西岡恭蔵さんの夢を見た話

西岡恭蔵さんの夢を見た話

今朝方見た夢の話を。

ライヴハウスでのリハーサル。
場所はよく分からないのだけど、ライヴハウスというよりも、学校の校舎のような感じもする。
でも、不思議と「やりなれた場所」的な雰囲気。
私は、サウンドチェックのために、エフェクターをいっぱい並べて、あれこれ試そうとしているところ。
(現実世界の私は、あまりエフェクターを使わない)

と、恭蔵さんとバンドのメンバーが入ってきた。
この日は、西岡恭蔵さんがメインアクトなのだ。(と突然分かる)
とすると、私は、一旦片付けて、恭蔵さんたちが先にリハをやった方が良いのかな。
その辺何も言われてなかったけど、逆リハ(出演順とは逆にリハをやる事)ならそうなる。

エレキギターを背負っているメンバーの方に「逆リハですよね? すぐ片付けます。」と声をかける。
その人もエフェクターを色々使うようで、少しエフェクターに関して言葉を交わす。
恭蔵さんは、にこやかにのんびり構えている感じ。
片付け終わって、 恭蔵さんに改めて挨拶。
この日は何度目かの共演(現実世界では一度も共演した事はない)、しっかり私の事を憶えていてくれて、話もはずむ。何を話したかは憶えていないのだけど、とても穏やかで暖かい時間だった感触。

メンバーのセッティングが終わり、恭蔵さんも準備を始める。
私は、会場の外へ出ようと廊下を歩いている(やっぱりよく考えると学校みたいな建物なんだけど夢の中ではライヴハウスと認識している)ところで、なんとなく目が醒める。

目が醒めた後も、しばらく実際にあった事を思い出したかのような感覚が続く。
夢だと分かった後も、同じような夢を何度か見ているような気がしてくる。
(たぶん、似たような夢を何度か見ている)

現実世界では、私と恭蔵さんの間にほとんど接点はなく、生前最後のアルバムとなった『Farewell Song』発売の前後に何度か地元の小さなお店でライヴを観て、その時に挨拶を交わした程度。
ケーブルテレビ局で働いていた友人が、恭蔵さんの自宅にうかがって取材したりと親しくしていたので、友人を通してなんとなく近しいイメージはあるのだけど、実際にお会いしたり、個人的な話をしたり、という事はない。

西岡恭蔵 『Farewell Song』

このアルバムが出た頃は、本当によく聴いていたので、この少し後に亡くなられた時のショックはとても大きかったのです。

と、これだけの他愛ない夢だったのだけど、感情面でものすごくリアルな感覚が残っていて、なんなんだろう、この感じと、しばし考えました。

思い当たったのが、南正人さんの事。
南正人さんとは、実際に何度かご一緒させていただいたのですが、初めて一緒にやった時に、終演後お褒めの言葉をいただいて、次にご一緒した時にもちゃんと憶えていてくれたので、すごく嬉しかった思い出があるのです。

その時の感じと、イメージが重なるのかも知れない。

恭蔵さんが『Farewell Song』を出された頃は、私はほとんど音楽活動をしていなくて、ちょくちょく海外に行ってコンピュータのお仕事をしていたような時期だったけど、タイミングがずれていれば、きっと恭蔵さんとも、一緒にやらせてもらう機会もあったのかな、なんて考えてしまった。

そんなお二方、恭蔵さんも、南正人さんも、今はこの世にいない。

今日は、しばしお二人の音楽を聴いて過ごそうと思います。


Dorutan

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