Category Archive : アコースティックギターがかっこいいロック

アコースティック音楽嗜好 ‐90‐

アコースティックギターがかっこいいロック その13

これまでこの「アコースティックギターがかっこいいロック」カテゴリーは、ロックバンドが演奏するロックチューンに、かっこいいアコースティックギターがフィーチャーされているナンバーだけを取り上げてきましたが、今日は逆転の発想で、アコースティック系シンガーソングライターが歌う最高にかっこいいロックナンバーを!

Lisa Loeb & The Nine Stories – Taffy

今日、久しぶりにリサ・ローブの1stアルバムを通して聴いていて、その中で「Taffy」が流れた時に「これ最高にかっこいいロックナンバーだよな。これも、アコースティックギターがかっこいいロックなんじゃね?」と、閃いてしまったのです。

元々大好きな曲なんだけど「アコースティックギターがかっこいいロック」と意識した事はまったくありませんでした。

しかし、聴けば聴くほど「アコースティックギターがかっこいいロック」の要件を満たしている、と感じてきて、ここで取り上げる事にしました。

この曲が入っている1stアルバム『Tails』は、とても思い入れがある大好きなアルバムなので、アルバム部門で取り上げようと思っていたのですが、とりあえず、この1曲を「アコースティックギターがかっこいいロック」部門で取り上げます。いずれ、アルバムを取り上げる日も来るかも知れません。

ドラムとベースの印象的なフレーズにアコースティックギターのカッティングが気持ちよく絡み、エレクトリックギターも加わったバンドサウンドが生み出すグルーブ感もまた心地良い。
実にロックだと思いませんか!?

リサ・ローブのイメージは、アコースティックギターを持ったメガネ女子シンガーソングライターという感じかと思いますが、こういうロック的一面も持っている、そして、それが実にかっこいい!という事をぜひ憶えておいて下さい。

でも、これほどかっこいいバンドサウンドのロックナンバーが聴けるのは、Lisa Loeb & The Nine Stories名義で発表した、この1stアルバム『Tails』だけかも。



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アコースティック音楽嗜好 ‐88‐

アコースティックギターがかっこいいロック その12

ハードロック系で最高にかっこいいアコースティックギターが入っている曲を忘れていました。
こういうのが大好きなんです!

GRAND FUNK – Closer To Home (I’m Your Captain)

ハードロックにはあまり深入りしなかった私ですが、GRAND FUNKはけっこう好き。
これは1970年発売の3rdアルバム『Closer To Home』のタイトル曲にしてラストを飾る曲。

GRAND FUNKはギター1人(ギター&Voのマーク・ファーナー)のハードロック・バンドなので、アコースティック・ギターはほとんど使われていなくて、他に何かアコースティック・ギターのかっこいい曲あったかな?と考えてもまったく浮かんでこないレベル。それどころかアコースティック・ギターが入っている曲自体浮かんでこないかも。(少しだけどある)

しかし、この曲にはアコースティック・ギターがとても印象深く効果的に使われています。
それもあってすごく好きな曲。

アコースティック・ギターの演奏は、非常に単純なローコードDを基調にしたカッティング中心なのだけど、シンプルなロック曲によくフィットしていて、これがいいのだ!

この曲は、若干組曲的な形になっています。と言ってもプログレ的な凝った展開はなく、ひじょうにシンプルな流れで、後半は「I’m Getting Closer To My Home♪」と繰り返すだけ。そういう所にも好感が持てます。まあ、飽きる人は飽きるかも知れないけど、私は好き。

GRAND FUNK(RAILROAD)、なんとなく好感を持ち続けていて、ごくごくたまに聴きたくなるバンドです。マーク・ファーナーの声も好き。



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アコースティック音楽嗜好 ‐82‐

アコースティックギターがかっこいいロック その11

ビートルズ関連(特にポールの曲)には、「アコースティックギターがかっこいいロック」がものすごくたくさんあるのですが、あえてWingsの超有名なこの曲「Band On The Run」を、取り上げます。

今日、聴いていて「こういうアコースティックギターが好きなんだよ!」と改めて思ったので。

Paul McCartney & Wings – Band On The Run

聴いてもらうと分かるのですが、しばらくアコースティックギターは出てきません。

この曲、組曲的な3部構成になっていて、第1楽章(?)は、静かにはじまり、第2楽章でリズミカルな呪文的(ふつうに英語だけど)な雰囲気に、そして、その後の間奏途中からアコースティックギターがバーンと出てくるのです。時間にすると2分15秒辺りから。

ものすごく単純で、なんてことのないコードストロークなんだけど、それまでの展開から、突然アコースティックギターが前面にバーンと登場する時の気持ち良さ!実に痛快です。

