珈琲二題

珈琲二題

もう半月ほど前の話になってしまいますが、「珈琲」を題材にしたテレビドラマを観ていました。
同じ頃に、「珈琲」を題材にした映画を(配信で)観ました。

まだ街中にはドトールもなく、スタバも上陸していない、もちろんコンビニカフェもない頃に学生生活を送った世代なので、喫茶店は憩いの場。
古本や中古レコードをあさった後に、収穫物を手にしながらひとりニンマリと珈琲を楽しむ。
映画を一本観終えた後に、パンフを繰りながらひとりニンマリと珈琲を楽しむ。
(珈琲という文字が看板に書いてあるような)そんな場所が私にとっての喫茶店。
というわけで「珈琲」という文字には、ビビっと反応してしまいます。

テレビドラマは『珈琲いかがでしょう』、映画は『函館珈琲』。


『珈琲いかがでしょう』

中村倫也主演のテレ東深夜ドラマ。
まず題名に惹かれましたが、中村倫也も好きな役者さんなので、観てみる事に。
中村倫也を初めて意識したのは『スーパーサラリーマン左江内氏』での、間抜けな警官だったか。
なんとなく良い味出しているなぁ、と好感を持ちました。

今回は、元チンピラやくざ(中村倫也)が、自由人的ホームレス(光石研)に淹れてもらったコーヒーを飲んだ事により、コーヒーの魅力に目覚め、やくざから足を洗い、移動コーヒー屋さんをはじめるという話。(簡単過ぎ)

中村倫也演じるコーヒー屋(元やくざ)と彼を慕う人々の愚直な姿がとても好き。
最終回に知るホームレス(光石研)の過去にもじんわりと感動。

テレ東の深夜ドラマ、実に佳き。


『函館珈琲』

これはもろタイトルだけで観た映画。
Amazonプライムで観たのですが、誰が出ているのかも、どんな映画かも知らずに鑑賞開始。

とにかく、「函館」そして「珈琲」、という2大パワーワードに惹かれました。

小説家を目指す若者が、賞を取った後の二作目が書けずに苦悩。函館のちょっと変わったシェアハウスに居を移し再起を図るという話。(簡単過ぎ)

シェアハウスに暮らす個性的な人々の人間模様や、その人達との交流によって変化していく主役の青年の心模様など丁寧に描かれていて、好感の持てる映画でした。

が、それ以上に、これを観て得した(?)ポイントがふたつあって、ひとつは、函館の街を主役と歩く長髪の編集者。
なんか見た事あるけど、誰だか分からない。
少しして「もしかして・・・」と若干の心あたり。でも、自信なし。
エンドロールの名前を見て「やはり!」と。

試写会や舞台挨拶などで何度かお会いしている、太秦(配給会社)の社長である小林三四郎さんでした。
役者としての顔を初めて観ました。(実際は他にも観ているのですが、意識したのは初めて)
個人的なつきあいがあるわけではありませんが、軽い驚きと喜びを感じた次第。

そしてもうひとつは、あがた森魚さんが出ていた事。
(そういえば函館を舞台にした映画に出たという話を聞いた事があったような・・・)
しかもラスト近くのシーンでは歌まで披露してくれます。(これが実に良い!)

この映画の公開は2017年、チェックしてなかったなぁ・・・
アンテナが鈍っていたのか、何となく見過ごしていたのか。
たまにネットやSNSから離れたくなるのだけど(最近も割とそういう気分)、そんなタイミングだったのかしら。


「珈琲」に惹かれて観た2つの作品。
どちらも美味しいコーヒーを味わうような良い時間を過ごせました。


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