Category Archive : LIVE REPO.

『七月のムスターファ』後遺症

9月6日(金)APIA40で、どるしゃあ+あっちゃん(島田篤さん)でPANTAさんの歌『七月のムスターファ』を演奏した事は、LIVE後に何度かブログにも書きました。
9/6 APIA40 報告(どるたん編)
『七月のムスターファ』のこと

あれから1週間近く経ったというのに、頭の中には『七月のムスターファ』が、かなりの時間流れ続けています。

意識して、全然関係ない音楽を聴いたりしても、ふとした瞬間にまた『七月のムスターファ』が流れてきます。

ライヴで演奏するために、歌詞の描く光景を思い、しっかり頭の中に焼き付けていたので、なかなか消えてくれない。

その歌詞は

♪叔父の死骸から銃を取り 頭の潰れたボディーガードの弾を奪い 血の海に横たわる父を盾に♪

というとんでもなく凄惨なもの。

これが四六時中頭の中に流れ続けるというのは、かなりしんどい状況。

それだけ力のある歌だという事なのでしょうが、とりあえず、一旦抜け出したい。
なんて、甘えですかね、今現在抜け出せない地獄のような戦地にいる多くの人の事を思うと、ただ頭の中に流れてくるだけの凄惨な歌から抜け出したいなんて。いやはや、大変なものを背負いこんでしまったのかも。と今更ながらに実感してみたり。

まあ、それも覚悟のうえで、やったこと。

しっかりと背負って乗り越えなきゃね。
がんばります。


『七月のムスターファ』のこと

昨日のブログ「9/6 APIA40 報告(どるたん編)」で、どるしゃあ+あっちゃん(島田篤さん)のセットリストに込めた思いなどを書きました。

最後にPANTAさんの曲『七月のムスターファ』をやった意味とかそんな話を。
ここでは、さらにその辺突っ込んだ話しを。

これ、以前にも書いたことがあるのですけど、PANTAさんから『七月のムスターファ』をやってくれと言われた事があって、その時の事をもう少し具体的に。

2015年の12月に、小田原Route1でのイベント「Friendly Live to Anyone」に出演した時の事。
私は、ベースのルイス稲毛、チェロのしゃあみん、と3人編成での出演。

その時の、トリがPANTAさん。もちろん『七月のムスターファ』もセットリストに入っていました。
そのイベントのアンコールとして、私たち3人とPANTAさんで『さようなら世界夫人よ』を演奏する機会があり、その時は、無茶振り的に私が2番を歌わされるという嬉しくもあり罰ゲーム的でもあるサプライズ。

そんなライヴ終了後の打ち上げの席で、ルイス稲毛がPANTAさんに話しかけました。
「『七月のムスターファ』すごかったです!」と。
するとPANTAさん、何を思ったか
「じゃあ、君たちもやってよ!」とおっしゃったのです。
その場でやりとりを聞いていた私は慌てて
「いや、無理無理、あんなすごい歌、歌えるのPANTAさんだけでしょ!」と反射的に言っていました。

ただ、その時の事はずっと心にひっかかっていました。

実は、PANTAさんとは似たようなやりとりが他にも何度かあって、大体私が「無理無理!」と尻込みしているのですが、もしかして、PANTAさんが本気で言っていたのだとしたら、随分とガッカリさせるような事をしていたのでは・・・・・・と最近ものすごく反省しています。

話の流れの中でサラっと「どるたんやってよ」みたいに言われるので、こちらも軽く流してしまったんですよね。笑いながら「いや~無理っす」みたいに。
もしかしたら、しっかり受け止めなければいけないやつだったのかな?
その辺の真意は今となってはまったく分からなくなってしまったのですが。


まあ、そんな取り返しのつかない後悔を、私はひっそりと抱えて生きています。

その『七月のムスターファ』を、少し前(7月6日)のどるしゃあGoodstock Tokyoワンマン公演の時に、私、1人で弾き語りで初披露しました。
翌日がPANTAさんの一周忌だし、七月だし、と急に思い立ってしまい、しゃあみんには悪いけど、とりあえず一人でやってみようと、オープニングで。


