投稿者: Dorutan

2025年4月前半に観た映画

4月が半分終了。この期間、TVドラマの「ドクターX」を配信でシーズン1~シーズン3まで一気に観てしまったり、Amazon Prime Videoの配信ドラマ「沈黙の艦隊」シーズン1を一気に観てしまったり、とドラマ多めの視聴をしていたもので、観た映画は全部で6本と少なめでした。

2025年4月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


7日『オーメン:ザ・ファースト』(Disney+)☆☆

『オーメン:ザ・ファースト』
『オーメン:ザ・ファースト』

『オーメン』の前日譚。ダミアンがどのように誕生したのかを知る、非常に忌まわしい話。エピソードはよく練られていて、一作目への繋がりもよく出来ている。物語の忌まわしさと反比例するような画面の美しさ、音楽の美しさが、妙に沁みる。 


9日『ハンニバル・ライジング』(Amazon)☆☆

『ハンニバル・ライジング』
『ハンニバル・ライジング』

これは観たことあると思い込んでいたけど、初見でした。たまたま『オーメン:ザ・ファースト』と同様に、こちらはハンニバル・レクターの前日譚。こんな形で、レクターの心が形成されていったのかと、非常に痛々しい思いになる。そして日本との繋がりの深さに驚く。


11日『侍タイムスリッパー』(Amazon)☆☆☆☆

『侍タイムスリッパー』
『侍タイムスリッパー』

思っていた以上に面白く、最初から最後まで、ニヤリとしたり声を出して笑ったり。さらに私、会津推しなので、切なさも一入。涙する場面もありました。ほとんどしらない役者さんなのだけど、全員、演技力半端なくて、そこにも感服しました。


12日『寄生獣』Amazon)☆☆☆☆

『寄生獣』
『寄生獣』

原作は読んでいないので、先入観なく楽しめました。山崎貴監督作品とは知らずに鑑賞したので、そこも先入観なしで楽しめた。寄生獣と人間の表現が無理なくVFXで表現されているところなど、なるほど白組の手腕ですね。


13日『寄生獣 完結編』(Amazon)☆☆☆

『寄生獣 完結編』
『寄生獣 完結編』

前作からのつづきが気になり、一気見。しかし、名だたる役者の顔ぶれの見事さよ。そして話的にも、映像の見事さ的にも、文句なく楽しめました。


14日『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(Disney+)☆☆☆☆☆

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

3度目か、4度目の鑑賞になるはずだけど、これまでで一番感動して、しっくりと心に入ってきました。不思議。オープニングからラストまで物語的に完璧。感動ポイントもたくさんあって語り切れない。アクションや水中シーンなど映像も見事。船上でのドーラミラージュのアクションシーン、一列で船腹へと駆け下りてゆく様とか、見事過ぎる!観なおした結果、作品として惚れ直しました。MCU作品中でもかなり高いランク。


これまでの「観た映画リスト」です

アトリエよぎ『イベント100回記念LIVE』参加報告

一昨日、4月6日、青梅 アトリエよぎ『イベント100回記念LIVE』に参加してきました。

某病気の治療スケジュールと被るので、事前の参加表明は出来なかったけど、当日の調子が良ければ顔を出そうと思っていました。

店に着いてほどなくイベントスタート!
1番手は、四人いるから、ひづめ☆つかさと河西堅。

つかさの歌は沁みるね~
歌に寄り添う堅ちゃんのギターがまた良くて、スタートからすっかり引き込まれました。


2番手はハッピーボーンのお三方。初めて観ます。
1曲目のニール・ヤング「孤独の旅路」が最高にかっこ良くて一発で気に入りました。また演奏も楽しそうで、オリジナル曲も良く、これまたその世界に引き込まれました。
後半、河西堅ちゃんがゲスト参加、初めて聴く(そして弾く)曲だというのに、長年弾き込んで曲に馴染んでいるようなギターを披露。驚愕!


3番手は、ある意味一番楽しみにしていたテル&マキ
『究極の一曲』でいつも楽しませてくれる2人、『究極の一曲』勢らしく、この日も1曲入魂。(メドレーっぽく実質2曲弱だけど)楽しすぎて、写真撮り忘れたので、アトリエよぎのFBから拝借。


次は、飛び入り参加的に私も演奏させていただきました。

1曲目はひとりでビートルズ。
2曲目は河西堅ちゃんに参加してもらって、イーグルス。
誰もが知っている曲をチョイス。

最後は、堅ちゃんと一緒に、ジャクソン・ブラウンの「プリテンダー」を日本語で。
気分(だけ)は、ジャクソン・ブラウン&デヴィッド・リンドレー!

その中から一曲、イーグルスのアレを、動画でちょろ見せいたします。
まあ、喉がちょっとアレでしたが精一杯歌いました。


つづいては、菅原洋平。


自然が似合う男の歌は、自然と心に入り込みます。
やはり後半に河西堅ちゃんを呼び込み、「アナベラ」(だっけ?)と言うオリジナル曲を披露。
これすごく良かった!


次は、初めて観る岩のりさん。
ハッピーボーンの3人と一緒に、最高の「Love is Music」を聴かせてくれました。感動!


つづいて、サトウリュースケのステージ。
噂には聴いていたけど、会ったこともあるけど、ステージを観るのは初めて。
魅せるし、聴かせるし、盛り上げるし、本物のエンターテイナー!
そしてやはり堅ちゃん出動!しっとりと聴かせてくれました。


そして次に登場したのが、謎のバンド「住江町53バンド」
メンバーは『究極の一曲』でお馴染みの面々でした。

Kimiちゃんと、薫ちゃんが、ツインヴォーカルで「Sunny」からの替え歌で「SONY」へと移行!


一曲だけの披露、最高!歌詞も最高!


そしてラストは、ひづめ☆つかさと河西堅、再登場!

