日: 2022年7月5日

7/3、Goodstock Tokyo公演を終えて(どるたん編)

7月3日(日)
どるたん+しゃあみん、GoodstockTokyoワンマン公演無事終了いたしました。
ありがとうございました。

通常、Goodstock Tokyoでのワンマン公演は、90分程度という暗黙の了解、いや暗黙ではなくて軽い決め事(?)的なものがあるのですが、今回、途中休憩もなく、2時間弱やってしまいました。

セットリストを決めた時に90分では収まらないような気はしていました。
なので今回は、長尺になりがちな「スケッチ」をカットしたのですが、それでも全く90分には収まりませんでした。

歌いたい歌、伝えたい言葉、なんだか分からないけど内側から湧き出してくる何か、そういうものが今の私にはあるのです。
もし長すぎたらごめんなさい。

こんな私(私達)についてこられる方だけ、これからもお付き合いください。

さて、今回のセットリストは

  1. 電気のダンス
  2. 明るい未来
  3. ぼくはただ生きている
  4. 紫陽花アナベル
  5. 湖の街(仮)
  6. Emiliani
  7. Vivaldi
  8. Caffè Florian
  9. Museo
  10. Stazione
  11. 滅びの街
  12. 本棚
  13. ハレルヤ
  14. boy
  15. Brescia
  16. ばるぼらの歌
    (アンコール)
  17. 東京(Take Me Home, Country Roads)

カヴァー2曲を抜かすと、ほぼ、どるしゃあ結成後に作った曲ですが、今回、不思議軍の「明るい未来」、不思議なバレッツの「本棚」という古い曲を取り上げました。

古い曲と言っても、2曲とも2010年前後に出来た曲なので、活動歴40年ぐらいの中では新しい曲か?(笑)

「明るい未来」は、これまでも取り上げた事があるけど、「本棚」は不思議なバレッツ解散後は、1度も演奏した事のない曲。
基本的に常に新しい曲が好き、新しい曲をやりたい、そういうタイプの人なので、あまり古い曲はやらないのだけど、別に変なこだわりがあるわけではないので、気分次第でこういう曲を取り上げるのもありかと思っています。
今回やってみて、この曲は、どるしゃあで育てていきたいかも、って少しだけ思った。

まあ、そんなこんなで、充実した時間を過ごせました。
やる側だけ充実していても仕方ありません、2時間つきあってくれた方々は、どうだったのでしょうか?
感想なり「長すぎ!」とかクレームでも、何か、どこかで聞かせていただけると嬉しいです。


改めまして、どうもありがとうございました。
つぎのワンマンは9月!(たぶん)

7/3、Goodstock Tokyo公演を終えて(しゃあみん編)

7月3日(日)大岡山GoodstockTokyoでの、どるたん+しゃあみんライヴ、ありがとうございました。


2時間程の長い時間でしたが、演奏の中で幾つもの気付いたこと、思い出したことなどがあり、本当に貴重な一時を過ごさせていただきました。

ありがとう。

歌について思ったのですが、「滅びの街」や今回もカバーした「ハレルヤ」もある日突然失われてしまった日常について歌っています。

ただ、どるたんの歌詞はどんなに踏みにじられた世界の中に居ても、必ずまた歌が甦る事を決して疑わない強さがあります。

今回特に「ハレルヤ」では、2008年の6月にポール・マッカートニーが、ウクライナの独立広場で歌ったジョン・レノンの「平和を我等に」を歌っていますが、ベトナム戦争終結に沢山の人達の心を動かしたこの歌こそが、今の僕達の願いそのままの姿でした。

この歌詞を見て日本人の皆さんが思うことは、多分みんな一緒だと思います。

僕達が知っているのは連日テレビで流れた、破壊されたアパートや劇場、広場での亡くなられた人達への嘆き。
それくらいな物なのです。

でも、僕達は沢山の願いを込めた歌が決して途切れぬように、嘆きの声に消えて終わらぬように。

忘れないで。

僕は信じてる。

また、いつか必ず歌が甦りますように。


「ハレルヤ」

10 階建てのアパートの
6 階の右から 3 番目に
君は家族と住んでいたよね
学校に向かう途中で
見上げると君はベランダの
花に水をあげていた
ハレルヤ 
ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ

夕暮れ時の子供達
お母さんが呼ぶ声を無視すように
いつまでもサッカーボールを追いかけていたよね
いつかはスペインやイングランドの
大きなクラブでプレイするって
みんなで夢を語り合った
ハレルヤ

2008 年の 6 月には
独立広場で君と一緒に
ポール・マッカートニーのライヴを観たよね
あの日、ポールが歌ってくれた
ジョン・レノンの「平和を我らに」を
みんなで一緒に歌った
ハレルヤ

とても古いけれど
いつもきれいなこの劇場が
ぼくたちは大好きだったんだよね
崩れ落ちてしまった劇場に
あの日鳴り響いた歌よ
いつかまた響き渡れ
ハレルヤ

10 階建てのアパートの
たくさんの部屋のひとつひとつに
それぞれの暮らしがあったはずだよね
今、崩れ落ちた瓦礫の中にある
写真たてやぬいぐるみやスケッチブックが
語りかけてくる声が聞こえるか
ハレルヤ
ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