それがあっての9月6日、APIA40
9/6 APIA40 報告(どるたん編)」に書いたように、しゃあみんからの申し出で『七月のムスターファ』をセットリストに組み込むわけですが、その時、私が少し逡巡したのは、7月6日、Goodstock Tokyoで披露した時には、前述のような意味(一周忌だし、七月だし)もあり、さらにGoodstock Tokyoは、元々PANTAさんが繋げてくれた場所なので、毎回、PANTAさんの曲を演奏していて、あの日、そこでやる意味は自分なりにすごく大きかったのだけど、9/6、APIA40でやる意味は?と一瞬考えてしまったから。

ただ、しゃあみんがやりたいと思っている気持ちも察する事が出来たので、スグに考えを変えて、セットリストもしっかりと思いを込めて考え直し、組み込んだ、というお話でした。


さて、そのどるしゃあ+あっちゃんの『七月のムスターファ』今ならLIVE動画を観る事が出来ます。

クリックすると『七月のムスターファ』から始まるけど、出来れば全部観て欲しい、他の出演者も観て欲しい。ちなみに全部観ると3時間弱です。
(この動画は、あと数日で観られなくなります)


9/6 APIA40 報告(どるたん編)

昨夜、9月6日(金)APIA40『この世界は終わらない』
無事終了いたしました!

このご時世、50代~60代と年齢層高めのメンバー達が、前回(2022年)と全く同じ顔触れで、一人も欠けることなくステージに立てた事にまず感謝。
そして、天候の面でも、少し日程がズレていれば、首謀者の島田篤さんが京都から東京入りするのも難しい事態になっていた可能性もあったわけで、こうして無事に開催出来た事は、大きな意味がある事かも知れません。 

さて、私たち、どるしゃあ+あっちゃん(島田篤さん)は、前回同様1番手。
2番手のFire-Pass、トリの高井つよしクィンテットともに、ガチっとした爆音バンド編成なので、うちもたまにはバンド編成でやりたいかも、って気持ちもほんの少しだけあったけど、やってみて、やはりこのアコースティック編成は色々な意味で大正解だったと思いました。

今回、当初は全部オリジナル曲で割りと毒多めで重めのセットリストを考えていました。

そして、しゃあみんに意見を伺ったところ、(PANTAさんの)「七月のムスターファ」をやりたい、との提案があり、私は一瞬逡巡したのだけど、スグにパっと考えを変え、セットリストに組み込むことに。

となると、セットリストはガラッと変えて、毒多め重めの曲を全部排除し、ラストに「七月のムスターファ」を持ってくる事にしました。
『七月のムスターファ』のこと参照)

  1. Emiliani
  2. 湖の街
  3. 月影のダンス
  4. 紫陽花アナベル
  5. Caffè Florian
  6. Brescia
  7. 七月のムスターファ(PANTAカヴァー)

音楽への憧憬、儚い美しさ、遠い日の情景、美しい景色からのイマジネーション、失われた過去の世界への郷愁、そんな楽曲たちを並べてみました。

イタリアの古い街、クレモナ。そこで生まれたヴァイオリンEmilianiの音色。
山間のダムで美しい月明かりの下に見た幻のような風景。
ガルダ湖畔の街、サロに咲く、紫陽花とアナベル。
世界最古のカフェと言われ、ゲーテやワーグナーをはじめ多くの作家、芸術家たちがひと時を過ごしたCaffè Florianで感じた時を超越したような不思議な感覚。

そういう曲達を、一音一音心を込めて、3人で紡ぎ出しました。

しかし、この宝石のように愛おしい曲達(←自分で言うなですね)のラストに「七月のムスターファ」をやる事で何が起きるか。
ライヴの印象的にはすべてこの曲に持っていかれるでしょう。
それは、インパクト面だけではなく、歌詞の世界が全くちがうものが最後にガツンと登場するわけで、それまで丁寧に紡ぎあげてきた詞に描かれた世界。美しい風景、愛しい音楽、幻想的な時間、郷愁、そういう物たちがすべて、血塗られた戦場、そこに響く銃声によってかき消され壊されていく、後には何も残らない、そういう表現になっています。

撮影:アベヒロシ

実際に、今の社会状況を考えると、いつ、だれの身にそういう事が起きないとも言えないわけです。
戦争が起きると、それまで大切にしていたものも、命さえも、すべてが消えてしまう事にもなりかねません。