最高に盛り上がっての大団円。

感動したり、笑ったり、本当に素敵で楽しい時間でした。

これからも、色々飛び出しそうなアトリエよぎ周辺の音楽事情。目が離せません。

Round 5 Start

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX


一昨日、4月4日から、抗がん剤治療(CapeOX療法)のRound5が始まりました。

いつものように
初日は、点滴。
その後、2週間の内服薬。
1週間のお休み。


朝7時半に家を出て、埼玉医大国際医療センターへ。
道路が若干、混んでいて8時10分頃病院着。
受付を済ませ、問診票記入。

9時少し過ぎに、採血。
その後、いつもは院内薬剤師による問診があるのだけど、予約票にその記入がなかったので、コンシェルジュにその旨、質問したところ、すぐ連絡を取ってくれて、いつも通り問診をしていただく事になり、ほどなく呼ばれる。
胃のむかつきが続いている事、多少重めの夕食を摂ったときは、深夜に胃液があがってくるような感覚がある事などを伝えたところ、胃酸を抑える薬を追加で処方してもらうことに。

ここまで時間的には順調。

その後は、採血の結果が出てから担当医の診察になるので、その間いつものように、ローソンでコーヒーを買い、喫茶スペースへ。持ち込みのパンとコーヒーでブランチ。
大きな窓から、外の景色を見ながらのこの時間は、憩いのひと時。

喫茶スペースから見る、病院正面入り口。
紅葉がきれいな頃に、入院~手術をしたのだけど、今は桜が咲き誇り、時の流れを感じる。
と、同時に、こうやって季節を感じることが出来るこの病院を選んだことに幸せも感じる。


ブランチを済ませ、軽く読書をしている所で、担当医診察の呼び出し。
ここまでかなり順調。

検査の結果などを見ながらの説明を聞き、こちらからは体調の報告。
胃のむかつきの件や、指先のささくれ、喉がつまるような感じなど、一通り気になる事は伝える。
抗がん剤の蓄積により、今後さらに悪くなるようなら、薬をやめる選択もあるとは言われたけど、正直それほどの辛さ、苦しさは感じていないので、続けるつもり。

抗がん剤蓄積の事は以前から聞いていて、蓄積によるマイナスな影響が出ている事は確かだけど、それ以上に、季節の変化で暖かくなった事がすごくプラスの影響になっているように感じて、これまで辛かった事が、色々ふつうに出来ているんですよね。

点滴の後もぐったりすることなく、意外と元気。
昨日も今日も、ふつうに朝早く起きられたし、冬の間とは全く違う自分がいます。
抗がん剤蓄積のマイナス面を上回る、プラス作用かも。

自称「太陽の子」なので。

これがもし、夏の終わり頃に抗がん剤治療をはじめて、冬に蓄積&寒さがやってきたらと考えると、身も凍るような気持ちになりました。耐えられなかったかも!

さて、そんなこんなで、診察を終えると、点滴の受付。
ここまでは、かなりスムーズ。
受付を終えると、ここから点滴薬の調合がはじまり、ここで、また待ち時間が発生するため、再度ローソンへ。
点滴を射ちながら食べるお昼ご飯を買いに。
お昼ご飯と言っても、簡単に食べられるおにぎりを2つ。

点滴開始までは、けっこう時間がかかり、なんと13時頃になりました。
おにぎりを買って点滴室に戻ったのが10時半頃だったので、2時間半待ち。
点滴が始まる前に、お昼ご飯を終えてしまいました。

まあ、のんびり読書をしていたので、つらい時間ではないのですが、今回は8時間超え確定ですね。

16時頃、点滴を終え、会計を終え、病院を出る。
まだ陽が高いのが、すごくありがたい。「太陽の子」なので。

冬の間は、病院を出ると真っ暗で、寒くて、痛くて、本当に辛かったのよ。

16時過ぎ、エスカレータを降りると、ロビーには西陽が差し影が長く伸びていた。

正面玄関を出ると、まだ陽はこの高さ。
冬の間とは全然違う。これが私の元気の源です。

院外の調剤薬局で薬を受け取り、家路につく。

途中、飯能の桜と菜の花景観ポイントの横を通るので、車の助手席から写真を一枚。
iPhoneのズームで撮っているのであまりきれいではありませんが、実物はとてもきれいでした。

家に着いたのは、17時過ぎ。
7時半に家を出たので、10時間近くかかっていますが、まだ明るい。
気持ちが軽くなります。

冬の間も、病院通いそのものは苦痛じゃなかったけど、この暖かさ、明るさは、本当にありがたい。

色々感謝です。


6月の後半には、とりあえず抗がん剤治療が終わります。
その後は、(転移がなければ)さらに元気に復活する予定!

こんなのも予定されております。
LIVE SCHEDULE 2025

どうぞお楽しみに!


2025年3月後半に観た映画

今日から4月!という事で、半月に一度の恒例「観た映画」3月後半編を。相変わらず観た映画は少なめだけど、今期は10本観ている。久しぶりの2桁かも。☆5つが『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』『テイキング・サイド ヒトラーに翻弄された指揮者』『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に』の3本でした!

2025年3月後半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


17日『モスラ』[1961](Amazon)☆☆

『モスラ』
『モスラ』

1961年、私が生まれた年に公開という事で、もちろんその時には観ていないのだけど、小学生の頃、劇場で観た記憶がある。リバイバル公開だったのか何なのか?その後、TV放映時に何度か観ているのだけど、久しぶりに観て感じたのは、とても丁寧に作られた映画だという事。特撮だけじゃなく、ドラマ部分にしても。また、音楽が伊福部昭ではなく、古関裕而だという点も、この映画には実にマッチしていて世界観を作り出している。久しぶりに観て大いに感動しました。


20日『あんのこと』(Amazon)☆☆

『あんのこと』
『あんのこと』

ものすごくヘヴィーな環境で生きてきた少女、立ち直るきっかけを得たと思うと、また引き摺り戻され、結局は・・・という話で、色々ときついのだけど引き込まれるように観た。河合優実の演技はとてもリアルで痛々しい。佐藤二朗は苦手な役者なんだけど、この役でも、汚らしいたばこの吸い方、吸殻を道に捨て唾を吐くさまを観るのが嫌で嫌で、映るたびに目を背けたくなりました。


