Category Archive : FOOD

餃子の話

ふだんあまり料理の事をSNSには書きません。
(以前、閉じたSNSでは書いていたけど)
なんとなく「料理の出来る男自慢」になるのが嫌で(笑)
逆に、自慢できるほどの料理は作っていないというのもある。

そんな私ですが、餃子が大好きで、月に1~2回は作っています。

昨日は、使った事のない食材を使って作ったので、珍しくちょっと出来上がるまでの様子を連続Tweetしてみました。

こんな感じで


これから餃子50個作るのだが、キャベツとネギの在庫が少ししかないので、手持ちの葉物野菜を総動員する。


まずは包丁研いで、これからザクザク野菜切りまくります!


野菜刻み終了。黙々と刻みまくりました。この後は餡を作ったら一休み。そして黙々と包みまくる予定。
写真のCDは比較用。野菜の量がなんとなく分かる?


黙々と包み終わりました〜


はい、出来ました! あとは黙々と食べるだけ。
夕飯、早っ!


夕飯終了〜
1人で30個食べました。
美味しかった〜


キャベツとネギが少ししかなったので冷蔵庫の中にあった、水菜、ほうれん草、青梗菜を間に合わせで入れてみたわけですが、こういう事はよくあって、適当にその時ある食材で使えそうな物を使っています。
キャベツ、ネギ、ニラはマストで、後は適当に。
例えば椎茸がある時は多めに入れると薫り高くふくよかな餃子になります。

餃子を本気モードで作り始めたのは、30年ぐらい前から。
その頃、仕事で何度か上海に行っていました。

延べ日数で1~2か月ぐらいかな?
当時、(どるしゃあのCD「異郷の詩」で取り上げたイタリア以外にも)色々な国に行っていたのです。

仕事場所は工業特区の中にあって、近くのホテルに滞在していたからあまり外食はしなかったのだけど、たまに街中に食事に出て、何度か「西安餃子楼」という店で餃子を食べました。
その店には「餃子には千の形があり、千の味がある」的な事を(もちろん中国語で)書いてあり、色々なタイプの餃子がありました。
日本風の焼き餃子はなくて、すべて水餃子か蒸し餃子。

適当に頼んで、ホタテの貝柱がメイン、海老がメインなど、大体、食感と味で推測しながら食べていました。
で、日本に帰ると「なんとなくこんな感じ?」と食材を推測しながら、気に入った餃子を真似て作ったりなんだり。
時間のある時は皮も作っていました。

そんな中で特に気に入っていたのが、(たぶん)鳥胸肉の挽肉メインでセロリが入っていて黒胡椒が強めの餃子。
記憶の中のその味をたどって作った餃子は、なかなか美味しく再現出来ました。

数種類の味を大量に(150個ぐらい)作ってわしわしと食べまくるのが、当時のスタイル。

でしたが、最近は、コスト的な問題やら、年齢的な問題(若干食が細くなってきた)やら、食べる人数減少問題やら、なにやらで、そこまで凝った事はしなくなり、基本的な焼き餃子(を適当にアレンジしたもの)を毎回50個作って、私は30個ほど食べています。


餃子30個食べたら、食が細いとは言わないか?

美味なり「下仁田納豆」

作家でご近所友達の柘いつか先生から、下仁田納豆を数種類いただきました。

下仁田と言えば、葱!蒟蒻!と単純にイメージしていましたが、こんなにも素敵な納豆があったとは、知りませんでした。驚きました。

納豆というと、やはり水戸納豆が有名で、水戸出身の友人の実家に泊めてもらった時(2002World Cup イタリアvsクロアチア戦を鹿島で観戦した時)に「うちではいつもこれ!」と言って出された「舟納豆」がとてもおいしくて、それ以来水戸に行くと必ず買って帰るのが舟納豆。
しかし、もう10年以上水戸に行く機会もなく、舟納豆を食べる事もなく、最近では、スーパーで3個70円程度のプラスチック容器に入った納豆を味気なく食べる日々でした。

そんな時にいただいた「下仁田納豆」


驚きのおいしさでした。
この包みが既に最高です。経木にくるまれているのです。

うちの実家はお寿司屋さんで、当時、飯能の映画館の並びにあった包装用品の専門店で、寿司折や経木を買っていました。もちろんプラスチック製などではなく、原材料は木。
その頃の懐かしい記憶が下仁田納豆の経木の香によって呼び起こされました。

話が(水戸やら飯能やら)あちこちの横道にそれまくっていますが、大事なのは味です。
これが本当に素晴らしかった。
まず、経木にのったままの状態で豆をいくつかつまみ食い。
口に入れた瞬間「うまい!」と思わず煉獄さんになってしまうほどのおいしさ。力強い豆の味。
そのまま、パクパクと食べ進んでしまいそうになりましたが、グッとがまん。

器に移して、これまた柘いつか先生に以前いただいた「煎酒」をお醤油代わりに使い、しっかり丁寧にまぜまぜ、炊き立てご飯にのせて「いただきます。」

ふだんは、からしを多めに入れる私ですが、この下仁田納豆、本来の味を味わいたくて、まずはからし抜きで。
比べるのは(どちらに対しても)申し訳ありませんが、スーパーで3個70円程度で買うプラ容器入り納豆とは、まったく違う世界が口の中に広がりました。もしかしたら、これを幸せというのかも知れません。
ほんわりとした気持ちでニコニコしながら食べ進み後半、からしを入れてみました。
するとどうでしょう!
納豆本来の味を味わいたくて、ここまでは、からし抜きで食べていたはずなのに、からしを入れたことによって、納豆の味がキリっと際立ったのです。
なんということでしょうか。
「これだったら、はじめからからしを入れて食べれば良かった。」とも思いましたが、それが分かっただけでも収穫です。
納豆にからしを入れる、という事を思いついた先人の知恵や思いがよく分かったのですから。

感動のあまり、勢い余って、変な事を色々書いてしまいましたが、とにかく「おいしかった~!!」
いつか先生おすそわけありがとうございました。


一応、下に関連リンクを入れておきますが、これ別にステマでもアフィリエイトでもないので、クリックしたら私が儲かるとか、そういう類の物ではありません。

作家 柘いつか Official WEB Site
https://itsuka-k.com/

下仁田納豆
https://www.shimonita-natto.jp/

東海道から妖怪道

7月14日(日)
 
7月12日の『第2回 渋谷幻野祭』を終えて、少しだけ心に余裕の出来たオレは、ブラリと旅に出た。
 
家を出る時には、仙台にloachのLIVEを観に行こうかな・・・と言う考えもあったけど、なんとなく圏央道を八王子方面に向かってしまい、そのまま気分まかせで車を走らせるオレ。
loachごめん!
 
さて、大月JC。
河口湖方面へ向かうと混んでそうなので、そのまま直進。
 
漠然と車を走らせ、特に理由もなく甲府南ICで高速を降りる。
このまま適当にその辺の温泉に入るという選択もありかと思ったけど、突然ものすごく海が見たくなり、静岡方面に南下する事に。
 
海の無い埼玉県に住んでいると、たまにこのような発作が出るのだ。

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