このセットリストの意図は、そういう所にあったのですが、それを誰に伝えるでもなく、当日。
私たち3人は同じ気持ちを持って演奏していたように感じていました。

その感覚は、今日、しゃあみんが書いてくれたブログ「9/6 APIA40 報告(しゃあみん編)」にも書かれていました。

そんな表現を終えた私は抜け殻状態なのに、Fire-Passと高井つよしクィンテットのライヴは、ほわんとした気持ちになることを許してくれず、最後までキッチリと音楽と言葉と向き合う時間を過ごしました。

そして、3組すべての演奏が終わった後に、アンコールとして演者全員参加で演奏された、島田篤さんのソロ曲「塵の記憶」
このライヴの締めくくりにふさわしい言葉、ふさわしい音楽、だったと思います。

この世界は終わらない。


撮影: 内田剛史






9/6 APIA40 報告(しゃあみん編)

9月6日(金)碑文谷APIA40「この世界は終わらない」はピアノの島田篤さんを向かえて、どるたん+しゃあみん、Fire-Pass、高井つよしクインテットの3組が演奏するライヴ。

私はどるたん+しゃあみんで久しぶりのアピア出演になりました。

  1. Emiliani
  2. 湖の街
  3. 月影のダンス
  4. 紫陽花アナベル
  5. Caffe Florian
  6. Brescia
  7. 七月のムスターファ

とても違和感のある曲順。

憧れを歌うEmilianiから始まり、遠い日の記憶を懐かしんだり。
良い流れだと思いました。

そして最後七月のムスターファ。
甘酸っぱい記憶も何もかも、壊してしまう。

でも、それが戦争と言うもの。
つい、さっき迄の日常も思い出も消え去ってしまう、突然に。

これがリアルだと思いました。
この違和感こそが、怖いのです。
戦ってるごっこではない、戦争。

次がFire-Passの演奏だから出来た、曲順です。
お疲れ様でした、ありがとう。






アトリエよぎ 四人いる LIVE

今日は、日記的なブログを。

8月17日(土)

7時~16時

いつものように7時頃起床。
前日のカレーを温めて、朝からガッツリ食事。

その後、音楽を聴きつつ、たまにゴロゴロ休みつつ、コーヒー&トーストで軽食を摂ったり、おやつに小豆バーを食べたり、しながら夕方まで絵を描いていました。

アクリル絵の具で描いていたのだけど、アクリル絵の具を使うの30年ぶりぐらい(かな?)
なかなか感覚が戻らず、何度も描き直していたら、あっというまに夕方。
まあ、なんとか土台は出来たかなぁ……一度乾かしてもう少し重ね描きする予定。

聴いた音楽はKeith Jarrett『The Köln Concert』(久しぶりに全部聴いた)、Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette『Bye Bye Blackbird』、Charles Lloyd『Fish Out of Water』など、意識して選んだわけじゃないけど、全部ECM。

なんだか、充実してたな。


16時~22時

画材や、床に散らかったCDをかたづけて、部屋を軽く掃除。
この日は、夕方から、青梅アトリエよぎで四人いるのLIVEがあるとの情報を得ていたので、観に行こうかなぁ、出かけようかなぁ、と軽い気持ちで家を出る。

青梅までちょっと遠回りだけど緑豊かな道路をチョイスして快適なドライブ。
心も身体もよろこんでいる感。

着いて少ししたら(四人いるのドラム)永士がジャンベを担いで到着。
今日は、つかさと永士、2人でやるとの事。
4人いなかった。

永士はジャンベとカホンの2台使い+小さいシンバル、という編成。
で、公開リハ、サウンドチェック。

永士のプレイは大好き。1度だけ、どるしゃあで一緒にやった事あるんだけど、いつかまた一緒にやりたいと思い続けていたので、これもしかしてチャンスじゃない?と思って、つかさに「前座で1~2曲、永士と一緒にやらせてよ~」と頼んだら、「ダメ、途中で呼ぶ」との事。
いや前座がいいんだけど。

みたいなやりとりがありつつ定刻少し過ぎに開演!

