月: 2025年12月

須賀敦子『トリエステの坂道』読了(文庫で再読)

先日、BOOKOFFの文庫100円コーナーで、須賀敦子さんの『トリエステの坂道』を見つけました。
このタイトルは、ハードカバーの新刊が発売された時に買って読んでいたのですが、パラパラとページを繰っていると、ハードカバーには未収載の一篇「古いハスのタネ」と、編集者、湯川豊さんによる丁寧な解説文「須賀さんについてのノート」が収載されていたので、この二篇を読みたいがために購入。


それ以外の文章はすべて読んだことがある、とはいえ、110円(税込)ですからね。
むしろ申し訳ないような気持ちで購入しました。
(出版社や作者になにも貢献していないので)

須賀敦子さんの事は、『ヴェネツィアの宿』の新刊発売時に知り、これを読み強く感銘を受け、その後、既刊本を読み漁り、この『トリエステの坂道』は、新刊発売時に購入・・・という流れ。

とにかく『ヴェネツィアの宿』が大好きだったので、てっきり『私を形成しているもの』(ブログカテゴリー)で取り上げて、感想的な文章を書いているものだとばかり思っていましたが、書いてなかった!!

とはいえ、このブログ内で何度も『ヴェネツィアの宿』の事は取り上げられていて、中でもしっかりと触れているのが

ここにもチラリと出てきます。

気が向いたらお読みください。


さて『トリエステの坂道』文庫版。
文庫版のみ収載の部分だけではなく、はじめから全部読みました。


美しいハードカバー版に比べて、随分とそっけない文庫版の装丁。

それはさておき、クロアチアとの国境に近い北イタリアの街、トリエステの事が書かれているのは、はじめの一篇「トリエステの坂道」のみで、他はミラノでの暮らしなどが書かれています。
しかしながら、やはりもっとも印象深いのは、タイトルトラック(って本の場合はそう言わないけど)の「トリエステの坂道」。

敬愛する詩人ウンベルト・サバが愛した街トリエステ。そしてサバがその街でやっていたという書店を訪ねての一人旅。

この文章をはじめて読んだ時に、自分の心の中に広がった風景が、改めて鮮やかに蘇ってきました。
ミラノ・リナーテ空港から夜の便でトリエステに向かう冒頭、リナーテ空港での描写は、ほんの数行なのですが、何度も行っている空港なので、情景がしっかりと浮かんできます。
特に夜のリナーテの様子。

そして到着したトリエステの空港(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア空港)の、どこか寂しく暗い描写。
私は、ここには、行った事はないのだけど、東西ドイツが統一して間もない頃に行った東ベルリンのリヒテンベルク駅で感じた空気ととてもよく似ているのではないかと、勝手に想像してしまいました。

小説や随筆の中に自分の知っている場所や、感じた空気と似た場所が出てくると、高まりますよね?知らない場所の話を読むよりも、より鮮やかに心に残るというか。

昔読んだ花村萬月の小説に東村山の山崎パンの工場が出てきて、その周辺の景色が手に取るように分かるので、ものすごく高まった経験があります。

それと似た感覚。

ああ、本質的な話を書く前に話がそれまくる。

まあ、とにかく、この項は『トリエステの坂道』を久しぶりに読み直して、はじめて読んだ時の感覚が鮮やかに蘇りました。って所までで終わります。
とりあえず、再読しましたよ、って事で。

『トリエステの坂道』全体の感想やら、文庫本のみ収載の作品の事。
はじめに触れた『ヴェネツィアの宿』の事など、そのうちしっかりと書いてみたいと思います。

まるで姉妹のような『ヴェネツィアの宿』と『トリエステの坂道』
しかし違う出版社から出ている。
同じ方が装丁したのか、もしくは違う方が『ヴェネツィアの宿』を意識して装丁したのか、とても気になります。



アトリエよぎ 『ROCK DJ PARTY Vol.1』報告

去る、12月7日(日)、青梅 アトリエよぎにて『ROCK DJ PARTY』初開催。

今回は、アメリカン・ロック担当のDJ MiYaKoと、ブリティッシュ・ロック担当のDJ どるたん、対決スタイルで、2人とも主に王道の選曲でぶつかり合うというスタイルでした。
おまけにロック名曲、弾き語り生演奏つき。

前半、先行はDJ どるたん
翌日が、John Lennonの命日ということもあり、Johnの「 (Just Like) Starting Over」でスタート。
Jeff Beck Group、Bad Company、Elton John、Queen、Sweetなどをかけ、ラストはブリティッシュからアメリカンへの架け橋的に、Derek and the Dominosの「Layla(愛しのレイラ)」で締めるという流れ。

DJどるたん&PAつかさ

前半、後攻はDJ MiYaKo

Steve Miller Bandにはじまり、Jackson Browne、The J.Geils Band、Little Feat、Steely Danなどなどで盛り上げ、ラストはThe Knack「My Sharona」で会場、爆上がり!