そして、その後の第3楽章には、ロック的な演奏の中でアコースティックギターのコードストロークがしっかりと主張し、曲の雰囲気を盛り上げています。

まあ、第1楽章、第2楽章では「アコースティックギターがかっこいいロック」感ゼロなんだけど、間奏後の展開と第3楽章の気持ち良さは、これぞ「アコースティックギターがかっこいいロック」という事で、どうかひとつ。






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アコースティック音楽嗜好 ‐77‐

アコースティックギターがかっこいいロック その10

これぞ「アコースティックギターがかっこいいロック」決定版!!
といえるような曲をまだ紹介していませんでした。

大好き過ぎて、当たり前すぎて、これまで取り上げてこなかった曲。

David Bowie – Moonage Daydream

「アコースティックギターがかっこいいロック」で1番はじめに取り上げたのがThe Rolling Stones「Street Fighting Man」、次に取り上げたのがThe Who「Pinball Wizard」
この「Moonage Daydream」は、その2曲と並び立つ存在。これぞ「アコースティックギターがかっこいいロック」

この曲が入っている『Ziggy Stardust』というアルバムには、ほぼ全面的にアコースティックギターが鳴っていて「Five Years」や「Starman」といったスローな曲、ミドルテンポのフォーキーな曲だけではなく、この「Moonage Daydream」のようにヘヴィーロック調の曲や、「Suffragette City」のようなアップテンポのロック曲の中でも、実にかっこよくアコースティックギターが刻まれています。

私のように、アコースティックギターにそそられるタイプのロックファンなら、一発で気に入る事間違いないでしょう。
このアルバム自体、ロックの名盤中の名盤、みたいなアルバムなので、聴いた事のない人はこの機会にぜひ聴いてみて下さい。

David Bowieの特に初期のアルバムには、アコースティックギターがこっこよく鳴っているロックチューンがたくさんあります。


10代の頃に嵌りまくり、その後の人生、常に、寄り添うようにそばにあり続けてくれた音楽たち。






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アコースティック音楽嗜好 ‐73‐

珠玉の小品、隠れた名曲 その39
アコースティックギターがかっこいいロック その9

今回はAlan Hull 1975年発売のセカンド・ソロ・アルバム『SQUIRE』から2曲取り上げます。

まずは「珠玉の小品」カテゴリーで、A面3曲目に収録されている曲。
「Picture (A Little Girl)」

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アコースティック音楽嗜好 ‐53‐

アコースティックギターがかっこいいロック(8)

Frantz Ferdinand、2005年発売の2ndアルバム『You Could Have It So Much Better』から「Walk Away」を取り上げます。

Franz Ferdinandは、前年に出た1stアルバムと、この2ndアルバムを、この時期かなり聴き込んでいました。
ポップだけど少し翳りのある曲調やメロディー、タイトな演奏、そんな所に好感を持っていたのです。

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アコースティック音楽嗜好 ‐46‐

アコースティックギターがかっこいいロック(7)

Steve Harley & Cockney Rebel、1973年の1stアルバム『The Human Menagerie』(美しき野獣の群れ)から、アルバムの1曲目を飾る「Hideaway」

印象的なアコースティックギターのフレーズに、ヴァイオリンが絡むイントロ、初めてこのアルバムを聴いた時に、この数秒間だけで「絶対に好きなやつ!」と確信しました。

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アコースティック音楽嗜好 ‐45‐

アコースティックギターがかっこいいロック(6)

Rainbowの1stアルバム『Ritchie Blackmore’s Rainbow』(銀嶺の覇者)から「The Temple of the King」

これまで「アコースティックギターがかっこいいロック 」で取り上げた曲は、ロックな曲調にアコースティックギターのカッティングがかっこよくはまっている曲が多かったのですが、これはちょっと異色なタイプ。

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アコースティック音楽嗜好 ‐42‐

アコースティックギターがかっこいいロック(5)

Manic Street Preachers、2001年のアルバム『Knouw Your Enemy』から、とても印象的な1曲「Ocean Spray」

この曲は、(良い意味で)とても単純なロック・チューンなのですが、こういう曲のバックで、アコースティック・ギターが刻まれているのは、大好物で、妙に私の心を捉えがちなのです。

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アコースティック音楽嗜好 ‐39‐

アコースティックギターがかっこいいロック(4)

このテーマは、これまでThe Rolling Stones, The Who, Bad Companyと取り上げて来たので、次はLed Zeppelinあたりに行くのが順当かとも思ったのですが、個人的にこれは外せないというロックバンドがあります。

それはBe Bop Deluxe

大好きなアルバム『Axe Victim』から、まずは1曲

Be Bop Deluxe – Love Is Swift Arrows

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