春陽文庫の江戸川乱歩

春陽文庫の江戸川乱歩

私を形成しているもの

今の自分を形成する一部になっていると言えるほど印象に残る様々なものを「私を形成しているもの」としてとりあげていきます。他のSNSなどに投稿したものを加筆修正して再掲載しているものもあります。
※この下に書かれた年号は作品の発表年ではなく私がその作品に初めて触れた(と思われる)年。またはそのイベント、出来事を経験した年。
※ただの思い出話です。


1972

春陽文庫『江戸川乱歩名作集3』

「老人と海」で、文庫本に出合った小学生が次に手を出したのは、春陽文庫、江戸川乱歩のシリーズでした。
ピンク色系の短編集と白い背表紙の長編と。
数年かけて全部制覇したんじゃないかな・・・

それまでは、小学校の図書室にあったポプラ社の少年向け江戸川乱歩しか知らなかったわけですから、この文庫シリーズとの出合いは衝撃の一言。
あきらかにそれまで知っていた少年向けとは異質な世界でした。
「屋根裏の散歩者」とか「人間椅子」とかって、言っちゃあなんですが、変態ですよね。
「芋虫」なんて小学生が読んじゃいけませんよね。(うひゃ~!!ってなりました)

そんな中で、これ
屋根裏の散歩者・他6編/江戸川乱歩名作集3〈春陽文庫〉
一番好きかも知れません。

「押絵と旅する男」のロマン。
「鏡地獄」の、これはなんだ!?やっぱりロマンか?(変態?)

江戸川乱歩のそんなロマンチック(?)な、部分に震えました。

Dorutan


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