アコースティック音楽嗜好 ‐80‐

アコースティック音楽嗜好 ‐80‐

お気に入りのアルバム 1

お気に入りのアコースティック音楽系アルバムを思いつくまま、その時の気分で取り上げたいと思います。
第1回目は

America『Back Pages』(2011年発売)

アメリカというと、私が中学2~3年生ぐらいの時に「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」がヒットしていて、毎日のようにラジオから流れていました。
アコースティックギターのコードストロークにのせて、印象的なスライドギターではじまる、ポップな曲で、私の好みにどストライク。
当時シングル盤を購入し、その後、「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」が収録されたアルバム『Hearts』も購入、他のアルバムも中古レコードでコツコツと集めたものです。

私より前の世代では、デビューヒットの「名前のない馬」に思い入れがある方も多いでしょう。

そのアメリカ、2020年頃にデビュー50周年という事で、その前後、たくさんのベスト盤、編集盤、ライヴ盤などが次々と発売されました。その辺、全然ちゃんとフォロー出来てないのですが、その10年ほど前に出たこのアルバム『Back Pages』は、発売時にしっかりと手に入れ、愛聴してきました。

これは、カヴァー・アルバムなのですが、実にアメリカらしい、美しいカヴァー・アルバム。

取り上げている曲は「Woodstock」「Caroline No」「Time of the Season」など有名な曲が多く、どれも原曲への深い愛が感じられる、アレンジ、演奏、歌。

全曲素敵なのですが、その中で、特に思いを寄せている曲を3曲紹介します。
1曲目、2曲目とラストの曲。

1曲目「America」
Americaが演奏する「America」
シャレというかお洒落というか、曲はサイモン&ガーファンクルのあの「America」

後半ちょっと大仰過ぎる気もするけど、そんなところにも原曲へのリスペクトを感じます。

2曲目「Sailing to Philadelphia」

原曲は、マーク・ノップラーの2ndソロ・アルバムのタイトル曲で、マーク・ノップラーとジェイムス・テイラーのデュエット。独特のくせと深みのある2人が歌っている曲ですが、アメリカらしく若干爽やかな感じの歌声でカヴァーしています。原曲とは違った魅力のあるカヴァーで、しかも原曲の良さも伝わる。これはこれでかなり好き。大好き。そして選曲が素晴らしい。

ラストに収められた曲「My Back Pages」


ボブ・ディランの名曲「My Back Pages」のカヴァー
ピアノとアコーディオン(?)をバックにゆっくりとしたペースで歌わるこのカヴァーを聴いていると、改めてこの曲の美しさに感じ入ります。

気に入った人は、ぜひアルバムも聴いてみて下さい。
全曲、それぞれの良さが光るカヴァーになっています。



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