映画『ロボコップ』を観て思考が脱線した話
先日、Amazon Prime Videoで『ロボコップ』を初鑑賞。
少し前に、このブログで『ランボー 最後の戦場』を取り上げた時に『ランボー』シリーズ最近まで観た事なかった、と書きましたが、実は、けっこう有名な映画を観て来なかったのです、私。
『ロッキー』も『ターミネーター』も『E.T.』や『グレムリン』も『フットルース』や『フラッシュダンス』も。
今でこそ「MCU大好き!」を公言していますが、アメコミ物、ヒーロー物などにも全く興味がありませんでした。
小、中学生時代、『007』やブルース・リーにも興味なかったし『未知との遭遇』や『スター・ウォーズ』も特に観たいと思わずに生きてきました。
別にみんなが観る様なエンタメ的大ヒット作をバカにしているわけでも、変人を気取りたいわけでもなんでもなくて、ただただ何となく素通りしてきた、というだけの話なのです。
けっして毛嫌いしていたわけではないので、最近になって、なんとなくネット配信でちょこちょこと観ています。
ちなみに『007』は、今のダニエル・クレイグ主演作は、なんとなくはじめから全部観ています。
最近、Amazon Prime Videoの見放題に過去作がズラっとラインナップされたので、初代ボンドからちゃんと観てみようと思っています。
と、本題の「思考が脱線した話」を書く前から、脱線してしまいました。
さて『ロボコップ』
まあ、ふつうに楽しめたけど、特に「続編も観たい!」という程ではなくて「まあ、そうなるよね。」という展開で、予想の範疇にある面白さ、とでも言うような感想を抱きました。続編もリメイク作も機会があれば観ると思うけど、積極的に観たいというほどではないかな。
ただ、やはり近未来SF的な話はとても好き。
と考えたところで、思考が脱線しました。
「ん?近未来?」「この映画の舞台は一体何年の世界なのだ?」
と、思ったので、調べました。
映画の公開は1987年、舞台は2008年のデトロイト。
確かに映画公開時には、近未来の話でしたが、今や10年以上も昔の話ではありませんか。
実は、こういう事を考え始めたのは、もっとずっと前、2001年頃からでしょうか。
そう『2001年宇宙の旅』が過去の話になってしまった時。
さらに、2003年には、鉄腕アトムが生まれてしまいました。
子供の頃、未来の話としてわくわくしながら観ていたものが、どんどん昔話(?)になっていく。
今、私は未来に生きているわけ?というか未来が過去になっているじゃん。
未来ってまだ来ていないって事なのに、どういう事?
みたいな変な感覚。
『2001年』どころか『2010年』も『2012』も、もはや10年ぐらい前の話ですよ。
わかりやすく代表的な作品を取り上げましたが、かつて未来を描いたはずの映画は、ほとんど昔話(?)になっているのです。
これ、私(たち)が、未来を描いた(はずの)映画やマンガや小説が世に出た時を知っているから、まだ良いのですが、もっと未来の人が観たらどういう感覚になるのかな、とも考えてしまいます。
そういえば、天才バカボンのパパの年齢を追い越してしまった時にも、軽く眩暈をおぼえたのですが、今や、バカボンのパパは、私の子供と言っても通用する年齢なのです。愕然とします。あんな(今見てもおっさんにしか見えない)おっさんが私の子供的年齢!?
とまた激しく脱線しましたが。
逆にサザエさん一家の永遠に抜け出せない時間の輪的世界はどうなっているのか?暮らしぶりは昭和のままだが、たまに最近の人でなければ分からない話題も出てくるぞ、とか、いや、脱線しすぎそうなので、もうやめておきます。この流れとは関係なかった。
未来だったはずのものがどんどん過去になっていく、って考えてみれば当たり前の事なんだけど、こんな未来(未来が過去になってしまった世界)は、まったく想像していませんでした。