映画『ダンテズ・ピーク』
過去に2度ほど観た事があるのですが、ついつい配信で鑑賞。
いわゆる、ディザスタームービー、パニック物好きなのです。
(若干ネタバレあります)
火山噴火の兆候を感じ取った学者(ピアース・ブロスナン)が、避難を勧めるのだけど、経済的マイナス(誘致が決まっている企業や、観光業へのダメージ等)を主張してゆずらない人々との軋轢。
これは、今のコロナ禍の世の中にもあてはまるし、色々考えてしまう。
特に、台風などと違って通り過ぎるまでの数日避難するという話ではなくて、火山の場合、いつ噴火するか正確に予測出来ないし、一度大噴火を起こせば全て飲み込まれてしまうので、一時避難ではなくて、移転が前提になり簡単な話ではない。
しかし、学者の予測どおり破滅的大噴火が起きて、街全てが壊滅してしまうという結末。
「あの時、学者の言葉を信じて避難していれば・・・」と思っても後の祭。
主人公の学者は、女性市長(リンダ・ハミルトン)とその家族を救うために、大噴火の中をボートや車で逃げまくるのだけど、いつ死んでもおかしくない危機一髪の連続。
どんな危機に直面しても主人公は絶対死なない法則(『2012』ほど荒唐無稽な無事っぷりじゃないけど)が最後まで発動していますが、それでも、分かっていても、手に汗握ってしまいます。
まあ、そんな具合に色々と突っ込みどころはあるので、この映画の評価、それほど高くはないようですが、私は単純に楽しめました。
女性市長(バツイチ)と学者のロマンスも悪くない。
それなりに歳をとってからでも、運命の相手にめぐり合える可能性はあるって事で。