Category Archive : 今日の一枚

『Machine Head』Deep Purple

昨日、65歳の誕生日を迎えました。

その誕生日になぜか聴いてしまったのが、Deep Purpleの名盤『Machine Head』
誕生日だからとか、「65歳の一発目はこれだぜ!」みたいな意識は全くなく、つい、うっかり聴いてしまった。

若い頃から今日まで、ハードロック方面にはあまり深入りせずに生きてきた私。

Deep Purpleで一番好きなアルバムは、まだあまりハードロック化する前の第1期
『詩人タリエシンの世界』であったり


ハードロック化した第2期で好きなアルバムは『Fireball』であったり

と、特に『Machine Head』というアルバムには思い入れも何もないけれど、これが名盤、なんなら大名盤という事には異論なし。

さて、そんな『Machine Head』
アルバムを通して聴くのは、一体何年振りなのか?
どう軽く見積もっても40年は経っているような。
超有名曲の「Highway Star」や「Smoke On The Water」は、何かと聴く機会、聴いてしまう機会はあるけれど、アルバムを通して聴くという事は、ほとんどない。

『Burn』とか、前述の『Fireball』は、たまに聴いたけど、『Machine Head』は、聴かなかったなぁ

で、聴いてみたら、やはり高まりますね。
面白いぐらい高まる。

超有名曲よりもむしろ、それこそ数十年ぶりにちゃんと聴く「Maybe I’m a Leo」とか「Pictures of Home」に妙に高まりました。
「うわ~こんな曲だったなぁ、憶えてるよ~、良い曲じゃん!」
みたいなノリで。

そして、やっぱり「Never Before」大好き!
シングル盤も、持ってました!(B面「When A Blind Man Cries」はアルバム未収録の名曲!)

そして、ちょっと意外だったのがB面
「Lazy」より「Space Truckin’」の方がかなり短かった!
「Space Truckin’」の方がメチャ長い印象だったんだけど、それは『Live in Japan』のイメージが強かったからだね。なるほど。

超有名曲の良さも再認識。

「ハードロックは、さほど好きじゃない」というスタンスの私ですが、やっぱりこれは好きかも。
いや、ごめん、大好き!


モーツァルト『2台のピアノのためのソナタ』K.448

2025年1月1日

今年、一番初めに(能動的に)聴いた音楽は、モーツァルト『2台のピアノのためのソナタ』K.448

力強く、軽やかに、明るい新年を迎えられるような気がして選んでみました。
この曲、ニ長調(D major)という所が、また良くて、ギターのコードでもローコードのDって独特の明るい響きがあって好き。

演奏しているのは、ウラディーミル・アシュケナージとマルコム・フレージャー

午前中には、1曲目の『2台のピアノのためのソナタ』だけを聴きましたが、午後、改めて全曲通して聴きました。

他に収録されているのは、ダニエル・バレンボイムの指揮、イギリス室内管弦楽団で『2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調』K.365(アシュケナージ、バレンボイム)、『3台のピアノのための協奏曲 ヘ長調』K.242(アシュケナージ、バレンボイム、フー・ツォン)

曲も演奏も大好きで、このCDは、私が持っているクラシック関係のCDの中では、トップクラスの再生回数かも。
気持ちがほどよく高揚する感覚。

まずは、気持ちの良い新年を迎えられました。

本年もよろしくお願いいたします。

『The Drift』Scott Walker

Scott Walkerが2006年に出した13枚目のソロアルバム『The Drift』
今日の午後、少し暗くなってきた頃、ものすごく聴きたくなってCDを探したのだけど、見つからず。

このアルバムだけではなくて、他のScott Walkerのアルバムも見つからなかったので、どこかにまとめておいたような気もするのだけど、それがどこかは分からない。

最近(というかこの10年ぐらい)よくあるパターンなのだけど「大事な物だからちゃんとしまっておこう」と思ってどこかにしまうと二度と見つからない。

その辺に置いておけば良かったのに。

って経験ありませんか?

そんな事はどうでも良くて、CDが見つからなくても全部Flacでリッピングしてあるから、それを聴けば良いだけの話なのですが、なんとなくCDで聴きたかった。

とりあえずCDは諦めて、Flac音源をPCのアプリFoobar2000で聴きました。
1回通して聴いたら、ぐったり。

以前もこんな事があったな、どこかに書いた憶えがあるな、と思って検索したら、やはりありました。
しかも、丁度10年前の12月に聴いていた!そして書いていた!
たぶん、ちゃんと聴くのはそれ以来。
CDは、その後見ていないのかも。

その10年前の文章を再掲すると

聴き流す事を許さない音楽が存在する。
それを聴く時には、覚悟がいる、集中力がいる、そして気力がいる。
いつでも向かい合えるものではない。
今、聴いているScott WalkerのThe Driftは、まさにそういう種類の音楽。
大好きだけど、気力がある時にしか聴く事が出来ない。
聴き終えるとどっと疲れが出る。
胸のざわつきを憶える。
と同時にえもいわれぬ充実感もある。
まことにやっかいな音楽である。
(2014年12月20日)

10年後の今日、まったく同じ気持ちになりました。
不思議。


この『The Drift』が出たばかりの頃、お会いした新●月の北山真さんが、「最近、Scott Walkerの新譜ばかり聴いている」と言っていて、新譜が出た事を知らなかった私は、翌日スグにHMVへ赴き入手。
北山さん同様、一時期、このアルバムばかり聴いていました。

調べると1995年の『Tilt』以来のアルバム。
ジャケットの雰囲気も、内容的にも『The Drift』は、『Tilt』の(約10年越しの)延長線上にあるようなアルバム。
1995年当時『Tilt』にも嵌ったのだけど、2006年『The Drift』には、さらに深く嵌った。

嵌り過ぎて、逆にその後なかなか聴けなくなったような気がする。