または 「映画『いきもののきろく』テアトル新宿(第五章)」
ちなみにこれは、3月9日(日)の話。 家を出てから、テアトル新宿で映画『いきもののきろく』を観て、菊池琢己ミニライブと、井上淳一監督、永瀬正敏さんとのトークセッションを堪能し、お三方のサインをいただくまでの長~い話が第一章から第四章まで。 各章へのリンクは文末にあります。
さて
映画のパンフにこの日、壇上に上られたお三方のサインをいただき、映画館を後にした私。
まずは西武新宿駅を目指す。 サブナードへの入口はすでに閉まっていたので、地上の雑踏を人を避けるように歩く。 しかし、ほんの数百メートルの間なのに、スマホの画面に目を落としたまま、まっすぐこちらに向かって歩いてくる人の多いことに辟易。
区役所通りとの交差点辺りのサブナード入口は開いていたので、地下へと避難。 階段の昇り降り(じゃなくて降り昇り)はあるけど、地上での信号待ちはなく、西武新宿駅まで地下を移動。
駅の改札をくぐり、発車案内を見上げると、パッとみたところ本川越行きの急行電車はしばらくない。 ホームを見ると、特急小江戸が停車中。 発車時刻を見ると、21時30分。あと3分で発車。 さすがに特急チケットは売り切れているだろうと、売り場を見ると、ふつうに売っている様子。 マジか!?買うしかないよね?確かPASMOに残額あったよね?(第一章参照 )と私自身と数秒対話したのち、チケット購入!PASMO大活躍!!速足で特急へ乗車!
流れるようにスムーズな急展開。
あれこれ考える間もなく、特急に乗車、自分の席に着く。 周りは空席だらけ。あれ、西武新宿線の特急ってこんな感じでしたか? と、主に西武池袋線ユーザーの私は、ちょっと拍子抜け。 いくら日曜日の夜でも、池袋線の特急は、いつも満席だったような思い出。 それとも、今は池袋線もこんな感じなのかな?
すぐに発車。車窓から見たのは隣のホームにいる電車。 「急行 新所沢行き」
ここで、ハッ!と気づく。 所沢で、飯能行き(もしくは西武秩父行き)に、乗り換える私。 「本川越行きじゃなくても、新所沢行きでもよかったじゃん!」と。 しかも、その急行電車も座っている人はまばら、充分座れたのだけど、特に後悔はありません。
「あ、新所沢行きでもよかったのか」と、気づきがあっただけの話。
なんせ、疲れた病人ですから、ゆったりと座って特急 小江戸で所沢まで行けるのは、大幸運。
参考画像「特急 小江戸」(西武鉄道WEBサイトから無断拝借)
そして、発車後、思い出したのが、おにぎりの事(第一章参照 ) 節約のために、持ってきたのはいいけど、食べるタイミングも場所もなく、このまま食べずに持ち帰る事になるのか、と映画館では、そう考えていた、残念なおにぎり。
出番です!出番がやってきました。
リュックから取り出しテーブルへ。 左の小さなポーチには、おにぎり2つとおやつ。 右の水筒には暖かいほうじ茶。
なにこれ、最高じゃん! おやつも色々入っているのよミニ羊羹とかソフトサラダとか。 お茶もしっかり熱くて、これまた、ここで初めての活躍。大活躍。
こんなに幸せな時間を味わえるとは、映画館を出た時には、まったく考えていなかった私。 ほんの30分程度ではありますが、ものすごい幸福感に包まれた特急乗車となりました。
また、西武池袋線では、特急ラビューへの切り替えにより(ほとんど)乗る事が出来なくなってしまった、レッドアロー号(小江戸)に、ものすご~く久しぶりに乗ることが出来たのも、幸せ度アップポイント。
本当に良い時間でした。
そうこうしているうちに所沢駅到着。
飯能行きの電車は既にホームに来ていたけど、歩いても余裕で間に合うタイミング。 しかも、けっこう空いていて、座れました。
ここからも楽チンで、地元駅到着。 PASMO残額ちょうどゼロって感じで、そのまま改札を出る事が出来ました。
そして10分程度の徒歩で無事帰宅! 帰宅時には、ほんのり汗ばんでいました。 前日は、雪降ってたのに!
しかし、驚くほどの、ぴったり、バッチリ、ラッキー感。
そもそも、前日までの空模様だったら、出かけられなかったのです。病人だから。 それが前日の雪が嘘のような晴天。暖かさ。
適当な時間に家を出たのに、ハーマイオニーに巡り合えるラッキー感!(第一章参照 ) そして、映画館に着けば、井上監督の搬入シーンを目撃というバッチリタイミング。(第一章参照 )
久しぶりにあがた森魚さんにお会いでき、色々話すことが出来たのもラッキー。(第四章参照 ) もちろん映画もライブもトークも堪能(これが目的なので、これは当然の事ですが)。
帰りも、電車の時間などチェックせずに適当に西武新宿駅へ着いたら、すぐに特急に乗車! 出番なしかと思われたハイキング的あれこれも、突然の大活躍そして超幸福感! PASMOの残額+チャージ額もぴったり!
なんだこれ!?
この日は、絶対に、テアトル新宿へ『いきもののきろく』を観に行く日、と定められた日だったのかも知れない。
終
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