そして間に生演奏タイム。


どるたん64歳にして初ハーモニカに挑戦
ニール・ヤングの「Heart of Gold (孤独の旅路)」にはじまり、Jackson Browne「Doctor My Eyes」、Pink Floyd「Wish You Were Here」、David Bowie「Ziggy Stardust」の米2曲、英2曲の計4曲を演奏。

休憩などをはさみつつ、後半

後半、先行のDJ MiYaKoは、すべてLIVE盤からの選曲


Steppenwolf、Lynyrd Skynyrd、C.C.R.などなど、渋く、かっこいい、攻め攻めの選曲、Johnny & Edgar Winter『Together 1976』からのロックン・ロール・メドレーで会場は大盛り上がりのダンスフロアーと化す。個人的には、Grand Funk Railroad『Caught in the Act』からの「American Band」に痺れました。

後攻のDJ どるたん
いきなりDeep Purple「Highway Star」、Led Zeppelin「Whole Lotta Love」と、こちらも攻め攻め。
最近ではこういう音楽を聴く事は、ほとんどないんだけど、たまにこうやって大きい音で聴くと、中学生、高校生時代に戻ったかのようなわくわく感がありますね。
The Rolling Stones「She’s a Rainbow」やらMott The Hoople「All The Young Dudes(すべての若き野郎ども)」などなど、大好きな曲で会場と一体になって盛り上がる至福の時間。
最後は、またJohnの「Happy Xmas (War Is Over)」で締めました。

その後は、また生演奏タイム。どるたん&つかさで定番曲のあれやらこれやらを延々と。

頃合いの良い所で、打ち上げになだれ込むといういつものスタイル。

次々と出てくる絶品料理の数々。
楽しく美味しい宴はつづき、色々なものが満たされました。

DJ PARTY、今回は英米ロック対決でしたが、そのうちまた違う形で開催できるといいなぁ。
ジュリーやひろみGOなど昭和歌謡の盛り上がる曲をかけまくるのも、やってみたい!

週末は青梅 アトリエよぎでDJ!

いよいよ、今週末です!

2025年12月7日(日)
青梅 アトリエよぎ

『ROCK DJ PARTY Vol.1』
年忘れ 英米ロック対決

AMERICAN ROCK / DJ MiYaKo
BRITISH ROCK / DJ どるたん

ROCKの名曲LIVE演奏コーナーも予定しています!

14:00 START
投げ銭制(チャージは無料、飲み物、食べ物を注文してください)
アトリエよぎ
青梅市住江町53


てな事で、12月7日(日)青梅 アトリエよぎ
私、DJどるたんとしてBritish Rockのあんな曲、こんな曲をガンガンかけまくります!

と、ここまでは前回の告知と同じ。
ここからは若干本音まじりで。

前回の告知で、こんなのかけちゃうかもよ~!
って宣言したのは、Bad Company, T.REX, Deep Purple, Elton John, QUEENあたりのラインナップ。
実際、この辺から選曲する予定です。

私が本気で好きなブリティッシュ・ロックってこの辺なのです。
ジャン!

Bad CompanyやDeep Purpleがダメってわけでは全くなくて、もちろん、好きなんだけど。
ブリティッシュ・ロック全般から見ると入口あたりなんです。
上にあげた画像は、もう少し踏み込んだあたり。
さらに先もあるんだけど、とりあえず。

この先、こうやって少しずつ沼に引きずりこんでやろうかと画策中。

まあ、楽しく盛り上がるってのも、それはそれで良いのだけど、今後、機会があれば色々と取り上げてみたいな、と。

たぶん、今回アメリカン・ロックをかけてくれる宮子ちゃん(DJ MiYaKo)も同じような気持ちを持っているんじゃないかな?

まず、第1回目は、年末パーティーシーズンでもあることだし、みんなが知っている曲でドカンと楽しく盛り上がりましょう!

しかし、今回選曲していて残念に思う事は、アナログレコードを大量に手放してしまった事。
ちなみにこれ手放す前のレコード棚(の一部)

手にしているのはDavid Bowie – Diamond Dogs(UK Original盤)

LPレコード、全部で1万枚以上あったんですよね。
1,000枚超えたあたりからは数えた事ないので、大体の目分量ですが。

別に、手放した事自体を後悔しているわけじゃないんだけど、DJをやる時に、かけた曲のジャケットを「ほい、これ!」ってお見せする事が出来ないのが残念なんです。

まあ、仕方ないので、今回はCDを中心に持って行きます。
他にも、何かしら、ジャケット画像を見せる方法も考えています。
それなりにお楽しみに!

そして、前回も予告したようにロック名曲生演奏コーナーもあります!
アコースティックですけどね。
こんな感じで


基本、どるたん、ひづめ☆つかさ、が演奏をする予定ですが、飛び入りがあるかも、ないかも。ないかな?
まあ、当日どうなるかは、その時の流れ次第って事で。

ぜひ、ひとつ、一緒に盛り上がりましょう!
よろしくお願いいたします。