映画「ベイビー・ドライバー」
毎度の事ながら、この映画の知識ゼロの状態で観ました。
Simon & Garfunkelの曲「Baby Driver」と同じタイトルだったので、なんとなく。
メイン・ビジュアルもパッと目に入っただけで、細かい所は何も見ていません。
で、かなり面白い映画でした。
特に音楽が良くて、主に音楽の事ばかり書いてしまいそうな予感。
これ、何も知らずに観たから「おお、ここでこれかかるか!」的なごくごく個人的な心の盛り上がりが半端なかったので、もし、音楽(主にロック)好きで、私と同じような気持ちを味わいたい方は、この後を読まずに、先に映画を観る事をお勧めします。
ベイビーは、赤ちゃんではなくて、ベイビーと呼ばれる訳ありの青年。
銀行強盗の一味の逃走を請け負う凄腕ドライバー。
カーチェイスあり、銃撃戦あり、青くて苦くて甘い恋愛あり、という映画。(雑)
ベイビーは、いつもiPodで音楽を聴いているのだけど、その選曲がそのまま劇中で流れたりもします。
まあ、とにかく流れる曲がどれも素敵。
かなり多くの曲が流れるのだけど、知っている曲と知らない曲の比率はちょうど50%ぐらいかな。
Jonathan RichmanとかThe Damnedあたりは、ニヤリって感じ。
個人的にツボだったのは、ベイビーの彼女(になる女の子)の名前がデボラなんだけど、「私の名前の歌は、BeckのDebraぐらいしかない」って言うのです。
「いやいや、もっといいのあるじゃん!」って思っていたらベイビーがもう1曲あると言ってT. REX(Tyrannosaurus Rex)の「Debora」をかける(ちゃんとiPodに入ってる)シーンとか。
街中を走って逃げるシーンで流れたのが、なんとFocusの「Hocus Pocus」(悪魔の呪文)
これがとにかく最高でした!この曲もってくるか!?いや、逃走シーンにはまり過ぎていて、ものすごく盛りあがったのですけど、もう1度言います、この曲もってくるか!?(よろこんでいる)
しかも、かなり尺とって使っています。
Queenの「Brighton Rock」も良かったけど、「Hocus Pocus」の衝撃度、はまりっぷりには負けるかな。
で、結局、Simon & Garfunkelの「Baby Driver」は、かからないのか、と思っていたら、ラストシーン~エンドロールでしっかり流れました。なるほど。
やっぱりこの曲からタイトルをとったのですね。
なんたってこの歌詞ですから。
♪I was born one dark gray morn with music coming in my ears, In my ears
♪They call me Baby Driver ……