野球のチケットの話 Part1【追記あり】
先日のブログ「久しぶりのプロ野球観戦(西武球場)」の中で、紙のチケットが嬉しかったという事を書きました。(↓これ)
というのは、私、野球に限らず、チケットの半券を集めているのです。
集めているといっても、コレクションをしているわけではなく、なんとなく捨てられずにとっておいてある。という感じ。
小学生時代のものは、ノートに貼り付けてあって、その後、アルバムに貼り付け、さらにその後は、適当に箱の中にぶち込んであります。
しかし、中学~高校時代からのチケット半券アルバム2冊が行方不明で、残念な事にその時期の物がごっそり抜け落ちています。(Bob Dylan初来日、78年のDavid Bowie、Roxy MusicやDEVO、Police、Go-Go’sなどなど来日公演系が多かった)
その時期の物でも、若干発掘できた物もあるのですが多くはアルバムと共に行方不明。
とりあえず手元に残っている物から、小学生時代に行った野球のチケットをお見せしつつ、それに纏わる思い出話などを披露したいと思います。
これは何年の物か書いていないのだけど、1970年か1973年の物と思われます。
後楽園球場のネット裏BOX SEAT席。
父親がよからぬ手段で(おそらく)法外な価格で手に入れた物。
うちの父の感覚(主に金銭面)はちょっと浮世離れしたところがあって、平気でこういうものを手に入れてしまうのです。時効だと思うし容疑者(父)は既に死亡しているので、具体的な状況を書くと「ちょっとここで待ってろ。」と、子供の私を球場近くに残し、見知らぬ男とタクシーに乗り込む父、その辺を1周して戻ってくると、父の手にはブツ(チケット)が。タクシー内で謎の取り引きが行われていた模様。
この後、掲載するチケットもほぼそうやって手に入れた物。
違法行為で手に入れたチケットで野球を観て本当にごめんなさい。
このBOX SEAT席で観て一番印象的だったのは、キャッチャーのミットにボールが納まる音や、打撃音のみならず、ピッチャーが投げたボールの風切り音までもすごい迫力で聞こえてきた事。半世紀前の事なのに未だに忘れられません。
中日戦のチケットが多いのは、当時、私が中日のファンだったから。
理由は、ユニフォームの青とDragonsの字体が筆記体でかっこよかった事。
高木守道とか中利夫とかアームストロング・オズマ(?)とか、好きな選手も多かった。
1971年オールスター戦のチケット。さすがにオールスター戦、お値段も高ければ、チケットのデザインや印刷も豪華。オールスターを観たのは、この1度だけ。オールスター戦は、この頃は、けっこう本気度が高くて熱い試合をしていたような印象なのですが、ある時期から、遊び感が強くなり興味が薄れました。そんな事を考えているとなんとなく掛布選手の顔が浮かんできます。掛布選手がお遊び感覚でオールスターゲームに出ていたというわけではなく、あくまでもイメージ(笑顔が強い)。
川崎球場にも2~3回行っているはずなのだけど、半券が残っているのはこれだけ。
これもきっと違法に入手した物に違いない。
転じて、これだけは正当に入手したチケット。
というのは、1人で行って、1人でチケットを買って(100円!)、観戦した記憶があるから。
当時、10歳だけど、埼玉から東京まで、ひとりで映画を観に行ったり、野球を観に行ったりしていました。
学校のルールでは、隣町にすら1人で行ってはいけなかったはず。
チケット購入に関して違法行為をしていないけど、学校の規則には違反しているという・・・・・・
ちなみに、チケットには対戦相手が書いてありませんが、巨人-阪神戦でした。
この時期、野球はもっといっぱい観に行っているはずなのだけど、半券が残っているのはこれだけ。
駒沢球場や川越初雁球場での2軍戦なんかも観にいっていたけど、チケットはなかったのかな?子供はタダとか?その辺の記憶は曖昧。
【追記】
箱の中に適当に入れてあるチケットを漁っていたら、1978年物のチケットが1枚出てきたので、追加掲載いたします。
上に掲載したものから、数年後ですが、この数年の間に、私、小学生から高校生になっています。
そして小学生の時よりも記憶が薄くなっています。
なんせこの試合、誰と行ったのか、全く憶えていないのです。
巨人戦だから、まあ父親(巨人ファン)と行ったのでしょうが、高校生の時に父と2人で出かけるとは、ちょっと考えづらい。
チケットを見ると、長嶋監督で王さんはまだ現役の時代か。
私は当時、広島ファン。なんといっても江夏がいたし、衣笠大好きだったし、ギャレット、ライトルも大好きでした。
(私、球団が好きになるというよりも、その時々で好きな選手が多い球団を主に応援する傾向があります。ここのところセ・リーグではヤクルト)
そう考えると「たまには行きますか。」って感じで、父と行ったような気も若干ながらしてきました。
う~ん、いや、行った。父と行ったな。たぶん。
だとしたら、これが父親との最後の野球観戦。
この後は、主に西武ライオンズ観戦の時代が始まるのです。