映画『十二人の死にたい子どもたち』

映画『十二人の死にたい子どもたち』

この映画の公開前に「平手友梨奈(当時、欅坂46)が出演するのでは?」というネットの噂があり、なんとなく気になっていた。
結局、噂は噂でしかありませんでしたが、やはり気になりつづけていた映画なので、最近観てみました。

(重要なネタバレはありません)

自殺したいと思っている、10代の子供達が12人。
集団自殺を募るインターネットのサイトで知り合い、廃墟の病院に集まる。
するとそこには既に死体が・・・さて、12人の子供達はどうするのか?

というお話。

病院の中をあちこち動きはするものの、自殺をするために集った部屋での、12人のやりとりが中心。
という事もあり、なんとなく舞台劇を観ているような気にもなる。
いや、観ているような気になるというよりも「演劇向き」「演劇でも観てみたい」という気持ちになった。

12人の、若い役者たちの中には、役者の名前を憶えるのが苦手な私でも、しっかりと名前が分かる人もチラホラと。
「役者の名前を憶えない問題」
パっと名前が出てくるのは、杉咲花、黒島結菜、橋本環奈、北村匠海、あたり。
エンドロールを見て新田真剣佑が出ていた事を知り、軽く驚く。
少し前に『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』でがっつりと見たばかりなのに、全く雰囲気が違う(体型も違う!)ので、気づきませんでした。
他の人の中にも、首謀者のサトシくん他、見覚えがある人がいたので、そのうちしっかりと名前を憶える日がくるかも知れません。

12人がそれぞれに抱えている過去、現在、心の葛藤、そして、各人の個性がとても深く表現できていたのは、演じる役者ひとりひとりに確かな力量があるから。
死体がそこにある理由、その謎解きも面白い。
結末へと向かうひとりひとりの心の動きの表現が見事。
そして最後の最後がまた良い。

Dorutan


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