アコースティックの四人いる(2人だけど)は、はじめて聴いたけど、すごく沁みる。
こういう歌詞や曲は、絶対に私の中からは出てこないものなので、憧れに近いような気持になる。
そして永士のプレイはやっぱりすごい。つかさもMCで言っていたけど「歌心がある」、これ私も一番初めに感じた事。カホンやジャンベだけでよくあれだけの表現の色付けが出来るものだと感心しながら聴いていました。

何曲か終わった所で、約束どおりつかさが私を呼び入れてくれたのだけど、四人いるの楽曲の世界観に浸りきっていたので、軽率に「やらせて~」なんて言った事を若干後悔。
この世界感にそぐわないもんなぁ、オレ。(思わず一人称がオレに)
と思いつつ、つかさにもエレキ(死語?)で参加してもらって2曲。
フルスロットルでぶちかましちゃいました。ほんとごめんなさい。(苦笑)
でも、つかさと永士、3人での演奏はとても気持ち良かった。
わがままを聞いてくれて、ありがとう。


(ここから追記&写真追加)
薫(よぎのママ)があげてくれた写真見たらみんなすごく楽しそうだから、結果オーライ(かな?)

(追記ここまで)

そのあとは、またつかさと永士2人の四人いるを楽しませていただきました。
しかし、つかさの話が長すぎて、話7:演奏3ぐらいの比率だったかも。

ラスト近くのメンバーコールでは、つかさが、この日参加できなかった2人のメンバーの名前も大声でコール、感動の大団円。
いや~、素晴らしかった!来て良かった!!

打ち上げにも参加、その後ほとんどの方がカラオケに流れる。私も行きたかったけど22時でよぎを後に。
1人夜道をドライブ。心地良し。


この日は、2部構成で、どちらもとても楽しく、充実した一日でした。
メリハリ効いてて、とても良き。

アトリエよぎ『究極の一曲day』

昨日は、青梅 アトリエよぎ『究極の一曲day』に参加してきました。

「あなたにとっての昭和歌謡究極の一曲」をひとり1曲だけ、生演奏(もしくは店主ひづめ☆つかさのギター伴奏)で披露しませんか?という企画。

ひづめ☆つかさ開会の挨拶中

最近、色々なところでやっているオープンマイクは苦手なのだけど「これは一味違うイベントになる!」と予感がビンビンしたので参加してみる事に。昭和歌謡大好きだし、久しぶりにつかさや薫にも会いたかったし。

「参加しま~す!」と連絡したはいいが、そこから「究極の一曲」の選曲が始まります。

「「究極の一曲」なんだから、「これだ!!」っていうのがあるだろう。」と言うと、それがそういうものでもなくて、「究極の一曲」があり過ぎる!(それを究極というのだろうか?)

例えばビートルズ大好きな方々に聞きます。「ビートルズ究極の一曲」を歌うとしたら選べますか?
個人的に選ぶとするならば「Strawberry Fields Forever」「Across The Univers」「The Fool on the Hill」あたりが「好き」という意味で浮上してくるのですが、本当に大好きで歌いたいのは「Sexy Sadie」「I’m So Tired」「Cry Baby Cry」辺りのジョンの拗らせ系。いやみんなで歌って楽しむなら「Ob-La-Di, Ob-La-Da」辺りが究極かしら?みたいに選べない。もちろん初期のあの曲やこの曲も歌いたい。

という話です。
たった二百数十曲、活動期間10年に満たないビートルズでこの有様ですよ?

「昭和歌謡」という広く深い世界の中で「究極の一曲」を選ぶ作業のなんと大変な事でしょう。

「好き」というくくりで選ぶなら

「愛のさざなみ」島倉千代子
「天使の誘惑」黛ジュン
「虹色の湖」中村晃子
「京都の恋」「京都慕情」渚ゆう子
「芽ばえ」麻丘めぐみ
「美しい朝がきます」アグネス・チャン
「少女人形」「夢見るSeason」伊藤つかさ
「恋をアンコール」おかわりシスターズ

などなどがパッと浮上してくるのですが、歌うとなるとまったく自信なし。

「歌うのが好き」というくくりなら

「青い麦」伊丹幸雄
「さらば涙と言おう」森田健作
「花とみつばち」郷ひろみ
「ヨコハマ・チーク」「Baby Rose」を筆頭に近藤真彦の曲達
ジュリーのあれやこれや

あたりだけど、前回、チャッピー加藤と一緒にやった「昭和歌謡 アイドルソングでGO!」の時に披露済みの曲多数。

さて前置きがものすご~く長くなったけど、そんな中選んだ曲は、特別「好き」と意識したこともなければ、なんの思い入れもない1曲。なんだそれ。
「みんなで一緒に歌って楽しめる曲(しかも自分が演奏して歌える)」という選択基準で選んだ「究極の一曲」