21日『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(Amazon)☆☆☆☆

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』
『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』

モナコ公国、そしてグレース王妃(グレース・ケリー)には、かねてから興味があったので、面白く観る事が出来ました。フランスとの間に一触即発の事態が起こり、グレースの機知によって事態が大きく変化する。そんな事があったとは。平和的な外交ってこういう事だよなぁ
そして、ニコール・キッドマンすごい役者です。


22日『やがて海へと届く』Amazon)☆☆☆☆

『やがて海へと届く』
『やがて海へと届く』

ちょうど1年前に観ているのだけど、いい具合に忘れていて、それなりに楽しめた。1年前と同じ感想なので、以下コピペ!
岸井ゆきのと浜辺美波。最近よく見る人気女優2人が演じる愛にも近い友情物語。冒頭の抽象的アニメーション映像、後半に至るまでほとんど音楽らしい音楽もなく淡々と紡がれる話。その意味が後半一気に分かるというか伝わり心になだれ込んでくる。なるほど。


23日『ドント・ウォーリー・ダーリン』(Amazon)☆☆

『ドント・ウォーリー・ダーリン』
『ドント・ウォーリー・ダーリン』

『サンダーボルツ*』のエレーナ(フローレンス・ピュー)と『エターナルズ』のセルシ(ジェンマ・チェン)の絡みが観られるなんて!?と映画の本筋と全く関係ないところで高まってしまうMCU者ですまん。それはともかく面白い映画でした。砂漠の中にある夢の街、何不自由なく最高の暮らしが出来る共同体的な街、そんな街で暮らす夫婦。何かがおかしい、と気づくと・・・恐ろしい話ですが、本当にありそうで、余計恐ろしい。


24日『テイキング・サイド ヒトラーに翻弄された指揮者』(Amazon)☆☆☆☆☆

『テイキング・サイド ヒトラーに翻弄された指揮者』
『テイキング・サイド ヒトラーに翻弄された指揮者』

邦題にその名は出てこないが、フルトヴェングラーの話だろうと思って観ました。(正解!)
というのは、高校生の頃、朝日文庫から出ていた「人間フルトヴェングラー」という本を読んでいて、その時、色々な事を考えさせられたから。映画を観ていて、本の内容を思い出しました。「ドイツ人だから」ドイツに残ったフルトヴェングラー。戦後、アメリカから「ナチスの協力者」と烙印を押され、初めから「ナチスの協力者」に仕立て上げるための厳しい取り調べを受ける。実際にはナチスの協力者などではなく、ユダヤ人音楽家の亡命を手助けしたり、ナチスを直接批判したりもしてきたのに。高圧的に取り調べをする「アメリカの正義」を妄信する軍人、本当に腐っている。やってることは、ナチスと同じだよ。ラストシーンに戦時中ナチスの前で演奏したフルトヴェングラーの当時の映像が出てくるのだけど、演奏後のフルトヴェングラーの表情と仕草に涙が出た。


25日『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(Amazon)☆☆

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』

前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が、とても良かったので、期待値MAX状態で観たせいか、前作ほどは高まりませんでした。とはいえ、話的には面白かったし、ラストに至る全員集合感と家族の絆構築感には、とても高まりました。そしてMCU者としては『アントマン』(ポール・ラッド)と『エターナルズ』のキンゴ(クメイル・ナンジアニ)の共演に無駄に高まるのでした。


31日『劇場版 鉄腕アトム 宇宙の勇者』(TV)☆☆☆☆

『劇場版 鉄腕アトム 宇宙の勇者』
『劇場版 鉄腕アトム 宇宙の勇者』

これは、昨年Amazon Prime Videoでモノクロ(一部カラー)版を観ているのだけど、AIにより全編着色したフルカラー版が放映されるというので、録画して観る事に。
あまりの鮮明な画像におののく。まったく違う世界と感じるほどに。

映画の内容としては、昨年観たものと同じなので、以下、その時の投稿を丸っとコピペ!

1964年公開の『劇場版 鉄腕アトム』、当時3歳なので内容は憶えていない(と思っていた)のだけど、これは劇場で観ているはず。というのは、幼児期から小学校低学年までに公開された子供向けの映画はほとんど全て映画館に連れて行ってもらっていたから。そして、この映画のパンフレットを持っていたから。長い事家にあったのでよく憶えている。内容も実はけっこう憶えていた。ただそれはTV版の再放送やコミック版の印象が混ざっているのかも知れないのだが、この映画、モノクロではじまり、中盤のパートがフルカラーになる。その時の驚きを今回再体験して鮮明に思い出したのだ。カラーで動くアトムを観たのはあの時が初めてで、ものすごく驚いた3歳時の感覚が残っていたのだ。そのことに驚いた。


31日『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に』(Amazon)☆☆

『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に』
『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に』

パリ、オペラ座のバレリーナ、オーレリー・デュポンのドキュメンタリー映画。オーレリー・デュポンという人の事は、少しだけ知っていて興味があったので鑑賞。10代でのデビュー~妊娠出産を経て復帰、という辺りを主に描いているのだけど、余計な情報は一切なく、ほぼ練習風景、本番、とバレエに焦点を絞っている印象。誰の子供をどういう経緯で妊娠したのかなど、一切描かれていません。ただそれが、音楽好きとしてはすごく好印象で、練習から本番と、数々の音楽が流れ続けているわけで、これは何度でも観られる映画。バレエの世界を描いた映画を、これほど楽しめるのって、子供の頃から読んでいた数々のバレエ・マンガのおかげかも。


