アコースティック音楽嗜好 ‐30‐
珠玉の小品、隠れた名曲 その13
Peter Hammillの曲を何か取り上げたいとあれこれ考えていたのですが「珠玉の小品」という観点から考えると、これだ!ということで。
Peter Hammill – Ophelia
Peter Hammillという人は、英国のプログレッシヴ・ロック・バンドVan Der Graaf Generatorのフロントマン。ソロとしても長いキャリアのある方です。
ある時期からは、1人でピアノ(キーボード)とギターの弾き語りも続けているので『アコースティック音楽嗜好』で取り上げたくなるような曲もたくさんあります。
この曲は、1981年のソロアルバム『Sitting Targets』に収められた1曲。
全体的にバンド演奏の激しい曲が多く収められたアルバムです。
そんな中、激しい曲の後に、収められた3分ほどの穏やかなこの曲は、心に少しの平安をもたらせてくれるのですが、少しばかり不穏な終わり方からの、また激しい曲へと移っていきます。
Peter Hammillという人は、激しさと、穏やかさの振り幅がとても大きな人で 『Storm Befor The Calm』『Calm After The Storm』という2枚のベスト盤 (激しい曲集、穏やかな曲集)があるほどです。
どうも、私はそういう人や音楽に魅かれる傾向が強いように思うのです。
John Lennonや頭脳警察(PANTA)もそうじゃありませんか?
(つづく)
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