それは「ビューティフル・サンデー」田中星児
「ヤングマン」の方がみんなで歌える値高めだと思うのだけど、それも前回やってるので。

ただひとつ問題があって、それは「ビューティフル・サンデー」を昭和歌謡と言ってよいのか?という話。洋楽ポップス曲の日本語版だから限りなくグレーゾーン。
しかし、これをNGとするなら「セクシー・バスストップ」も「ヤングマン」も昭和歌謡認定されなくなるよね。という理屈で、無理矢理勝手に昭和歌謡認定。

またしても前置きが長くなりました。
なかなか『究極の一曲day』はじまらない。
ここまでは「究極の一曲」に対しての私の心もよう。

さて、おまたせしました。アトリエよぎ『究極の一曲day』はじまり!

まずは、じゃんけんで出順を決める。私は「トップバッター希望」と心の中で強く願っていたら、そのとおりじゃんけん全勝!でトップバッターに。念力強め。

その前に「前座」と称してつかさが挨拶&1曲披露。
曲は
「もう恋なのか」にしきのあきら

せっかくトップバッターになったのに、そんな強めの選曲&凄めの歌と演奏を先にやられたら出づらいじゃん!

とボヤきつつも、覚悟を決めてやりました「ビューティフル・サンデー」
歌い出したらどういうわけか西城秀樹が降りてきて、秀樹節で
♪はぁ、はぁ、はぁ、ビュ~リィフォ~サンデ~♪と歌っている私がいました。
家で練習している時は田中星児風だったのに。

まあまあ、それなりに盛り上がったのではないでしょうか?

一仕事終え、その後はすっかり一観客として楽しませていただきました。

みんなうまい!かっこいい!
「究極の一曲」を披露するわけだからしっかりと心が伝わってくる。素敵。
全員それぞれに良かったな~

ギタレレとカホンの「異邦人」アレンジも歌もすごくかっこよかったし、会場全員をコーラス隊に従えてのトリ「恋の季節」も超盛り上がった。

じっくりしっとり聴かせる系の数々も、情感こもっていて聴き惚れました。
アトリエよぎのママ薫もギタレレ弾き語りで「星影の小径」を披露。これまた聴き惚れる。

実に良い企画、楽しいイベント。

ふだん、どるしゃあだと客席にも緊張感を強いるような演奏多めなので、たまにはこういう和やかなノリもいいですね~
しかも和やかだけど本気度はしっかりあって、全員が他の人の本気を受け止めて楽しんでいるという世界。
オープンマイクの「自分の押し付け合い(人の歌はどうでもいい)」的なものとは一線を画す素敵なイベントでした。(お店によっては良い空気感のオープンマイクもあると思いますが、偏見強めでごめんなさい)

この企画、シリーズ化する方向で考えているようなので、また参加する気満々で既に選曲と練習に励んでいます。





7/6 Goodstock Tokyo 報告(しゃあみん編)

7月6日(土)大岡山GoodstockTokyoへ、どるたん+しゃあみんのワンマンライヴ。

何時ものように数曲やってバランス、と言っても二人なので(笑)ちょぅと合わせる。

本番はどるたんのソロから。
シド・バレットとPANTAさんの曲。
七月のムスターファ、遂にやったかぁ。。。
生前、どるたんに「やってよ」と、PANTAさんに言われてた曲。
この曲をやられたら、その後出づらいこと。
でも、頑張りました。

ライヴは二部、2時間ほど行い、終了。

私はその後、下高井戸でのリハーサルへ。
豪雨の隙間を抜い、大岡山~二子玉川~三軒茶屋~下高井戸と言う旅も楽しかったです。

リハはまだまだつまずきながらですが、皆さんに助けられて何とか。
こちらもまた、命日前にPANTAさんが繋げてくれた様な気がします。
本番は9月になりますが、良いライヴが出来ますよう頑張りますね。

みなさま、お疲れ様でした。
ありがとうございました!