31日『Maiko ふたたびの白鳥』(Amazon)☆☆

『Maiko ふたたびの白鳥』
『Maiko ふたたびの白鳥』

オーレリー・デュポンの映画があまりにも良くて、もう少しバレエの世界を描いた映画を観たくなりAmazon Prime Videoが薦めてきた映画の中から一つ選んで鑑賞。
「19歳でノルウェー国立バレエ団に入団。25歳で同バレエ団東洋人初のプリンシパルとなった西野麻衣子」(Amazon Prime Videoより抜粋)のドキュメンタリー映画。この人の事はニュース番組か何かで、存在だけは知っていました。それ以外は何も知らずに観たので「ふたたびの白鳥」という事は、ケガからの復帰か何かかと思っていたら、オーレリー・デュポンと同じく妊娠~出産からの復帰でした。偶然とはいえ、面白い一致。こちらはいかにもドキュメンタリーらしいドキュメンタリー映画。妊娠、出産を経ての体の変化、子育てもある中での、復帰、いきなりの「白鳥の湖」主演。すさまじき執念。本人曰くクレイジーバレリーナ。納得です。


これまでの「観た映画リスト」です

アトリエよぎ『究極の一曲day7』参加報告

昨日、3月30日、青梅 アトリエよぎ『究極の一曲day』に参加してきました。

14時に、順番決めのあみだくじがあるため、時間厳守!
しっかり間に合う時間に出たはずなのに、思いのほか道が混んでいたり、いつもの駐車場が満車だったりで、14時の3分ほど前に現着。滑り込みセーフ!

それはいいけど、店のドアを開けたら、満員の参加者&お客様からの拍手で迎えられる。
ただ、店に着いただけなのに。

これまでで最多動員数じゃないのかな?

私の体調を考慮してくれて、前回同様、あみだくじ免除で3番手の席が用意してあったのだけど、今回は体調も整っているので、あみだくじに参加しました!

ちなみに、毎回、1番手はひづめ☆つかさ(本人曰く前座)
2番手は関忠のママ(早めに退席してお店を開けるため)

なので、3番手が、あみだ順で言うと1番目。

さて、あみだくじ1番手から発表。

「1番はどるたん!」

さすが、持ってる私。
くじをひいても、ひかなくても1番(3番手)だったというね。
しっかり笑いも取れて、めでたい感じ。

前座担当、ひづめ☆つかさ

そして2番手、関忠ママは、つかさと2人で「さよならをもう一度」
かっこよかった!
ものすごく久しぶりに聴いた曲なのに、けっこう歌詞を憶えている事に驚く。
昭和のヒット曲って、記憶に残る曲がなんと多い事でしょう。

さて、3番手(くじ順トップバッター)の私は、柄にもなく浜田省吾「路地裏の少年」を、スローな感じで。まあまあいい感じで声も出ました。それなりに良かったんじゃないっすかね?(自己評価甘め)

その後は、聴き手に徹して楽しませていただきました。

正直、けっこうミスったり、つっかえたりする演者も多くて、もし、それがふつうのオープンマイクだったら「聴いてられねぇ」って気持ちになる人もいるかも知れないんだけど、このイベントは、全然そういう雰囲気にはならなくて、「その表現する気持ちにリスペクト!」みたいな空気が満ち溢れています。
もちろん私も、そういう気持ちで楽しんで観ています。

会場には笑顔が溢れていて、本当に良い空気。

あと、くじ順なのに、いつも曲順面での流れがすごく良くて、結果的にまとまり感が出来るのがすごいな、って思っています。

色々と見どころ、聴きどころはあったのですが、まず、このブログ的に取り上げたいのは、毎回、何が飛び出すか楽しみなKimiちゃん。

なんと、今回は岡林信康の「手紙」!すごいの持ってきた!!
終わった後に「どるたんと被らなくて良かった」って言ってたけど、被りませんよ!
私には無理。

丁寧なアルペジオでしっかりと歌いあげていて、聴き惚れました。
本人は「ミスった」って言ってたけど、聴いている側からすると、小さいミスなど気にならない表現でした。すごい!

他にもこの日取り上げたい曲達は、たくさんあって、寺田夫婦はつかさの曲をかっこよく決めてくれたし、照井夫婦も、最高に楽しませてくれたし、いや、本当、全員すごい!楽しい!

そして、トリはえいこさんによるダ・カーポ「野に咲く花のように」でしっとりと。
この曲は、TVドラマ「裸の大将」の主題歌なのですが、なんと、その裸の大将こと山下清画伯サインペンによる直筆の色紙を持参して会場に見せてからの演奏。

山下清画伯の絵、写真に撮れば良かったな。

トリにふさわしく優しい空気に包まれての終演となりました。

毎回言ってると思うけど、本当に良いイベント。

次回は、タイミング的にちょっと難しいけど、前回はもっと難しいタイミングで強行参加したので、それを考えると「出られるかも!」と、希望を持っています。

ヤマザキヤマト @青梅 アトリエよぎ

昨夜は、青梅アトリエよぎにて

このライヴを堪能いたしました!

実は、ヤマザキヤマトという名前と存在は、20年ぐらい前から知っていました。
当時、ICTV(入間ケーブルテレビ)で仕事をしていた友人Aから

「ヤマザキヤマトという面白い打楽器奏者がいる。絶対気に入ると思うよ。」

と聞いていた記憶(間違ってたらごめん)。
その時から、ずーっと気になっていたのだけど、やっと観る事が出来ました。
そして、もちろん気に入りました。

観る気になれば、もっと早く、どこにでも出かけて観られたのだろうけど、出不精やら病気やら経済事情やら諸々あって、昨夜ようやくの初体験。
昨夜、アトリエよぎで出会えたのも、そういう流れ、そういうタイミングだったのでしょう。
スピ系的に。

終演後にヤマザキヤマトさんと少し話をしたのだけど「以前、入間市の(米軍)ハウスに住んでいた。」と聞き、なるほど、友人Aの話に繋がった。ICTVで取材とかしたのかな?

