえもしない、という省エネギタースタイルの私。
しかし、今回は、マンドリンの堅ちゃんが高音部に彩りを添えてくれる形になるので、がんばって久しぶりに低音弦も(多少は)弾きました。
(↓証拠写真、撮影テツさん)

日本語coverの2曲や、イタリア(の街を題材にした)曲には、そのスタイルがとてもよくマッチしていたと思うけど、「電気のダンス」や「七月のムスターファ」は、若干マンドリンにはきつかったかな?

チェロとマンドリン両方いれば、最強のアンサンブルになるのでは?
てな事で、またいずれ、どるたん+しゃあみんのワンマン公演の時にでも、堅ちゃんにマンドリンで参加してもらおう、なんて事も考えています。

何はともあれ、良い形でイベントの火付け役になれたのでは、ないでしょうか?(自己評価甘め)


2番手
鳥井賀句&YOZI

スタートから賀句さんが「どるたんの曲を聴いたらセットリスト変えたくなった」と、予定外の選曲の数々。

1曲目は、ホドロフスキー監督の映画『ホーリー・マウンテン』を観て作ったという曲「ホーリー・マウンテン」
その後も次々と繰り出される予定外の曲達。
ジム・モリソンに捧げたという曲など、文学性高めの曲多し。
あまりにも久しぶりにやる曲達に、出だしのストロークパターンを間違えたり、キー(カポの位置)が分からなかったりする賀句さんに、Yojiさんが的確に指示を出す。
それがとても面白く、ある意味、大変貴重なものを観る事が出来たのでは?

しかも、私の曲に触発されて、急遽ステージ上で選んだという曲達。
光栄です。
演奏にも力が入っている様子。

そして、これははじめからセトリに組み込まれていたPANTAの「R☆E☆D」
私たちが「七月のムスターファ」を歌い、鳥井賀句&YOZIが「R☆E☆D」を披露する。
今こそ必要な歌。

さらに、金森幸介のカヴァー「気をつけろ」
これもまた、今、必要な歌。
心に刺さりました。 


3番手
TETSU-KAZU

一曲目からフル出力という感じで圧倒される。
「いつもこんな感じなのかしら?」と思ったら、演奏終了後に店内の方々が口々に「いつもより力が入ってたんじゃない?」「なんかいつもと違った」なんて声をかけている。
もしかして、私たちのつけた火が、賀句さんたちに伝わり、さらにそれが大きくなってテツさん、カズさんに伝わったのかも!?火付け役成功?なんて(自己評価甘め)

このTETSU-KAZUのお2人。何もかもが上手い。そして楽しい。
演奏はもちろん、歌、ハモり、ステージの進め方。
最後まで圧倒されつつ、楽しませていただきました!

終盤、賀句さんが作詞した曲で、賀句さんもハーモニカで参加。


そしてトリ
有近真澄+山崎怠雅

まずこの2人が一緒にやっているという事に軽い驚き。
この企画が決まってから、2人のユニットを観る事がひとつの楽しみでもありました。

有近真澄の歌の力。
ちょっとしたトラブルさえも、観衆を楽しませる演出に変えてしまうアドリブ力。パフォーマンス力。本物のエンターテイナー。

山崎怠雅のギターから繰り出される美しい音色の超絶フレーズの数々。
有近さんのアドリブにもしっかりと寄り添い、時にリードしていく、完璧な対応力。

こうやって言葉にするのがバカらしくなるほど、素敵なものを見せていただきました。魅せられました。

全曲素晴らしかったのだけど、David Bowie大好きな私にとっては、とりわけ心を直撃したのが「Life On Mars?」の日本語カヴァー。
よくぞあの歌詞を、かなり直訳に近い形で、メロディーに乗せて、歌いあげたものです。すごい!
感動しました。

ピアノとストリングスが美しいこの曲を、怠雅くんがギター1本で見事に表現していた事にも感動。
ところどころで魔法のようにストリングスの音が響き渡る。
一体どうやっていたのか聞くの忘れた。今度会ったら聞いてみよう。


四組出演という長丁場の企画でしたが、まったく飽きる事もダレる事もなく、最後までワクワク感止まらず、最高に刺激的で楽しい夜となりました。

この日の四組は、演奏形態も、音楽の志向も、まったく違っていたけれど、何か通底するもの、響き合うものがあったように感じます。
もしかしたら、それは、心とか愛とか、そういう目に見えないものかも知れません。

終演後に、少しだけ出演者の方々と話をしたのですが、やはり何か通じ合うものを感じました。
帰りの時間の事もあり、しっかりと話が出来なかった事が残念でなりません。
(引き合わせてくれた賀句さんに感謝)

また会えるといいな。