7/6 Goodstock Tokyo 報告(どるたん編)

本日、大岡山 Goodstock Tokyoでのどるしゃあワンマン公演、無事終了しました。

正直、この日の会場は若干寂しい入りではありましたが、暑い中駆けつけてくれたお客様及び、配信で観てくれている世界中の人へ向けて(という気持ちで)心を込めて演奏いたしました。

今回、どるしゃあ本編の前にひとりで、2曲ほど弾き語りしました。

明日、7月7日は、私の音楽活動において重要な意味を持つ2人のアーティストの命日なので、その2人の曲を1曲ずつ演奏。

Syd Barrettの「Dark Globe」とPANTAの「七月のムスターファ」を。

「七月のムスターファ」は、かつてPANTAさんから「やってよ」と言われ、その時は「あの曲はPANTAさんじゃなければ出来ません!」と断ったのですが、明日が一周忌だし、七月だし、がんばってやってみよう!と昨日、突然思い立ち、やる事に。なので今回はソロで。
いずれどるしゃあでやる事もありそうな気配。

その後は、いつものどるしゃあで、第1部はイタリア曲中心。

第2部はPANTA曲~バレッツ曲~街シリーズなどという流れで。

SETLISTは

  1. Dark Globe (Syd Barrett cover)/どるたんソロ
  2. 七月のムスターファ(PANTA cover)/どるたんソロ
  3. 紫陽花アナベル
  4. Emiliani
  5. Vivaldi
  6. Caffè Florian
  7. Museo
  8. Stazione
  9. Brescia

    (15分休憩)
  10. あやつり人形(PANTA cover)
  11. さようなら世界夫人よ(頭脳警察 cover)
  12. 森(不思議なバレッツ self cover)
  13. デパート(不思議なバレッツ self cover)
  14. 滅びの街
  15. 混乱の街
  16. 湖の街
  17. 月影のダンス
  18. boy

    (アンコール)
  19. ばるぼらの歌

こうみると割りと落ち着いたセットリストかな?

さて、次回は、どんなどるしゃあになるのか、我が事ながら楽しみです。

そして、その次回はいつかというと、ちょっと間が空きまして、10月26日(土)昼の部。
すっかり過ごしやすい秋になっているであろう事を願って。

ぜひ一緒に楽しみましょう!





6/30 新丸子ARIANA COFFEE 報告(しゃあみん編)

6月30日(日)ちょっとだけ雨模様。

チェロを担いで新丸子、アリアナコーヒーでの氏家さん企画第3回、今回はどるたん+しゃあみんでの参加。

出演は、Black Water/山崎怠雅&伊藤昭彦/どるたん+しゃあみんの3組で。

ホームパーティーみたいな距離感での演奏はお店の雰囲気を楽しく堪能。

私とどるたんはライヴ後のプリンを予約してからの演奏(笑)なので、ゆっくり集中出来ました♪

スタートから、その場で急に山崎怠雅&伊藤昭彦さんのお二人が氏家さんのバックバンドで始まると言う無茶な始まり。

そのまま、生音での山崎怠雅&伊藤昭彦スタート。

そして、私達はアルバム「異郷の詩」からのイタリア曲を演奏。

新丸子とサン・マルコって似てるよねって思ったので今回イタリア決定♪

最後のBlack Waterの演奏はGMOWの平野さんも参加、私は一曲タンバリンで。

失礼しました!(;>_<;)

お店のシマエナガちゃんと一緒にCDのプロモーションも大成功!

CDプレイヤー持ってないお客さんに、シマエナガちゃんが「耳を澄ませば聴こえるよ♪」って勧めてくてました♪

ヽ(´ω`)ノ♪( ´∀`)人(´∀` )♪

すみません!本当にありがとうございました。

アリアナコーヒーでの演奏はお客さんも含めてとても特別なものでした。

コーヒーの匂いと音楽が混じりあう緩やかな時間をみんなで共有しました。

ひとつの歌をみんなで聴くことは、ひとつの心をみんなで分かち合う様な感じだねって。

アリアナコーヒーでの演奏はいつも、そう思わせてくれるのです。





6/30 新丸子ARIANA COFFEE 報告(どるたん編)

昨日は、新丸子 ARIANA COFFEEにて、どるしゃあLIVEでした。

氏家悠路さん企画「アコアコ新丸子」第3回というイベントに呼んでいただきました。

はじめましての場所、はじめましての人々に若干緊張しつつ会場入り(人見知りなので)