それはさておき。

昨夜のライヴの話を。

18時開演。
まず登場したのは、タカタジュンコさん。

カリンバや、竪琴的な楽器(ゆう琴?)の美しい音色、響き。
ジェンベ他、数々の打楽器も叩きこなし、そして歌う。
何と多才な方でしょう。


MCで聞いた話によると、
日高市在住、楽器を持って山歩きをし、そこで楽器を奏でている、とか。
日高市と言えば、私も何かとよく出向く地。

※過去ブログ「お出かけの記録」参照
20150928 埼玉 日高市 巾着田の曼殊沙華
20200528 埼玉 日高市 高麗神社
20241122 埼玉 日高市 のだめマンホール

自然の中を散策中にタカタさんの弾く楽器の音色が聴こえてきたら素敵だな、と妄想しました。



そして19時頃、ヤマザキヤマト登場。

なんか佇まいだけで、人柄がにじみ出ているというか、とにかく素敵な人、素敵な音楽でした。

MCがまた良くて、音楽を担当した「名取老女」の紙芝居の話とか、紙芝居をしっかり見たぐらいの印象度で、名取や熊野古道の風景や老女の姿が今でも脳内再生されます。
MCを聞いただけなのに。

また、盛り上げ方がうまい。
嫌味の全くない拍手要求やら投げ銭要求やらも、本当に素敵。
勉強になりました!
って、絶対にうまくできないけど。(笑)


そして、終盤からアンコールにかけては、お二方のセッション。

これまた盛り上がりました。
聴く事に集中していたので、あまり写真を撮らなかったのだけど、アンコールのトーキングドラム(ヤマザキ)とジェンベ(タカタ)の曲とか、楽しかったな~
そのあとの2人ともジェンベでやった曲も。


懐事情さえ許せば、お二方の物販CD買いまくりたかったのですが、残念ながら事情が許さず、そっと事情が許す限りの投げ銭だけして、帰りました。

打ち上げにも参加したかったのだけど、帰宅~軽食~お薬~バタンQでした。

いや~でもほんと、出かけて良かった。
良い場、良い空気、良い音楽にひたって寿命が延びました。

(集合写真は、ヤマザキヤマトSNSより無断拝借)


20250313 埼玉 入間市野田 入間川河川敷散歩

2023 渋谷考」というブログ投稿をした時に思ったのですが、このブログには、音楽活動の事や、映画、音楽の事が主に書かれていて、どこかに出かけた話がほとんど書かれていない。
そこで、たまには過去に遡って写真フォルダを漁り、どこかに出かけた話も書いてみようかな、と思い立ちました。という事で

お出かけの記録


2025年3月13日 埼玉県 入間川河川敷散歩(入間市野田周辺)

これは「お出かけの記録」というよりも、「お散歩」の記録。

うちから、まあ歩いて行ける範囲の入間市野田、入間川河川敷とその周辺。
この日は、まず入間市議選の期日前投票のため公民館へ。


まっすぐ帰ろうかとも思ったのだけど、翌日からの治療のため、あまり外も出歩けなくなるかと思い、少しだけ足を延ばして、河川敷を散歩する事に。

通りがかりの民家の庭に咲く、梅の花。
この辺の、庭がある家には、梅の木が植えられている事が多く、少し歩くだけでも、あちこちの家で楽しませてもらえます。ありがとうございます。

こちらは河川敷に咲く、河津桜。

この辺、数本だけ地元の有志(?)が植えた河津桜があります。

もう少しすると、河川敷沿いに見事な染井吉野が咲くのですが、今はまだこんな感じ。
この数年の中では、今年はかなり遅い。

上ばかり見ているわけではなく、足元の小さな花たちにも楽しませてもらいました。

これは最近園芸店でもよく見るあれ。
名前が出てこなかったので、Googleで画像検索。
「ムスカリ」ですって。ブドウムスカリ、ルリムスカリなど、種類があるようですが、とりあえず「ムスカリ」って事で。

下のは調べるまでもなく、たんぽぽの白いやつですね。シロバナタンポポ。
周りはイヌフグリかと思ったけど、ちょっと調べたら、この色のは、オオイヌノフグリなのかな?

これは全く分からなかったので、初めからGoogle画像検索のお世話に。
「ヒメオドリコソウ」との事。
なんとかわいらしく素敵な名前を持った花でした。知らなくてごめんなさい。

そんなこんなで、ほんの少しだけの散歩でしたが、帰ってからも色々と楽しませてもらいました。

良き一日。


「お出かけの記録」年月日順INDEX

2025年3月前半に観た映画

3月も半分終了!という事で、半月に一度の恒例「観た映画」3月前半編を。この期間も色々あって観た映画はかなり少なめ。観ているドラマとアニメの本数が多めなのも一因か。

2025年3月前半に観た映画

☆印は、映画に対する評価ではなく、あくまでも個人的な好き度ランク。
☆5つ=大好き、☆4つ=好き、☆3つ=ふつう、☆2つ=ちょっと苦手、☆1つ=苦手
という感じ。


3日『マダム・ウェブ』(Amazon)☆☆

『マダム・ウェブ』
『マダム・ウェブ』

あまり評判良くないようなのだけど、割と楽しめた。原作を知らないので楽しめたのかも。3人の少女の事とか、あまり語り切れていない点はいなめないけど、この3人の少女の今後など見てみたいので、つづきがあれば良いのだけれど、難しそうですね。ヴェノムやこの子たちは、MCUにも登場して欲しいのだけど、無理かしら?


5日『駒田蒸留所へようこそ』(Amazon)☆☆

『駒田蒸留所へようこそ』

これはシネマネコでやっていた時に観に行きたかったのだけど、行けなかったやつ。思った通り面白かった。ネットメディアの新人ライターが、前半、最低の奴だったのだけど、蒸留所の取材を続けるうちに徐々に育っていく。私が上司だったら初日でくびにしていると思う。育てる事の大切さも学びました。って、もうこの先の人生、そういう機会もないだろうけど。


9日『いきもののきろく』(映画館)☆☆

『いきもののきろく』
『いきもののきろく』

この映画に関しては、色々とブログに書きましたので、そちらを参照してください。しかし、映画に関係ない事もたくさん出てくるので要注意。

映画『いきもののきろく』関連ブログ


12日『ザ・フラッシュ』Amazon)☆☆

『ザ・フラッシュ』
『ザ・フラッシュ』

これは、『マダム・ウェブ』とは逆に評価高めの作品なんだけど、全然楽しめませんでした。まあ、元々DC作品との相性が良くないのもあるけど、エズラ・ミラー演じるフラッシュというキャラクターが全く好きになれない事もある。バットマン、ワンダーウーマン、スーパーガールなど色々と出てくるけれど、あまり必然性も感じないし、タイム・リープによる過去の改変からの展開も今ひとつ。


