アコースティック音楽嗜好 ‐4‐
『弾き語り永遠の名盤』
このレコードに出会った事が、後のSSW(シンガー・ソング・ライター)系音楽に傾倒していくきっかけだったかも知れない。
高校1年の時、同級生に借りて聴いた、はじめてのドノヴァンがこのアルバム。
DONOVAN/LIVE INJAPAN:SPRING TOUR 1973

ギター1本(曲によっては+ハーモニカ)と歌だけで、紡ぎだす美しい音楽。
空間に音が広がる空気感。
音色、メロディ、声の響き、言葉の響き。
震えるほど感動した。
初めのうちは録音したカセットテープで聴いたいたのだけれど、程なくして中古レコード盤に巡り合い、購入した。
とにかくこのLIVE IN JAPANは、素晴らしい歌と演奏、会場の空気が詰まった特別なアルバムだと思います。
全曲すごく良いのだけど、特に『A Working Man』のような、民謡的なムードがある曲に魅かれる傾向が、私にはあるようです。
ドノヴァンは、このレコードをきっかけに色々聴くようになったのだけど、やっぱりギター1本だけ、とかアコースティック楽器だけとか、そんな形で演奏されたものが特に好きで、エレクトリックなバンド形態で演奏されたものは、正直な所少し苦手です。
同じように他のSSW系でも、エレクトリックなバック演奏が入ったものは少し苦手。
キャット・スティーヴンスや、アル・スチュワートも、初期のアコースティック中心のアルバムがやはり好きなんだなぁ
(つづく)

【どるたん】作詞、作曲、歌とギター担当