ARIANA COFFEE外観 中には妖しい影

リハスタートが遅れ、開場時間が迫るなか、のんびりしているようなバタバタしているような氏家さんの不思議なペースに巻き込まれつつ、様々な機材トラブルをなんとかかんとか乗り切りヌルっとイベントスタート。

私はキング(伊藤昭彦)さんが雨の中大変な思いをして運んできたギターアンプを使わせていただくことに。
そして、一番手の、山崎怠雅&伊藤昭彦は、サウンドチェックを諦め、生音でやると。
この決断は、大成功だし、その決断をした山崎怠雅の気持ちもなんとなく分かる。

演奏の前に、氏家さんからイベントスタートの挨拶。
挨拶のバックで山崎怠雅&伊藤昭彦が素敵なBGMを演奏。
と、突然、氏家さんが2人に演奏を頼み1曲歌うという無茶振り発動(笑)。
たぶんはじめて弾く曲なのだろうが、長年弾きなれた曲のようにアレンジを加えながら流暢に弾きこなす山崎怠雅。
そんな無茶振りやドタバタ感に一切巻き込まれる事なく、しっかり自分たちの世界を構築し、その後の演奏をこなしてゆく2人に感動しつつ、演奏を楽しませてもらった。
元々持っている資質と、踏んできた場数が違うよね。流石です。
アコースティックギターのアンサンブルとヴォーカルハーモニーが曲の良さを引き立てまくっていて、聴き惚れました。

山崎怠雅&伊藤昭彦

そして2番手は私たち、どるたん+しゃあみん

キングさんのおかげで、アンプにギターをつなぐだけの楽々セッティング、しゃあみんの方も問題なさそう、で演奏開始。

途中、カポを忘れて、荷物置き場に取りに行くという、トラブル、というかうっかりミスがあったけど、まあ持っている力は出せたかな?というステージ。
終演後何人かの方から嬉しい感想を聞かせていただきました。喜んでいただけて何より。

「新丸子とサンマルコって似てるよね?」というしゃあみんの発案から、この日はイタリア(を題材にしたCD『異郷の詩』からの)曲だけで、やりきりました。
こういう選曲は久しぶり。

セットリストは

  1. Emiliani
  2. Vivaldi
  3. Caffè Florian
  4. Museo
  5. Stazione
  6. Brescia

さて、3番手、ラストバッターは、主催の氏家悠路さんのユニット、Black Water

氏家さんのアコギ+Vo.、菊池さんのエレキ+コーラス、中盤以後は、ベースで平野さんが参加という編成。

1番手が生音の山崎怠雅&伊藤昭彦、2番手がうっすらPAを通したどるしゃあ、ラストがアンプ類をがっつり使ったトリオ編成のBlack Waterというのは、結果、流れ的にも成功かと。

Black Wateのステージは、氏家さんの独特なペースで進み、途中しゃあみんがタンバリンに駆り出されるという無茶振りもしっかり発動。

Black Water、独特な世界観を持つ音楽でした。

Black Water 左から平野さん(ゲスト)、菊池さん、氏家さん

演奏を終えた私たちどるしゃあは、あらかじめ予約、取り置きしておいてもらったスイーツ&コーヒーを味わいながら、ゆっくりとBlack Waterの演奏を楽しむ、贅沢なひと時。

左がどるたん、右がしゃあみん



終演後は、楽しい語らいの時間。
ゆっくりしていきたいという気持ちも大きかったのですが、車だからお酒も飲めないし、遠いからあまり遅くなるとつらいし・・・と、適度なところで会場を後にしました。
久しぶりの怠雅くんたちや、はじめましての氏家さんたちと、色々話しもしたかったのですが、ほとんど話せず残念。

車に乗り込み、広い通りに出てからラジオをつけると、いきなり聴きなれたイントロが流れ出す。
なんと(PANTA作/石川セリ歌の)「ムーン・ライトサーファー」!!
まるで測ったようなタイミングで、しっかり頭から聴く事が出来ました。
こういう事、よくあるんですよ。
心地良いドライブ。

車の流れもスムーズで日付が変わる少し前に自宅着。
いつもなら寝ている時間。

長時間運転と慣れない夜更かしで若干疲れたけど、とても楽しいライヴでした。


次は恒例Goodstock Tokyoでのワンマン
よろしくお願いします!