13日『私にふさわしいホテル』(Amazon)☆☆

『私にふさわしいホテル』
『私にふさわしいホテル』

山の上ホテルを舞台にした作品という事で、楽しみにしていたのだけれど、ホテル自体は最初と最後ぐらいしか出てきませんでした。ホテルを舞台にした文豪あこがれ新人女流作家のちょっと良い話的なものを想像していたら、まったく違って破天荒なドタバタ劇でした。だがそれもまた良し。こういう役はのんじゃなければ出来ないなと感心。橋本愛の登場に高まる。高石あかりもまた良き。楽しめました。


14日『アルプススタンドのはしの方』(Amazon)☆☆

『アルプススタンドのはしの方』
『アルプススタンドのはしの方』

甲子園を舞台にしたものかと、思ったら、映し出されたのは、どう見ても地方球場。まずは、地区予選から描くのかと思えば、途中のセリフから、ここが甲子園のアルプススタンドだと見立てている事を理解する。そのセリフのやりとりが舞台劇のようだな、と思って後で調べたら、実際に元は舞台劇だったらしい。舞台劇ならば「アルプススタンドの見立て」は、問題ないのだけど、映画となると話が違う。どう見ても甲子園のアルプススタンドには見えないので、今一つ、話に入り込めずに終わる。甲子園球場の使用許可がおりずにこういう形になったようだけど、残念過ぎる。


15日『ジョン・レノン、ニューヨーク』(Amazon)☆☆

『ジョン・レノン、ニューヨーク』
『ジョン・レノン、ニューヨーク』

オープニングが「I’m Steping Out」のセッションテイクからはじまり、そこにかぶさるヨーコをはじめとした人たちの言葉がまた良い。そこからタイトルバックに「New York City」と、この始まり方だけ観て、このドキュメンタリー映画が、信頼に足るものだと確信した。
この後も数々の貴重な曲が流れるのだけれど、それは決して時系列にそったものではなく、ここでこの曲が流れるという必然性に、何度も涙した。特に「Mind Games」、そしてJohn がニューヨークを離れた「失われた週末」時代のポールとの写真にも涙。もちろん、ジョンとニューヨークの最期の瞬間を知っているので、その時をたまらない気持ちで観る事になる。ジョンとヨーコがニューヨークを愛していたのはよく分かるのだけど、もしこの最期を分かっていたのならば、日本で、東京と軽井沢の二拠点生活でもしていてくれたら良かった、などとつい考えてしまった。とにかく何度も涙しました。ふだん心の奥にしまってある感情が呼び覚まされてたまらない気持ちになった。最後、タイトルバックに流れるのが、大好きな曲「Watching The Wheels」の弾き語りヴァージョンだったのもたまらん。とにかく選曲、構成、最高。


これまでの「観た映画リスト」です

Round 4 Start

抗がん剤治療に関する内容です。
癌発症から今日に至るまでの経緯はこちらにINDEX化いたしました
癌関連 INDEX

ここ数回のブログは、映画『いきもののきろく』を観に行った話で実に楽しい内容だったのですが……

浮かれている時間は終わりだ!

ここからは、抗がん剤治療に関する内容です。抗がん剤治療に関心のある方、私自身になんらかの関心がある方、以外の方が読んでも面白い話ではございません。ここでUターン推奨。

その前に、今週は病院週間でした。

3/11(火)
かかりつけ医にて、心臓系の定期健診。(心筋梗塞~冠攣縮性狭心症持ちです)
ここでは、心臓のみならず、体調全般を相談させてもらっていて、大腸がんの発見もここからのスタートでした。まあ、もう少し早く大事(おおごと)にして欲しかったという面もあるにはあるけど、感謝しています。
今回の診察は、特に血液検査やら心電図などもなく、ふつうにサクっと問診でしたが、一昨年から花粉症の薬も処方してもらっているので、先生から
「花粉症はどうですか?」と
実は、最近全然くしゃみも出ないし、花粉症の症状が出ていない私。そこで
「がんを取ったせいか、抗がん剤のせいか分からないのだけど、なぜか花粉症治ったみたいです。」
と、言ったところで先生、看護師さん、私の3人で大爆笑。
「じゃ、花粉症のお薬はなしって事でいいですね。(笑)」
と診察終了。

そしていよいよ
3/14(金)

抗がん剤治療第4ラウンドStart

前回、家を出てから帰宅するまで12時間コースだったので、それなりの覚悟をして家を出る。
朝7時25分。

8時数分前に病院着。

再診受付機による受付を済ませ、抗がん剤治療者専用のF棟へ移動。
ここで、体温、体重、血圧、血中酸素濃度などを自分で測り、問診票に書き込み、まずは採血待ち。

思ったよりも早く、採血室へ呼ばれる。

次は、院内薬剤師さんの問診待ち。

これも予定時間より早く呼ばれた。
いつもは男の薬剤師さんだけど、今回ははじめての女性の方。
どの方に当たったとしても、毎回しっかりとこちらの状況を把握している事に感心するし、安心もする。

副作用の発現状況を一通り話した後
「(状況によって調節しつつ使用する)下剤と保湿剤の一部は使いきってないので、今回はなくても大丈夫。吐き気止めはこれまで通り出してください。」
と進言。

今回、病院で写真をまったく撮らなかったので、お世話になっている保湿剤3兄弟と、室温の上昇からか手袋なしでも触れるようになったTVのリモコンの写真を。

薬剤師さんからは、保湿剤しっかり使うようにと。
そして、これからの季節、紫外線が強くなるから、そちらのケアもするようにとの事。
抗がん剤の蓄積により皮膚の表面が弱くなっていくようです。(すでに多少感じている)

