【追悼】YASUさんのこと
クリスマス・イヴの夜に届いた奇形児YASUさんの訃報。
(Kikeiji Official site「皆様へ」)
しゃあみん、どるたん、それぞれの思いを。
初めてお会いしたのは新大久保EARTHDOMで。
共演予定だった私のバンドはメンバーの失踪と言う形で不義理を働いてしまったので、その謝罪に。
受付の横でお客さんに頭を下げ続けた後、向井さんに奇形児を紹介してもらい、御迷惑をかけたことを謝罪しました。
それから、何かと気にかけていただいてレコーディングにまで呼んでもらい、その時はクレジットも「ex.ASYLUM」ではなく「from.ASYLUM」にしていただきました。
カバチヤでどるたん+しゃあみんは、カコちゃん企画でカブトとヤスと共演させてもらい、あの時は本当に楽しかったです。
それからのご縁でカバチヤには時々、今では私にとって無くてはならない場所になりました。
言葉では言い尽くせない感謝があります。
どうか、安らかにお休みください。
ありがとうございました。
(しゃあみん)
私は、少し前のブログ「Margo Guryanの死」で、
「さほどつきあいの深くない人の死に対して、いちいちSNSに書かない。(中略)私以上に大きな悲しみを抱いている人がどこかにいる、と考えた時に、なんだか軽々しくR.I.P.とか、書き込みたくないのです。」
と記したばかりです。
私とYASUさんは、2017年の11月に、新宿カバチヤでのカコちゃん企画「KAKO 50th Birthday Special」でたった一度(カブトとヤス&金ちゃん、どるたん+しゃあみん&素之助で)共演しただけの関係。
私は(たぶんYASUさんも)人見知りが激しく、挨拶を交わし、二言三言(お互い敬語で)言葉を交わした、ただそれだけの関係。
まさしく、追悼の言葉なんて書けるような関係性は何もないに等しいのですが、訃報に接してから胸のうちには重たい物を抱えています。その感情を吐露させてください。
ただ一度だけの共演、カバチヤでのライヴ時には、とても良いヴァイブレーションを感じていました。幸せな空気が溢れた空間だったと思います。
終演後、YASUさんと交わした短い言葉のやりとりの中で、どちらからともなく「また一緒にやりましょう。」という約束が交わされました。
「この人とは、通じ合う物がある。」と私は感じていました。YASUさんもそう感じていたかどうかは分かりませんが、約束は本気だったと思います。
今生で約束が果たせなかった事は残念ですが、いつかまた。
そして縁をつないでくれたカコちゃんありがとう。
特別な日に呼んでもらえて本当に嬉しかった。
(どるたん)