13時45分、無事おかりや到着。
しかし、私たちには、ひとつ問題があった。
足尾辺りを走っている時には、
「さてお昼ご飯は、日光の近くで何か食べましょうか?それとも宇都宮へ直行して餃子を食べましょうか?」
なんて調子で気楽に考えていたのですが、日光の街中渋滞、そしてなんと言っても今市での謎渋滞で、予想以上に時間をとられてしまい、食事どころか休憩もままならない状態でのおかりや着となってしまったのです。
これから先は、サウンドチェックなどもあるので、食事のタイミングをどうするか?というか食事をする時間はあるのか?という懸念。
まあ、サウンドチェック後、自分たちの出番までには時間があるので、外に食べに行くという手もあるにはあるけれど、せっかく私たちのLIVEのオープニングアクトとして出てくれる人たちの演奏も観ずに外に出ていくという失礼な事はしたくないし、何より演奏を楽しみたいという気持ちがあるのです。
すると、おかりや店長(店長であってる?)の陽子さんから「天津飯みたいなものでよければ食べますか?」と、(まるで私たちの心を見通せる)天使かのようなお声がけがあり、もちろん二つ返事で「いただきます!」と。
無事、他の方々のサウンドチェック中に腹ごしらえ完了!
私たちもサクっとサウンドチェックを終え、あとは出番を待つばかり。
ほぼ時間通りに開演、オープニングアクトは、出演順に泥うさぎ、Whiplash、MAORの3組。
それぞれ転換込みで30分という短い時間ですが、しっかり聴かせていただきました。
良い雰囲気を作っていただきありがとうございました。
泥うさぎさんが「ハレルヤ」を歌ったのには、ちょっと驚きました。
実は、YouTubeで泥うさぎさんの動画をいくつか観ていたので、Tom Waitsやるかな?と期待していたのですが、今回の洋楽カヴァー物は、Jeff Buckley版に近い感じの「ハレルヤ」でした。
私たちのセットリストにも「ハレルヤ」があって、かぶってしまうのですが、私たちのは日本語の歌詞だし、アレンジもどるしゃあ風だし、聴いている人もきっと「あれ?さっきの曲と同じ?だけど違う?」みたいな感じで、面白く受け止めてくれるのではないかと考え、そのまま決行。
せっかくの良い雰囲気をぶち壊すような暗黒な感じでごめんなさい、な第1部。
セットリストは
- スケッチ
- 電気のダンス
- 森
- 明るい未来
- 悪魔を憐れむ歌(The Rolling Stones 日本語カヴァー)
15分休憩をはさんでの第2部は、イタリア曲なども織り交ぜておとなしめに。
セットリストは
- Universal Soldier (DONOVAN 日本語カヴァー)
- Hallelujah(Leonard Cohen 日本語カヴァー)
- 戦禍の街
- 混乱の街
- 滅びの街
- 湖の街
- 月影のダンス
- Emiliani
- Caffè Florian
- Brescia
- boy
(アンコール) - ばるぼらの歌
- 東京(Country Road日本語カヴァー)
たっぷりとやらせていただきました。ありがとうございます。
客席をながめていると、中には飽きてしまった方もいるようでしたが、何人かの心の奥深いところに、しっかりと届いたのではないかと確信しています。
どるしゃあの音楽って、多くの人に受け入れてもらえるようなものではないようなので、それで良いのかと思います。誰かの心にしっかりと届けばOK!
ただ、自分自身の気持ちとしては、変な物、偏った物を作っているつもりは全くないので、出来れば多くの人に楽しんでいただきたいとは思っているのですが・・・無理か?
演奏終了後に、またしても天使の声がして、ピザをいただきました。
ぜいたくなトッピングでとてもおいしかったし、演奏後にちょうど良い感じの質感。
そして残っていた方々と(帰ろうと外に出た何人かも呼び戻されて)集合写真。
こういう写真、自分たちではなかなか撮れないので、ありがたいです。
素敵な場を用意してくれて、何から何までお心遣いいただいた、おかりやの店長、マスターには、大感謝です。
そして、オープニングアクトの皆様、集まってくれた皆様、本当にありがとうございました!
ぜひ、またよろしくお願いします!
そんな思いを胸に、キッチンカフェおかりやを後にした、どるしゃあ。
宇都宮駅でしゃあみんと分かれて、私は一路S玉県の自宅へと車を走らせる。
するとどうでしょう!?
知らないうちに、東北道と圏央道がつながっていて家の近くまで高速で行けるではありませんか。なんと1時間30分で家に着いてしまいました。(マジか!?)
わしの若い頃には、家から東北道に乗るまでに1時間30分以上かかったものじゃが。