しかし、これまで、保湿剤も、紫外線のケアもまったく関係なく生きてきた意識低い系。
最近、どうにか毎日、保湿剤を使えるようになってきたけど、日焼け止めとかも、考えなくてはいけないわけですね。意識高い系への転身!
というか「系」ではなくて、意識高く行動します。がんばります。

という感じで薬剤師さんとの面談(問診)は終わり。


次は、担当医による診断なのだけれど。
これは、血液検査の結果が出てからなので、1時間程度の待ち時間がある。
前回は、ここで2時間以上の待ち時間が発生した。理由は不明。急患でもあったのかな。


いつも、この時間は、陽の当たるサロンでブランチ。
ちょっと優雅なひと時。
院内にあるローソンで、ホットコーヒーを購入し、持ち込みの菓子パンを。

実は院内にはスタバもあって、多くの方はスタバで購入したあれこれをこのサロンで食しているのだけれど、私は、もっぱらローソンのコーヒー。
スタバの注文(というかすべて)が苦手というのもあるけど、もっぱらコスト面が理由。
でもまあ、それなりの幸せ感は味わえています。
特に卑下もしていませんのでご安心を。

すると、コーヒーを飲み終わらないうちに、お呼び出し器が鳴り、なんと予約時間前に、診察室へと移動する事に、ローソンのコーヒーを持ったまま、院内の長い廊下を移動して、そのまま診察室へとIN。

血液検査の結果は、まあそれなりに、基準値に収まっていないものもいくつかあるけれど、問題ないレベル。(ちゃんと結果表をもらえます)

で、副作用の状況などを話し、抗がん剤点滴のなんらかの成分は前回同様30%OFFでいく事になりました。

ここまで予想外の早さで事が進んでいる。


E棟診察室を出て、F棟点滴室へと移動。
その前に、点滴室近くの休憩スペースで少し冷めたローソンコーヒーを飲み干す。

さて、抗がん剤点滴の受付へ。
ここ以外は、予約時間順で、呼び出し器で呼び出されるのだけれど、ここだけは、それぞれの診察が終わった順番で受け付ける。

受付が終わると、そこから抗がん剤点滴のブレンドが始まるので、ここでまた待ち時間が発生。
前回は、処方箋の間違えがあったからか何なのか、ここでも2時間ぐらいかかった記憶。

今回は、割とスムーズ。
一旦、私のための点滴スペースへ向かって、点滴担当の看護師さんと簡単な確認を終え、点滴薬の調合を待つ間に、点滴中に食べられる簡単な昼食を調達するため、またしてもローソンへ。
と言っても買ったのは、おにぎりひとつだけ。
あとは、持ち込みの菓子パンの残りがあるので、それでOK。

点滴室へ戻り、自分の席のテーブルに、お茶のポットと、おにぎり、おやつを並べ点滴を待つ。
この並びは、前回のブログに書いた、レッドアローでのテーブルセットとほぼ同じ!

(前回ブログより)

なのに、気分は正反対。
この後、抗がん剤点滴が体に入ると、しばらくは色々な事が満足に出来ない人になってしまうのでね。
気分は重め。

とは言え、色々と考え、抗がん剤治療と自然療法など経験者からの発信や助言、先人たちの辿った道なども調べ、比較検討、熟考したうえで、覚悟を決めてはじめた事。
考え方は人それぞれでしょうが、これが私の生きる道~♪
将来的に良い結果を招くと信じています。



点滴中の腕の痺れは、これまでに感じた事のないレベルで、針の刺さった辺りを中心に周辺かなり広い範囲にビリビリとした感覚。

それ以外は、軽食、おやつ、そして読書と少しの微睡を楽しむ。

点滴にかかる予定時間は、2時間半だったけど、3時間かかって、14時半に終了。

順調に会計を終え、病院を出て帰り道にある調剤薬局へ。
ここも実にスムーズ、病院との情報共有も行き届いていて、安心感高め。

すべてを終え、自宅に着いたのは、15時を少し回った辺り。
全部、順調に(というよりもやや早めに)進んでもやっぱりこれぐらいの時間になるのですね。

帰宅時間は、早ければ15時、最悪で20時過ぎというのが、これまでの経験則。
毎回、付き添ってくれて、車の運転もしてくれる、公私すべてにわたるマネージャーには感謝しかありません。



さて点滴後の副作用ですが、これまでよりひどくなっているものと、軽くなっているものがあります。

まず、冷たい物に触れない現象。
これは若干楽になっているのですが、副作用が軽くなったわけではなく、気候が暖かくなってきたという話だと思います。
これまで触れなかった、車のドアノブ、トイレのドアノブ、iPhoneやTVのリモコンには、ほぼふつうに触れたので、「ちょっと楽」を実感したけれど、玄関のドアノブ(北風が当たる場所にあるのでけっこう冷たい)は痛かったし、トイレの手洗い水でも痛かった。

痛みを感じる温度の分岐点があって、身の回りの物のいくつかが許容範囲の暖かさになったので、「ちょっと楽」にはなったけど、副作用が軽くなったわけではない。という結論。

今も手袋なしでPCのキーボードを打っています。点滴直後としては初の快挙。
だけど、冷蔵庫の卵や野菜には痛くて触れません。

てな感じ。

あとは、点滴中に感じた手の痺れ。
これがかなりキツイ。

右手(右、左交互に打っていて、今回は右手)の、指先から、肩のあたりまで、満遍なく痺れていて、若干動きにも支障がある。

顎の痛みも継続中。

喉も冷たい物を飲むとキュッと締まるような感覚。常温の水もアウト。
食べるものも多少は暖かくないとダメ。アイスなど論外。

まあ、これまでだと、この辺は1週間程度で軽くなるのだけれど、抗がん剤の蓄積により、今後長引く可能性もあるとの事。

あと、これまで点滴1週間後ぐらいに、ひどく怠くなる事があったのだけど、これはたまたまではなく、この時期一番白血球が減少する(あれ増加だったか?)という看護師さんの説明があり、なるほどと。

あとは、手の指のささくれが増えてます。
しっかり保湿してるんだけど、これも今後悪化してゆく可能性高そう。

点滴直後から私の体の中で「はたらく細胞」たちが、忙しく働きまくり、中には戦い破れ、または疲れ果てて、朽ちていくものもいるのかと思うと悲しいやら愛おしいやら、全身で応援してます。

まあ、今後ひどくなってゆく症状もあるのでしょうが、タイミングを見計らってそれなりに活動も出来るという事も、実感しているので、しっかりLIVEの予定入れてます!

とはいえ、この土日は行きたいところ色々あったのだけど、全部、断念でござる。残念でござる。

まあ、出来る限り、やりたい事をやっていきますので、これまで同様、皆様、それぞれに、適当な感じで見守っていただくと大変嬉しく思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

ただ家に帰るだけの話

または
「映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第五章)」

ちなみにこれは、3月9日(日)の話。
家を出てから、テアトル新宿で映画『いきもののきろく』を観て、菊池琢己ミニライブと、井上淳一監督、永瀬正敏さんとのトークセッションを堪能し、お三方のサインをいただくまでの長~い話が第一章から第四章まで。
各章へのリンクは文末にあります。

さて

映画のパンフにこの日、壇上に上られたお三方のサインをいただき、映画館を後にした私。

まずは西武新宿駅を目指す。
サブナードへの入口はすでに閉まっていたので、地上の雑踏を人を避けるように歩く。
しかし、ほんの数百メートルの間なのに、スマホの画面に目を落としたまま、まっすぐこちらに向かって歩いてくる人の多いことに辟易。

区役所通りとの交差点辺りのサブナード入口は開いていたので、地下へと避難。
階段の昇り降り(じゃなくて降り昇り)はあるけど、地上での信号待ちはなく、西武新宿駅まで地下を移動。

駅の改札をくぐり、発車案内を見上げると、パッとみたところ本川越行きの急行電車はしばらくない。
ホームを見ると、特急小江戸が停車中。
発車時刻を見ると、21時30分。あと3分で発車。
さすがに特急チケットは売り切れているだろうと、売り場を見ると、ふつうに売っている様子。
マジか!?買うしかないよね?確かPASMOに残額あったよね?(第一章参照)と私自身と数秒対話したのち、チケット購入!PASMO大活躍!!速足で特急へ乗車!

流れるようにスムーズな急展開。

あれこれ考える間もなく、特急に乗車、自分の席に着く。
周りは空席だらけ。あれ、西武新宿線の特急ってこんな感じでしたか?
と、主に西武池袋線ユーザーの私は、ちょっと拍子抜け。
いくら日曜日の夜でも、池袋線の特急は、いつも満席だったような思い出。
それとも、今は池袋線もこんな感じなのかな?

すぐに発車。車窓から見たのは隣のホームにいる電車。
「急行 新所沢行き」

ここで、ハッ!と気づく。
所沢で、飯能行き(もしくは西武秩父行き)に、乗り換える私。
「本川越行きじゃなくても、新所沢行きでもよかったじゃん!」と。
しかも、その急行電車も座っている人はまばら、充分座れたのだけど、特に後悔はありません。

「あ、新所沢行きでもよかったのか」と、気づきがあっただけの話。

なんせ、疲れた病人ですから、ゆったりと座って特急 小江戸で所沢まで行けるのは、大幸運。

参考画像「特急 小江戸」(西武鉄道WEBサイトから無断拝借)

そして、発車後、思い出したのが、おにぎりの事(第一章参照
節約のために、持ってきたのはいいけど、食べるタイミングも場所もなく、このまま食べずに持ち帰る事になるのか、と映画館では、そう考えていた、残念なおにぎり。

出番です!出番がやってきました。

リュックから取り出しテーブルへ。
左の小さなポーチには、おにぎり2つとおやつ。
右の水筒には暖かいほうじ茶。

なにこれ、最高じゃん!
おやつも色々入っているのよミニ羊羹とかソフトサラダとか。
お茶もしっかり熱くて、これまた、ここで初めての活躍。大活躍。

こんなに幸せな時間を味わえるとは、映画館を出た時には、まったく考えていなかった私。
ほんの30分程度ではありますが、ものすごい幸福感に包まれた特急乗車となりました。

また、西武池袋線では、特急ラビューへの切り替えにより(ほとんど)乗る事が出来なくなってしまった、レッドアロー号(小江戸)に、ものすご~く久しぶりに乗ることが出来たのも、幸せ度アップポイント。

本当に良い時間でした。

そうこうしているうちに所沢駅到着。

飯能行きの電車は既にホームに来ていたけど、歩いても余裕で間に合うタイミング。
しかも、けっこう空いていて、座れました。

ここからも楽チンで、地元駅到着。
PASMO残額ちょうどゼロって感じで、そのまま改札を出る事が出来ました。

そして10分程度の徒歩で無事帰宅!
帰宅時には、ほんのり汗ばんでいました。
前日は、雪降ってたのに!

しかし、驚くほどの、ぴったり、バッチリ、ラッキー感。

そもそも、前日までの空模様だったら、出かけられなかったのです。病人だから。
それが前日の雪が嘘のような晴天。暖かさ。

適当な時間に家を出たのに、ハーマイオニーに巡り合えるラッキー感!(第一章参照
そして、映画館に着けば、井上監督の搬入シーンを目撃というバッチリタイミング。(第一章参照

久しぶりにあがた森魚さんにお会いでき、色々話すことが出来たのもラッキー。(第四章参照
もちろん映画もライブもトークも堪能(これが目的なので、これは当然の事ですが)。

帰りも、電車の時間などチェックせずに適当に西武新宿駅へ着いたら、すぐに特急に乗車!
出番なしかと思われたハイキング的あれこれも、突然の大活躍そして超幸福感!
PASMOの残額+チャージ額もぴったり!

なんだこれ!?

この日は、絶対に、テアトル新宿へ『いきもののきろく』を観に行く日、と定められた日だったのかも知れない。




映画『いきもののきろく』関連ブログ